コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

UP-BEAT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩永凡から転送)
UP-BEAT
出身地 日本の旗 日本 福岡県北九州市
ジャンル ロック
活動期間 1981年 - 1995年
レーベル invitation(1986年 - 1991年)
SPEEDSTAR RECORDS(1992年 - 1995年)
共同作業者 柳川英巳作詞家
ホッピー神山プロデューサー
佐久間正英(プロデューサー)
旧メンバー 広石武彦(vo)
岩永凡(gt)
嶋田祐一(ds)
東川真二(gt)
水江慎一郎(ba)

UP-BEAT(アップビート)は、日本ロックバンド1981年結成、1986年メジャー・デビュー、1995年解散。

来歴

[編集]

1981年福岡県北九州市で前身バンドとなる"UP-BEAT UNDERGROUND"結成(バンド名は、ラモーンズの楽曲「Do You Remember Rock and Roll Radio?」の歌詞と、バンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」に由来する)[1]。結成当時のギタリスト・バンドリーダーとして、広石武彦の同級生で後に映画監督となる青山真治が在籍していた[2]

1984年にバンド名を"UP-BEAT"に改める。

1986年5月21日12インチ・シングルKiss...いきなり天国」でデビュー[1]

1987年7月21日発売のシングル「KISS IN THE MOONLIGHT」がフジテレビドラマ同級生は13歳』主題歌に起用されヒット。注目を集める。

1990年初冬シングル「Rainy Valentine」とベスト・アルバム『HAMMER MUSIC』を最後に、音楽性が異なっていった理由から、東川真二(ギター)・水江慎一郎(ベース)が脱退。メンバーは3人に。

1995年8月30日渋谷公会堂でのライブをもって解散。

2010年11月から2015年まで、広石と水江は、潮崎裕己らとともに、up-beat tribute bandとしてライヴ活動を行った。

2016年、広石はRespect up-beatを始動。同年8月からライブ活動を開始。

メンバー

[編集]

解散時のメンバー

[編集]

活動途中で脱退したメンバー

[編集]

ディスコグラフィ

[編集]

発売元は全てビクター音楽産業→ビクターエンタテインメント

レーベルは1986年から1992年5月まではInvitation、1992年6月以降はSPEEDSTAR RECORDS

シングル

[編集]

◎はMVが制作されているが、商品化されていないタイトル。

  1. Kiss...いきなり天国 (1986年4月21日、12inchレコード:VIH-12001)◎
  2. VANITY -BRANDNEW- (1986年10月21日、7inchEP:VIHX-1702)◎
  3. PRISONER OF LOVE (1987年2月14日、7inchEP:VIHX-1707)◎
  4. KISS IN THE MOONLIGHT (1987年7月21日、7inchEP:VIHX-1717)
  5. NO SIDE ACTION (1988年1月21日、7inchEP:VIHX-1728/1988年2月21日、8cmCD:VDRS-1002)(※この作品よりCD盤も発売)
  6. Blind Age (1988年5月25日、7inchEP:VIHX-1737、8cmCD:VDRS-1026)
  7. DEAR VENUS (1988年9月7日、7inchEP:VIHX-1751、8cmCD:VDRS-1079)
  8. Once Again (1989年3月21日、7inchEP:VIHX-1765、8cmCD:VDRS-1125)◎
  9. Tears Of Rainbow (1989年9月21日、8cmCD:VDRS-1171)◎(※EPが制作された最後のシングル)
  10. Rainy Valentine (1990年2月1日、8cmCD:VIDL-2)◎(※東川真二(gt)、水江慎一郎(ba)在籍時代最後のシングル)
  11. Angel's Voice (1990年6月21日、8cmCD:VIDL-16)
  12. Weeds & Flowers〜最後の国境〜 (1990年9月21日、8cmCD:VIDL-29)
  13. Sister Tomorrow -Still I Miss You- (1990年11月21日、8cmCD:VIDL-37)(※PVには中村獅童がエキストラとして出演している。C/W曲「So Bad,So Good」はアルバム未収録。)
  14. All Right (1991年5月21日、8cmCD:VIDL-63)◎
  15. 明日へ (1992年6月21日、8cmCD:VIDL-102)◎
  16. Good Luck Angel (1993年4月16日、8cmCD:VIDL-128)◎
  17. REBEL YELL 〜運命のシナリオ〜 (1994年7月21日、8cmCD:VIDL-180)◎
  18. A DAY WITH YOU (1995年7月21日、8cmCD:VIDL-209)◎(ラストシングル。C/W曲「GLORY DAYS〜天使の棲む街〜」はアルバム未収録曲)

