コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鳥羽駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳥羽駅
JR東海駅舎(2023年2月)
とば
Toba
地図
所在地 三重県鳥羽市鳥羽一丁目8番13号
北緯34度29分11.3秒 東経136度50分34秒 / 北緯34.486472度 東経136.84278度 / 34.486472; 136.84278 (鳥羽駅)座標: 北緯34度29分11.3秒 東経136度50分34秒 / 北緯34.486472度 東経136.84278度 / 34.486472; 136.84278 (鳥羽駅)
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
近畿日本鉄道(近鉄)
電報略号 トハ
駅構造 地上駅(一部橋上駅
ホーム 3面7線[1]
乗車人員
-統計年度-
(JR東海)-2019年-
318人/日(降車客含まず)
(近鉄)-2019年-
1,789人/日(降車客含まず)
開業年月日 1911年明治44年)7月21日[2](JR)
1929年昭和4年)7月23日[3](近鉄)
乗入路線 3 路線
所属路線 参宮線(JR東海)
キロ程 29.1 km(多気起点)
松下 (5.4 km)
所属路線 M 近鉄鳥羽線
駅番号  M78 
キロ程 13.2 km(宇治山田起点)
伊勢中川から41.5 km
M77 池の浦 (2.6 km)
所属路線 M 近鉄志摩線
キロ程 0.0 km(鳥羽起点)
(1.0 km) 中之郷 M79
備考 JR東海:無人駅[4]
お客様サポートサービス未導入駅
テンプレートを表示

鳥羽駅(とばえき)は、三重県鳥羽市鳥羽一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・近畿日本鉄道(近鉄)のである。

乗り入れ路線

[編集]

JR東海の参宮線と、近鉄の鳥羽線志摩線の3路線が乗り入れ、接続駅となっている[1]。いずれの路線も当駅が起終点であるが、近鉄の2路線については鳥羽線列車の約半数がそのまま志摩線に直通する。近鉄にはM78駅番号が設定されている。

近鉄線利用時にはPiTaPaスルッとKANSAI協議会)およびPiTaPaと相互利用可能なカード(相互利用先は当該項目を参照)の利用が可能であるが、JR東海利用時にはTOICAを含むこれらのカードの利用ができない。

歴史

[編集]
開業を間近に控えた鳥羽駅(1911年)。海辺に建つ様子が分かる。
JR鳥羽駅(1988年)

駅構造

[編集]

両社とも地上駅である。

JRは頭端式ホーム1面3線を持つ駅で、0 - 2番線を使用していたが、0番線は2021年3月13日に閉鎖されたため[注 3]、現在は1番線と2番線を使用している。なお、1番線は0番線側の切り欠き部にある[1]。快速「みえ」は1番線から、普通列車は2番線からそれぞれ発車する[29][32]。現在は2両または4両の列車しか乗り入れてこないが、近鉄鳥羽線開業までは団体列車などが入線していたためにホーム有効長は長く採られている。かつては駅の北側に貨車などを停めておく留置線があり、近鉄の改軌と鳥羽線建設に際しての新駅の建設にはそのスペースが活用されている[1]

近鉄は島式ホーム2面4線を持つ橋上駅で、3 - 6番のりばを使用する。ホーム有効長は10両編成分を確保している。なお、当駅から賢島駅までの特急停車駅のホーム有効長は8両なので、10両編成の特急の後部2両は当駅で切り離される。近鉄線ホームは下り本線は4番線、上り本線は5番線である。3・4番のりばは発車については上下両方向可能であるが、入線は宇治山田方面からしかできない。ただし、複線化までは3・4番のりばも上下両方向から入線が可能であった。なお、5・6番のりばは上下両方向からの入線・発車に対応しており、賢島方面へ折返し普通列車が出る場合、ホーム賢島寄りから発車する。

近鉄のりばは鳥羽線建設前のJR線南東側から現在の北隣に移動している[33][注 4]。このため、のりばの番号はJRと続き番号であるが、その順番には並んでいない[注 5]

改札口はJRホームに直結しているJR管轄の地上改札[1]と、近鉄管轄の橋上駅舎内の2ヶ所がある。以前はJRと近鉄の乗換は中間改札なしで可能であったが、2020年3月18日よりJR駅の無人化に伴い、改札口は完全に分離された[4][25]。なお、どちらの駅にも管轄担当社の券売機・窓口しかなかった。

