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幡ヶ谷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幡ヶ谷駅
南口地上出入口(2009年4月12日)
写真はエレベーターを併設した出入口
はたがや
Hatagaya
KO02 初台 (1.0 km)
(0.9 km) 笹塚 KO04
地図
所在地 東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目2-1
北緯35度40分37.4秒 東経139度40分34.3秒 / 北緯35.677056度 東経139.676194度 / 35.677056; 139.676194座標: 北緯35度40分37.4秒 東経139度40分34.3秒 / 北緯35.677056度 東経139.676194度 / 35.677056; 139.676194
駅番号 KO03[1]
所属事業者 京王電鉄
所属路線 京王新線
(線路名称上は京王線
キロ程 2.7 km(新宿起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[京王 1]29,540人/日
-2023年-
開業年月日 1913年大正2年)11月11日
備考 1978年昭和53年)10月、新宿 - 笹塚間複々線化。線増部となる京王新線側へホームを移設
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幡ヶ谷駅(はたがやえき)は、東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目にある、京王電鉄京王線京王新線)のである。京王東管区所属[注 1]駅番号KO03[1]

歴史

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年表

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駅名の由来

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駅開設当時の地名「東京府豊多摩郡代々幡村大字幡ヶ谷」より命名される。「幡ヶ谷」の歴史は古く、後三年の役に出征する途中の源義家が、源氏の白旗をこの地の池(旗洗池)で洗ったという伝説が由来とされている。なお、当駅周辺には1889年明治22年)まで幡ヶ谷村が存在していた。

駅構造

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駅は国道20号(甲州街道)の地下にあり、ホームは地下2Fにある。中柱のある相対式ホーム2面2線構造となっており、改札への上り階段エスカレーターは笹塚駅寄りにある。改札は地下1Fで、改札内にトイレが併設されている。トイレは2005年(平成17年) - にかけて改装され、ユニバーサルデザインの一環として車椅子オストメイトなどの利用にも対応した「だれでもトイレ」が新設された。

京王新線建設(京王線初台駅 - 笹塚駅間連続立体交差事業含む)と首都高速4号新宿線工事が重なったことから、建設工事は首都高速道路公団(当時)へ委託した[5]。当駅のトンネルは、首都高の高架橋(橋脚)と一体構造となっている[5]

かつては改札の直ぐ傍に売店「A LoT 幡ヶ谷店」があったが、2021年(令和3年)4月21日を限りで閉店している。改札を出た先は地下自由通路になっており、右に行けば甲州街道の北側(幡ヶ谷二丁目)に、左に行けば南側(幡ヶ谷一丁目)に出る。地下通路はいくつかのビルと直結している。

1978年10月31日、新宿駅 - 笹塚駅間複々線化により甲州街道直下の線増部(京王新線)側にホームが移設された。この際に相模原線直通の快速・通勤快速が新線新宿発着となり、当駅も停車駅となる。一方、新宿駅1 - 3番線発着となる京王線側は初台駅と同様に各駅停車を含む全列車が通過となった。この段階では京王線側は地上だったが、複々線化後の1983年(昭和58年)7月17日、初台駅 - 当駅付近の京王線側も地下化され、連続立体交差事業が竣工した。そのため、初台駅と異なり京王線のトンネル内にホームはない。

2004年(平成16年)より駅改修工事を開始、エレベーター新設やホーム除く床・壁・天井に至るまでほぼ全て張り替え、または上から貼るなど改修、従来の圧迫感のある暗いイメージから脱却した。

2008年(平成20年)10月頃、ホーム初台寄りに非常階段を新設した。地上出口は1・2番線共に国道20号の中央分離帯の中、首都高速4号新宿線の高架下で、幡ヶ谷出入口のほぼ真下にある。

地上駅時代は18m級6両編成対応相対式ホームを有し、各停のみが停車していた。当時の改札口は現在南口となっている京王幡ヶ谷ビルがある位置にあり、そこから初台方面に向かってホームが伸びていた。現在ではホームは撤去されているが、駅東側にある「京王コインパーク」内に地上駅時代に使われていた鉄道柵が残されており、当時の面影を偲ぶことが可能。

