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いつかのメリークリスマス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B'z > 作品リスト > FRIENDS > いつかのメリークリスマス
いつかのメリークリスマス
B'z楽曲
収録アルバムFRIENDS
リリース1992年12月9日
ジャンルJ-POP
時間5分37秒
レーベルBMGルームス
作詞者稲葉浩志
作曲者松本孝弘
プロデュース松本孝弘
その他収録アルバム
後述を参照
後述を参照
チャート順位
FRIENDS 収録曲
FRIENDS
(Prologue)
いつかのメリークリスマス
(SCENE 1)
僕の罪
(SCENE 2)
B'z The Best "Treasure" 収録曲
MOTEL
(12)
いつかのメリークリスマス
(13)
RUN -1998 Style-
(14)
The Ballads 〜Love & B'z〜 収録曲
いつかのメリークリスマス
(1)
ALONE
(2)
B'z The Best "Pleasure II" 収録曲
HOME
(5)
いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜
(6)
熱き鼓動の果て
(7)
House Of Strings 収録曲
WHITE CHRISTMAS
(1)
いつかのメリークリスマス
(2)
sasanqua〜冬の陽
(3)
B'z The Best "ULTRA Pleasure" 収録曲
ZERO
(6)
いつかのメリークリスマス
(7)
愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
(8)

いつかのメリークリスマス」は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。

概要

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オリジナル音源は、1992年12月9日にリリースされたミニ・アルバム『FRIENDS』に収録されているものである。シングルカットはされておらず、B'zの中でも人気のある楽曲のひとつである。B'zのベスト・アルバムには高い頻度で収録されており、それに伴い後述のような多くのバージョンが制作されている。

この曲についてメンバーの松本は、「数あるB'zのバラードの中でもメロディと歌詞のバランスが良く、特に気に入っている1曲」[5]と語り、また稲葉は「『FRIENDS』というコンセプトアルバムの中の曲という事で、ストーリーにとても気を付けて作詞した」[5]「これほどまでに皆さんに愛される曲になるとは想像できなかった」とコメントしている。また、2021年のインタビューで稲葉はこの曲を歌いこなすことについてずっと苦手意識を持っており、現在はスッと歌えていると語っている[6]

人気

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B'zのベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日発売)の収録曲を決める際のファン投票では6位にランクインし収録されたほか[7]TBS系『COUNT DOWN TV』の「クリスマスに聴きたい歌」アンケートでは、1997年から2006年まで9年連続1位を獲得(2007年は2位[8]、2011年は2位)[注 2]テレビ朝日系『ミュージックステーション』のリクエストランキングでも頻繁に登場し、自身の好きな楽曲のひとつにこの曲を挙げるアーティストもいる。テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』の「クリスマスソング・セレクション」では、「発表以来長く愛されているクリスマス・ナンバー」「クリスマスの定番曲となった屈指のバラード」として選出された。

カラオケでも人気があり、第一興商調べによる「クリスマスソングの歴代カラオケリクエスト数ランキング」(集計対象期間:1994年1月〜2012年12月15日)では、本曲が1位となった[10]。番組内では、「幅広い世代の男女に人気がある」「クリスマスシーズンに限らず歌われている」と解説された。

2011年には後述のタイアップもあって、レコチョク調べによる「着うたフル総合ランキング」[11]11月29日付(89位)で初登場。その後、同12月6日付 (30位)、同12月13日付 (11位)[12]と順位を上げてゆき、同12月20日付 (8位)[13]において、楽曲の発表から20年目にして初のTOP10入りとなった。

フェイス・ワンダワークスが2015年に発表したGIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において15位にランクインした[14]

