山内明
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やまのうち あきら 山内 明 | |
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生年月日 | 1921年7月11日 |
没年月日 | 1993年10月29日(72歳没) |
出生地 | 東京府東京市麻布区[注釈 1] |
職業 | 俳優 |
配偶者 | 空あけみ[1] |
著名な家族 | |
主な作品 | |
テレビドラマ 映画
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来歴・人物
[編集]山野一郎の子として東京市麻布区[注釈 1]に誕生[5][2]。
1940年[4]、早稲田大学演劇研究会で演劇集団「若い仲間」を結成[6]。
1942年、松竹に入社[5][2]。映画『鳥居強右衛門』でデビュー[2][6]。
1943年に『海軍』に主演し、人気を得る[2]。同年10月に召集を受け、満洲に渡り、中国へ転戦[5]。
『病院で死ぬということ』が遺作となった。1993年10月29日、死去。72歳没。
出演
[編集]映画
[編集]- 鳥居強右衛門(1942年、松竹)[2]
- 海軍(1943年、松竹) - 谷真人
- 女性航路(1944年、松竹)
- 粋な風来坊(1946年、松竹京都) - 山本清太郎
- 処女は真珠の如く(1947年、松竹大船) - 哲夫
- 若き日の血は燃えて(1947年、松竹大船) - 南
- たそがれの密会(1948年、松竹大船) - 野中泰介
- 銀座新地図(1948年、松竹大船) - 伸吉
- 限りなき情熱(1951年、東映東京) - 中島清七
- 長崎の歌は忘れじ(1952年、大映東京) - 佐伯道信
- 浅草四人姉妹(1952年、新東宝)- 外科医・田中
- 原爆の子(1952年、近代映画協会=民芸)
- モンテンルパの夜は更けて(1952年、新東宝) - 井野圭介
- 嫁ぐ今宵に(1953年、新映プロ) - 長谷川信夫
- 縮図(1953年、近代映画協会) - 倉持
- 悲恋椿(1953年、大映京都) - 杉浦稔
- 夜明け前(1953年、新東宝) - 宗太
- 女の一生(1953年、新東宝) - 山崎真太郎
- 泥だらけの青春(1954年、日活) - 里村東介
- 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954年、松竹) - 片岡源五右衛門
- 生きとし生けるもの(1955年、日活) - 曽根夏樹
- 四人の誓い(1956年、シネマプロデュース・サークル) - 岡部
- 夜あけ朝あけ(1956年、民芸) - 中杉万作
- 顔(1957年、松竹) - 飯島哲次
- 体の中を風が吹く(1957年、松竹) - 立田数馬
- 侍ニッポン(1957年、松竹) - 松平左兵衛督
- 朱の花粉(1960年、松竹大船) - 浜名準吉
- 海を渡る波止場の風(1960年、日活) - 塚越大作
- 豚と軍艦(1961年、日活) - 崎山
- 人間の條件 第五部・第六部(1961年、松竹) - 吉良上等兵
- 銀座旋風児 嵐が俺を呼んでいる(1961年、日活) - 中村捜査課長
- スパイ・ゾルゲ / 真珠湾前夜(1961年、日本(松竹)&フランス合作) - 尾崎秀美
- 風の視線(1963年、松竹) - 竜崎重隆
- 俺の背中に陽が当る(1963年、日活)
- 花と怒涛 (1964年、日活)
- 駆逐艦雪風(1964年、佐野芸術プロ/松竹)
- 刺青一代(1965年、日活) - 木下勇造
- 愛の渇き(1967年、日活) - 謙輔
- 雌が雄を喰い殺す かまきり (1967年、松竹)
- わが命の唄 艶歌(1968年)
- 黒部の太陽(1968年、日活=三船プロ=石原プロ) - 塚本
- 大幹部 無頼(1968年、日活) - 和泉竜作
- ある少女の告白 禁断の果実(1968年、日活) - 北沢雅樹
- 人斬り(1969年、大映=勝プロ) - 勝海舟
- 戦争と人間 第一部・第二部(1970年 - 1971年、日活) - 石原莞爾
- 喧嘩屋一代 どでかい奴(1970年、大映京都) - 関口哲夫
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年、東宝) - 宮崎中将[8]
- ゴジラ対ヘドラ(1971年、東宝) - 矢野徹[2][3][7]
- 子連れ狼 冥府魔道(1973年、東宝) - 心の字洗蔵
- わが道(1974年、近代映画協会) - 海名
- 新幹線大爆破(1975年、東映東京) - 官房長官
- 死の棘(1990年、松竹)
- 病院で死ぬということ(1993年) - 川村健二
テレビドラマ
[編集]- 大河ドラマ(NHK)
- 東芝日曜劇場(TBS)
- ママ日曜でありがとう(1965年 - 1969年) - 萌子の夫役
- リツ子・その愛(1967年)
- ひとり(1976年11月14日、HBC) - 草平の兄
- 肝っ玉かあさん(1968年 - 1972年、TBS) - 堂本大吉
- 大奥(1968年 - 1969年、KTV) - 孝明天皇
- 木下恵介アワー(TBS)
- 火曜日の女シリーズ「恋の罠」(1970年、NTV)
- 夕陽カ丘三号館(1971年 - 1972年、TBS) - 時枝浩一郎
- 1・2・3と4・5・ロク(1972年、TBS) - 白川正幸
- 愛の戦士レインボーマン 第29話「悪魔の戦隊DAC」・第30話「モグラート大破壊作戦」(1973年、NET) - ダック・ワン
- 赤ひげ 第17話「凍鶴」(1973年、NHK)
