国債局
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国債局(こくさいきょく)は明治から大正時代初頭まで大蔵省に設置されていた内部部局。
沿革
[編集]- 1873年(明治6年)9月7日、大蔵省に国債寮を設置。
- 1877年(明治10年)1月11日、国債寮は国債局となる。
- 1886年(明治19年)、公債課、恩給課、計算課を設置。
- 1891年(明治24年)8月16日、特別資金課、照査課を設置。
- 1893年(明治26年)11月10日、計算課、特別資金課、照査課を廃止し、備荒儲蓄金課を設置。
- 1897年(明治30年)4月28日、国債局は廃止となり、理財局の国債課となる。
- 1905年(明治38年)11月20日、臨時国債整理局を設置。
- 1909年(明治42年)11月5日、局名を国債局へ変更し、臨時秩禄課を設置。
- 1913年(大正2年)6月13日、国債局は理財局の国債課、臨時秩禄課の2課となる。
組織
[編集]明治30年の廃局時点
[編集]- 公債課
- 恩給課
- 備荒儲蓄金課
大正2年時点
[編集]- 整理課
- 調査課
- 臨時秩禄課
歴代国債局長
[編集]- 1877年7月 - 1897年4月
氏名 | 就任年月日 | 備考 |
---|---|---|
国債頭 | ||
吉田二郎 | 1873年9月7日 | |
郷純造 | 1874年1月27日 | 心得 |
郷純造 | 1874年6月2日 | 大蔵大承[注釈 1] |
国債局長 | ||
郷純造 | 1877年1月10日 | |
石渡貞夫 | 1882年6月2日 | |
田尻稲次郎 | 1886年1月16日 | 心得 |
田尻稲次郎 | 1886年3月9日 | |
宍戸昌 | 1890年6月25日 | |
田尻稲次郎 | 1891年3月27日 | 銀行局長による心得 |
有島武 | 1891年7月24日 | 関税局長を兼務[注釈 2] |
曽根静夫 | 1893年5月4日 | 心得 |
曽根静夫 | 1893年11月10日 | |
駒井重格 | 1896年4月8日 | 廃局 |
- 1909年11月 - 1913年6月
氏名 | 就任年月日 | 備考 |
---|---|---|
国債局長 | ||
塚田達二郎 | 1909年11月5日 | 再設置 |
若槻禮次郎 | 1910年11月12日 | 大蔵次官による心得 |
山崎四男六 | 1910年11月25日 |
歴代国債局次長
[編集]氏名 | 就任年月日 | 備考 |
---|---|---|
野本高義 | 1886年3月9日 | 1890年6月28日廃止 |