コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

石打丸山スキー場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大生総業から転送)
石打丸山スキー場
所在地 〒949-6372
新潟県南魚沼市石打1782-2
座標 北緯36度58分34秒 東経138度47分41秒 / 北緯36.97611度 東経138.79472度 / 36.97611; 138.79472座標: 北緯36度58分34秒 東経138度47分41秒 / 北緯36.97611度 東経138.79472度 / 36.97611; 138.79472
開業日 1949年[1]
標高 920 m - 256 m
標高差 664 m
最長滑走距離 4,000 m
最大傾斜 35
コース数 25本
コース面積 122 ha
索道数 22本
公式サイト ishiuchi.or.jp
地図
テンプレートを表示

石打丸山スキー場(いしうちまるやまスキーじょう)は、新潟県南魚沼市石打にあるスキー場である。

概要

[編集]
  • JR上越線・国道17号に面している。上越新幹線の開業で首都圏などから手ぶらで日帰りが可能となったスキー場の一つである。
  • ゲレンデは山頂から大きく扇状に広がる斜面からできている。初級者向けから上級者向けまで幅広いコースが揃っており、ゲレンデ幅も広いので初心者が練習しやすいゲレンデとなっている。エリアが広いゆえに入口がハツカ石口、中央口、観光口と大きく3つに分かれているため、待ち合わせをする際など注意が必要である。
  • ナイター対応コースはエリア最大。ナイター営業時間中は、中央・観光口エリアとハツカ石エリア間は、どちらの方向へも移動できないので注意が必要である。
  • リフト券は、基本的には石打丸山スキー場全て利用できる場内リフト券を購入することになる(リフト券売り場でも特に指定しなければ場内リフト券が発売される)。エリアを限定したハツカ石エリア券、中央エリア・観光エリア券も発売されている。
  • 三山共通リフト券を購入すれば、山頂で隣接しているガーラ湯沢スキー場、更にガーラ湯沢スキー場と隣接している湯沢高原スキー場を利用することが出来る。三山共通リフト券は石打花岡スキー場も利用可能であるが、隣接していないためスキースノーボードをはいたままの移動は出来ない。
  • 山麓のみならず中腹にもレストハウスが多く、休憩場所に事欠かない。ゲレンデ内中腹にもロッジがあるのでスキー場内で宿泊することも可能である。

グリーンシーズン

[編集]

2022年8月、展望テラス「ザ・ヴェランダ」が完成し、開業以来初めてグリーンシーズンの営業が開始された[1]

沿革

[編集]
  • 2008-2009シーズン時点では、観光第8ペアリフトのある扇平ゲレンデがマップ上から消えている。
  • 当スキー場は2018-2019シーズンまで、3つの索道事業者(株式会社日本リフトサービス、大生総業株式会社、国際スキー開発株式会社)で構成する「石打丸山索道事業協同組合」により運営されていた。かつてはグリーンリフト1本のみを運営するグリーンリフト株式会社があったが、2017年夏、大生総業株式会社に会社譲渡した[2]。ハツカ石エリアを運営する国際スキー開発株式会社は2018年3月、大生総業株式会社と昭和信用金庫の再生支援を受け、大生総業株式会社の100%子会社となった[3]
  • 2019年7月、上記3社は合併(存続会社は大生総業株式会社)することを公告した[4]。その後大生総業株式会社は2020年7月にびわ湖バレイを運営するびわ湖バレイ株式会社と合併し(存続会社はびわ湖バレイ株式会社)、アルピナBI株式会社に社名変更した[注 1]
  • 2020-2021シーズンは、新型コロナウイルスの感染拡大により来場者が激減したことを踏まえ、2021-2022シーズンにはICチップ入りリフト券を導入するなど感染防止策を講じた[5]
  • 2020-21シーズンよりハツカ石、観光エリアでのナイター営業は廃止となった。(ハツカ石エリアは21-22シーズンより土曜日のみ復活)

施設

[編集]
  • リフトはコンビリフト1基「サンライズエクスプレス」(10人乗りゴンドラ・6人乗りフード付きチェアリフト)[注 2][6]、クワッドリフト4基、トリプルリフト5基、ペアリフト2基。
  • サンライズエクスプレスの開業により、山頂駅付近に位置する飲食店街にスキー客ではない観光客も訪れることが可能になった。
  • 2018-2019シーズンより、中央口にリゾートセンターが開設され、スキーリゾートに必要なインフォメーションデスク、レンタル、ショップ等の機能が集約された[6]
  • 駐車場は合計約2,700台(平日は無料)。

