室堂駅
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室堂駅 | |
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室堂ターミナルと奥大日岳 | |
むろどう Murodo | |
(3.7 km) 大観峰► | |
所在地 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂外11 国有林137ト林小班(通称室堂)[1] |
所属事業者 | 立山黒部貫光 |
所属路線 | 無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス) |
キロ程 | 0.0 km(室堂起点) |
駅構造 | 地下駅 |
開業年月日 | 1971年(昭和46年)4月25日[2] |
廃止年月日 |
2024年(令和6年)12月1日 ※鉄道駅として |
乗換 | 立山高原バス(美女平駅方面) |
備考 |
標高:2,450 m キロ程はトロリーバス時代のもの |
室堂駅(むろどうえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺[3]の室堂平にあった立山黒部貫光無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)の鉄道駅で、立山高原バスの室堂バスターミナルに併設されていた。
利用可能な路線
[編集]歴史
[編集]- 1969年(昭和44年)5月8日:着工(村田政真建築設計事務所の設計、前田建設工業の施工による)[1]。
- 1971年(昭和46年)4月25日:開業[1]。このときはディーゼルバスによる運行で「バスターミナル」としての位置づけであった。
- 1972年(昭和47年)8月28日:ホテル立山が竣工し、室堂ターミナルが全館完成[4]。
- 1996年(平成8年)4月23日:立山トンネル内のバスをトロリーバスに転換し、鉄道事業法上の駅となる[5]。
- (※バスが室堂まで運行されるようになったのは1964年のことであるが、このときはまだターミナルは建設されておらず、単なるバス停であった)
駅構造
[編集]駅舎は外壁打放し塗装仕上げの鉄筋コンクリート造りで高さ25m、積雪強度10m、鉄板葺、地下1階地上3階建てである[1]。立山トンネルの入口とほぼ一体化した構造になっている。建築面積は2,118 m2、延床面積は6,236 m2[1]
その他の特徴
[編集]- 立山の室堂平にあり、立山トンネルトロリーバス廃止前は日本最高地点(標高2,450m)の鉄道駅であった。トロリーバスの廃止に伴い、日本最高地点の鉄道駅は同じ立山黒部アルペンルートにある立山黒部貫光黒部ケーブルカーの黒部平駅(標高1,828m)となった。なお、ロープウェイも含めると、日本最高地点は中央アルプス観光駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅(標高2,611.5m)である。
- 第1回中部の駅百選に選定されている。
駅周辺
[編集]- ホテル立山(室堂駅に隣接)
- 立山室堂(室堂小屋)
- みくりが池温泉
- 地獄谷
- 奥大日岳
その他
[編集]- 建設位置については、立山の自然美を損ねないよう、室堂平溶岩台地の先端(大谷斜面)で建造物(駅舎)が室堂平からあまり見えない様にし、雪崩や鉄砲水の危険性を減らし、暴風雪時にも遭難防止のための道標としての役割を持たせるため、現在の位置となった[1]。
- 室堂ターミナルで使われている水道水は立山トンネル建設時の破砕帯から噴出した湧水を利用している[9]。
隣の停留所
[編集]2024年まで隣の駅
[編集]- 立山黒部貫光
- 無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス) 立山トンネル電気バス
- 室堂駅 - 大観峰駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)476頁。
- ^ 鉄道駅扱いは1996年(平成8年)4月23日より
- ^ 1965年(昭和40年)7月16日運輸省告示第242号「専用自動車道の工事施工を認可した件」
- ^ 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)500頁。
- ^ 自然保護・環境保全への試み 雄大豪壮なる立山の大自然を永遠に守り伝えるために(立山黒部貫光株式会社、2022年5月1日閲覧)
- ^ 立山トンネルにおける無軌条電車(トロリーバス)事業廃止の届出及び電気バスへの変更計画について 立山黒部貫光株式会社、2023年12月11日
- ^ 「国内唯一のトロリーバス消滅へ 立山黒部貫光、EV転換」『日本経済新聞』2023年5月31日
- ^ 20180528(月) 祝立山自然保護センター入館者累計350万人達成(富山県 立山センター 立山自然保護センター、2018年5月28日更新、2022年5月1日閲覧)
- ^ みず
- ^ “トロリーバスラストラン 写真で振り返る(4) 幻の駅「雷殿」名残今も”. 読売新聞オンライン (2024年11月29日). 2024年12月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 立山室堂 - 立山黒部アルペンルート