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室堂駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
室堂駅
室堂ターミナルと奥大日岳
むろどう
Murodo
(3.7 km) 大観峰
所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂外11 国有林137ト林小班(通称室堂)[1]
北緯36度34分38.35秒 東経137度35分43.76秒 / 北緯36.5773194度 東経137.5954889度 / 36.5773194; 137.5954889 (室堂駅)
所属事業者 立山黒部貫光
所属路線 無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)
キロ程 0.0 km(室堂起点)
駅構造 地下駅
開業年月日 1971年昭和46年)4月25日[2]
廃止年月日 2024年令和6年)12月1日
※鉄道駅として
乗換 立山高原バス美女平駅方面)
備考

標高:2,450 m

キロ程はトロリーバス時代のもの
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室堂駅(むろどうえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺[3]室堂平にあった立山黒部貫光無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)の鉄道駅で、立山高原バスの室堂バスターミナルに併設されていた。

利用可能な路線

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歴史

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室堂バスターミナル
(※バスが室堂まで運行されるようになったのは1964年のことであるが、このときはまだターミナルは建設されておらず、単なるバス停であった)
  • 2024年令和6年)12月1日:立山トンネルトロリーバスの電気バス転換に伴い、鉄道駅としては廃止とされ[6][7]、バスターミナルへと統合された。

駅構造

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のりば(2005年8月)

駅舎は外壁打放し塗装仕上げの鉄筋コンクリート造りで高さ25m、積雪強度10m、鉄板葺、地下1階地上3階建てである[1]。立山トンネルの入口とほぼ一体化した構造になっている。建築面積は2,118 m2、延床面積は6,236 m2[1]

その他の特徴

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駅周辺

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剱岳の早月尾根上部から望む室堂地獄谷、手前に雷鳥荘、その右奥にみくりが池温泉、最奥に左から室堂小屋ホテル立山に併設されている室堂駅

その他

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  • 建設位置については、立山の自然美を損ねないよう、室堂平溶岩台地の先端(大谷斜面)で建造物(駅舎)が室堂平からあまり見えない様にし、雪崩や鉄砲水の危険性を減らし、暴風雪時にも遭難防止のための道標としての役割を持たせるため、現在の位置となった[1]
  • 室堂ターミナルで使われている水道水は立山トンネル建設時の破砕帯から噴出した湧水を利用している[9]

隣の停留所

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2024年まで隣の駅

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立山黒部貫光
無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)  立山トンネル電気バス
室堂駅 - 大観峰駅
大観峰駅との間には雷殿駅が存在したが、2013年11月30日に廃止された[10]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)476頁。
  2. ^ 鉄道駅扱いは1996年(平成8年)4月23日より
  3. ^ 1965年(昭和40年)7月16日運輸省告示第242号「専用自動車道の工事施工を認可した件」
  4. ^ 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)500頁。
  5. ^ 自然保護・環境保全への試み 雄大豪壮なる立山の大自然を永遠に守り伝えるために(立山黒部貫光株式会社、2022年5月1日閲覧)
  6. ^ 立山トンネルにおける無軌条電車(トロリーバス)事業廃止の届出及び電気バスへの変更計画について 立山黒部貫光株式会社、2023年12月11日
  7. ^ 国内唯一のトロリーバス消滅へ 立山黒部貫光、EV転換」『日本経済新聞』2023年5月31日
  8. ^ 20180528(月)  祝立山自然保護センター入館者累計350万人達成(富山県 立山センター 立山自然保護センター、2018年5月28日更新、2022年5月1日閲覧)
  9. ^ みず
  10. ^ トロリーバスラストラン 写真で振り返る(4) 幻の駅「雷殿」名残今も”. 読売新聞オンライン (2024年11月29日). 2024年12月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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