白木駅
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白木駅 | |
---|---|
駅出口より(2008年10月) | |
しらき Shiraki | |
◄M83 松尾 (1.0 km) (3.1 km) 五知 M85► | |
所在地 | 三重県鳥羽市白木町細田62-2 |
駅番号 | M84 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | M 志摩線 |
キロ程 |
7.9km(鳥羽起点) 伊勢中川から49.4 km |
電報略号 | シラキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
20人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月23日 |
備考 | 無人駅(乗車駅証明書発行機 有) |
白木駅(しらきえき)は、三重県鳥羽市白木町細田にある、近畿日本鉄道(近鉄)志摩線の駅である。駅番号はM84。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)7月23日:志摩電気鉄道の鳥羽 - 真珠港(現在は廃止)間の開通に伴い開業する[1]。
- 1944年(昭和19年)2月11日:志摩電気鉄道ほか6社の合併により、三重交通志摩線の駅となる[1][2]。
- 1964年(昭和39年)2月1日:三重交通の鉄道事業の分離譲渡により、三重電気鉄道の駅となる[1]。
- 1965年(昭和40年)4月1日:会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる[1]。
- 1969年(昭和44年)12月10日:路線改良工事のため志摩線が運休(バス代行)となったことに伴い、営業を休止する[1][3]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:路線改良工事が竣工し標準軌化されるとともに、駅を鳥羽方に0.1キロメートル移設し営業を再開する[1][3]。
- 1975年(昭和50年)12月:上下共用の通過線を設置する。
- 1993年(平成5年)9月11日:当駅を含む加茂 - 五知間の複線化工事が竣工し、当駅 - 五知間は新たに開通した青峰トンネルを経由する新線に切り替えられる[4](かつては国道沿いに単線で敷設されていた)。
- 2005年(平成17年)2月21日:終日無人駅となる。
- 2015年(平成27年)8月1日:PiTaPa導入[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線の間に通過線2本が設けられた地上駅で、志摩線の途中駅では唯一の待避可能駅となっており、ホームの有効長は2両分であるが、待避線を含めて構内の有効長は長くとられている。
駅舎(駅入口)は4番ホーム(西)側の賢島寄りにあり、反対側の1番ホームとは跨線橋で連絡している。単線時代は島式ホーム1面2線+特急用の通過線の合計1面3線のレイアウトであり、4番ホーム裏手にある電化された留置線は、かつて単線だった時代の鳥羽方面行き本線跡であり、非常用として存置されている。また、賢島寄りに旧線を利用した保線基地がある。
鳥羽駅管理の無人駅。ワンマン運転の普通列車ではドアカットによる降車時集札が実施され、乗車位置も1ヵ所に限定されていたが、交通系ICカードの導入により現在はすべてのドアが開く。 自動券売機未設置のため、ホームに乗車駅証明書発行機が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | M 志摩線 | 下り | 賢島方面 |
4 | 上り | 伊勢中川・白塚方面 |
- 付記事項
- 2・3番線は、1番線と4番線の間の通過線であり、ホームはない。これらの通過線が主本線となっており、特急列車が通過していく。
- 停車列車が入線する1番線と4番線は副本線である。
当駅乗降人員
[編集]近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[6]。
- 2023年11月7日:31人
- 2022年11月8日:31人
- 2021年11月9日:31人
- 2018年11月13日:43人
- 2015年11月10日:34人
- 2012年11月13日:28人
- 2010年11月9日:44人
- 2008年11月18日:39人
- 2005年11月8日:38人
利用状況
[編集]「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 46 |
1998年 | 43 |
1999年 | 45 |
2000年 | 41 |
2001年 | 37 |
2002年 | 26 |
2003年 | 30 |
2004年 | 27 |
2005年 | 18 |
2006年 | 21 |
2007年 | 26 |
2008年 | 30 |
2009年 | 29 |
2010年 | 30 |
2011年 | 28 |
2012年 | 24 |
2013年 | 27 |
2014年 | 22 |
2015年 | 22 |
2016年 | 25 |
2017年 | 24 |
2018年 | 23 |
2019年 | 20 |
2020年 | 17 |
白木駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(白木駅) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果:人/日 | 特記事項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1958年(昭和33年) | 28,290 | ←←←← | 9,809 | 38,099 | |||
1959年(昭和34年) | ←←←← | ||||||
1960年(昭和35年) | ←←←← | ||||||
1961年(昭和36年) | ←←←← | ||||||
1962年(昭和37年) | ←←←← | ||||||
1963年(昭和38年) | ←←←← | ||||||
1964年(昭和39年) | ←←←← | ||||||
1965年(昭和40年) | 34,050 | ←←←← | 11,783 | 45,833 | |||
1966年(昭和41年) | 34,260 | ←←←← | 6,208 | 40,468 | |||
1967年(昭和42年) | 36,330 | ←←←← | 5,905 | 42,235 | |||
1968年(昭和43年) | 33,120 | ←←←← | 5,871 | 38,991 | |||
1969年(昭和44年) | 30,510 | ←←←← | 3,233 | 33,743 | 改良工事のため営業休止(バス代行) | ||
1970年(昭和45年) | 21,990 | ←←←← | 2,424 | 24,414 | 標準軌化し営業再開 | ||
1971年(昭和46年) | 20,250 | ←←←← | 2,040 | 22,290 | |||
1972年(昭和47年) | 19,140 | ←←←← | 2,193 | 21,333 | |||
