大観峰駅
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大観峰駅 | |
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ロープウェイから望む駅 | |
だいかんぼう Daikanbo | |
所在地 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
所属事業者 | 立山黒部貫光 |
駅構造 |
地下駅(トロリーバス) 地上駅(ロープウェイ) |
開業年月日 | 1970年(昭和45年)7月25日[1][2][3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス) |
キロ程 | 3.7 km(室堂起点) |
◄室堂 (3.7 km) | |
所属路線 | 立山ロープウェイ |
キロ程 | 0.0 km(大観峰起点) |
(1.6 km) 黒部平► | |
備考 | 標高:2,316 m |
大観峰駅(だいかんぼうえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺(あしくらじ)にある、立山黒部貫光の駅である。同社の無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)[4]および立山ロープウェイ[5]の2路線が乗り入れており、両線の接続駅となっている[6]。
概要
[編集]立山黒部アルペンルートの途中駅で、標高2316mの場所に位置している[2][4][5][7]。駅舎内に各路線ののりばがあるほかは、屋外の展望台や店舗が設けられている。
なお、屋上展望台以外では外に出ることはできず、実質乗り換え専用駅となっている。
歴史
[編集]- 1965年(昭和40年)11月2日:着工[8]。
- 1970年(昭和45年)7月25日:立山黒部貫光立山ロープウェイの当駅 - 黒部平駅間の開通に伴い[1][2][3]、駅開業[2]。同年4月25日に開業した立山開発鉄道(当時)立山トンネルバス(室堂駅 - 当駅間)[9]と接続。
- 1978年(昭和53年)4月25日:駅舎改良工事竣功[10]。
- 1996年(平成8年)4月23日:室堂駅 - 当駅間のバスがトロリーバス化[1][3][4]、鉄道事業法に基づく鉄道駅となる[11]。
- 2005年(平成17年)10月1日:立山黒部貫光が立山開発鉄道を合併[11]。立山トンネルトロリーバスの駅が同社の駅となる。
- 2024年(令和6年)12月1日:立山トンネルトロリーバスの電気バス転換に伴い、鉄道駅としては廃止となる(予定)[12][13]。
ギャラリー
[編集]-
駅舎
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ロープウェイ乗り場入口
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大観峰駅からの景色
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大観峰駅より見たロープウェイ
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大観峰駅トロリーバス乗り場
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、18頁。
- ^ a b c d 立山 1995, p. 477.
- ^ a b c 寺田 2013, p. 89.
- ^ a b c “「1台1億円」乗り鉄も興奮する鉄道の大きな魅力”. 東洋経済オンライン (2019年9月16日). 2022年3月6日閲覧。
- ^ a b “4月に軽装で行ける標高2450メートルの絶景 立山黒部アルペンルートを支える技”. 産経ニュース. (2021年4月22日) 2022年3月6日閲覧。
- ^ 中島信『絶景!日本全国ロープウェイ・ゴンドラ コンプリートガイド』扶桑社、2017年9月10日、120-121頁。ISBN 978-4-594-07781-5。
- ^ “【富山】アルペンルート全線開通 雪の大谷 迫力さらに”. 北陸中日新聞Web. (2021年4月15日). オリジナルの2021年5月18日時点におけるアーカイブ。 2022年3月6日閲覧。
- ^ 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)477頁。
- ^ 立山 1995, p. 476.
- ^ 『富山地方鉄道五十年史』(1983年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)912頁。
- ^ a b 寺田 2013, p. 242.
- ^ 立山トンネルにおける無軌条電車(トロリーバス)事業廃止の届出及び電気バスへの変更計画について 立山黒部貫光株式会社、2023年12月11日
- ^ 「国内唯一のトロリーバス消滅へ 立山黒部貫光、EV転換」『日本経済新聞』2023年5月31日
- ^ 立山黒部アルペンルート 2014安全報告書 (PDF) 、pp5。
参考文献
[編集]- 『立山黒部貫光30年史』立山黒部貫光、1995年10月30日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大観峰 - 立山黒部アルペンルート