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大聖堂 (短編集)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大聖堂
Cathedral
著者 レイモンド・カーヴァー
訳者 村上春樹
発行日 アメリカ合衆国の旗 1983年9月15日
日本の旗 1990年5月20日
発行元 アメリカ合衆国の旗 クノップフ社
日本の旗 中央公論社
ジャンル 短編集
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
ウィキポータル 文学
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大聖堂』(だいせいどう、原題:Cathedral)は、アメリカ小説家レイモンド・カーヴァーの短編小説集。1983年9月15日、クノップフ社から刊行された。

本書は1983年12月12日、全米批評家協会賞候補作となった[1]。また、1984年ピューリッツァー賞のフィクション部門の候補作となった[2]

内容

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タイトル 初出(本国) 初出(翻訳)
1 羽根
Feathers
The Atlantic Monthly, September 1982 新潮』1985年1月号
2 シェフの家
Chef's House
The New Yorker, November 30, 1981[3]
3 保存されたもの
Preservation
Grand Street, 2, No.3
(Spring 1983)
4 コンパートメント
The Compartment
Antioch Review, 41, No.2
(Spring 1983)
5 ささやかだけれど、役にたつこと
A Small, Good Thing
Ploughshares, 8, No.2-3
(1982)
文學界』1988年10月号
6 ビタミン
Vitamins
Esquire, October 1981 『新潮』1985年1月号
7 注意深く
Careful
The Paris Review, 25, No.88
(Summer 1983)
8 ぼくが電話をかけている場所
Where I'm Calling From
The New Yorker, March 15, 1982[4] 』1983年5月号
9 列車
The Train
Antaeus, No.49-50
(Spring-Summer 1983)
10
Fever
North American Review, June 1983
11
The Bridle
The New Yorker, July 19, 1982 マリ・クレール』1989年5月号
12 大聖堂
Cathedral
The Atlantic Monthly, September 1981 『海』1983年5月号

日本語版

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『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 3 大聖堂』
中央公論社 / 1990年5月20日 / ISBN 978-4-12-402933-8
翻訳は村上春樹。テス・ギャラガーの「夢の残骸―日本版レイモンド・カーヴァー全集のための序文」と、ジェイ・マキナニーの「レイモンド・カーヴァー、その静かな、小さな声」の二つの文章が収録されている。また付録には高橋源一郎宮本美智子がエッセイを寄せている[5]
『村上春樹翻訳ライブラリー 大聖堂』
中央公論新社 / 2007年3月10日 / ISBN 978-4-12-403502-5
この翻訳ライブラリー版には、上記のテス・ギャラガーの序文のみが収録されている。また村上は訳文を改めている。

脚注

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  1. ^ レイモンド・カーヴァー 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 8 必要になったら電話をかけて』中央公論新社、2004年7月25日、「年譜」(ウィリアム・L・スタル編)。
  2. ^ The Pulitzer Prizes | 1984 Finalists
  3. ^ CHEF'S HOUSE BY RAYMOND CARVER, November 30, 1981The New Yorker
  4. ^ WHERE I'M CALLING FROM BY RAYMOND CARVER, March 15, 1982The New Yorker
  5. ^ 高橋源一郎は次のように書いている。「ぼくがはじめてレイモンド・カーヴァーを読んだのは一九八三年のはじめ頃だたと思う。アンソロジーで読み、そして驚嘆した。(中略) そのすぐ後、村上さんがカーヴァーを訳しているという話を知り合いの編集者から聞いて『やるなあ』と思った。そして、当然のような気もした」

関連項目

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