王子公園駅
王子公園駅* | |
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西口(2014年5月) | |
おうじこうえん Oji-koen (王子動物園・王子スタジアム前) | |
◄HK-13 六甲 (1.8 km) (1.5 km) 春日野道 HK-15► | |
所在地 | 神戸市灘区王子町一丁目4番20号[1] |
駅番号 | HK14 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■神戸本線 |
キロ程 | 29.2 km(大阪梅田起点) |
駅構造 | 高架駅[2] |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
10,992人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年次- |
(通年平均)14,315人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)4月1日[2] |
備考 | * 1984年(昭和59年)に西灘駅から改称[2][3] |
王子公園駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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王子公園駅(おうじこうえんえき)は、兵庫県神戸市灘区王子町一丁目にある、阪急電鉄神戸本線の駅[2]。駅番号はHK-14。
王子公園の南に位置する[1]。公園内の神戸市立王子動物園でジャイアントパンダが飼育されていることから、駅では随所にパンダのイラストが配されている[1]。
歴史
[編集]- 1936年(昭和11年)4月1日:西灘駅として、阪神急行電鉄(当時の社名)神戸線の神戸駅(2代目、現在の神戸三宮駅)延伸と同時に開業[4]。従来神戸線の終着駅であった神戸駅(初代)はこのとき上筒井駅に改称し、当駅 - 上筒井駅間は上筒井線となる[4]。
- 1940年(昭和15年)5月20日:上筒井線廃止[4]。
- 1941年(昭和16年)1月16日:神戸市電が開業し、西灘駅のそばに原田電停を設ける(1969年(昭和44年)3月23日に廃止)。
- 1956年(昭和31年)10月24日:駅舎移転[2]。
- 1968年(昭和43年)4月7日:神戸高速鉄道の開通に伴い、山陽電気鉄道の列車が乗り入れるようになる[4]。
- 1984年(昭和59年)6月1日:王子公園駅に改称[4][3]。開業以来「西灘」の駅名であったが、南に500メートル以上離れた阪神本線の同名の西灘駅と区別する目的[3]と、王子公園の最寄り駅であることから改称される。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)2月15日:山陽電気鉄道との相互直通運転を中止[4]。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅番号導入[5][6]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[2]。保線機器用の線路の分岐器はあるが、絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
改札口は1階の東西に各1か所、ホームは2階にある[2]。開業当初は移設が予定されていたために木造の仮設構造ホームであった[1]が、戦災で消失し、東側約300メートルの位置に仮設駅が設置されるなど、長らく仮設構造での営業が続いていた。第11回国民体育大会が開催される1956年(昭和31年)に、現在の位置に鉄筋コンクリート造の駅が設置された[2]。
神戸本線開業時の終着駅であった上筒井支線上筒井駅(1940年廃止)方面へと線路が続いていた名残として、駅の大阪側に引き込み線がある[2]が、阪神・淡路大震災直後の区間運転の車両の搬入に利用された[7]後は使われていない。
上筒井支線の営業時には地上の旧本線の下り線側にだけホームが設けられ、上筒井側に設けられた渡り線を用いて折り返しを行っていた。しかし末期には同支線も単線営業となったため、単純な折り返し駅になっていた。
のりば
[編集]号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■神戸本線 | 下り | 神戸三宮・新開地・山陽電鉄線方面 |
2 | 上り | 大阪梅田・西宮北口・京都・宝塚方面 |
※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、神戸三宮方面が1号線、大阪梅田方面が2号線と表示されている。
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ホーム
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王子公園駅の側線(元は上筒井線の線路であった)
利用状況
[編集]2021年の通年平均の乗降人員は14,315人である[8]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
年次 | 平日限定 乗降人員 |
平日限定 乗車人員 |
通年平均 乗降人員 |
通年平均 乗車人員 |
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2007年(平成19年) | 20,365 | 10,079 | - | - |
2008年(平成20年) | 19,855 | 10,100 | ||
2009年(平成21年) | 20,592 | 10,034 | ||
2010年(平成22年) | 19,977 | 10,166 | ||
2011年(平成23年) | 20,197 | 10,264 | ||
2012年(平成24年) | 21,666 | 10,352 | ||
2013年(平成25年) | 20,493 | 10,430 | ||
2014年(平成26年) | 20,827 | 10,614 | ||
2015年(平成27年) | 20,856 | 10,598 | ||
2016年(平成28年) | - | - | 18,597 | 9,377 |
2017年(平成29年) | 18,283 | - | ||
2018年(平成30年) | 18,101 | |||
2019年(令和元年) | 17,996 | |||
2020年(令和2年) | 13,561 | |||
2021年(令和3年) | 14,315 |
駅周辺
[編集]西口
[編集]- 王子公園・神戸市立王子スポーツセンター
- 兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー
- 横尾忠則現代美術館
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)灘駅(南へ約600メートル)
- 阪神電気鉄道岩屋駅(南へ約700メートル)
- 灘駅前郵便局
- 神戸市立葺合高等学校
- 神戸市立科学技術高等学校
- 神戸市立神戸工科高等学校
- 神戸海星女子学院大学
- 神戸海星女子学院中学校・高等学校
- 松蔭中学校・高等学校
- 王子公園駅高架下商店街 - 入口には、1990年代初頭まで「楽天地」と表記されたアーチがかかっていた。
東口
[編集]- 阪急タクシー王子営業所 - 駅の高架下にある。乗車はタクシー無料呼出電話を利用する(7時から23時まで)その際迎車料金はかからない。
- 阪神電気鉄道西灘駅(南東へ約1100メートル)
- 水道筋商店街[2]
- 神戸福住郵便局
- 神戸水道筋郵便局
- 兵庫県立神戸高等学校
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)摩耶駅(旧・東灘信号場)
バス路線
[編集]阪急王子公園停留所(駅西口南側 山手幹線)
阪急王子公園北停留所(駅東口北側)
- 102系統 桜口経由JR六甲道行き・摩耶ケーブル下行き
阪急王子公園南停留所(駅西口南側)
- まやビューライン坂バス 岩屋北町2、阪神岩屋、JR灘駅方面・水道筋、摩耶ケーブル下方面
その他
[編集]隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 阪神急行電鉄
- 上筒井線
- 西灘駅 - 上筒井駅
脚注
[編集]- ^ a b c d 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、64頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、82頁。ISBN 9784343006745。
- ^ a b c “神戸線西灘駅を王子公園駅に名称変更 阪急”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1984年3月10日)
- ^ a b c d e f g h i j 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。ISBN 978-4-02-340142-6。
- ^ 『「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDFlink)(プレスリリース)阪急電鉄株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ 。2016年4月8日閲覧。
- ^ “阪急電鉄:21日から駅名変更 宝塚線、中山駅→中山観音駅 神戸線、三宮駅→神戸三宮駅 京都線新駅開業に合わせ”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. (地方版/兵庫)p.24. (2013年12月19日)
- ^ “廃止された鉄道路線の“遺構” 大震災の復旧に貢献”. 神戸新聞 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
- ^ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 王子公園駅 - 阪急電鉄