大阪市電西野田桜島線
表示
大阪市電西野田桜島線(おおさかしでんにしのださくらじません)は、兼平町駅 - 桜島駅前駅を結んでいた大阪市電第四期線の路線。
路線概要
[編集]- 起点:兼平町駅
- 終点:桜島駅前駅
- 軌間:1435mm
- 架線電圧:直流600V
沿革
[編集]- 1920年(大正9年)10月23日:大阪市電の第四期線として、兼平町駅 - 朝日橋駅間を開業。
- 1921年(大正10年)9月9日:朝日橋駅 - 千鳥橋駅間を延伸開業。
- 1922年(大正11年)
- 1923年(大正12年)9月21日:春日出車庫前駅を開業。
- 1924年(大正13年)4月17日:三本松駅 - 桜島駅間を延伸開業。
- 1927年(昭和2年)ころ:春日出葬儀所前駅を開業。
- 1928年(昭和3年)~1929年(昭和4年)
- 四貫島町駅を廃止。
- 四貫島大通二丁目駅を開業。
- 四貫島大通三丁目駅を開業。
- 島屋町駅(2代)を西島屋町に改称。
- 恩貴島南之町駅(初代)を島屋町駅(3代)に改称。
- 春日出葬儀所前駅を西春日出町駅に改称。
- 春日出車庫前駅を恩貴島南之町駅(2代)に改称。
- 1929年(昭和4年)11月22日:桜島駅 - 桜島駅前駅間を延伸開業。
- 1944年(昭和19年)6月1日:戦時体制下での急行運転のため、朝日橋駅、四貫島大通二丁目駅、西春日出町駅、北港海岸駅、桜島駅を廃止。
- 1945年(昭和20年)3月13日 - 7月1日:戦災のため、島屋橋駅 - 桜島駅前駅間を休止。
- 1945年(昭和20年) - 1946年(昭和21年)
- 恩貴島南之町駅(2代)を春日出車庫前に改称。
- 北港海岸駅を島屋橋駅として復活。
- 1949年(昭和24年)10月1日:朝日橋駅を復活。
- 1951年(昭和26年)7月15日:四貫島大通二丁目駅を復活。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)4月11日:島屋橋駅 - 桜島駅前間を単線で運行再開。
- 1962年(昭和37年)2月1日:島屋橋駅 - 桜島駅前間を廃止。
- 1964年(昭和39年)3月21日~3月22日:大阪環状線高架化に伴う上下切替で、西九条付近にあった跨線橋部分を地平化。
- 1969年(昭和44年)2月1日:兼平町駅 - 島屋橋駅間を廃止。
駅一覧
[編集]駅名 | キロ程 | 接続路線 |
---|---|---|
兼平町駅 | 0.0 | 大阪市電:西野田線 |
西九条駅 | 0.5 | 日本国有鉄道:西成線[1] |
朝日橋駅 | 0.9 | |
千鳥橋駅 | 1.2 | 阪神電気鉄道:伝法線[2] |
四貫島大通二丁目駅 | 1.5 | |
四貫島大通三丁目駅 | 1.7 | |
春日出町駅 | 2.0 | |
西春日出町駅 | 2.2 | |
春日出車庫前駅 | 2.6 | |
島屋町駅 | 3.1 | |
西島屋町駅 | 3.4 | |
三本松駅 | 3.8 | |
島屋橋駅 | 4.5 | |
桜島駅前駅 | 5.3 | 日本国有鉄道:西成線[1] |
- 1959年(昭和34年)7月当時
廃駅
[編集]- 四貫島町駅(四貫島大通二丁目駅(当時未開業) - 四貫島大通三丁目駅(当時未開業)間):1928年(昭和3年) - 1929年(昭和4年)廃止。
- 桜島駅(島屋橋駅 - 桜島駅前駅間):1944年(昭和19年)6月1日廃止。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 10 大阪、新潮社、2009年2月18日。ISBN 978-4-10-790028-9。
- 辰巳博 著、福田静二 編『JTBキャンブックス 大阪市電が走った街 今昔 水の都の路面電車 定点対比』(初版)JTB、2000年12月1日。ISBN 4-533-036511。