富岡東 (横浜市)
富岡東 | |
---|---|
町丁 | |
神奈川県立循環器呼吸器病センター | |
北緯35度22分04秒 東経139度37分52秒 / 北緯35.367864度 東経139.631081度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 金沢区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 14,803 人 |
世帯数 | 7,322 世帯 |
面積([2]) | |
1.828 km² | |
人口密度 | 8097.92 人/km² |
設置日 | 1983年(昭和58年)7月18日 |
郵便番号 | 236-0051[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
ウィキポータル 日本の町・字 ウィキポータル 神奈川県 ウィキプロジェクト 日本の町・字 |
富岡東(とみおかひがし)は、神奈川県横浜市金沢区の町名。現行行政地名は富岡東一丁目から富岡東六丁目。住居表示実施済み区域[5]。
地理
[編集]南北に細長く、最も北が一丁目、最も南が六丁目である。北は昭和町、鳥浜町と磯子区杉田、東は並木、南は長浜と堀口、西は京急本線を挟んで能見台通と富岡西に接する。二丁目の一部は埋立地で、南部市場関連の卸売企業などが進出している。富岡総合公園から旧海岸線沿いに緑地帯が柴町まで延び、緑地帯の途中の四丁目には富岡八幡宮、六丁目には神奈川県立金沢総合高等学校がある。六丁目の能見台駅近くの丘には神奈川県立循環器呼吸器病センターがある。
交通は京急本線の京急富岡駅のほか、六丁目の南側は能見台駅も近い。南北に国道16号が通り、同国道経由で磯子駅-追浜方面を結ぶ路線バスも利用できる。
面積
[編集]面積は以下の通りである[2]。
丁目 | 面積(km2) |
---|---|
富岡東一丁目 | 0.261 |
富岡東二丁目 | 0.563 |
富岡東三丁目 | 0.237 |
富岡東四丁目 | 0.198 |
富岡東五丁目 | 0.199 |
富岡東六丁目 | 0.370 |
計 | 1.828 |
地価
[編集]住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、富岡東6-26-10の地点で20万2000円/m2となっている[6]。
歴史
[編集]沿革
[編集]かつては久良岐郡金沢町の一部であった。かつては遠浅の海に面し、1877年(明治10年)頃にジェームス・カーティス・ヘボンが汐湯治(海水浴)を推奨するなどし、日本の海水浴場の先駆けの地となった[7]。海水浴場は昭和30年代に埋立が始まるまで賑わった。漁場としても豊かで、打瀬網漁や海苔の養殖が行われた[8]。1936年に横浜市磯子区に編入、磯子区富岡町の一部となる。
現在の富岡東にあたる地域は横須賀街道沿いにあり、富岡町の中心街であった。1936年、横浜海軍航空隊の飛行艇訓練基地が設けられ、終戦後は在日米軍に接収されて富岡倉庫地区となった。
1948年には金沢区が磯子区から分区。1954年、現在の六丁目に結核療養所の神奈川県立長浜療養所(現・神奈川県立循環器呼吸器病センター)が開設。1971年2月、富岡倉庫地区が返還。跡地は横浜市72%、神奈川県16%、国12%に分割され、1975年に富岡総合公園が開園した。1983年7月18日に富岡町から富岡東が分離。住居表示が施行され、富岡東一丁目-六丁目が新設された[9]。
世帯数と人口
[編集]2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
富岡東一丁目 | 1,956世帯 | 4,172人 |
富岡東二丁目 | 1,557世帯 | 3,406人 |
富岡東三丁目 | 1,006世帯 | 2,029人 |
富岡東四丁目 | 524世帯 | 1,071人 |
富岡東五丁目 | 884世帯 | 1,646人 |
富岡東六丁目 | 1,395世帯 | 2,479人 |
計 | 7,322世帯 | 14,803人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 13,525
|
2000年(平成12年)[11] | 13,433
|
2005年(平成17年)[12] | 13,660
|
2010年(平成22年)[13] | 14,498
|
2015年(平成27年)[14] | 14,609
|
2020年(令和2年)[15] | 14,983
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 5,150
