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LADY NAVIGATION

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B'z > 作品リスト > LADY NAVIGATION
「LADY NAVIGATION」
B'zシングル
初出アルバム『B'z The Best "Pleasure"
B面 Pleasure'91 〜人生の快楽〜
リリース
規格
ジャンル
時間
レーベル
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続・通算3週、オリコン
  • 週間6位(オリコン・再発盤)[2]
  • 1991年4月度月間1位(オリコン)
  • 1991年5月度月間2位(オリコン)
  • 1991年6月度月間11位(オリコン)
  • 1991年度年間7位(オリコン)[3]
  • B'z シングル 年表
    • LADY NAVIGATION
    • (1991年)
    B'z The Best "Pleasure" 収録曲
    愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
    (7)
    LADY NAVIGATION
    (8)
    太陽のKomachi Angel
    (9)
    ミュージック・ビデオ(short ver.)
    「LADY NAVIGATION」 - YouTube
    テンプレートを表示

    LADY NAVIGATION」(レディ・ナビゲーション)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。1991年3月27日にBMGルームスより8作目のシングルとして発売された。

    概要

    [編集]

    前作『愛しい人よGood Night...』より約5か月ぶりのリリースで、デビューの頃より使用していた初代B'zロゴが使用された最後のシングル。発売日の1991年3月27日は松本の30歳の誕生日であり、当時のインタビューで松本は「僕の生誕30周年記念シングル」と冗談めかして語っていた[4]

    オリコン集計では、B'z初のミリオンセラーを達成したシングルである[5][6]。そして本作より、20thシングル『Real Thing Shakes』まで13作連続ミリオンセラーの記録を作ることとなる。チャートインは計56週 (再発盤含む) を記録し、B'zのシングルとしては最多である。オリコン集計による累計売上はミリオンを突破した。日本レコード協会からはトリプル・プラチナ[注 1]認定を受けた[1]

    松本がかつてサポートメンバーとして参加していたTM NETWORKのメンバーの小室哲哉は、本作のミリオンセラーが今後を考えさせられるきっかけになったと述べている[8]

    この曲で、1991年の第24回日本有線大賞で「最多リクエスト歌手賞」を前年に続き2年連続で受賞した[9]。また、第6回日本ゴールドディスク大賞ではベスト5シングル賞を受賞した[10]

    2003年3月26日にリマスタリング、12cm化で再発売された。

    収録曲

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    8cmCD
    全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・明石昌夫
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「LADY NAVIGATION」稲葉浩志松本孝弘
    2.「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」稲葉浩志松本孝弘
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. LADY NAVIGATION
      • カネボウ化粧品 '91夏のイメージソングのために書き下ろされた楽曲で、歌詞の中では当時のカネボウの商品だった「NAVI」がフレーズとして使われている[4]
      • 前2作とは異なり、再びデジタル・ナンバーとなっている。
      • 原曲はオリジナル・アルバムには収録されておらず、ベスト・アルバムB'z The Best "Pleasure"』で初収録となった。バージョン違いも存在する(後述)。
      • ライブでは2003年のシークレットライブ『B'z SHOWCASE 2003 "IT'S SHOWCASE!!"』のオープニングナンバーとして約9年ぶり(オリジナルバージョンとしては『B'z LIVE-GYM '91〜'92 "IN THE LIFE"』以来約11年ぶり)に演奏された。その後2013年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』、2023年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』で演奏された[11][12]
    2. Pleasure'91 〜人生の快楽〜
      • 歌詞の中に「マーシャル」が登場する。
      • ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』の収録曲を決めるファン投票で8位にランクインした。なお、このベスト・アルバム発売前のCMではこの曲のイントロ部分が使われた。
      • B'zのライブツアーのひとつである『Pleasureツアー』にて多く演奏されており、年ごとにアレンジや歌詞の一部を変えて演奏される(詳細は後述)。なお、ライブでは、再録バージョンでも毎回継承されている末尾のキーボードパートが省略され、イントロ冒頭のフレーズで終わることが多い。

    タイアップ

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    参加ミュージシャン

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    バージョン違い

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    LADY NAVIGATION

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    「LADY NAVIGATION」のバージョン違いとして、以下のものがある。

    LADY NAVIGATION 〜Cookie & Car Stereo Style〜
    3rdミニ・アルバムMARS』収録。歌詞が全英詞になり、アレンジはロック色が強くなっている。
    LADY NAVIGATION
    タイトル表記はオリジナルと同じであるが、アレンジは原曲とは大幅に異なり、アコースティックブルースとなっている。歌詞は全英詞だが、上記の「Cookie&Car Stereo Style」とは一部異なっている。
    7thオリジナル・アルバム『The 7th Blues』と韓国限定発売のミニ・アルバム『DEVIL』に収録。

    Pleasure’91 〜人生の快楽〜

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    B'zのライブツアーには『Pleasureツアー』と冠されたものがあり、そのツアーでは一部の年を除いてほぼ毎回本曲が演奏されている。その際は演奏される年ごとにアレンジと歌詞の一部が変更されており、それに伴い曲名が「Pleasure ○○ 〜人生の快楽〜」(○○には年代が入る)に変更される[注 2]