アルバム

[編集]
  1. UP-BEAT UNDER GROUND インディーズ時代のデモテープをCDアルバム化した無版権作品。Kings World Record 1992年頃発売
  2. IMAGE (1986年11月11日 LP:VIH-28275 CD:VDR-1314、再発(紙ジャケ・リマスター盤):2008年8月20日 VICL-62966)
  3. inner ocean (1987年9月15日 LP:VIH-28301 CD:VDR-1404、再発(紙ジャケ・リマスター盤):2008年8月20日 VICL-62967)
  4. HERMIT COMPLEX (1988年10月21日 LP:VIH-28335 CD:VDR-1527、再発(紙ジャケ・リマスター盤):2008年8月20日 VICL-62968)
  5. UNDER THE SUN (1989年10月21日 LP:VIH-28378 CD:VDR-1644、再発(紙ジャケ・リマスター盤):2008年8月20日 VICL-62969)
  6. HAMMER MUSIC (1990年2月21日 CD:VICL-5) ベスト・アルバム
    デビューから1990年までのベスト。このアルバムが東川と水江在籍時代最後の作品となった。
  7. Weeds & Flowers (1990年7月21日 CD:VICL-49)
  8. Big Thrill (1991年7月19日 CD:VICL-172)
  9. GOLDEN GATE (1992年6月21日 CD:VICL-309)
  10. Pleasure Pleasure (1993年5月21日 CD:VICL-397)
  11. A DAY 〜Best Melodies Series Ⅰ〜 (1994年1月21日 CD:VICL-18106) ミニアルバム
  12. NAKED (1994年7月21日 CD:VICL-546)
  13. FINAL (1995年8月23日 CD:VICL-690) ベストアルバム
    東川、水江脱退後から1995年までのベスト。3ヶ月後発売の2枚組ベストアルバム『up-beat』とは収録曲が重ならない選曲となっている。「美女と野獣と愛しき罪」はこのアルバムオリジナルの新曲。
  14. up-beat (1995年11月22日 CD:VICL-40185) 解散後発売の2枚組ベストアルバム
    Disc1がメンバー五人時代、Disc2が脱退後のメンバー三人時代と分けられている。ライブ音源やアルバム未収録曲も収録。
  15. THE BEST 【LoppiHMV限定】(2014年2月19日 SHM-CD) ベストアルバム
    1986年から1995年までに発表された楽曲の中からHMVが選曲した15曲を収録。SHM-CD仕様。
  16. BEAT-UP 〜UP-BEAT Complete Singles〜(2022年4月27日 3SHM-CD+DVD:VIZL-2057)
    UP-BEAT初の、シングル音源を完全収録+秘蔵映像を収録したDVDも付属したベスト。

VHSビデオ

[編集]
  1. Real Beat Scene4 (1988年2月3日 VTM-130) PV集
  2. Real Ocean 〜Real Beat Scene5〜 (1988年3月7日 VTM-137)
  3. TWO ALONE 〜Real Beat Scene6〜 (1988年12月16日 VTM-158) PV集
  4. Paradise? 〜Real Beat Scene7〜 (1991年1月21日 VIVL-19) PV集
  5. Big Thrill LIVE (1992年3月21日 VIVL-68)
  6. Liberty 〜The days in New York〜 (1992年5月21日 VIVL-76)
  7. Welcome To The Pleasure Land vol.I (1993年10月21日 VIVL-107)
  8. Welcome To The Pleasure Land vol.II (1993年10月21日 VILL-108)
  9. FINAL (1995年11月22日 VIVL-160) ラストライブビデオ

Capitagon

[編集]

ビクターインビテーション所属アーティストの無料ビデオコンサートシリーズ

  1. Real Beat Scene1
  2. Real Beat Scene2(1987年2月14日の渋谷公会堂でのライブ映像。)
  3. Real Beat Scene3

オムニバス・アルバム

[編集]
  1. JUMPING JAM from 博多 Rebel Street III (1984年 LP) - UP BEAT「LOVE YOU SO WANT YOU」収録

タイアップ一覧

[編集]
使用年 曲名 タイアップ
1987年 KISS IN THE MOONLIGHT フジテレビ系ドラマ『同級生は13歳』主題歌[3]
Doctor ローソン「Music Video Magazine MOJO」CMソング
1988年 NO SIDE ACTION フジテレビ系『桃色学園都市宣言!!』1988年1月度オープニングテーマ
1992年 明日へ 関西テレビ 阪急ドラマシリーズめざせ!金メダル 新・山口香物語』主題歌[4]

出演番組

[編集]
  • UP-BEAT ロックンファイト(綜合放送制作、民放AM各局)[1]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、19頁。
  2. ^ 広石武彦に訊くUP-BEAT ① 結成40周年!北九州の音楽事情とデビューまでの道のり”. Re:minder (2022年4月29日). 2022年5月3日閲覧。
  3. ^ 同級生は13歳”. テレビドラマデータベース. 2023年1月8日閲覧。
  4. ^ めざせ!金メダル 新・山口香物語”. テレビドラマデータベース. 2023年1月8日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]