JR東海の駅は伊勢市駅管理下の無人駅[27]。近鉄の駅には駅長が置かれ、朝熊駅 - 賢島駅間を管理している[34]

2021年(令和3年)7月1日には鳥羽駅構内にカフェ「鳥羽かもめテラス」がオープンした[35]

のりば

[編集]
JR線のりば
番線 路線 行先 備考
0 (閉鎖)
1 参宮線 松阪名古屋方面[注 6] 快速みえ
2 普通
近鉄線のりば
のりば 主な方向(路線) 行先 備考
3 主に M 鳥羽線 伊勢中川白塚近鉄名古屋大阪難波京都方面[36] 主に当駅始発の特急
4 主に M 志摩線 賢島方面[36]
5 主に M 鳥羽線 伊勢中川・白塚・近鉄名古屋・大阪難波・京都方面[36]
6

配線図

[編集]
鳥羽駅 構内配線略図

宇治山田




多気
鳥羽駅 構内配線略図
賢島


 
凡例
出典:[37]
3 - 6番線が近鉄線、0 - 2番線がJR線(※0番線は2021年3月閉鎖済み)


特徴

[編集]
共通事項
  • 鳥羽観光の拠点駅である[33]
  • 当初は砂浜に沿った海辺の駅であったが、海側が高度経済成長期に大幅に埋め立てられた[38]。海側の幹線道路(国道42号バイパス)、土地はすべて埋立地である[38]。海に近いため、3 - 5mの津波が押し寄せると想定されている[39]

ダイヤ面

[編集]
近鉄
  • 全ての定期営業列車が停車し、本数は少ないが大阪上本町駅からの快速急行急行近鉄名古屋駅からの急行は当駅まで乗り入れており、快速急行・急行の運転区間は当駅が南限である[40]。当駅始発・終着の快速急行・急行は伊勢市駅宮町駅停車の近鉄名古屋発着急行は宮町駅) - 当駅間の各駅に停車する[40]。普通は2021年7月3日変更で、当駅 - 賢島駅間の昼間時間帯の運転本数が毎時2本から1本に削減された[41]
  • 当駅構内には引上線がないため、特急などの折返し整備をする場合は長時間ホームに待機させなければならず、上下線とも発着番線は列車および時間帯によって変動する。特に、当駅発着の急行と普通は発着番線が一定していない。
  • 特急列車は、一部の列車が当駅折返しとなる。2021年7月3日変更で本数が大幅に削減された[41][42][43]
  • 一部の乙特急はこの駅で後部車両解放を行う。構内に引き上げ線は無いので、解放した車両は五十鈴川駅または明星検車区明星車庫へ折り返し回送となる。
  • 毎年、7月の第4土曜日に鳥羽港周辺で開かれる鳥羽みなとまつりの際には多くが鳥羽駅を利用し、臨時電車もダイヤに組まれている。
JR東海
  • 通常は快速みえと普通列車のみ乗り入れるが、2009年までは修学旅行列車(※国鉄型車両で運転)が乗り入れることもあった。
  • 2022年4月現在、日中時間帯(11時 - 16時)は快速みえと普通列車がそれぞれ1時間に1本発車[注 7]し、早朝・夜間は快速みえと普通列車のどちらかが1時間に1本[注 8]発車する[32]。なお、快速みえについては当駅から伊勢市駅ないし多気駅まで各駅停車となる場合がある。
  • 当駅着の最終列車は旅客扱い終了後、夜間滞泊を行わずそのまま多気行きの最終列車となる。
  • 1917年(大正6年)から1919年(大正8年)までは出発・到着とも1日8本で、うち急行は出発1本、到着3本が設定されていた[8]1922年(大正11年)には出発・到着とも1日13本(うち急行5本)に増加、名古屋湊町京都奈良亀山山田発着便が設定されていた[8]

