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壮瞥駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
壮瞥駅
そうべつ
Sōbetsu
上長和 (5.2 km)
(6.8 km) 久保内
所在地 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町
北緯42度33分9秒 東経140度53分8.5秒 / 北緯42.55250度 東経140.885694度 / 42.55250; 140.885694座標: 北緯42度33分9秒 東経140度53分8.5秒 / 北緯42.55250度 東経140.885694度 / 42.55250; 140.885694
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 胆振線
キロ程 10.3 km(伊達紋別起点)
電報略号 ソツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1940年昭和15年)12月15日[1]
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日[2]
備考 胆振線廃線に伴い廃駅[1]
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1976年の壮瞥駅と周囲約500m範囲。左下が伊達紋別方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

壮瞥駅(そうべつえき)は、かつて北海道胆振支庁有珠郡壮瞥町字滝之町に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)胆振線廃駅)である。電報略号ソツ事務管理コードは▲131902[3]1980年(昭和55年)9月まで運行されていた、急行いぶり」の停車駅であった。

歴史

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駅名の由来

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所在地名より。

駅構造

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廃止時点で、島式ホームの片面を使用する1面1線を有した地上駅であった。ホームは、線路の北東側(倶知安方面に向かって左手側)に存在した[5]。かつては、島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後も倶知安方の転轍機と一部の線路が撤去された状態で側線として残っており[5]、保線用モーターカーの留置に使用されていた[6]

業務委託駅となっており、駅舎は構内の北東側に位置し、ホームとは側線を渡る構内踏切で連絡した[5]

駅前広場にはオンコ()の木を囲んだロータリーがあった[5]

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は215人[5]

駅跡

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1997年(平成9年)時点では2本のホームが残存しており、旧構内は雪捨て場の広場となっていた[7]。2010年(平成22年)時点ではホームや線路跡は整地され道路に転用されており、道南バスの「壮瞥役場前」バス停留所にも利用されている[8]

また、当駅跡から伊達紋別方に行った昭和新山の山麓近くに、上長和駅 - 当駅間の線路付け替えの名残として壮瞥川に架かっていた鉄橋の橋台が残存している。1997年(平成9年)時点では現地までの道がなく木々に囲まれており探訪が難しい状況であったが[7]、2011年(平成23年)時点では「昭和新山鉄橋遺構公園」として整備された[8]

そのほか駅跡の伊達紋別方にある「紫明苑」バス停近く[7]の国道沿いに、線路付け替え前の旧線跡を示す「国鉄胆振線跡」と記された案内塔が建立されている[8]

旧駅舎は1987年(昭和62年)3月31日に日本テレビで放送された『さよなら大放送 おもしろ国鉄スペシャル』においてオークションに掛けられ、奄美大島奄美アイランドに移設された。2010年(平成22年)に発生した水害と土砂災害で奄美アイランド全体に甚大な被害があり、旧駅舎も損傷。その後修理され往時と外観は変わっているものの、2020年(令和2年)現在、保存されている。

駅周辺

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隣の駅

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日本国有鉄道
胆振線
上長和駅 - 壮瞥駅 - 久保内駅

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、858頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b “日本国有鉄道公示第109号”. 官報. (1986年10月14日) 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、226頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ “札鉄 室蘭、千歳、胆振の3線区 営業近代化スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年5月18日) 
  5. ^ a b c d e f g 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)92ページより。
  6. ^ 書籍『追憶の鉄路 北海道廃止ローカル線写真集』(著:工藤裕之、北海道新聞社2011年12月発行)280ページより。
  7. ^ a b c 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング1997年5月発行)40-41ページより。
  8. ^ a b c 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)154-156ページより。
  9. ^ a b c d e f 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)41ページより。

関連項目

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