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味戸ケイコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

味戸ケイコ(あじとケイコ 、1943年9月27日[1]-)は、日本のイラストレーター絵本作家

経歴

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1943年9月27日に北海道函館市[2] で生まれる。遺愛女子高等学校を経て[3]1965年多摩美術大学[2] デザイン科を卒業する[1][4]

大学卒業後は印刷会社デザインルーム、PR誌を作る制作会社に勤めるが、パニック障害を起こし自宅待機でカット描きを1年間行っていた。会社勤めが合わないことを自覚し、フリーのイラストレーターになる[4]

1971年菊地信義の依頼で『月刊エレクトーン』(ヤマハミュージックメディア)創刊号から1年間の表紙イラストの発注を受け、本格的にデビューする[1][4]。この表紙画がイラスト年鑑に掲載され、1973年に年鑑を見たやなせたかし原田奈翁雄からそれぞれ雑誌『詩とメルヘン』(サンリオ)、雑誌『終末から』(筑摩書房)の表紙画の依頼が舞い込み、以後、各方面で活躍する[1][4]。新聞連載の挿絵や、ミュージシャンとのコラボレーションも多い[5]

東京都青梅市在住[5]

K美術館静岡県三島市)では、作品の常設展示がされている[4]

画集

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絵本

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挿絵・表紙

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  • 『花のにおう町』(安房直子、岩崎書店、1983年10月、ISBN 978-4265928026
  • 『くもん式の俳句カード 春』(くもん出版、1985年11月、ISBN 978-4875762522
  • 『くもん式の俳句カード 夏』(くもん出版、1985年11月、ISBN 978-4875762539
  • 『花豆の煮えるまで―小夜の物語』(安房直子、偕成社、1993年3月、ISBN 978-4035401001
  • 『夢の果て―安房直子十七の物語』(安房直子、瑞雲舎、2005年12月、ISBN 978-4916016584
  • 『雪の断章』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2006年12月)
  • 『忘れな草』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年1月)
  • 『花嫁人形』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年2月)
  • 『風花の里』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年2月)
  • 『榛家の伝説』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年4月)
  • 『罪灯』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年6月)
  • 『罪・万華鏡』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年6月)
  • 『恋愛今昔物語』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年8月)
  • 『ながれ星』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年10月)
  • 『影の姉妹』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2007年12月)
  • 『沙霧秘話』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2008年2月)
  • 『水に描かれた館』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2008年5月)
  • 『崖の館』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2008年2月)
  • 『夢館』(佐々木丸美、復刊ドットコム、2008年5月)

アルバムジャケット

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受賞歴

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出典・脚注

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  1. ^ a b c d e f g 味戸ケイコ AJITO Keiko”. スパンアートギャラリー. 2016年1月21日閲覧。
  2. ^ a b 日本児童文学学会 編『児童文学事典』東京書籍、1988年、14頁https://alc.chiba-u.jp/cl/index.html#%E3%81%82 
  3. ^ 8月29日(月) 卒業生『味戸ケイコさん』による講演会がありました! | 遺愛女子中学高等学校ニュース”. 2020年8月20日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 作家インタビュー:味戸ケイコ”. WEB絵本 ザ・ストーリーゲート. 2016年1月21日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ a b c d e 味戸ケイコ原画展 プロフィール” ("PDF"). 青梅市中央図書館. 2016年1月25日閲覧。[リンク切れ]