駅設備・営業面

[編集]
近鉄
  • 乗車券用の自動券売機は数台あるほか、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードに対応)が設置されている。自動精算機ではICカードへのチャージが可能。
  • 特急券および定期券は窓口にて販売されているが、各ホームへの特急券自動販売機は設置されていない[44]
  • 駅長室は駅営業所を併設しており、改札外に近鉄リテーリングが運営する有人売店が設置されている[44]
  • 改札前に鳥羽湾の展望に適した広い待合室と軽食コーナーがある[44][1]
  • 近鉄線改札内には2基、改札外には1番出口に1基、それぞれエレベーターが設置されている。
JR東海
  • 自動券売機の設置が近年までなかったが2020年3月18日に指定席対応の自動券売機が設置された。自動改札機・自動精算機は設置されておらず[27]TOICAmanacaなどのICカードによる精算もできない。そのため、快速みえなどの車掌乗務付列車では車掌がホーム上で精算、ワンマンの場合は車内の運賃箱に投入する。
  • 駅舎2階に土産物店や飲食店の入る「鳥羽駅名店街」がある[1]
  • JR線側にはエレベーターが設置されていない[31]
  • JR線側は無人駅ではあるが、終着駅かつ始発駅であるため、ワンマン列車でもホーム側の全てのドアが開く。

利用状況

[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである[45]。近鉄はJRからの乗り継ぎ人員を含んでいる。*は暦年統計による。戦前は省線(後のJR)が修学旅行生を中心とする観光路線、志摩電鉄(後の近鉄)が地域住民を中心する生活路線として機能していた[46]。1970年(昭和45年)の近鉄鳥羽線の開通により国鉄利用者が激減し、近鉄利用者が大幅に増加した[47]

年度 院・省線→国鉄→JR 志摩→三交→近鉄
1911年*[48] 419 未開業
1920年*[49] 1,407
1931年*[50] 1,522 212
1950年 2,931  
1960年 5,784  
1965年 5,784 1,964
1969年 5,011 2,088
1970年 1,707 4,410
1975年 1,171 5,863
1980年 557 6,263
1985年 829 5,849
1990年 486 5,877
1995年 612 4,472
1997年 524 3,758
1998年 483 3,321
1999年 457 2,949
2000年 451 2,883
2001年 421 2,796
2002年 395 2,683
2003年 361 2,647
2004年 327 2,568
2005年 328 2,459
2006年 365 2,452
2007年 361 2,483
2008年 368 2,285
2009年 334 2,082
2010年 352 2,011
2011年 337 1,881
2012年 358 1,937
2013年 456 2,328
2014年 355 1,968
2015年 330 2,044
2016年 346 2,046
2017年 337 2,001
2018年 332 1,898
2019年 318 1,789
2020年 185 977

JR

[編集]

JR鳥羽駅の利用状況の変遷を下表に示す[51]。1916年(大正5年)時点の乗車人員は、三重県内の駅で第8位であった[52]