ガンホー・モンスターパイプ

[編集]

新潟県石打丸山シャンツェ

[編集]
新潟県石打丸山シャンツェ
施設情報
所在地
日本の旗 日本
自治体 新潟県南魚沼市
所有者 南魚沼市
管理者 (公財)新潟県スキー連盟
サイズ
K点 80 m
ヒルサイズ 86 m
大会
国内大会 第46回国民体育大会冬季大会スキー競技会
第57回全国高等学校スキー大会

スキー場に隣接して、ノーマルヒルのスキージャンプ競技場の石打丸山シャンツェが併設されている。K点80 m、ヒルサイズ86 m。
株式会社 小野塚組施工設計を担当。
新潟県が社会体育施設として設置したうえで、南魚沼市に管理及び運営に関する事務を委託している。[11][12]
平成20年8月、名称を「新潟県塩沢ジャンプ台」から「新潟県石打丸山シャンツェ」に改めた。[13]

天空米

[編集]

2004年より、収穫された稲をリフトに吊るしての天日乾燥が始まり、地元石打の会社「JLC」によって「天空米」として販売されている[14]

アクセス

[編集]
  • 公共交通
上越新幹線上越線越後湯沢駅から各種シャトルバスで10〜20分[15](ハツカ石口・中央口)
越後湯沢駅から路線バス南越後観光バス MY 六日町車庫行で6~12分(ハツカ石口・中央口・観光口)、各バス停から徒歩数分。
上越線石打駅から徒歩約15分(中央口・観光口)
  • 自動車
関越自動車道塩沢石打ICより県道・国道17号 3.0km

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ なお、大生総業株式会社・びわ湖バレイ株式会社はいずれも索道メーカー日本ケーブル株式会社系列のNCリゾートグループであり、グループ内での会社合併である。
  2. ^ 旧中央第1高速リフト・中央第2リフトの撤去後に建設され、2018-2019シーズンから運行開始したもの。

出典

[編集]
  1. ^ a b “ゴンドラで行く展望テラス、通年型観光目指す 新潟南魚沼・石打丸山スキー場が初のグリーンシーズン営業”. 新潟日報. (2022年9月5日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/108127 
  2. ^ ■ご報告■”. グリーンリフト株式会社 (2017年6月30日). 2018年7月21日閲覧。
  3. ^ 国際スキー開発株式会社に対する再生支援決定について” (PDF). 株式会社地域経済活性化支援機構 (2018年3月9日). 2018年7月21日閲覧。
  4. ^ 官報 令和元年7月26日 第58号
  5. ^ コロナが追い打ち、2年でスキー場30か所休廃業…総数はピーク時の3分の2以下”. 読売新聞オンライン (2022年3月14日). 2022年3月14日閲覧。
  6. ^ a b -ニッポンの新しいスキー場へ- 石打丸山スキー場 38億円の新規投資 サンライズエクスプレス、リゾートセンターが2018年12月21日(金)グランドオープン』(プレスリリース)石打丸山スキー場、2018年11月https://ishiuchi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/11/ISHIUCHI_PressRelease_.pdf2022年11月5日閲覧 
  7. ^ ガンホー・モンスターパイプ”. 石打丸山スキー場. 2018年2月16日閲覧。
  8. ^ 世界最大級のハーフパイプ「ガンホーモンスターパイプ」OPEN!”. 石打丸山スキー場. 2018年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月16日閲覧。
  9. ^ ガンホー、「南魚沼市モンスターパイプ」のネーミングライツ・パートナーに決定 新名称は「ガンホー・モンスターパイプ」に”. 2018年2月16日閲覧。
  10. ^ 「ガンホー・モンスターパイプ」のオープンについて”. 南魚沼市. 2018年11月14日閲覧。
  11. ^ 新潟県社会体育施設条例
  12. ^ 新潟県石打丸山シャンツェ管理条例
  13. ^ 新潟県報号外平成20年7月22日
  14. ^ “うまさ上がる「天空米」、リフトで天日干し 新潟南魚沼・ムラなく乾燥、香りも強く”. 新潟日報. (2022年9月30日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/119633 
  15. ^ アクセス - 石打丸山スキー場.2018年11月14日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]