- 唖侍 鬼一法眼 第6話「血風峠」(1973年、NTV) - 柴軍兵衛
- 大岡越前 第4部 第17話「友情」(1975年、TBS) - 鍵屋仙兵衛
- 白い地平線(1975年、TBS)
- 落日燃ゆ(1976年、NET) - ナレーター
- 太陽にほえろ! (NTV・東宝)
- 第182話「ボディーガード」(1976年) - 南署・庄司刑事係長
- 第513話「真相は……?」(1982年) - 高松警部
- Gメン'75(1976年、TBS) - 関東刑務所杉本所長
- 第43話「刑法第十一条・絞首刑」
- 第57話「刑法第十一条 絞首刑・その後」
- 大都会 闘いの日々 第30話「縁談」・第31話「別れ」(1976年、NTV) - 桂木俊二郎
- 夫婦旅日記 さらば浪人 第24話「ふるさとへの旅路」(1976年、CX)
- 前略おふくろ様(1976年 - 1977年、NTV) - 松岡冬吉
- 銀河テレビ小説 (NHK)
- 毎日が日曜日(1977年)- 沖直之
- 男が家を出るとき(1985年) - 東圭造
- 特捜最前線(1977年・1983年、ANB)
- 第29話「プルトニウム爆弾が消えた街」・第30話「核爆発80秒前のロザリオ」(1977年) - 刈屋教授
- 第317話「掌紋300202!」(1983年) - 城所徳永
- 松本清張シリーズ / 最後の自画像(1977年、NHK) - 小塚貞一
- 東京メグレ警視シリーズ 第20話「警視と録画マニア」(1978年、ABC)
- 松本清張シリーズ / 火の記憶(1978年、NHK) - 島田刑事
- 昼ドラマ / くれない心中(1978年 - 1979年、CX)
- チェックメイト78 第22話「銃口の前に立つ警部」(1979年、ABC)
- ゆうひが丘の総理大臣 第29話「初体験も楽じゃない!」(1979年、NTV)
- 遠山の金さん 第2シリーズ 第24話「死を商う男」(1979年、ANB) - 石塚又兵衛
- 土曜ワイド劇場
- 遙かなる海の果てに(1979年、ANB)
- 過去を消す女 私の結婚のために死んで下さい(1984年、ABC) - 掛川
- 混浴露天風呂シリーズ4・女子大生秘湯ツアー連続殺人!(1985年、ABC) - 秋本信夫
- あめりか物語(1979年、NHK)
- 土曜ドラマ(NHK)
- 離婚(1980年) - 修造
- 大捜査線(1980年、CX) - 大滝修造
- 花王 愛の劇場 / 愛とおそれと(1980年、TBS)
- さよならお竜さん(1980年、MBS)
- 猿飛佐助 第5話「甲賀忍法 火炎大車輪」(1980年、NTV) - 堀ノ内勘斎
- 木曜座 / 恋人たち(1980年、TBS) - 中町周太郎
- ザ・商社(1980年、NHK) - 河合社長
- 加山雄三のブラック・ジャック 第4話「えらばれたマスク」(1981年、ANB)
- ザ・ハングマン 第18話「大統領の隠し娘」(1981年、ABC) - A国大統領
- 娘が家出した夏 家庭ってなァに?(1981年、TBS) - 野上直作
- ロウソクが消えない ママ、わたし話したいの(1982年、ANB)
- 花王 愛の劇場 / 夫婦(1982年、TBS) - 高村勝利
- おまかせください(1982年、CX) - 松井院長
- 三日間(1982年10月10日、TBS) - 北山高志
- 本陣殺人事件 三本指で血塗られた初夜(1983年、TBS) - 一柳伊兵衛
- 大奥 第10話「虹を掴んだ少女」・第11話「上様はさんまがお好き」(1983年、KTV) - 酒井忠勝
- 松本清張シリーズ / 波の塔(1983年、NHK)
- 妻たちの乱気流(1984年、ANB)
- 旅よ恋よ女たちよ(1985年1月5日、NHK) - 太田黒
- 年末時代劇スペシャル / 忠臣蔵(1985年、NTV) - 小野寺十内
- 夏樹静子サスペンス / 動機なし(1986年、KTV)
- 松本清張サスペンス・隠花の飾り / 愛犬(1986年、KTV)
- 連続テレビ小説 / はね駒(1986年、NHK) - 橘徳右衛門
- 月曜・女のサスペンス / 九州航路の謎 -川崎〜宮崎 豪華客船血塗られたデッキ-(1988年、TX) - 立花長吉
- 向田邦子新春シリーズ(TBS)
- 華燭(1992年)
- 家族の肖像(1993年)
- 運命の逆転(TBS、1992年)
- 月曜ドラマスペシャル / 松本清張作家活動40周年記念・迷走地図(1992年、TBS) - 三原伝六
- ホテルドクター 第9話「カップルの秘密」(1993年、ABC)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 内外タイムス文化部 編『ゴシップ10年史』三一書房、1964年、32頁。
- ^ a b c d e f g h i 東宝特撮映画全史 1983, p. 534, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b ゴジラ大百科 1993, p. 130, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d 「新劇俳優名鑑」『新劇便覧』テアトロ、1965年、326頁。
- ^ a b c d e f g h i j 『山内 明』 - コトバンク
- ^ a b c 『日本映画人大鑑』キネマ旬報社、1959年、140頁。
- ^ a b c 野村宏平、冬門稔弐「7月11日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、187頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。