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。ただし、*は暦年統計による。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(JR鳥羽駅)
年度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 特記事項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計
1911年(明治44年)*[48]   ←←←←   68,800 7月開業
1912年(大正元年)*[49]   ←←←←   193,784  
1913年(大正2年)*[49]   ←←←←   186,389  
1914年(大正3年)*[49]   ←←←←   161,639  
1915年(大正4年)*[49]   ←←←←   208,439  
1916年(大正5年)*[49]   ←←←←   324,103  
1917年(大正6年)*[49]   ←←←←   316,579  
1918年(大正7年)*[49]   ←←←←   443,158  
1919年(大正8年)*[49]   ←←←←   474,986  
1920年(大正9年)*[49]   ←←←←   515,061  
1921年(大正10年)*[49]   ←←←←   482,998  
1922年(大正11年)*[49]   ←←←←   531,259  
1923年(大正12年)*[49]   ←←←←   542,509  
1924年(大正13年)   ←←←←      
1925年(大正14年)   ←←←←      
1926年(昭和元年)   ←←←←      
1927年(昭和2年)   ←←←←      
1928年(昭和3年)*[50]   ←←←←   614,737  
1929年(昭和4年)   ←←←←     志摩電鉄開業
1930年(昭和5年)*[50]   ←←←←   664,674  
1931年(昭和6年)*[50]   ←←←←   555,856  
1932年(昭和7年)   ←←←←      
1933年(昭和8年)   ←←←←      
1934年(昭和9年)   ←←←←      
1935年(昭和10年)   ←←←←      
1936年(昭和11年)   ←←←←      
1937年(昭和12年)   ←←←←      
1938年(昭和13年)   ←←←←      
1939年(昭和14年)   ←←←←      
1940年(昭和15年)   ←←←←      
1941年(昭和16年)   ←←←←      
1942年(昭和17年)   ←←←←      
1943年(昭和18年)   ←←←←      
1944年(昭和19年)   ←←←←      
1945年(昭和20年)   ←←←←      
1946年(昭和21年)   ←←←←      
1947年(昭和22年)   ←←←←   1,400,923  
1948年(昭和23年) 629,750 ←←←← 556,557 1,186,307  
1949年(昭和24年) 628,530 ←←←← 456,615 1,085,145  
1950年(昭和25年) 516,953 ←←←← 553,159 1,070,112  
1951年(昭和26年) 464,660 ←←←← 696,327 1,106,987  
1952年(昭和27年) 444,785 ←←←← 654,876 1,099,661  
1953年(昭和28年) 468,098 ←←←← 806,521 1,274,619  
1954年(昭和29年) 501,857 ←←←← 862,615 1,364,472  
1955年(昭和30年) 484,736 ←←←← 818,821 1,303,557  
1956年(昭和31年) 544,255 ←←←← 837,626 1,381,881  
1957年(昭和32年) 632,609 ←←←← 773,295 1,405,904  
1958年(昭和33年) 663,320 ←←←← 814,365 1,477,685  
1959年(昭和34年)   ←←←←      
1960年(昭和35年)   ←←←←      
1961年(昭和36年) 1,192,042 ←←←← 1,145,241 2,337,283  
1962年(昭和37年) 1,649,559 ←←←← 740,964 2,390,523  
1963年(昭和38年) 1,324,763 ←←←← 841,593 2,166,356  
1964年(昭和39年) 1,451,075 ←←←← 777,637 2,228,712  
1965年(昭和40年) 1,536,327 ←←←← 575,196 2,111,523  
1966年(昭和41年) 1,585,720 ←←←← 494,804 2,080,524  
