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岡村 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡村
町丁
地図北緯35度24分54秒 東経139度36分44秒 / 北緯35.414881度 東経139.61225度 / 35.414881; 139.61225
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 磯子区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 15,847 人
 世帯数 7,521 世帯
面積[2]
  1.419 km²
人口密度 11167.72 人/km²
設置日 1976年(昭和51年)7月26日
郵便番号 235-0021[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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岡村(おかむら、: Okamura)は横浜市磯子区の町名。現行行政地名は岡村一丁目から岡村八丁目。住居表示が実施済み区域。

地理

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磯子区北部に位置する。町のほぼ中央、二丁目から六丁目にかけてに岡村公園岡村天満宮、岡村梅林がある。町の南部には上大岡東にまたがる久良岐公園が広がる。

岡村はフォーク・デュオ「ゆず」の出身地であり、「岡村ムラムラブギウギ」など当地を歌った楽曲を発表している。

また、大手オフィス家具メーカの「オカムラ」の社名の由来は、この地で創業されたことから来ている[5]

面積

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面積は以下の通りである[2]

丁目 面積(km2
岡村一丁目 0.185
岡村二丁目 0.179
岡村三丁目 0.153
岡村四丁目 0.270
岡村五丁目 0.123
岡村六丁目 0.117
岡村七丁目 0.170
岡村八丁目 0.222
1.419

地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、岡村5-9-6の地点で17万円/m2となっている[6]

歴史

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1899年(明治32年)に、縄文時代から古墳時代にかけての複合遺跡である三殿台遺跡が発見され、1961年(昭和36年)の発掘調査ののち、国の史跡となった。竪穴建物跡などの遺構や復元建物などが現地で展示・公開されている[7]。地名は、土地が小高い丘となっていることから採られた[8]

沿革

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かつての久良岐郡禅馬村であり、のちに岡村・滝頭村・磯子村に分村した。

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 森・森中原・杉田の各村と合併、屏風浦村大字岡となる。
  • 1939年(昭和14年)4月1日 - 横浜市に編入され、磯子区岡村町となった。
  • 1976年(昭和51年)7月26日 - 住居表示を実施し、岡村町を廃して岡村一~八丁目が設けられた[9]

町名の変遷

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実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
岡村一丁目 1976年(昭和51年)7月26日 磯子町、岡村町(各一部)
岡村二丁目 岡村町(一部)
岡村三丁目
岡村四丁目
岡村五丁目
岡村六丁目
岡村七丁目 磯子町、岡村町(各一部)
岡村八丁目

世帯数と人口

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2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
岡村一丁目 1,047世帯 2,179人
岡村二丁目 463世帯 985人
岡村三丁目 1,317世帯 2,697人
岡村四丁目 1,406世帯 3,024人
岡村五丁目 927世帯 1,824人
岡村六丁目 508世帯 1,076人
岡村七丁目 880世帯 1,940人
岡村八丁目 973世帯 2,122人
7,521世帯 15,847人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[10]
16,847
2000年(平成12年)[11]
16,753
2005年(平成17年)[12]
16,511
2010年(平成22年)[13]
15,945
2015年(平成27年)[14]
15,862
2020年(令和2年)[15]
15,611

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[10]
6,134
2000年(平成12年)[11]
6,291
2005年(平成17年)[12]
6,326
2010年(平成22年)[13]
6,428
2015年(平成27年)[14]
6,642
2020年(令和2年)[15]
6,826

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]

丁目 番地 小学校 中学校
岡村一丁目 1〜3番
5〜8番
横浜市立滝頭小学校 横浜市立岡村中学校
4番
9〜29番
横浜市立磯子小学校
岡村二丁目 1番27号
1番31号〜3番
15〜16番
1番1〜26号
1番28〜30号
4〜14番
17番
横浜市立岡村小学校
岡村三丁目 3〜4番
7〜25番
1〜2番
5〜6番
横浜市立滝頭小学校
岡村四丁目 全域 横浜市立岡村小学校
岡村五丁目 1番〜3番7号
3番12〜19号
3番21号〜5番2号
5番5号〜最終号
7番1〜8号
7番13号〜最終号
13番13・16号
14番、20番
横浜市立藤の木中学校
3番8〜11号
3番20号
5番3〜4号、6番
7番9〜12号
8番〜13番12号
13番14〜15・17〜最終号
15〜19番
21〜22番
横浜市立藤の木小学校
岡村六丁目 1〜2番 横浜市立岡村小学校 横浜市立岡村中学校
3〜17番 横浜市立藤の木中学校
岡村七丁目 1番1〜8号
1番22号〜3番22号
3番57〜3番64号
横浜市立磯子小学校 横浜市立岡村中学校
28番4・6・8号
29番7・12・14号
29番16〜18号
29番20・22号
横浜市立山王台小学校 横浜市立汐見台中学校
32〜34番 横浜市立藤の木中学校
1番9〜21号
3番23〜56号
4番〜28番3号
28番5・7号
28番9号〜29番6号
29番8〜11号
29番13・15・19・21号
29番23号〜31番
35番
横浜市立岡村中学校
岡村八丁目 2〜15番 横浜市立山王台小学校 横浜市立藤の木中学校
16〜18番 横浜市立汐見台中学校
20番 横浜市立岡村小学校 横浜市立藤の木中学校
1番、19番
21〜22番
横浜市立藤の木小学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]

丁目 事業所数 従業員数
岡村一丁目 45事業所 282人
岡村二丁目 19事業所 168人
岡村三丁目 40事業所 126人
岡村四丁目 38事業所 258人
岡村五丁目 46事業所 322人
岡村六丁目 38事業所 314人
岡村七丁目 33事業所 312人
岡村八丁目 29事業所 222人
288事業所 2,004人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[18]
307
2021年(令和3年)[17]
288

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[18]
2,009
2021年(令和3年)[17]
2,004

交通

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町内に鉄道は通っておらず、上大岡駅弘明寺駅磯子駅根岸駅などから路線バスを利用する。

施設

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教育機関は一丁目に横浜市立岡村中学校、四丁目に横浜市立岡村小学校、二丁目に横浜学園高等学校がある。四丁目には神奈川県立外語短期大学もあるが、2011年4月に閉学した。

その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
岡村一丁目 全域 磯子警察署 岡村交番
岡村二丁目 全域
岡村三丁目 全域
岡村四丁目 全域
岡村五丁目 全域
岡村六丁目 全域
岡村七丁目 全域
岡村八丁目 全域

関連項目

[編集]

脚注

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  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 岡村の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ オカムラのあゆみ
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年9月28日閲覧。
  7. ^ 横浜市三殿台考古館
  8. ^ 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
  9. ^ 横浜市磯子区の町名一覧(横浜市役所) (PDF) 2016年11月5日閲覧
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  16. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  17. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  18. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  19. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  20. ^ 交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。

参考資料

[編集]
  • 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998