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山下慶徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山下 慶徳
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 和歌山県海南市下津町
生年月日 (1946-04-20) 1946年4月20日(78歳)
身長
体重
182 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手三塁手
プロ入り 1970年 ドラフト1位
初出場 1971年7月4日
最終出場 1981年9月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

山下 慶徳(やました けいとく、1946年4月20日 - )は、和歌山県出身の元プロ野球選手外野手三塁手)。元千葉ロッテマリーンズ山下徳人(兄の息子)。

来歴・人物

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和歌山県立海南高等学校では、1年秋からエース。1962年秋季近畿大会では決勝で和田徹らがいた明星高を降し優勝。

1963年春の選抜出場を決める。選抜では1回戦で博多工に大勝。2回戦で下関商池永正明と投げ合うが、延長16回サヨナラ負けを喫する[1]。下関商はこの大会に優勝。同年夏は県予選準決勝で向陽高野崎恒男に抑えられ敗退、甲子園には届かなかった。

1964年は春夏の甲子園に連続出場。春の選抜は2回戦で尾道商小川邦和に完封負け[1]夏の選手権は、2回戦でエース成田文男を擁する修徳高に逆転勝ち。準々決勝まで進むが亀井進古田忠士らがいた早鞆高に敗退[2]。この大会の県予選2回戦では、耐久高を相手にノーヒットノーランを記録した。

高校卒業後は河合楽器に進み外野手に転向。都市対抗野球大会にも常連として連続出場。しかし1969年までは左翼手として小松時男と併用されるなど、出場機会には恵まれなかった。

1970年には佐藤正治上垣内誠がプロ入りしたことに伴い、三番打者・中堅手として都市対抗に出場する。1回戦で鐘淵化学谷村智博に抑えられ敗退。同年の社会人野球ベストナイン(外野手)に選ばれている。

1970年のプロ野球ドラフト会議ヤクルトアトムズ(スワローズ)から1位指名され入団。

1972年には一軍に定着し、主に中堅手として58試合に先発出場。福富邦夫とレギュラーを争う。

1973年はクリーンアップを打ち、同年は初の規定打席(17位、打率.259)にも達する。

1976年にはチャーリー・マニエルの入団もあって開幕直後から三塁手として起用され18試合に出場するが、シーズン中盤から外野手に戻る。

1978年阪急ブレーブスとの日本シリーズでは2試合に代打として出場するが、無安打に終わった。同年オフに、中山孝一との交換トレードで南海ホークスに移籍。

1979年には中堅手、右翼手として49試合に先発出場。五番打者としても5試合に起用されるが打撃面で低迷、期待通りの活躍はできなかった。同年暮れ、三浦政基との交換トレードでヤクルトに復帰。

1981年を最後に引退した。その後は都内で飲食店を経営していた。ヤクルトOBが主催する少年野球教室の講師も務める。

第100回全国高校野球和歌山大会では始球式を行った[3]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1971 ヤクルト 18 19 17 1 1 0 0 0 1 0 0 1 1 0 0 0 1 9 0 .059 .111 .059 .170
1972 102 233 209 25 49 12 1 8 87 19 11 9 5 0 17 2 2 43 3 .234 .298 .416 .715
1973 130 483 433 37 112 10 3 11 161 43 10 8 8 2 33 0 7 78 13 .259 .320 .372 .692
1974 115 428 395 40 96 16 3 9 145 53 12 4 4 1 27 2 1 60 8 .243 .292 .367 .660
1975 107 292 253 27 57 6 0 10 93 24 7 6 5 1 26 0 7 36 11 .225 .314 .368 .681
1976 98 292 268 27 73 7 2 9 111 33 1 3 1 1 20 0 2 53 10 .272 .326 .414 .741
1977 82 168 148 20 32 7 1 7 62 24 2 1 1 1 15 0 3 28 4 .216 .299 .419 .718
1978 49 97 88 11 21 2 0 3 32 8 1 3 0 0 7 0 2 17 2 .239 .309 .364 .673
1979 南海 93 210 190 12 37 5 0 2 48 11 0 2 1 1 12 0 6 35 4 .195 .263 .253 .516
1980 ヤクルト 22 25 21 1 4 1 0 0 5 2 0 0 1 0 3 0 0 6 0 .190 .292 .238 .530
1981 39 13 13 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .077 .077 .077 .154
通算:11年 855 2260 2035 201 483 66 10 59 746 217 44 37 27 7 160 4 31 368 55 .237 .302 .367 .668
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

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背番号

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  • 10 (1971年 - 1978年)
  • 28 (1979年)
  • 35 (1980年 - 1981年)

脚注

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  1. ^ a b 「選抜高等学校野球大会60年史」毎日新聞社編 1989年
  2. ^ 「全国高等学校野球選手権大会70年史」朝日新聞社編 1989年
  3. ^ 朝日新聞デジタル

関連項目

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外部リンク

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