1967年(昭和42年) 1,512,785 ←←←← 538,682 2,051,467  
1968年(昭和43年) 1,298,753 ←←←← 563,559 1,862,312  
1969年(昭和44年) 1,247,732 ←←←← 581,464 1,829,196  
1970年(昭和45年) 397,621 ←←←← 225,760 623,381 近鉄鳥羽線開業
1971年(昭和46年) 308,279 ←←←← 218,039 526,318  
1972年(昭和47年) 261,654 ←←←← 177,715 439,369  
1973年(昭和48年) 233,955 ←←←← 172,371 406,326  
1974年(昭和49年) 227,945 ←←←← 183,013 410,958  
1975年(昭和50年) 234,476 ←←←← 192,959 427,435  
1976年(昭和51年) 248,710 ←←←← 189,801 438,511  
1977年(昭和52年)   ←←←← 243,531    
1978年(昭和53年)   ←←←← 203,736    
1979年(昭和54年)   ←←←← 194,409    
1980年(昭和55年) 204,147 ←←←← 187,948 392,095  
1981年(昭和56年) 205,509 ←←←← 184,121 389,630  
1982年(昭和57年) 181,101 ←←←← 164,472 345,573  
1983年(昭和58年) 169,133 ←←←← 158,779 327,912  
1984年(昭和59年) 151,850 ←←←← 157,031 308,881  
1985年(昭和60年) 154,950 ←←←← 147,662 302,612  
1986年(昭和61年) 149,856 ←←←← 147,590 297,446  
1987年(昭和62年) 126,867 ←←←← 114,730 214,597  
1988年(昭和63年) 120,773 ←←←← 113,413 234,186  
1989年(平成元年) 106,794 ←←←← 119,644 226,438  
1990年(平成2年) 93,836 ←←←← 84,311 177,697  
1991年(平成3年) 96,514 ←←←← 147,216 243,730  
1992年(平成4年) 96,430 ←←←← 146,731 243,161  
1993年(平成5年) 84,714 ←←←← 172,278 256,992  
1994年(平成6年) 78,858 ←←←← 154,844 233,702  
1995年(平成7年) 73,127 ←←←← 132,751 205,878  
1996年(平成8年) 75,529 ←←←← 131,542 207,071  
1997年(平成9年) 71,792 ←←←← 119,541 191,333  
1998年(平成10年) 69,621 ←←←← 106,804 176,425  
1999年(平成11年) 62,529 ←←←← 104,577 167,106  
2000年(平成12年) 63,125 ←←←← 101,546 164,671  
2001年(平成13年) 59,514 ←←←← 94,100 153,614  
2002年(平成14年) 58,017 ←←←← 86,235 144,252  
2003年(平成15年) 52,117 ←←←← 80,012 132,129  
2004年(平成16年) 47,026 ←←←← 72,426 119,452  
2005年(平成17年) 43,142 ←←←← 76,454 119,596  
2006年(平成18年) 41,907 ←←←← 91,262 133,169  
2007年(平成19年) 40,427 ←←←← 91,811 132,238  
2008年(平成20年) 39,537 ←←←← 94,607 134,144  
2009年(平成21年) 36,856 ←←←← 85,104 121,960  
2010年(平成22年) 37,219 ←←←← 91,194 128,413  
2011年(平成23年) 38,793 ←←←← 84,516 123,309  
2012年(平成24年) 36,533 ←←←← 94,290 130,823  
2013年(平成25年) 38,748 ←←←← 127,807 166,555  
2014年(平成26年) 34,296 ←←←← 95,219 129,515  
2015年(平成27年) 31,658 ←←←← 89,249 120,907  
2016年(平成28年) 28,009 ←←←← 98,458 126,467  
2017年(平成29年) 27,963 ←←←← 95,003 122,966  
2018年(平成30年) 27,955 ←←←← 93,381 121,336  

