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大阪市電西野田線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大阪市電西野田線(おおさかしでんにしのだせん)は、船津橋駅 - 兼平町駅間を結んでいた大阪市電第三期線の路線。

路線データ

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  • 起点:船津橋駅
  • 終点:兼平町駅
  • 軌間:1435mm
  • 架線電圧:直流600V

沿革

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  • 1916年大正5年)12月27日:大阪市電の第三期線として、船津橋駅 - 兼平町駅間が開業。
  • 1926年(大正15年)8月7日:野田停車場前駅を野田駅前駅に改称。
  • 1932年昭和7年)4月25日:玉川三丁目駅 - 玉川四丁目駅間が非営業線化。回送、留置用途で使用されるようになる。
  • 1943年(昭和18年)~1944年(昭和19年):下福島三丁目駅を中央市場前駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)6月1日:戦時体制下での急行運転のため、中央市場前駅、野田駅前駅を廃止。
  • 1945年(昭和20年)3月13日:船津橋駅を休止。
  • 1946年(昭和21年)12月1日:中央市場前駅を復活。
  • 1950年(昭和25年)5月15日:野田駅前駅を復活。
  • 1960年(昭和35年)10月10日:船津橋駅を廃止。九条中之島線花園橋方面との接続点になる。
  • 1964年(昭和39年)
    • 3月22日大阪環状線の高架化に伴って上下切替を実施。工事期間中には大阪環状線の路線を改軌して市電が走った。
    • 10月1日:玉川三丁目駅 - 玉川四丁目駅間を廃止。
  • 1965年(昭和40年)
    • 7月26日:野田駅前駅を野田駅に改称。
    • 9月1日:九条中之島線接続点(以前の船津橋駅) - 玉川町三丁目駅間を廃止。
  • 1969年(昭和44年)5月12日:玉川四丁目駅 - 兼平町駅間を廃止。

駅一覧

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駅名 キロ程 接続路線
(船津橋駅) 0.0 大阪市電:九条中之島線[1]
中央市場前 0.2  
玉川町三丁目駅 0.5 大阪市電:野田線
玉川町四丁目駅 0.7 大阪市電:西野田福島線野田線[2]
野田駅前駅 1.0  
兼平町駅 1.5 大阪市電:西野田桜島線
  • 1959年(昭和34年)7月当時

脚注

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  1. ^ 渡辺橋方面は1945年3月13日から戦災により休止
  2. ^ 野田線の玉川四丁目駅は築堤上にあり、跨線橋の階段を上り下りすることで乗り換えを行った

参考文献

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  • 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 10 大阪、新潮社、2009年2月18日。ISBN 978-4-10-790028-9 
  • 辰巳博 著、福田静二 編『JTBキャンブックス 大阪市電が走った街 今昔 水の都の路面電車 定点対比』(初版)JTB、2000年12月1日。ISBN 4-533-036511