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埼玉大学

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埼玉大学教育学部から転送)
埼玉大学
埼玉大学正門(2007年5月) 地図
大学設置 1949年
創立 1873年
学校種別 国立
設置者 国立大学法人埼玉大学
本部所在地 埼玉県さいたま市桜区下大久保255
北緯35度51分51.1秒 東経139度36分28.9秒 / 北緯35.864194度 東経139.608028度 / 35.864194; 139.608028座標: 北緯35度51分51.1秒 東経139度36分28.9秒 / 北緯35.864194度 東経139.608028度 / 35.864194; 139.608028
キャンパス 大久保(埼玉県さいたま市桜区)
東京ステーションカレッジ(東京都千代田区
学部 教養学部
教育学部
経済学部
理学部
工学部
研究科 人文社会科学研究科
教育学研究科
理工学研究科
連合学校教育学研究科
ウェブサイト www.saitama-u.ac.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示
大学ランキング
国内
USNWR[1] 64
世界
QS[2] 1001-1200
タイムズ[3] 1501+
USNWR[4] 1960


埼玉大学(さいたまだいがく、英語: Saitama University)は、 埼玉県さいたま市桜区にある国立大学略称埼大(さいだい)。

概説

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大学全体

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埼玉大学は官立浦和高等学校1921年大正10年)が起源の文科理科からなる官立旧制高等学校)、埼玉師範学校1873年明治6年)が起源)、埼玉青年師範学校1922年(大正11年)が起源)の3校を統合して、1949年昭和24年)に新制国立大学として設立された。現在では5学部(教養・教育・経済・理・工)、3大学院研究科(人文社会科学・教育学・理工学)を有する総合大学であり、また埼玉県で唯一の国立大学である。

理念・基本方針

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埼玉大学は以下の2つを理念・基本方針としている。

  1. 市民社会の中核となるべき人材の育成
  2. 時代の要請に応える知識と技術の創出

教育および研究

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埼玉大学の教育は、以下の3つの原則を基礎としている。

  • 深さ (Depth) 高度な専門性
  • 広さ (Breadth) 幅広い知識と教養
  • 相互関連性 (Coherence) 諸領域の知識の体系的関連性

歴史

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年表

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埼玉大学教育学部の前身である埼玉師範学校鳳翔閣玄関部分の復元。

キャンパス

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大久保キャンパス
  • 所在地:埼玉県さいたま市桜区下大久保255
  • 敷地面積:305,902㎡
  • アクセス
サテライトキャンパス・東京ステーションカレッジ
東京都千代田区神田須田町1-7-9VORT秋葉原maximビル4階

教育および研究

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組織

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学部

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総合研究棟
  • 教養学部
    • 教養学科[注釈 1]
      • グローバル・ガバナンス専修課程(国際関係論専攻・国際開発論専攻)
      • 現代社会専修課程(社会学専攻・フィールド科学専攻)
      • 哲学歴史専修課程(哲学専攻・芸術論専攻・歴史学専攻)
      • ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程(ヨーロッパ文化専攻・アメリカ研究専攻)
      • 日本・アジア文化専修課程(日本文化専攻・東アジア文化専攻)
      • 講座[11]:文化環境、現代社会、哲学歴史、ヨーロッパ文化・アメリカ研究、日本・アジア研究
  • 教育学部
    • 学校教育教員養成課程
      • 小学校コース(専修:教育学、心理・教育実践学、言語文化、社会、自然科学、芸術、身体文化、生活創造)
      • 中学校コース(専修:言語文化、社会、自然科学、芸術、身体文化、生活創造)
      • 乳幼児教育コース
      • 特別支援教育コース
      • 講座[11]:総合教育科学、教育心理カウンセリング、学校教育臨床、コラボレーション教育、乳幼児教育、特別支援教育、国語教育、社会科教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育、技術教育、家政教育、英語教育
    • 養護教諭養成課程
      • 講座[11]:学校保健学
    • 2014年入学生までの課程(学校教育教員養成、養護教諭養成)
  • 理学部[12]
    • 数学科(講座:数理代数、大域幾何、数理解析)
    • 物理学科(講座:物性物理学、核物理学)
    • 基礎化学科(講座:合成化学、解析化学)
    • 分子生物学科(講座:生物分子、分子細胞)
    • 生体制御学科(講座:生体情報学、生体機能学、生体適応学)

