岩屋駅 (兵庫県)
岩屋駅 | |
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駅舎(2014年4月) | |
いわや Iwaya (兵庫県立美術館前) | |
◄HS 29 西灘 (0.6 km) (1.1 km) 春日野道 HS 31► | |
所在地 | 神戸市灘区岩屋北町四丁目1番1号 |
駅番号 | HS30 |
所属事業者 | 阪神電気鉄道 |
所属路線 | 本線 |
キロ程 | 29.7 km(大阪梅田起点) |
駅構造 | 半地下駅[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
4,921人/日(降車客含まず) -2022年- |
乗降人員 -統計年次- |
11,212人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)4月12日[1] |
岩屋駅(いわやえき)は、兵庫県神戸市灘区岩屋北町四丁目にある、阪神電気鉄道本線の駅[1]。駅番号はHS 30。2011年3月15日より「兵庫県立美術館前」の副駅名が付加されている[2]。
歴史
[編集]- 1905年(明治38年)4月12日:阪神本線の開業と同時に当駅が開業[1]。
- 1933年(昭和8年)6月17日:当駅以西が地下線に切り替え[1]。
- 1938年(昭和13年)7月5日:阪神大水害の被害を受け本線が不通となる。7月22日に西灘 - 三宮(現・神戸三宮駅)間開通、8月16日に本線復旧[3]。
- 1945年(昭和20年)3月16日:ホーム上屋が空襲で損傷[4]。
- 1968年(昭和43年)4月7日:山陽電気鉄道が神戸高速鉄道東西線を経て大石駅までの直通運転開始。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)8月27日:鉄道駅総合改善事業による駅施設改良工事を開始。これにより神戸高速鉄道に駅関連施設を譲渡(詳細は同社の項目を参照)。
- 2001年(平成13年)
- 2009年(平成21年)3月20日:快速急行の停車がなくなり(同時に急行も乗り入れ中止)、すべての優等列車が通過となる。
- 2011年(平成23年)3月15日:「兵庫県立美術館前」の副名称が与えられる。
- 2014年(平成26年)4月1日:駅番号導入[6][7]。
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岩屋停留所。「いはや」と書かれた駅名標だけがある。(撮影年不明)
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現位置に移転間近の岩屋駅。左は仮線。(1933年)
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阪神大水害で被害を受けた岩屋駅(1938年)
駅構造
[編集]かつては島式ホーム1面2線を有していたが、阪神・淡路大震災後、駅の南側に再開発地帯「HAT神戸」が整備されたため、1999年から2001年にかけて駅舎移転などの改良工事が実施された[1]。改良後は掘割部分に方向別単式ホーム2面2線を有し、エレベーターとエスカレーターが設置されている。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。ホーム有効長は19m級の阪神・山陽電気鉄道車両6両編成に対応する120mであるが、21m級の近畿日本鉄道車両6両編成には対応していない。なお、固定柵は3ドア車(阪神車、山陽車)には対応しているが、4ドア車(近鉄車)は完全にずれているため、非対応である。
ホームには、国土交通省の要請により2001年秋に固定式の「転落防止柵」が試験的に設置されたが、2011年時点では他の阪神の駅には設置されていない。但し、大阪梅田駅では改修工事後に、ホームドアを設置することが決定している。
現行の改札口は西側1か所のみにあるが、かつては東側にも存在した[1]。現行の下り線ホーム(かつての島式ホーム)の大阪梅田寄り端部に掘割部を跨ぐ道路に繋がる古い階段が残っているのは、東口の名残である[1]。 地上線時代の停留所が東側にあったため地下化時に改札口も東側に置かれ、そちらがメインだったが、戦時中に西口が神戸製鋼への通勤者や国鉄灘駅への連絡に便利なため利用者が東口を上回った。戦後の風水害被害で東口を廃止し、階段だけが残ったという[8]。この階段は地上側が塞がれただけで長い間放置されていたが、阪神・淡路大震災後に代行バスが当駅発着となっていた期間には降車専用として再び使用されていた。1999年の改良工事開始以降は柵が設置され、階段に近付く事は出来なくなった。
駅西側の地下トンネル出入口には右書きで「和風通」(神戸三宮方面)と「技補天」(大阪梅田・大阪難波方面)の扁額が掲げられている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■本線 | 上り | 尼崎・大阪(梅田)・難波・奈良方面 |
2 | 下り | 神戸(三宮)・明石・姫路方面 |
- 実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番線、下りホームが2番線とされている。
利用状況
[編集]2023年11月の1日平均の乗降人員は11,212人であり、阪神電気鉄道の駅では出屋敷駅に次いで第25位[10][注 1]。これは西隣の春日野道駅(第20位)より少ない。
また、2022年度の1日平均の乗車人員は4,921人である[11]。
駅周辺
[編集]- シマブンビル
- HAT神戸[1]
- 神戸製鋼所本社 - HAT神戸は同社神戸製鉄所の跡地である。
- 国際協力機構兵庫国際センター(JICA兵庫)
- WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター・WKC)[1]
- 兵庫県立美術館[1]
- 人と防災未来センター[1]
- 神戸市立灘の浜小学校
- 神戸市立灘さくら支援学校
- 神戸市立渚中学校
- 敏馬神社[1]
- 灘駅 - 西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR神戸線)(北方約200m)[1]
- 王子公園駅 - 阪急神戸本線(北東約700m)
- 神戸文学館
- 神戸脇浜郵便局
- 神戸市立科学技術高等学校
- 神戸市立神戸工科高等学校
- 神戸市立青陽灘高等支援学校
- 神戸朝鮮初中級学校
- A-プライス 脇浜店
以前は駅南すぐに阪神タクシー乗り場があったが、撤去されている。タクシーを利用する場合は駅北側のセブン-イレブンの前に止まっているのを利用するか(タクシー乗り場の看板がないため本来の乗り場ではない)、駅北側すぐの道路から(頻繁に通過している。本来はこちらの方の利用を推奨)、手を上げて利用する。
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]- 阪神電気鉄道
- 本線
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、28頁。ISBN 9784343006745。
- ^ 阪神「岩屋駅」駅名看板に「兵庫県立美術館前」の名称を追記します (PDF) - 阪神電気鉄道 2011年3月15日
- ^ 『輸送奉仕の五十年』(阪神電気鉄道、1955年)P200(年表)より。P97に復旧工事の体験談がある。
- ^ 『阪神電気鉄道八十年史』P550
- ^ “平日朝ラッシュ時 岩屋駅に停車 阪神、来月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年6月22日)
- ^ 『阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDFlink)(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ 。2016年4月8日閲覧。
- ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日)
- ^ 関西の鉄道 通巻22号「1990新春号 阪神電気鉄道特集」P34
- ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7。 27頁
- ^ ハンドブック阪神2024(PDF)
- ^ “陸上運輸・空港 - 9-2(1).鉄道市内各駅の乗車人員,総数” (PDF). 神戸市. 2024年12月18日閲覧。
- ^ 實地踏測神戸市街全圖(1935年12月25日印刷、1936年1月5日発行) - 国際日本文化研究センター 所蔵地図データベース
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 岩屋駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道