1973年(昭和48年) | 19,800 | ←←←← | 2,267 | 22,067 | |||
1974年(昭和49年) | 19,320 | ←←←← | 14,572 | 33,892 | |||
1975年(昭和50年) | 18,330 | ←←←← | 12,400 | 30,730 | |||
1976年(昭和51年) | 16,890 | ←←←← | 10,202 | 27,092 | |||
1977年(昭和52年) | 16,470 | ←←←← | 9,762 | 26,232 | |||
1978年(昭和53年) | 17,460 | ←←←← | 11,563 | 29,023 | |||
1979年(昭和54年) | 16,620 | ←←←← | 10,608 | 27,228 | |||
1980年(昭和55年) | 17,880 | ←←←← | 9,439 | 27,319 | |||
1981年(昭和56年) | 14,820 | ←←←← | 9,503 | 24,323 | |||
1982年(昭和57年) | 15,270 | ←←←← | 9,219 | 24,489 | 11月16日 | 98 | |
1983年(昭和58年) | 15,300 | ←←←← | 8,576 | 23,876 | 11月8日 | 100 | |
1984年(昭和59年) | 16,020 | ←←←← | 8,303 | 24,323 | 11月6日 | 120 | |
1985年(昭和60年) | 16,680 | ←←←← | 7,759 | 24,439 | 11月12日 | 116 | |
1986年(昭和61年) | 14,520 | ←←←← | 7,725 | 22,245 | 11月11日 | 103 | |
1987年(昭和62年) | 12,600 | ←←←← | 7,643 | 20,243 | 11月10日 | 89 | |
1988年(昭和63年) | 11,610 | ←←←← | 7,254 | 18,864 | 11月8日 | 77 | |
1989年(平成元年) | 12,360 | ←←←← | 6,682 | 19,042 | 11月14日 | 75 | |
1990年(平成2年) | 12,960 | ←←←← | 3,656 | 16,616 | 11月6日 | 79 | |
1991年(平成3年) | 13,560 | ←←←← | 3,979 | 17,539 | |||
1992年(平成4年) | 16,890 | ←←←← | 4,803 | 21,693 | 11月10日 | 113 | |
1993年(平成5年) | 15,210 | ←←←← | 4,197 | 19,407 | |||
1994年(平成6年) | 12,090 | ←←←← | 4,274 | 16,364 | |||
1995年(平成7年) | 13,290 | ←←←← | 4,024 | 17,314 | 12月5日 | 82 | |
1996年(平成8年) | 13,800 | ←←←← | 3,782 | 17,582 | |||
1997年(平成9年) | 13,140 | ←←←← | 3,745 | 16,885 | |||
1998年(平成10年) | 12,210 | ←←←← | 3,528 | 15,738 | |||
1999年(平成11年) | 13,050 | ←←←← | 3,451 | 16,501 | |||
2000年(平成12年) | 11,430 | ←←←← | 3,577 | 15,007 | |||
2001年(平成13年) | 10,350 | ←←←← | 3,109 | 13,459 | |||
2002年(平成14年) | 7,170 | ←←←← | 2,487 | 9,657 | |||
2003年(平成15年) | 8,340 | ←←←← | 2,572 | 10,912 | |||
2004年(平成16年) | 8,070 | ←←←← | 1,967 | 10,037 | |||
2005年(平成17年) | 6,150 | ←←←← | 594 | 6,744 | 11月8日 | 38 | |
2006年(平成18年) | 6,960 | ←←←← | 544 | 7,504 | |||
2007年(平成19年) | 7,680 | ←←←← | 1,774 | 9,454 | |||
2008年(平成20年) | 8,160 | ←←←← | 2,944 | 11,104 | 11月18日 | 39 | |
2009年(平成21年) | 7,680 | ←←←← | 2,952 | 10,632 | |||
2010年(平成22年) | 7,950 | ←←←← | 2,968 | 10,918 | |||
2011年(平成23年) | 8,100 | ←←←← | 2,248 | 10,348 | 11月13日 | 28 | |
2012年(平成24年) | 6,540 | ←←←← | 2,235 | 8,775 | |||
2013年(平成25年) | 7,230 | ←←←← | 2,593 | 9,823 | |||
2014年(平成26年) | ←←←← | ||||||
2015年(平成27年) | ←←←← | ||||||
2016年(平成28年) | ←←←← | ||||||
2017年(平成29年) | ←←←← | ||||||
2018年(平成30年) | ←←←← | ||||||
2019年(令和元年) | ←←←← | ||||||
2020年(令和2年) | ←←←← | ||||||
2021年(令和3年) | ←←←← | 11月9日 | 31 | ||||
2022年(令和4年) | ←←←← | 11月8日 | 31 |
駅周辺
[編集]- 国道167号
- 第二伊勢道路鳥羽南・白木インターチェンジ
- 鳥羽志勢クリーンセンター
- 青峰トンネル
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、354-356頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、32頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、436頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ “新たに志摩線10駅および西信貴ケーブル高安山駅でICカードサービスを導入!近鉄の鉄道全駅(生駒ケーブルを除く)でPiTaPa、ICOCAなどICカードをご利用いただけるようになります。”. KINTETSU NEWS RELEASE. 近畿日本鉄道秘書広報部 (2015年6月3日). 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月13日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員 志摩線 - 近畿日本鉄道
- ^ 三重県統計書 - 三重県
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報|白木 - 近畿日本鉄道