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立山黒部貫光黒部ケーブルカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鋼索線
黒部ケーブルカーの車両
黒部ケーブルカーの車両
基本情報
通称 黒部ケーブルカー
日本の旗 日本
所在地 富山県
種類 鋼索鉄道(単線2両交走式)
起点 黒部平駅
終点 黒部湖駅
駅数 2駅
開業 1969年7月20日 (1969-07-20)[1][2][3]
所有者 立山黒部貫光
運営者 立山黒部貫光
路線諸元
路線距離 828 m[4]
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)[2][3]
最大勾配 587 (30 ° 24 [3]
高低差 373 m (1,224 ft)[5]
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
utSTR OBUS
関西電力関電トンネル電気バス
utKBHFe
黒部ダム駅
WASSERq
黒部ダム
tKBHFa
0.8 黒部湖駅
tSTR
tBS2+l tBS2+r
tBS2l tBS2r
tSTR
0.0 黒部平駅
立山ロープウェイ
uSTR AETRAM
交換設備を通過する黒部ケーブルカーの車両

黒部ケーブルカー(くろべケーブルカー)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺黒部平にある立山ロープウェイとの連絡駅の黒部平駅から、黒部ダムの左岸にある黒部湖駅までを結ぶ立山黒部貫光ケーブルカー路線。正式な路線名称は鋼索線(こうさくせん)であるが、同社の立山ケーブルカーと正式名称が重複していることもあり、案内上は用いられていない。立山黒部アルペンルートを構成する交通機関の一つである。

現存する日本の鉄道路線(索道を除く)では、最も標高の高い場所を運行する。雪害を防止するため全区間が地下トンネルを通っている[3]。駅の標高は、黒部平駅が1828メ一トル、黒部湖駅が1455メ一トル。黒部平駅は日本の鉄道駅としては最も高所にある。

路線データ

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運行形態

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所要時間4.5分[4]。概ね40分間隔で運行。冬期は運休する。

車両

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全区間地下構造のため、側面から車外への避難ができない[6]。緊急時には前面の非常口から梯子を使用して避難する[6]

歴史

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前史

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  • 1965年(昭和40年)3月31日 - 「立山黒部貫光株式会社の鋼索式地方鉄道敷設免許申請について」を運輸審議会へ諮問[7]
  • 1965年(昭和40年)4月30日 - 運輸審議会が「立山黒部貫光株式会社申請の新丸山・黒部ダム左岸間0.7キロの鋼索式地方鉄道の敷設は、免許することが適当である。」と答申[7]

開業後

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駅一覧

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黒部湖駅 - 黒部平駅

接続路線

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脚注

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  1. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、18頁。 
  2. ^ a b c d 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.183
  3. ^ a b c d e f けいてつ協會『知られざる鉄道』日本交通公社〈JTBキャンブックス〉、1997年、106,184頁。ISBN 4-533-02660-5 
  4. ^ a b c d e 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)133頁。
  5. ^ a b c 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』6号 北信越、新潮社、2008年、p.38
  6. ^ a b c d e f g 汽車製造『KSK技報』第60号(1969年)新製品紹介「立山黒部貫光株式会社納入 地下ケーブルカー」pp.34 - 35。
  7. ^ a b 1965年(昭和40年)3月31日運輸省告示第261号「運輸審議会の答申があつた件」

外部リンク

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