参加ミュージシャン

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タイアップ

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バージョン違い

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いつかのメリークリスマス
編曲は松本孝弘と明石昌夫の共作。
通常バージョン。
いつかのメリークリスマス (Reprise)
ピアノによるインストゥルメンタル
いつかのメリークリスマス (TV STYLE)
通常バージョンからボーカルを抜いた、いわゆるオフボーカルバージョン。
いつかのメリークリスマス(『The Ballads 〜Love & B'z〜』の隠しトラック)
アルバムの15曲目「SNOW」終了後に無音を挟んで収録されているバージョン。グルーヴ感溢れるアレンジとなっている[15]
いつかのメリークリスマス
TBS系『恋するハニカミ!』にて2004年10月15日よりO.A.された、番組用にリミックスしたバージョン。
いつかのメリークリスマス アンプラグド ver.
TBS系『恋するハニカミ!』2004年12月3日よりO.A.された、番組用にリミックスしたバージョン。2004年12月4日よりBEING GIZA STUDIO内にて期間限定で配信された。
いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜
編曲は松本孝弘、稲葉浩志、徳永暁人の共作。
「いつかのメリークリスマス アンプラグド ver.」の再アレンジバージョン。
伴奏はベルの音色とアコースティック・ギターで構成され、ボーカル・パートには多重コーラスになっている箇所が含まれている[16]
いつかのメリークリスマス (『House Of Strings』)
松本によるギターを主旋律にし、ヴァイオリン(第一ヴァイオリン 6名、第二ヴァイオリン 4名)、フルートピッコロオーボエクラリネットチェロヴィオラハープコントラバスティンパニー、ピアノ、ロールドラムという管弦楽団の編成によるインストゥルメンタル。
松本のアルバム『Strings Of My Soul』(初回限定盤)の特典DVDに同曲のミュージック・ビデオが収録されており、歌詞の内容を踏まえたとおぼしき古びた椅子が登場する。
いつかのメリークリスマス 〜FRIENDS III edit〜
ミニ・アルバム『FRIENDS III』の初回限定盤に付属しているDVDにミュージック・ビデオとして収録。収録に伴い新たにレコーディングされた[17]。現在、音源のみのリリースはされていない。

演奏披露

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CM

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2011年放送のペプシコーラCMで、サビの一部分のみではあるがB'zメンバーが「いつかのメリークリスマス」を演奏しているシーンが採用されている。


テレビ番組

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音楽番組での演奏は以下の4回である。

ライブ

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演奏披露された公演は以下の通りである。

  • SECRET GIG "Merry Xmas メリーさんの羊が一匹・聖しこの夜"
    • 1994年12月25日 (札幌ペニーレーン24)

収録アルバム

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FRIENDS』 (1992年12月9日)

2曲目に通常バージョン、8曲目にいつかのメリークリスマス (Reprise)を収録。

B'z TV STYLE II Songless Version』 (1995年12月20日)

15曲目にいつかのメリークリスマス (TV STYLE)を収録。

B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日)

13曲目にリマスタリングされた通常バージョンを収録。収録曲を決める際のファン投票で6位に選ばれ収録となった。

The Ballads 〜Love & B'z〜』(2002年12月11日)

1曲目にリマスタリングされた通常バージョン、最終トラックの「SNOW」終了後、数秒間の間をおいて別アレンジバージョンを収録。

House Of Strings』(2004年11月24日)

松本のソロ作品『House Of Strings』の2曲目に、松本と東京都交響楽団とのコラボレーションによるインストゥルメンタルバージョンを収録。

B'z The Best "Pleasure II"』(2005年11月30日)

6曲目にTBS系『恋するハニカミ!』のテーマソングになった新バージョンいつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜を収録。

B'z The Best "ULTRA Pleasure"』(2008年6月18日)

7曲目にリマスタリングされた通常バージョンを収録。

ライブ映像作品

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他アーティストによるカバー

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公式にリリースされている音源では、以下のアルバムに収録されている。

また、テレビやラジオ番組では、aiko安室奈美恵Gackt浜崎あゆみ[22]矢口真里吉岡聖恵 (いきものがかり)、TAKAHIRO (EXILE)、伴都美子 (Do As Infinity)、鬼龍院翔 (ゴールデンボンバー)、寺崎裕香、川畑要THE RAMPAGE from EXILE TRIBE[23]など。

ライブでは、元第3期WANDS松元治郎 (旧:和久二郎)[24]平井堅[25]奥華子MAY'S[26]Daisy×Daisy[27]パク・ジョンミン[28]UVERworld[29]などがこの曲をカバーしたことがある。

脚注

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注釈

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  1. ^ 「いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜」での認定
  2. ^ 例として2003年の投票結果[9]

