風見鶏 (さだまさしのアルバム)
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『風見鶏』 | ||||
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さだまさし の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ニューミュージック | |||
レーベル | ワーナー・パイオニア | |||
プロデュース | さだまさし・渡辺俊幸 | |||
チャート最高順位 | ||||
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さだまさし アルバム 年表 | ||||
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『風見鶏』収録のシングル | ||||
『風見鶏』(かざみどり)は、シンガーソングライターさだまさしの1977年7月25日発表のソロ2枚目のオリジナル・アルバムである。
アルバムの概要
[編集]この作品はシングル「雨やどり」のヒット後にリリースされ、50万枚を超す大ヒットとなった。
サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のアレンジを手がけたジミー・ハスケル(Jimmie Haskel)をアレンジャーに迎えて制作している。
アルバム・ジャケットには味戸ケイコによるイラストが用いられた。
累計売上は92万枚を記録[1]。
収録曲
[編集]アナログA面
[編集]- 最終案内
- 空港という喧騒の場にあって、別れの孤独を感じている男性の心境をうたった歌。「この歌には当初、ジェット機の実音で幕を引くつもりだったが、ジミー・ハスケルの弦がより一層効果的に幕を引いてくれたので変更した」と曲紹介に記されている。この後も、さだは空港での別れを歌った曲を数曲作っている(「虹の木」、「東京」、「時計」など)。
- 編曲:渡辺俊幸、弦編曲:Jimmie Haskell
- つゆのあとさき
- 飛梅
- きみのふるさと
- 思い出はゆりかご
- 作曲者である渡辺俊幸に結婚のお祝いとして贈られた歌。しかし歌詞の内容は、別れた恋人を思い出すという内容である。
- 編曲:Jimmy Haskell
アナログB面
[編集]- セロ弾きのゴーシュ
- もうひとつの雨やどり
- 吸殼の風景
- 桃花源
- 晩鐘
- 恋人との別れを、日本古来の美意識を駆使して作られた曲。日本の美を愛するさだは、「この歌をできるだけ歌おうと思っているが、季節が確定している(晩秋)ので、他の時期に歌うと間が抜ける」と、コンサートで話していた。
- 編曲:渡辺俊幸、弦編曲:小野崎孝輔
参加したミュージシャン
[編集]- リード・ボーカル:さだまさし(ヴァイオリン・ソロ A面3)
- アコースティックギター:さだまさし(A面1.3 B面2)、Jerry Cole(A面5 B面2.4)、吉川忠英 (B面1.3)、笛吹利明(B面5)
- 12弦ギター:さだまさし(A面2.4)
- エレキギター:松原正樹(A面1.3 B面1.3.5)
- スティール・ギター:駒沢宏季(A面1)
- ピアノ:大原繁仁(A面2.3 B面1.3.5)、Jimmie Haskell(A面5)、渡辺俊幸(B面5)
- エレクトリックピアノ:大原繁仁(A面1.4)、Clark E. Gassman(フェンダー・ローズ・ピアノ A面5 B面2.4)
- シンセサイザー:渡辺俊幸(ポリモーグ B面3)
- ベース:高水健司(A面1-4 B面1.3.5)、Ray Pohlman(A面5 B面2.4)
- ドラムス:村上秀一(A面1-4 B面1.3)、Gene Pello(A面5 B面2.4)、林立夫(B面5)
- パーカッション:穴井忠臣(A面1.4 B面1.3.5)、さだまさし、渡辺俊幸(A面1)、宅間久善(マリンバ A面1)
- ストリングス:James Getzoff Ensemble(A面 1.2.4.5 B面1.2.4)、多野アンサンブル(A面3 B面5)
「雨やどり」(ボーナス・トラック)
- リード・ボーカル、アコースティックギター:さだまさし
- シンセサイザー:渡辺俊幸
- マリンバ、グロッケンシュピール:宅間久善