近鉄

[編集]

近鉄鳥羽駅の利用状況の変遷を下表に示す[53]

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。ただし、*は暦年統計による。年度間の比較に適したデータである。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である[54]。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する[55]
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(近鉄鳥羽駅)
年度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果:人/日 特記事項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1929年(昭和4年)   ←←←←         7月開業
1930年(昭和5年)   ←←←←          
1931年(昭和6年)*[50]   ←←←←   77,439      
1958年(昭和33年) 192,480 ←←←← 502,369 694,849      
1959年(昭和34年)   ←←←←          
1960年(昭和35年)   ←←←←          
1961年(昭和36年)   ←←←←          
1962年(昭和37年)   ←←←←          
1963年(昭和38年)   ←←←←          
1964年(昭和39年)   ←←←←          
1965年(昭和40年) 334,160 ←←←← 382,987 717,147      
1966年(昭和41年) 369,090 ←←←← 303,430 672,520      
1967年(昭和42年) 385,540 ←←←← 268,576 654,116      
1968年(昭和43年) 340,620 ←←←← 287,339 627,959      
1969年(昭和44年) 412,560 ←←←← 349,640 762,210     改良工事のため営業休止(バス代行)
1970年(昭和45年) 450,240 ←←←← 1,159,721 1,609,961     標準軌化し営業再開
1971年(昭和46年) 481,230 ←←←← 1,182,484 1,663,714      
1972年(昭和47年) 502,950 ←←←← 1,306,385 1,809,335      
1973年(昭和48年) 430,320 ←←←← 1,619,892 2,050,212      
1974年(昭和49年) 492,810 ←←←← 1,732,957 2,225,767      
1975年(昭和50年) 540,180 ←←←← 1,599,824 2,140,004      
1976年(昭和51年) 506,640 ←←←← 1,643,659 2,150,299      
1977年(昭和52年) 509,400 ←←←← 1,694,687 2,204,087      
1978年(昭和53年) 512,580 ←←←← 1,708,924 2,221,504      
1979年(昭和54年) 520,230 ←←←← 1,778,346 2,298,576      
1980年(昭和55年) 548,040 ←←←← 1,744,318 2,292,358      
1981年(昭和56年) 532,320 ←←←← 1,687,454 2,219,774      
1982年(昭和57年) 487,950 ←←←← 1,628,709 2,116,659 11月16日 8,674  
1983年(昭和58年) 455,700 ←←←← 1,650,683 2,106,383 11月8日 11,237  
1984年(昭和59年) 440,490 ←←←← 1,733,085 2,173,575 11月6日 9,133  
1985年(昭和60年) 495,900 ←←←← 1,669,176 2,135,076 11月12日 9,268  
1986年(昭和61年) 464,130 ←←←← 1,645,172 2,109,302 11月11日 8,270  
1987年(昭和62年) 433,530 ←←←← 1,557,163 1,990,693 11月10日 9,499  
1988年(昭和63年) 413,250 ←←←← 1,490,881 1,904,131 11月8日 8,552  
1989年(平成元年) 391,770 ←←←← 1,509,782 1,901,552 11月14日 8,309  
1990年(平成2年) 417,300 ←←←← 1,728,115 2,145,415 11月6日 9,318  
1991年(平成3年) 426,450 ←←←← 1,723,890 2,150,340      
1992年(平成4年) 435,810 ←←←← 1,627,901 2,063,711 11月10日 9,845  
1993年(平成5年) 417,990 ←←←← 1,490,203 1,908,193      
1994年(平成6年) 407,010 ←←←← 1,394,097 1,801,107      
1995年(平成7年) 385,950 ←←←← 1,246,556 1,632,506 12月5日 5,902  
1996年(平成8年) 345,210 ←←←← 1,141,157 1,486,367      
1997年(平成9年) 321,300 ←←←← 1,050,356 1,371,656      
1998年(平成10年) 280,140 ←←←← 932,199 1,212,339      
1999年(平成11年) 250,470 ←←←← 829,004 1,079,474      
2000年(平成12年) 248,520 ←←←← 803,850 1,052,370      
2001年(平成13年) 240,240 ←←←← 780,271 1,020,511      
2002年(平成14年) 226,230 ←←←← 752,908 979,138      
2003年(平成15年) 216,180 ←←←← 752,757 968,937      
2004年(平成16年) 214,470 ←←←← 722,776 937,246      
2005年(平成17年) 203,490 ←←←← 694,009 897,499 11月8日 4,376  
2006年(平成18年) 197,940 ←←←← 697,164 895,104      
2007年(平成19年) 192,720 ←←←← 716,018 908,738      
2008年(平成20年) 191,490 ←←←← 642,553 834,043 11月18日 3,752  
2009年(平成21年) 177,300 ←←←← 568,025 745,325      
2010年(平成22年) 178,140 ←←←← 556,023 734,163 11月9日 3,498  
2011年(平成23年) 172,350 ←←←← 515,964 688,314      
2012年(平成24年) 177,750 ←←←← 529,417 707,167 11月13日 3,151  
2013年(平成25年) 179,610 ←←←← 670,179 849,789  
2014年(平成26年) 173,910 ←←←← 544,284 718,194      
2015年(平成27年) 177,720 ←←←← 570,496 748,216 11月10日 3,848  
2016年(平成28年) 172,680 ←←←← 574,269 746,949     伊勢志摩サミット
2017年(平成29年) 165,330 ←←←← 564,902 730,232      
2018年(平成30年) 158,520 ←←←← 534,398 692,918 11月13日 3,741  
2021年(令和3年)   ←←←←     11月9日 2,440  
2022年(令和4年)   ←←←←     11月8日 3,233  
2023年(令和5年)   ←←←←     11月8日 3,175  

[56]

駅周辺

[編集]
鳥羽佐田浜港の市営船桟橋

南側(JR駅舎側、4番出口)

[編集]

北側(1・2・3番出口)

[編集]

バス路線

[編集]
鳥羽バスセンター

長らく駅敷地内ではなく国道42号を挟んだ向かい側の鳥羽バスセンターのみであったが、2012年(平成24年)4月に近鉄鳥羽駅敷地内にかもめバス(鳥羽市営路線バス)鳥羽駅バス停が新設された[22]。鳥羽バスセンターは駅と連絡橋でつながっている。鳥羽バスセンターと鳥羽駅の双方に乗り入れる便は少なく、便によりどちらか一方に乗り入れる[57]

鳥羽バスセンター

[編集]

三重交通(一般路線)の停留所名は「鳥羽(鳥羽バスセンター)」である。

1番乗り場
2番乗り場
3番乗り場

鳥羽駅バス停

[編集]

