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大阪市電都島守口線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大阪市電都島守口線(おおさかしでん みやこじまもりぐちせん)は、都島本通駅 - 守口駅間を結んでいた大阪市電の路線。大阪市電の中で最後まで残った路線の一つである。

大阪大空襲以降、休止に追い込まれた多くの路線のうち、本路線が最も早く復旧した。

路線データ

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  • 起点:都島本通駅
  • 終点:守口駅
  • 軌間:1435mm
  • 電化区間:全線(直流600V)

沿革

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  • 1929年昭和4年)
    • 5月20日:沢上江町二丁目駅 - 赤川町八丁目駅間を開業。
    • 8月17日:赤川町八丁目駅 - 今市町駅間を延伸開業。
  • 1931年(昭和6年)10月16日:今市町駅 - 守口町駅間を延伸開業。
  • 1936年(昭和11年)ごろ:沢上江町二丁目駅を都島本通駅に改称。
  • 1941年(昭和16年) - 1943年(昭和18年):守口町駅を守口駅に改称。
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月13日 - 7月1日:戦災のため全線休止。
    • 10月26日:全線復旧。赤川町四丁目駅を高倉町三丁目駅に、赤川町九丁目駅を赤川町三丁目駅に改称。
  • 1946年(昭和21年)
    • 7月1日:生江町七丁目駅を城北公園前駅に改称。
    • 10月1日:赤川町八丁目駅を赤川町一丁目駅(2代)に改称の上で復活。
    • 11月1日:赤川町一丁目駅(初代)を高倉町一丁目駅に改称の上で復活。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月20日:赤川町二丁目駅を高倉町二丁目駅に、大宮国民学校前駅を森小路町駅に、それぞれ改称の上で復活。
    • 10月1日:生江町六丁目駅を生江町駅に、太子橋駅を土居町駅に、それぞれ改称の上で復活。
  • 1951年(昭和26年)1月10日:土居町駅を太子橋駅に改称。
  • 1953年(昭和28年)10月1日:赤川町一丁目駅を移設(+0.1km)。
  • 1954年(昭和29年)7月10日:森小路町駅を大宮小学校前駅に改称。
  • 1969年(昭和44年)4月1日:全線廃止。

駅一覧

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駅名 キロ程 接続路線
都島本通駅 0.0 大阪市電:梅田善源寺町線東野田沢上江町線
高倉町一丁目駅 0.5  
高倉町二丁目駅 0.8  
高倉町三丁目駅 1.2  
赤川町一丁目駅 1.7  
赤川町三丁目駅 2.0  
生江町駅 2.3  
城北公園前駅 2.6  
大宮町駅 3.1  
森小路町駅 3.5  
今市町駅 3.9  
太子橋駅 4.4  
守口駅 4.7  

系統

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10系統11系統12系統14系統が走っていた。

参考文献

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  • 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 10 大阪、新潮社、2009年2月18日。ISBN 978-4-10-790028-9 
  • 大阪市交通局『大阪市電廃止記念誌「市電」 ―市民とともに65年―』大阪市交通局、1969年3月25日。 
  • 辰巳博 著、福田静二 編『JTBキャンブックス 大阪市電が走った街 今昔 水の都の路面電車 定点対比』(初版)JTB、2000年12月1日。ISBN 4-533-036511 

関連項目

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