コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

川合隆男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

川合 隆男(かわい たかお、1938年7月25日[1] - )は、日本の社会学者、慶應義塾大学名誉教授社会学博士(慶應義塾大学・1975年)(学位論文「社会的成層の研究」)。社会調査に関する史的研究や近代日本社会学史研究を行う。山形県上山市生まれ。

略歴

[編集]

1957年山形県立山形工業高等学校建築科)卒業[1]。1961年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業[1]。1966年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学[1]1964年慶應義塾大学法学部助手[1]1967年専任講師[1]1970年助教授[1]。同年から1年間プリンストン大学に学ぶ[1]。1975年社会学博士慶應義塾大学[1]1977年同教授[1]。2004年定年退職[1]、名誉教授。

1976年義塾賞、2003年福澤賞をそれぞれ受賞した[1]

著書

[編集]
  • 『社会的成層の研究 現代社会と不平等構造』世界書院, 1975年
  • 『近代日本社会学の展開 学問運動としての社会学の制度化』恒星社厚生閣, 2003年
  • 戸田貞三 家族研究・実証社会学の軌跡』東信堂, 2003年
  • 『タンポポの丘 戯れに来て戯れに去る』春風社, 2004年
  • 『近代日本における社会調査の軌跡』恒星社厚生閣, 2004年

編著

[編集]
  • 『社会学 現代社会学の課題』原田勝弘佐藤茂子霜野寿亮有末賢鹿又伸夫共著), 勁草書房, 1984年
  • 『近代日本社会調査史』1-3, 慶應通信, 1989-94年
  • 『明治期社会学関係資料 復刻版』竜渓書舎, 1991年
  • 『近代日本社会学関係雑誌記事目録』龍溪書舎, 1997年
  • 『近代日本社会学者小伝 書誌的考察』(竹村英樹と共編), 勁草書房, 1998年
  • 『都市論と生活論の祖型 奥井復太郎研究』(藤田弘夫と共編著), 慶應義塾大学出版会 1999年
  • 『日本社会学院年報』全11巻(復刻), 龍溪書舎, 1999年
  • 『東京市京橋区月島に於ける実地調査報告』2巻(復刻)龍溪書舎, 2002年

訳書

[編集]
  • G・イーストホープ『社会調査方法史』(霜野寿亮と共監訳), 慶應通信, 1982年
  • スーザン・P・シャド『ドイツ・ワイマール期の社会調査』(大淵英雄と共監訳), 慶應通信, 1987年
  • J・ベルティング他編『国際比較調査の諸問題 社会科学における国際比較』(鶴木真と共監訳), 慶應通信, 1988年
  • ケン・プラマー『生活記録 (ライフドキュメント) の社会学 方法としての生活史研究案内』(原田勝弘, 下田平裕身と共監訳), 光生館, 1991年
  • L・シャッツマン, A・L・ストラウス『フィールド・リサーチ 現地調査の方法と調査者の戦略』(監訳), 慶應義塾大学出版会, 1999年
  • K・F・パンチ『社会調査入門 量的調査と質的調査の活用』(監訳), 慶應義塾大学出版会, 2005年

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l 川合隆男教授略歴・主要著作一覧」『法學研究 : 法律・政治・社会』第77巻第1号、慶應義塾大学法学研究会、2004年1月、489-498頁。 

関連書

[編集]
  • 川合隆男先生退職記念文集編集委員会編『タンポポの花 幻の門より出でて野に咲かん』春風社, 2004年