研究科

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理学部・工学部では、教育・研究を融合させるとともに、学士課程4年と修士課程2年を通した6年一貫教育カリキュラムを標準的なコースとしている。2022年度における理学部の大学院進学率は71.7%、工学部の大学院進学率は65.2%であった[13]。また、2023年度における学位授与状況は、課程博士54件、論文博士9件、累計2058件であった。

  • 文化科学研究科 (2014年入学生まで)
  • 経済科学研究科(2014年入学生まで)
    • 経済科学専攻(修士課程・博士課程)
  • 教育学研究科
    • 修士課程(学校教育専攻)
      • 専修:学校教育[注釈 12]、学校臨床心理、学校保健学、特別支援教育、特別支援教育コーディネーター、特別支援学校教育、教科教育、国語教育、社会教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育、技術教育、家政教育、英語教育
  • 理工学研究科
    • 研究部[注釈 13](教員組織)(部門:生命科学、物質科学、数理電子情報、人間支援・生産科学、環境科学・社会基盤、連携先端研究、戦略的研究)
    • 教育部(教育組織)
      • 博士前期課程
        • 生命科学専攻(プログラム:分子生物学生体制御学
        • 物質科学専攻(プログラム:物理学、基礎化学、応用化学)
        • 数理電子情報専攻(プログラム:数学、電気電子物理工学、情報工学
        • 機械科学専攻(プログラム:機械科学
        • 環境社会基盤専攻(プログラム:環境社会基盤国際)
      • 博士後期課程
        • 理工学専攻(コース:生命科学、物質科学、数理電子情報、人間支援・生産科学、環境科学・社会基盤、連携先端研究)

機構と付属施設

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大学会館
地域オープンイノベーションセンター
  • 教育機構
    • 教育企画室
      • 基盤教育研究センター
      • 英語教育開発センター
      • 日本語教育センター
    • アドミッションセンター
    • 統合キャリアセンターSU
    • 保健センター
    • 教員養成支援センター
  • 研究機構
    • 研究推進室
    • 先端産業国際ラボラトリー
    • レジリエント社会研究センター
    • 社会調査研究センター
    • 戦略研究センター
    • 社会変革研究センター
    • リサーチ・アドミニストレーターオフィス
    • 総合技術支援センター
    • 科学分析支援センター
  • 図書館
  • 情報メディア基盤センター(部門:学術情報処理研究開発、高度情報共有環境研究開発。情報メディア教育支援部門)
  • 国際本部(国際企画室)
  • 学生宿舎 - 埼玉大学の西門より道路を一つ挟んだ位置にある。

かつて存在した付属施設

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  • 地圏科学研究センター - 2013年度をもって廃止。工学部建設工学科の一部となる。

附属学校園

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大学関係者と組織

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同窓会

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埼玉大学の同窓会には、教養学部の「けやき会」、教育学部の「教友会」、経済学部の「経和会」などがあり、理学部、工学部などでは学科単位で同窓会が存在している。

大学関係者一覧

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大学・部局間交流協定締結校

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国内 大学間交流協定締結校
国外 大学間交流協定締結校
部局間交流協定締結校(大学間交流協定締結校を除く)