|
2000年(平成12年)[11] | 5,381
|
2005年(平成17年)[12] | 5,603
|
2010年(平成22年)[13] | 6,194
|
2015年(平成27年)[14] | 6,333
|
2020年(令和2年)[15] | 6,673
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
富岡東一丁目 | 1番〜28番17号、29番 32番10〜18号、33番 |
横浜市立梅林小学校 | 横浜市立小田中学校 |
28番18〜31号 30番〜32番9号 32番19〜23号、34〜53番 |
横浜市立小田小学校 | ||
富岡東二丁目 | 1〜8番 | 横浜市立並木第一小学校 | 横浜市立富岡東中学校 |
9番 | 横浜市立富岡小学校 | ||
富岡東三丁目 | 10番〜13番44号 14〜24番 | ||
1〜9番、13番45〜53号 | 横浜市立小田小学校 | 横浜市立小田中学校 | |
富岡東四丁目 | 全域 | 横浜市立富岡小学校 | 横浜市立富岡東中学校 |
富岡東五丁目 | 全域 | ||
富岡東六丁目 | 全域 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
富岡東一丁目 | 48事業所 | 339人 |
富岡東二丁目 | 70事業所 | 1,302人 |
富岡東三丁目 | 29事業所 | 280人 |
富岡東四丁目 | 35事業所 | 351人 |
富岡東五丁目 | 107事業所 | 540人 |
富岡東六丁目 | 53事業所 | 1,037人 |
計 | 342事業所 | 3,849人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 272
|
2021年(令和3年)[17] | 342
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 2,984
|
2021年(令和3年)[17] | 3,849
|
施設
[編集]- 神奈川県立循環器呼吸器病センター
- 神奈川県警察第一機動隊
- 神奈川県警察音楽センター
- 富岡総合公園
- 神奈川県立金沢総合高等学校
- 富岡八幡宮
- 慶珊寺
- 旧川合玉堂別邸(二松庵)庭園:日本画家の川合玉堂の別邸跡地。横浜市指定の名勝[19]
その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
富岡東一丁目 | 全域 | 金沢警察署 | 富岡交番 |
富岡東二丁目 | 全域 | 並木交番 | |
富岡東三丁目 | 全域 | 富岡交番 | |
富岡東四丁目 | 全域 | ||
富岡東五丁目 | 全域 | ||
富岡東六丁目 | 全域 |
交通
[編集]京浜急行バス
[編集]横浜市営バス
[編集]- 61系統(磯子駅前-新杉田駅前-杉田平和町-入国管理局前)
- 85系統(磯子駅-東京ガス前-水再生センター前)
- 94系統(富岡バスターミナル-金沢文庫-金沢区総合庁舎前)
- 117系統(新杉田駅前-南部市場前-三菱金沢工場)
- 215系統(大谷団地循環)(新杉田駅↔︎大谷団地)
- 294系統(新杉田駅-なぎさ団地前-並木中央-富岡バスターミナル)
脚注
[編集]- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “富岡東の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省 (2023年1月1日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ 富岡は超一級の避暑地(ぶらり金沢散歩道)
- ^ 区制施行40周年記念誌『太陽と潮騒と緑の丘 翔べ金沢』1989年3月31日 金沢区・市制100周年・区制40周年記念事業実行委員会発行
- ^ 横浜市金沢区の町名一覧(平成26年10月20日現在) (PDF) - 横浜市 2014年12月16日閲覧
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “旧川合玉堂別邸(二松庵)庭園”. 金沢区 (2023年3月30日). 2023年5月25日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 金沢警察署. 2021年9月5日閲覧。
- ^ https://www.homemate-research-bus.com/14108/bus_rosen/