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宿 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宿
大久保浄水場
大久保浄水場
■宿の位置(埼玉県内)
■宿
宿
宿の位置
北緯35度52分34.52秒 東経139度35分56.25秒 / 北緯35.8762556度 東経139.5989583度 / 35.8762556; 139.5989583
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
桜区
地域 浦和市
人口
2017年平成29年〉9月1日時点)[1]
 • 合計 607人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
338-0814[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

宿(しゅく)は、埼玉県さいたま市桜区大字郵便番号は338-0814[2]

地理

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さいたま市桜区北西の沖積平野に位置し、荒川の堤外付近は境界が入り組んでいる。地区の東側を白鍬神田、南側を五関塚本、西側を下大久保、北側を在家と接する。荒川河川敷周辺の塚本付近に入会地[4]由来の飛地が一か所ある[5]。全域が市街化調整区域である[6]。西部は主に大久保浄水場となっており、東部の埼玉県道57号さいたま鴻巣線沿いでは宅地化が進む。地区の中央部や鴨川周辺は農地である。地内の荒川堤防ではさいたま築堤事業によって、堤防のかさ上げ工事が実施されている[7]。荒川河川敷内は荒川総合運動公園および農地である。

宿宮前遺跡があり[4]、古くから古瓦が出土することで有名だったが、1983年昭和58年)と1991年平成3年)の発掘調査で、古墳時代後期から平安時代の住居跡が発掘された。また、大久保浄水場が建設されたあたりには大久保条里遺跡などの遺跡があり、建設前に大規模な調査が行われた。

小字

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  • 宮前[8]、深町、久保堀、神子田、四十堀、土堀

歴史

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もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡植田谷領に属する宿村であった[4]。村高は『田園簿』では276余、「元禄郷帳」では302石余、「天保郷帳」では318石余。助郷中山道大宮宿に出役していた。化政期の戸数は32軒で、村の規模は東西22、南北4町余であった[4][9]。観音寺には1648年慶安2年)8石の寺領朱印地)が寄進されていた[4]。地名は宿場町のように軒を連ねていて賑わっていた事が由来と云われている[4][9]

世帯数と人口

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2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
宿 284世帯 607人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[17]

番地 小学校 中学校
全域 さいたま市立大久保小学校 さいたま市立大久保中学校

交通

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地内に鉄道は敷設されていない。北浦和駅方面へのバス路線があり、宿バス停がある。

道路

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地域

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寺社・史跡

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  • 大久保神社[5]
  • 浄土宗観音寺
  • 阿弥陀堂

施設

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脚注

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  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月29日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 468頁。
  5. ^ a b c d 『「街の達人」でっか字埼玉便利情報地図2013年2版2刷』昭文社、2013年、72頁。ISBN 978-4-398-60135-3 
  6. ^ 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
  7. ^ さいたま築堤〜さいたま地区の暮らしを守る荒川の一大プロジェクト〜” (PDF). 国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所. 2019年9月26日閲覧。
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1388頁。
  9. ^ a b c 新編武蔵風土記稿 宿村.
  10. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  11. ^ a b 『わがまち浦和』 巻末付録(頁番号なし)。
  12. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
  13. ^ 幼稚園の概要と特色 - 認定こども園おおとり幼稚園ホームページ.2019年12月13日閲覧。
  14. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 918頁。
  15. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 958頁。
  16. ^ 付表 浦和市主要年表 (PDF) - さいたま市.2019年9月16日閲覧。
  17. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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