その他

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埼玉大学に植樹されたニュートンのリンゴの木
  • 『読売ウィークリー』の主要56大学就職ランクの「公務員・教員就職力」で1位となった[18]
  • CityFMさいたまに埼玉大学学生が制作を行っているラジオ番組「RadioCampus」があり、大学情報を発信している。
  • 大学祭は「むつめ祭」[19]。1949年の大学設置より開催されている。例年11月頃に開催される。むつめの名前の由来は、埼玉(さきたま)古墳から見つかった勾玉(まがたま)および仲睦まじい(なかむつまじい)より。
  • 前身校の一つである旧制の官立浦和高等学校の校歌「大いなるかな武蔵野は」は、高木市之助作詞、弘田龍太郎作曲で、大正11年(1922年)につくられた。
  • 埼玉県のサッカーの歴史は、明治41年埼玉師範学校(埼玉大学教育学部の前身校)に蹴球部が創設されたことをもって、その嚆矢としている。このこともあり、浦和レッズのエンブレムに描かれた建物は埼玉師範学校の校舎「鳳翔閣」がモデルとされている。
  • 2015年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章が、埼玉大学で講演した記念に、アイザック・ニュートンリンゴの木が植樹された[20]
  • 2023年にモンテネグロの首相に就任したミロイコ・スパイッチは、2012年に経済学部を卒業したOBである。そのため「外国の首相を輩出した最初の日本の大学」になった。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2016年入学生用の教養学部案内[1]によると、2年次から各専攻に分かれる。
  2. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項[2]によると、専門分野として、国際関係論がある。
  3. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項によると、専門分野として、人類学地理学、社会学・メディア・コミュニケーションがある。
  4. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項によると、専門分野として、哲学・言語学、歴史学(西洋史・考古学)、芸術論がある。
  5. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項によると、専門分野として、欧米文化がある。
  6. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項によると、専門分野として、日本語学、日本文学、東アジア文化、歴史学(日本史・東洋史)がある。
  7. ^ 2016年入学生用の博士前期課程の学生募集要項によると、専門分野として、経済学・経営学・会計学・法学・政治学・行政学・公共政策がある。
  8. ^ 2014年度版の修士課程案内[3]によると、哲学、歴史学、国際関係論、欧米文化、言語学・心理学という分野で構成され、教員は各分野に分かれている。
  9. ^ 2014年度版の修士課程案内によると、日本語学、日本文学、東アジア文化という分野で構成され、教員は各分野に分かれている。
  10. ^ 2014年度版の修士課程案内によると、人類学地理学、情報メディア環境、芸術論という分野で構成され、教員は各分野に分かれている。
  11. ^ 2014年度入学生用の博士課程案内[4]によると、教員は言語文化研究系、歴史哲学文化研究系、社会文化環境研究系の各分野に分かれており、開講科目も「特殊研究科目」が言語文化研究系科目、歴史哲学文化研究系科目、社会文化環境研究系科目の3科目群、「総合演習科目」が言語文化研究総合演習、歴史哲学文化研究総合演習、社会文化環境研究総合演習の3科目、「研究支援科目」が言語文化研究方法論、歴史哲学文化研究方法論、社会文化環境研究方法論の3科目に分かれている。
  12. ^ 2016年入学生用の大学案内[5]によると、教育学分野、教育心理学分野、幼児教育分野の3分野がある。国立大学法人埼玉大学大学院教育学研究科規程によると、学校教育専修開設科目は、「総合分野」の1科目を除くと前述の3分野に分かれており、学生は主として履修する分野から一定数の単位を履修しなければならないとされている。
  13. ^ 部門、研究領域は、2015年度版の大学概要による。国立大学法人埼玉大学大学院理工学研究科規程では、コースについては定めているが、研究部の部門や研究領域に関して定めていない。

出典

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  1. ^ Best Colleges”. U.S. News & World Report LP. October 19, 2013閲覧。
  2. ^ University Rankings”. QS Quacquarelli Symonds Limited. October 19, 2013閲覧。
  3. ^ World University Rankings”. TSL Education Ltd.. October 19, 2013閲覧。
  4. ^ Best Global Universities Rankings”. U.S. News & World Report. October 19, 2013閲覧。
  5. ^ 埼玉大学長を誘拐8時間後に無事保護 2人組逮捕 読売新聞 1993年3月26日東京朝刊1頁
  6. ^ 1.国立大学の教養部改組の状況 文部科学省
  7. ^ 社会人と学生のための大学・大学院進学情報 RENA-NET NEWS
  8. ^ 国立大学改革、強化推進事業に7大学を選定…文科省
  9. ^ 設置計画の概要(経済学部) 文部科学省
  10. ^ 設置計画の概要(人文社会科学研究科) 文部科学省
  11. ^ a b c 国立大学法人埼玉大学学則
  12. ^ a b 講座は、国立大学法人埼玉大学学則による。
  13. ^ 『大学ランキング2025年版』、朝日新聞出版、2024年。2023年度の理学部大学院進学率は67.4%、工学部大学院進学率は72.4%
  14. ^ 研究領域は、2015年度版の大学概要[6]による。
  15. ^ 放送大学 2019年度 単位互換案内 (PDF)
  16. ^ Template:URL link
  17. ^ 埼玉大学・埼玉医科大学包括協定締結 (PDF)
  18. ^ 『読売ウィークリー』2008年2月17日,67巻7号,通巻3116号
  19. ^ 第66回埼玉大学 むつめ祭
  20. ^ 埼玉大学広報誌SU News Letter Vol. 7 (2016年5月発行)

関連項目

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外部リンク

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