2019年4月現在(乗り場番号なし)[60]

  • かもめバス
    • 1系統 安楽島
    • 2系統 ウィスタリアン前
    • 1・2・3系統 小浜漁協前
    • 3・4系統 鳥羽小学校
    • 5系統 鳥羽マリンターミナル(佐田浜
    • 5系統 国崎

隣の駅

[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)
参宮線
快速みえ
二見浦駅 - 松下駅 (朝夕の一部) - 鳥羽駅
普通
松下駅 - 鳥羽駅

[61]

近畿日本鉄道
M 鳥羽線・M 志摩線
快速急行(到着列車のみ)・急行
池の浦駅 (M77)(鳥羽線) - 鳥羽駅 (M78)
普通
池の浦駅 (M77)(鳥羽線) - 鳥羽駅 (M78) - 中之郷駅 (M79)(志摩線)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 使用は1993年8月1日ダイヤ改正から[20]
  2. ^ 2021年3月13日ダイヤ改正で、0番線発着の列車が消滅し[28][29]、鳥羽駅構内図から0番線が削除された[30][31]
  3. ^ 前述の通り、0番線は後に固定柵が設けられて使用不可となった。
  4. ^ 志摩電気鉄道時代は、国鉄の貨車を参宮線との間で直通させるため国鉄駅の南東側に駅があり、線路もつながっていた(時の鉄路/第6話 1960年代の鳥羽駅 - archive.today(2013年4月27日アーカイブ分)より)。
  5. ^ 近鉄では、のりば番号は下り側から順に振るのを原則としている(JRは駅本屋側から振る)。
  6. ^ 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2022年3月現在)。
  7. ^ 14時台のみ快速みえ2本。
  8. ^ ただし7時台はそれぞれ1本ずつ運行、8時台の発車列車は設定なし。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 朝日新聞出版(2013):27ページ
  2. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、25頁。 
  3. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。 
  4. ^ a b c JR鳥羽駅構内図”. 東海旅客鉄道. 2020年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
  5. ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 1286.
  6. ^ a b c d e f g 鳥羽市観光基本計画-資料編別冊- 鳥羽の観光史略年表”. 鳥羽市役所 (2008年). 2015年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月25日閲覧。
  7. ^ 鳥羽市史編さん室 1991, pp. 177–178.
  8. ^ a b c d 鳥羽市史編さん室編(1991):226ページ
  9. ^ 鳥羽市史編さん室編(1991):347ページ
  10. ^ 「雨が降っても大丈夫 鳥羽驛 "屋根なしホーム"近く解消」伊勢新聞 1953年9月3日付 3面、「わが街 わが村」伊勢新聞 1953年11月9日付 2面
  11. ^ a b 鳥羽市史編さん室編(1991):445ページ
  12. ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、306頁。全国書誌番号:21906373 
  13. ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 445.
  14. ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 447.
  15. ^ a b 「鳥羽駅が全焼」『交通新聞』交通協力会、1974年1月8日、2面。
  16. ^ 1974年(昭和49年)9月12日日本国有鉄道公示第208号「駅の営業範囲の改正」
  17. ^ 1982年(昭和57年)9月30日日本国有鉄道公示第113号「駅の営業範囲の改正」
  18. ^ 1985年(昭和60年)3月12日日本国有鉄道公示第181号「駅の営業範囲の改正」
  19. ^ “名古屋-鳥羽間 輸送力増強工事が完了”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年7月29日) 
  20. ^ 三浦衛「パワーアップした快速気動車<みえ>」『鉄道ジャーナル』第325号、鉄道ジャーナル社、1993年11月、91 - 92頁。 
  21. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月13日閲覧 
  22. ^ a b 総務課公報情報係 編 2012, p. 8.
  23. ^ 「ご当地入場券でめぐる旅 近鉄10駅」朝日新聞2015年8月29日付朝刊、名古屋版31ページ
  24. ^ 鳥羽1番街のとっておき 9月vol.3”. 鳥羽一番街 (2015年9月22日). 2019年11月7日閲覧。
  25. ^ a b 近鉄鳥羽駅構内図”. 近畿日本鉄道. 2020年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
  26. ^ a b 『JTB時刻表』JTBパブリッシング、2020年3月号、p.8。“※鳥羽駅のみどりの窓口は3月17日(火)までの営業です。3月18日(水)からは指定席券売機が設置されます。”