    変更される歌詞は、主に2番Aメロの部分である。内容は、91年バージョン(原曲)の歌詞に登場した「あいつ」のその後の物語が、タイトルに含まれる「○○年」の時期と連動して展開している。

    Pleasure'92 〜人生の快楽〜
    1992年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"』で初披露。歌詞は変更されていない。
    未音源化、かつ映像作品にも未収録である。
    Pleasure'95 〜人生の快楽〜
    1995年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"』で初披露。
    映像作品『"BUZZ!!" THE MOVIE』に収録。未音源化。
    Pleasure'98 〜人生の快楽〜
    ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』に収録。
    収録曲を決める際のファン投票で原曲が8位にランクインした際に、原曲ではなく98年バージョンとして収録された。
    このバージョンのみ、ライブでは披露されていない。
    Pleasure 2000 〜人生の快楽〜
    2000年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』で初披露。
    映像作品『B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜』に収録。未音源化。
    Pleasure 2003 〜人生の快楽〜
    2003年に行われた『B'z LIVE-GYM 2003 The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』で初披露。
    映像作品『Typhoon No.15 〜B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!" in 渚園〜』に収録。未音源化。
    Pleasure 2008 〜人生の快楽〜
    ベスト・アルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』に収録。
    映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』に収録。
    「'91」以外のバージョンで音源化されライブ演奏もされているのはこのバージョンのみである。
    福岡ソフトバンクホークス投手又吉克樹の登場曲である。
    Pleasure 2013 〜人生の快楽〜
    2013年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』で初披露。
    映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-』に収録。未音源化。
    Pleasure 2018 〜人生の快楽〜
    2018年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』で初披露。
    映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』に収録。未音源化。
    Pleasure 2023 〜人生の快楽〜
    2023年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』で初披露[11][12]
    映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』に収録。未音源化。

    収録アルバム

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    LADY NAVIGATION

    Pleasure'91 〜人生の快楽〜

    ライブ映像作品

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    LADY NAVIGATION

    Pleasure'91 〜人生の快楽〜

    脚注

    [編集]

    注釈

    [編集]
    1. ^ 当時の基準で出荷枚数120万枚[7]
    2. ^ 2001年に行われたアジアツアー『B'z LIVE-GYM in Taipei 2001』、『B'z LIVE-GYM in Hong Kong 2001』では曲名と歌詞を原曲から変更せずに演奏された[13]

    出典

    [編集]
    1. ^ a b 日本レコード協会 ミリオン以上認定作品」『The Record』第443号、日本レコード協会、1996年10月1日、4頁。 
    2. ^ ■ オリコン ENTERTAINMENT SITE”. オリコン (2003年4月7日). 2003年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月27日閲覧。
    3. ^ “「どんなときも。」で見せたアーティスト・槇原敬之の本質を丁寧に作品へと映させた『君は誰と幸せなあくびをしますか。』”. OKMusic (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2019年5月22日). https://web.archive.org/web/20190609175555/https://okmusic.jp/news/338057 2019年11月29日閲覧。 
    4. ^ a b 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、49頁。 
    5. ^ “【レポート】『B'z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018』の全貌”. BARKS (株式会社ジャパンミュージックネットワーク). (2018年4月11日). https://www.barks.jp/news/?id=1000153816 2018年12月26日閲覧。 
    6. ^ “B'z 30周年、初の大型展示「SCENES」東京・有楽町で - 秘蔵映像や衣装、私物など公開”. ファッションプレス (株式会社カーリン). (2018年4月14日). https://www.fashion-press.net/news/38062 2018年12月26日閲覧。 
    7. ^ ゴールドディスク認定”. 日本レコード協会. 2020年10月23日閲覧。
    8. ^ “小室哲哉が90年代に直面した「ミリオンセラーの壁」…B'zの大ヒットから考えた「ひとつの答え」”. 現代ビジネス (株式会社講談社). (2024年6月15日). https://gendai.media/articles/-/131601?page=3 2024年6月16日閲覧。 
    9. ^ B'zさんの受賞履歴 : 日本有線大賞”. 有線放送キャンシステム株式会社. 2019年11月27日閲覧。
    10. ^ 第6回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 6th|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会 (1992年). 2019年11月27日閲覧。
    11. ^ a b “B’z、無数の“STARS”と分かち合った35年分の思い「皆さんこそがB’zにとって最大のHERO」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2023年9月27日). https://natalie.mu/music/news/542348 2023年9月27日閲覧。 
    12. ^ a b “【ライブレポート】B'z、何が起ころうとも変わらぬ誠実さと誉れ高きプロ意識”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2023年9月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000240306 2023年9月27日閲覧。 
    13. ^ 『B'zザ・クロニクル』幻冬舎、2018年、340頁。ISBN 978-4-344-03335-1