出典

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  1. ^ Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2012年1月2日). 2020年7月13日閲覧。
  2. ^ Billboard Japan Top Download Songs | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2019年12月25日). 2023年12月31日閲覧。
  3. ^ 田口幸太郎(編)「GOLD DISC 2012年1月度」『The Record』第628号、日本レコード協会、2012年3月10日、14頁。 
  4. ^ a b 水村雅博(編)「GOLD DISC 2011年1月度」『The Record』第616号、日本レコード協会、2011年3月10日、14頁。 
  5. ^ a b 『be with!』第56巻、B'z Party、2002年12月。 
  6. ^ 稲葉浩志『「ロックごっこ」の延長を、まだずっとやってるだけーー走り続けて33年、稲葉浩志が語るB'z、そしてコロナ禍の葛藤』(インタビュアー:Akimasa Munekata)、ヤフー株式会社、2021年12月13日https://news.yahoo.co.jp/articles/2cfb1dceb46b90fe9006208aa8d636533b00df0e?page=42021年12月17日閲覧 
  7. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、237頁。 
  8. ^ CDTV
  9. ^ クリスマスに聞きたいこの1曲
  10. ^ “ヒルナンデス!公式サイト 2012年12月24日放送内容”. 日本テレビ. http://www.ntv.co.jp/hirunan/monday/2012/12/24 2012年12月24日閲覧。 
  11. ^ “一般社団法人 日本レコード協会|各種情報 (レコ協チャート「着うたフル(R)」)”. 日本レコード協会. (2011年12月20日). オリジナルの2011年12月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111206121423/http://www.riaj.or.jp/data/others/weekly_chart/2011s.html 2011年12月22日閲覧。 
  12. ^ “12/13付「着うたフル」レコ協チャートを公表”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2011年12月16日). https://web.archive.org/web/20160304211703/http://www.musicman-net.com/business/14112.html 2011年12月22日閲覧。 
  13. ^ “12/20付「着うたフル」レコ協チャートを公表”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2011年12月22日). https://web.archive.org/web/20160304210545/http://www.musicman-net.com/business/14280.html 2011年12月22日閲覧。 
  14. ^ “スマホ時代に着信メロディ復活元年 GIGAエンタメロディ「着信メロディ15年間ランキング」発表 歴代No.1アーティストはEXILE”. PR TIMES (株式会社 PR TIMES). (2015年1月20日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000007443.html 2021年10月28日閲覧。 
  15. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、77頁。 
  16. ^ “『B'z The Best “Pleasure II”』全曲試聴&全曲解説”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2005年11月29日). https://www.barks.jp/news/?id=1000015295 2019年11月23日閲覧。 
  17. ^ “B'z新作「FRIENDS III」初回盤DVDに「いつかのメリークリスマス」撮り下ろしMV収録”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年10月22日). https://natalie.mu/music/news/450492 2021年10月28日閲覧。 
  18. ^ 出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年3月7日閲覧。
  19. ^ 出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年3月7日閲覧。
  20. ^ “『CDTVスペシャル! クリスマス音楽祭2017』出演者&歌唱曲第1弾発表 B'z、平井堅ら6組”. リアルサウンド. (2017年12月11日). https://realsound.jp/2017/12/post-137776.html 2019年9月23日閲覧。 
  21. ^ “エリック・マーティン、『MR. VOCALIST X'MAS』の聴きどころ”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年11月8日). https://www.barks.jp/news/?id=1000055048 2019年9月23日閲覧。 
  22. ^ “浜崎あゆみから「最高のクリスマスプレゼント」 無観客YouTube配信で見せた「復活の糸口」”. J-CAST ニュース (株式会社ジェイ・キャスト). (2020年12月25日). https://www.j-cast.com/2020/12/25401917.html?p=all 2021年3月7日閲覧。 
  23. ^ “「2019 FNS歌謡祭」東方神起は「Guilty」で22:00以降に出演!第2夜タイムテーブル発表”. K-PLAZA. (2019年12月11日). https://k-plaza.com/2019/12/tvxq-193.html 2019年12月25日閲覧。 
  24. ^ 安保一生 [@Issei_Ambo] (2012年12月4日). "セットリスト。見れるかな??". X(旧Twitter)より2019年9月23日閲覧
  25. ^ “【ライヴレポート】平井堅、クリスマス・イヴに15周年ツアーのファイナル公演を開催「こんなに喜びを感じるものはありません」”. https://www.barks.jp/news/?id=1000097888 
  26. ^ “MAY'S クリスマスライブでGLAYやB'zなどカバー、秘蔵楽曲も”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2012年12月26日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/9224/2 2019年9月23日閲覧。 
  27. ^ 集会のお話(・∀・)その1(2009年12月27日) - デイジーデイジーMiKAオフィシャルブログ Powered by Ameba . 2019年9月23日閲覧
  28. ^ “【公演レポ】パク・ジョンミン(SS501)、幻想的なチャペルでのクリスマスコンサートでクリスマスソングをファンと大合唱&未発表曲も初披露”. wowKorea (エイアイエスイー株式会社). (2018年1月9日). https://s.wowkorea.jp/section/report/read/204698/ 2021年8月23日閲覧。 
  29. ^ “「今日は、俺のすべてぶつけていいんだよなあーっ!?」UVERworld、TAKUYA∞生誕祭ライヴをレポート!”. rockinon.com (株式会社ロッキング・オン・グループ). (2015年12月24日). https://rockinon.com/news/detail/136306.amp 2021年8月23日閲覧。