  27. ^ a b c 鳥羽駅案内”. 東海旅客鉄道. 2020年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
  28. ^ JR鳥羽駅時刻表(2020年3月14日改正)” (pdf). 東海旅客鉄道. 2020年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
  29. ^ a b JR鳥羽駅時刻表(2021年3月13日改正)”. 東海旅客鉄道. 2021年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月6日閲覧。
  30. ^ 鳥羽駅構内図(2020年8月1日現在)”. 近畿日本鉄道 (2020年8月1日). 2020年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
  31. ^ a b 鳥羽駅構内図(2021年8月1日現在)”. 近畿日本鉄道 (2021年8月1日). 2021年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月4日閲覧。
  32. ^ a b JR鳥羽駅時刻表”. 東海旅客鉄道. 2022年5月8日閲覧。
  33. ^ a b 朝日新聞出版(2014):28ページ
  34. ^ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
  35. ^ 近鉄鳥羽駅構内に「かもめテラス鳥羽」がOPEN!! キンテツファン、2021年6月28日
  36. ^ a b c 駅の情報|鳥羽”. 近畿日本鉄道. 2021年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月4日閲覧。
  37. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第8巻 名古屋南部・紀勢東部』、p.23、 講談社、2009年9月、ISBN 978-4062700184
  38. ^ a b 鳥羽市史編さん室編(1991):385 - 386ページ
  39. ^ 永井啓吾「南部 避難10分以内に 鳥羽市①」朝日新聞2014年11月4日付朝刊、三重版23ページ
  40. ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.150 - p.157・p.162 - p.184・p.308 - p.315・p.320 - p.342
  41. ^ a b 2021年7月3日(土)ダイヤ変更について』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2020年5月12日。オリジナルの2020年5月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210514075203/https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/daiyahenkou.pdf2020年5月12日閲覧 
  42. ^ 特急列車時刻表平日用(2021年7月3日変更)” (pdf). 近畿日本鉄道. 2021年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月4日閲覧。
  43. ^ 特急列車時刻表土休日用(2021年7月3日変更)” (pdf). 近畿日本鉄道. 2021年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月4日閲覧。
  44. ^ a b c 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
  45. ^ 三重県統計書 - 三重県
  46. ^ 鳥羽市史編さん室編(1991):302 - 304ページ
  47. ^ 鳥羽市史編さん室編(1991):452ページ
  48. ^ a b 鳥羽市史編さん室 編(1991):119ページ
  49. ^ a b c d e f g h i j k l m 鳥羽市史編さん室 編(1991):225ページ
  50. ^ a b c d e 鳥羽市史編さん室 編(1991):303ページ
  51. ^ 特記しない限り、各年版『三重県統計書』による。
  52. ^ 鳥羽市史編さん室 編(1991):224ページ
  53. ^ 特記しない限り、乗車人員は各年版「三重県統計書」、乗降人員調査結果は近鉄広報発行パンフレット「きんてつ」による。
  54. ^ 駅別乗降人員 鳥羽線 - 近畿日本鉄道
  55. ^ 駅別乗降人員 山田線 鳥羽線 志摩線”. 近畿日本鉄道. 2016年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月8日閲覧。
  56. ^ 出典:三重県統計書各年度版 近鉄広報発行パンフレット「きんてつ」
  57. ^ かもめバス時刻表”. 三重交通・鳥羽市地域公共交通会議 (2019年4月1日). 2019年12月5日閲覧。
  58. ^ a b 鳥羽バスセンター発かもめバス時刻表”. 鳥羽市定期船課管理係 (2019年4月1日). 2019年12月6日閲覧。
  59. ^ a b c 鳥羽バスセンター”. 主要停留所案内図・時刻表. 三重交通. 2019年12月6日閲覧。
  60. ^ 鳥羽駅発かもめバス時刻表”. 鳥羽市定期船課管理係 (2019年4月1日). 2019年12月6日閲覧。
  61. ^ 2020年(令和2年)3月13日まで、松下駅との間に池の浦シーサイド駅臨時駅)があった。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]