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土浦町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つちうらまち
土浦町
廃止日 1940年11月3日
廃止理由 新設合併
土浦町真鍋町土浦市
現在の自治体 土浦市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
新治郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
隣接自治体 新治郡真鍋町、都和村藤沢村栄村九重村稲敷郡阿見村朝日村岡田村筑波郡小野川村
土浦町役場
所在地 茨城県新治郡土浦町字前川町377番地1
土浦町役場
座標 北緯36度04分54秒 東経140度12分15秒 / 北緯36.08158度 東経140.20406度 / 36.08158; 140.20406座標: 北緯36度04分54秒 東経140度12分15秒 / 北緯36.08158度 東経140.20406度 / 36.08158; 140.20406
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土浦町(つちうらまち)は茨城県の南部、新治郡にあった。現在の土浦市の主要部にあたる。

歴史

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沿革

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地勢

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東西約2.4 km、南北約1.6 km。東に霞ケ浦を望み、南を桜川で隔てられる。低地が多く概ね平坦である。中心市街には商家が密集する。

名所

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  • 霞ケ浦
  • 土浦城
  • 郁文館址 - 外西町。旧土浦藩校。明治6年、新治県師範学校。県合併後に茨城県立第二中学校明治25年、土浦高等小学校。現在の土浦第一小学校の一角にある。
  • 平国香の墓 - 字明神。現在の田中八幡神社。
  • 等覚寺 - 田宿町。八田知家の子・法眼明玄が開基。土浦城西側の堀の内にあり、土塁を隔てて三ノ丸(滅失)に隣接する。銅鐘は国宝である。
  • 神龍寺 - 西門町(現在の文京町)。曹洞宗。
  • 棉津 - 川口町。水郷汽船の発着所。
  • 櫻川 - 別名・筑波川。
  • 銭亀橋 - 水戸街道の櫻川に架かる。慶長8年、旧江戸幕府直轄事業で竣工。
  • 閘門橋 - 川口閘門。湖水の川口川・田町川への逆流を防ぐ。土浦の歴史は洪水との戦いの歴史でもある。
  • 西子岡公園 - 横町。園内に月讀神社を祀る。

地域

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として17町(明治34年)。

  • 内西町(うちにし)
  • 外西町(そとにし)
  • 西門町(にしもん)
  • 本町(ほん)
  • 前川町(まえがわ)
  • 鷹匠町(たかじょう)
  • 築地町(つきぢ)
  • 川口町(かわぐち)
  • 東崎町(とうざき)
  • 田町(た)
  • 横町(よこ)
  • 田中町(たなか)
  • 立田町(たつた)
  • 中城町(なかじょう)
  • 田宿町(たじく)
  • 大町(おお)
  • 中町(なか)

官公署

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新治郡役所

内西町。明治11年、土浦城本丸跡に設置された。

町役場

前川町377番地の1。現況は筑波銀行本店

土浦裁判所

判事5、検事2、書記10など計38名(明治43年)。

  • 沿革 - 明治5年、新治裁判所。明治8年、茨城裁判所土浦出張所。明治9年、土浦区裁判所。明治23年、水戸地方裁判所土浦支部・土浦区裁判所。
  • 管轄 - 土浦区裁は旧新治郡全域、筑波郡の一部および稲敷郡の一部。土浦支部は土浦区裁、竜ケ崎区裁および麻生区裁の管内全域。
土浦警察署

本町。署前には全町を見渡せる火の見櫓があった。現況は多摩川土浦ビル。昭和12年、立田町移転。

土浦監獄
土浦税務署

内西町。新治郡内の国税事務を一手に掌る。現況は関東信越税理士会土浦支部。

土浦郵便局

内西町。明治5年、土浦郵便取扱所として開設。昭和3年に本町、昭和12年に川口町(現況はアーバンスクエア土浦)に移転。

土浦電信局

内西町。明治21年設置。

土浦憲兵分隊

内西町。管轄は新治郡、西茨城郡眞壁郡稲敷郡筑波郡結城郡猿島郡北相馬郡鹿島郡の一部、行方郡および東茨城郡の一部。

歴代町長
氏名 就任日 備考
初代 檜山信可 1889年4月 土浦藩奉行
2代 檜山信邦 1903年8月 千葉県山武郡長、信可の子、在任中死去
3代 稲見明精 1918年3月 静岡県榛原郡長、在任中死去
4代 笹部重道 1920年9月
5代 萩谷徳一 茨城県警察部警務課長、のち茨城県議

全て官選。職務代理者の期間あり。

教育

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土浦幼稚園

経済

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農業に適する田畑は非常に少ない。水産は霞ケ浦の公魚白魚など。の集散も盛んである。

金融

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  • 第五十国立銀行 - 川口町。明治11年開業。水戸や北條に支店があった。土浦五十銀行。
  • 土浦農商銀行
  • 土浦三津和銀行
  • 茨城貯蓄銀行土浦支店
  • 茨城農工銀行土浦支店
  • 常磐銀行土浦支店
    • 土浦中支店

商業

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  • 鬼澤染め物店
  • 國分商店
  • 柴沼醤油
  • 筑波鉄道本社
  • 土浦米穀取引所 - 中城町。
  • 土浦繭糸市場(つちうらけんし) - 本町。大正6年開設。一時は国内有数の取引高を誇り、県内外の製糸工場へ繭糸を送った。
  • 豊島百貨店 - 本町。
  • 小沼養魚場
  • 尾形呉服店(中城)、櫻井家具店(中城)、大久保寫眞舘(小櫻)、上野小間物店(本町)、大國屋、仁水堂薬局(駅前通)、富山百貨店(敷島)、小野文呉服店(本町)、櫻井店(敷島)、川魚料理・服部(三好)、樽井店(仲町)、丸山時計店(外西)、ホワイト撞球場(駅前通)、色川洋服店(中城)

劇場

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  • 小野座 - 明治時代に開館、本町801番地
  • 土浦劇場 - 明治館として1926年開館、匂町3135番地
  • 霞浦劇場 - 1927年開館、東崎町744番地

交通

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南北に国道が貫通、その他大小道が縦横に走る。鉄道は、上野-間に在って土浦停車場あり。水運は稲敷・佐原銚子汽船便を擁する水陸の要衝である。

鉄道

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航路

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朝日丸汽船所が土浦-佐原・大船津を、銚子汽船会社が土浦-銚子を往復営業し、明治大正期における湖上交通の基幹をなした。土浦佐原間は、土浦(川口川の河口)、沖宿、木原、牛渡、有河、志戸崎、井ノ上、五丁田、橋門、麻生牛堀、荒川、佐原の各発着所を結んだ。

乗合自動車

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昭和7年の土浦発着バス路線と経営会社である。

道路

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出身者

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脚注

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  1. ^ 山口 剛(ヤマグチ タケシ)とは”. コトバンク. 2015年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月14日閲覧。

参考文献

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関連項目

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