なお、当駅より代々木上原駅へ至る都市計画道路(補助211号線)が計画されており、ホームがあった場所の一部は道路となっている。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 KO 京王新線 下り 笹塚明大前調布橋本方面
2 上り 新線新宿S 都営新宿線方面 新宿駅から S 都営新宿線へ直通
  • 区間急行と快速・急行の一部は新線新宿から先の都営新宿線内では各停として運行。なお急行は都営新宿線内で急行運転を行う列車もある。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員29,540人である[京王 1]。京王新線開通に伴う地下化以降減少傾向にあったが、最近では微増へ転じている。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
出典
1955年(昭和30年) 21,659
1960年(昭和35年) 30,667
1965年(昭和40年) 40,375
[注 2]1969年(昭和44年) 41,939
1970年(昭和45年) 40,190
1975年(昭和50年) 40,148
[注 3]1978年(昭和53年) 37,079
[注 4]1979年(昭和54年) 33,200
1980年(昭和55年) 33,234
1985年(昭和60年) 32,226
1990年(平成02年) 33,432 16,052 [* 1]
1991年(平成03年) 16,904 [* 2]
1992年(平成04年) 17,005 [* 3]
1993年(平成05年) 16,784 [* 4]
1994年(平成06年) 16,219 [* 5]
1995年(平成07年) 34,124 16,044 [* 6]
1996年(平成08年) 16,085 [* 7]
1997年(平成09年) 16,014 [* 8]
1998年(平成10年) 15,797 [* 9]
1999年(平成11年) 15,019 [* 10]
2000年(平成12年) 32,154 14,901 [* 11]
2001年(平成13年) 15,258 [* 12]
2002年(平成14年) 15,230 [* 13]
2003年(平成15年) 31,284 15,112 [* 14]
2004年(平成16年) 30,881 14,964 [* 15]
2005年(平成17年) 30,379 15,066 [* 16]
2006年(平成18年) 29,425 14,964 [* 17]
2007年(平成19年) 30,097 15,342 [* 18]
2008年(平成20年) 30,584 15,570 [* 19]
2009年(平成21年) 30,809 15,655 [* 20]
2010年(平成22年) 29,909 15,197 [* 21]
2011年(平成23年) 29,639 15,025 [* 22]
2012年(平成24年) 30,116 15,274 [* 23]
2013年(平成25年) 30,985 15,668 [* 24]
2014年(平成26年) 31,229 15,770 [* 25]
2015年(平成27年) 31,946 16,090 [* 26]
2016年(平成28年) 31,992 16,129 [* 27]
2017年(平成29年) 32,314 16,279 [* 28]
2018年(平成30年) 32,833 16,518 [* 29]
2019年(令和元年) 32,604 16,355 [* 30]
2020年(令和02年) 23,548 11,786 [* 31]
2021年(令和03年) [京王 2]25,637
2022年(令和04年) [京王 3]27,850
2023年(令和05年) [京王 1]29,540

駅周辺

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バス路線

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駅傍に「幡ヶ谷駅」(都営バスは「幡ヶ谷駅前」)停留所が設置されている。

隣の駅

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京王電鉄
KO 京王新線
急行・区間急行・快速・各駅停車
初台駅 (KO02) - 幡ヶ谷駅 (KO03) - 笹塚駅 (KO04)

なお、1945年(昭和20年)7月24日以前の新宿駅 - 幡ヶ谷駅間には多くの駅が存在したが、初台駅を残していずれも廃止している。詳しくは、京王線の新宿駅付近の廃駅を参照。

脚注

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注釈

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  1. ^ 新宿駅は新宿管区、京王線初台駅 - 仙川駅は京王東管区、つつじヶ丘駅 - 中河原駅・府中競馬正門前駅は京王中央管区、聖蹟桜ヶ丘駅 - 京王八王子駅・多摩動物公園駅・北野駅 - 高尾山口駅は京王西管区。京王相模原線は相模原管区。井の頭線渋谷駅 - 東松原駅は井の頭南管区、明大前駅 - 吉祥寺駅は井の頭北管区[2]
  2. ^ 当駅の乗降人員最高値年度
  3. ^ 京王新線開通年度
  4. ^ 都営新宿線相互乗入開始年度

出典

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  1. ^ a b c 京王線・井の頭線全駅で「駅ナンバリング」を導入します。』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2013年1月18日。オリジナルの2018年2月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180223051733/https://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2012/nr130118_numbering.pdf2021年5月15日閲覧 
  2. ^ 京王電鉄 IR・企業情報 > 会社情報 > 会社概要 > 業務組織 京王グループ、2013年6月27日、2020年12月6日閲覧。
  3. ^ “新宿-笹塚間17日 新線に切替え 京王帝都”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1983年7月14日) 
  4. ^ 3月27日(火) 京王線・井の頭線 ダイヤ改正』(プレスリリース)京王電鉄、2001年2月22日。オリジナルの2004年6月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20040605204054/http://www.keio.co.jp/news_release/newsr/index_010223.htm2021年5月15日閲覧 
  5. ^ a b 山海堂『土木施工』1979年11月号施工研究「京王線新宿 - 笹塚間複々線化工事」pp.69 - 77。
  6. ^ 渋谷区勢概要 - 渋谷区
  7. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  8. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京都統計年鑑
京王電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京王電鉄株式会社. “駅別乗降人数” (pdf). 2024年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月27日閲覧。
  2. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。
  3. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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