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岩屋駅 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩屋駅
駅舎(2014年4月)
いわや
Iwaya
(兵庫県立美術館前)
HS 29 西灘 (0.6 km)
(1.1 km) 春日野道 HS 31
地図
所在地 神戸市灘区岩屋北町四丁目1番1号
北緯34度42分14.69秒 東経135度13分4.22秒 / 北緯34.7040806度 東経135.2178389度 / 34.7040806; 135.2178389 (岩屋駅)座標: 北緯34度42分14.69秒 東経135度13分4.22秒 / 北緯34.7040806度 東経135.2178389度 / 34.7040806; 135.2178389 (岩屋駅)
駅番号 HS30
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 29.7 km(大阪梅田起点)
駅構造 半地下駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,921人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年次-
11,212人/日
-2023年-
開業年月日 1905年明治38年)4月12日[1]
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岩屋駅(いわやえき)は、兵庫県神戸市灘区岩屋北町四丁目にある、阪神電気鉄道本線[1]。駅番号はHS 302011年3月15日より「兵庫県立美術館前」の副駅名が付加されている[2]

歴史

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駅構造

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プラットホーム(2010年2月)
東口跡の階段(2012年6月)

かつては島式ホーム1面2線を有していたが、阪神・淡路大震災後、駅の南側に再開発地帯「HAT神戸」が整備されたため、1999年から2001年にかけて駅舎移転などの改良工事が実施された[1]。改良後は掘割部分に方向別単式ホーム2面2線を有し、エレベーターエスカレーターが設置されている。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。ホーム有効長は19m級の阪神・山陽電気鉄道車両6両編成に対応する120mであるが、21m級の近畿日本鉄道車両6両編成には対応していない。なお、固定柵は3ドア車(阪神車、山陽車)には対応しているが、4ドア車(近鉄車)は完全にずれているため、非対応である。

ホームには、国土交通省の要請により2001年秋に固定式の「転落防止柵」が試験的に設置されたが、2011年時点では他の阪神の駅には設置されていない。但し、大阪梅田駅では改修工事後に、ホームドアを設置することが決定している。

現行の改札口は西側1か所のみにあるが、かつては東側にも存在した[1]。現行の下り線ホーム(かつての島式ホーム)の大阪梅田寄り端部に掘割部を跨ぐ道路に繋がる古い階段が残っているのは、東口の名残である[1]。 地上線時代の停留所が東側にあったため地下化時に改札口も東側に置かれ、そちらがメインだったが、戦時中に西口が神戸製鋼への通勤者や国鉄灘駅への連絡に便利なため利用者が東口を上回った。戦後の風水害被害で東口を廃止し、階段だけが残ったという[8]。この階段は地上側が塞がれただけで長い間放置されていたが、阪神・淡路大震災後に代行バスが当駅発着となっていた期間には降車専用として再び使用されていた。1999年の改良工事開始以降は柵が設置され、階段に近付く事は出来なくなった。

駅西側の地下トンネル出入口には右書きで「和風通」(神戸三宮方面)と「技補天」(大阪梅田・大阪難波方面)の扁額が掲げられている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 下り 神戸(三宮)明石姫路方面
  • 実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番線、下りホームが2番線とされている。
岩屋駅配線略図
←梅田方面 三宮方面→
出典[9]

利用状況

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2023年11月の1日平均の乗降人員11,212人であり、阪神電気鉄道の駅では出屋敷駅に次いで第25位[10][注 1]。これは西隣の春日野道駅(第20位)より少ない。

また、2022年度の1日平均の乗車人員は4,921人である[11]

駅周辺

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以前は駅南すぐに阪神タクシー乗り場があったが、撤去されている。タクシーを利用する場合は駅北側のセブン-イレブンの前に止まっているのを利用するか(タクシー乗り場の看板がないため本来の乗り場ではない)、駅北側すぐの道路から(頻繁に通過している。本来はこちらの方の利用を推奨)、手を上げて利用する。

バス路線

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隣の駅

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阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急・快速急行
通過
普通
西灘駅 (HS 29) - 岩屋駅 (HS 30) - 春日野道駅 (HS 31)
  • 1933年(昭和8年)に当駅以西が地下化される以前は、当駅と春日野道駅の間に脇浜駅が存在していた。社史に記述は無いが、1935年(昭和10年)当時の地図では、「春日野」駅との間に岩屋東口駅、岩屋西口駅が存在した事になっている[12]。岩屋西口駅付近が現在の岩屋駅の位置にあたる。

脚注

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注釈

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  1. ^ 「ハンドブック阪神2024」では岩屋駅の順位は第26位となっているが、尼崎駅は集計を本線(第6位)・なんば線(第24位)と別集計としているため全体では第25位となる。また、順位には神戸高速線の駅を含まない。
  2. ^ 運行本数は少ないのでJR灘駅からの方が20分ごとで多く出ている。南側乗り場からも水道筋方面へ行けるが、JR灘駅で時間調整のため長めに停車する。これはJR灘駅が起終点となっているため。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、28頁。ISBN 9784343006745 
  2. ^ 阪神「岩屋駅」駅名看板に「兵庫県立美術館前」の名称を追記します (PDF) - 阪神電気鉄道 2011年3月15日
  3. ^ 『輸送奉仕の五十年』(阪神電気鉄道、1955年)P200(年表)より。P97に復旧工事の体験談がある。
  4. ^ 『阪神電気鉄道八十年史』P550
  5. ^ “平日朝ラッシュ時 岩屋駅に停車 阪神、来月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年6月22日) 
  6. ^ 阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDFlink)(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブhttps://megalodon.jp/2016-0408-0105-08/www.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR201304304N1.pdf2016年4月8日閲覧 
  7. ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日) 
  8. ^ 関西の鉄道 通巻22号「1990新春号 阪神電気鉄道特集」P34
  9. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7  27頁
  10. ^ ハンドブック阪神2024PDF
  11. ^ 陸上運輸・空港 - 9-2(1).鉄道市内各駅の乗車人員,総数” (PDF). 神戸市. 2024年12月18日閲覧。
  12. ^ 實地踏測神戸市街全圖(1935年12月25日印刷、1936年1月5日発行) - 国際日本文化研究センター 所蔵地図データベース

関連項目

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外部リンク

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  • 岩屋駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道