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幸谷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幸谷駅
駅出入口(2022年6月)
こうや
Kōya
RN1 馬橋 (1.7 km)
(1.1 km) 小金城趾 RN3
地図右は新松戸駅
所在地 千葉県松戸市新松戸
北緯35度49分35.8秒 東経139度55分11.6秒 / 北緯35.826611度 東経139.919889度 / 35.826611; 139.919889座標: 北緯35度49分35.8秒 東経139度55分11.6秒 / 北緯35.826611度 東経139.919889度 / 35.826611; 139.919889
駅番号 RN2
所属事業者 流鉄
所属路線 流山線
キロ程 1.7 km(馬橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,246人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1961年昭和36年)2月3日[2]
備考 駅員配置駅
1982年 現在地に移設
[3]
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マンション1階に併設する当駅(2007年10月)

幸谷駅(こうやえき)は、千葉県松戸市新松戸にある流鉄流山線である。駅番号はRN2。付近にJR東日本新松戸駅がある。

歴史

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移設前の当駅と流山行モハ1101、写真左上の架線柱は国鉄武蔵野線へ通じる馬橋支線(1977年10月)

松戸市新松戸に所在するが、駅名の「幸谷」は開業当時の地名から採られている。それに対して、後に設けられたJR新松戸駅の所在地は松戸市幸谷であり、両駅の地名と駅名が逆転している。開業当時新松戸駅の設置はおろか新松戸の住宅地開発も行われておらず、当駅が幸谷集落の最寄り駅であった。当時からの集落はJR常磐線よりも東側、福昌寺(幸谷観音)界隈であり、この位置関係もまた逆転している。

駅構造

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単式1面1線ホームの地上駅。駅舎は集合住宅「流鉄カーサ新松戸」の一階にある[1]。旅客部分は、出札口など駅事務室前の小さなコンコースと集札口、ホームのみ。なお、流山線ではどの駅でも改札(入鋏)は行われない。当駅の集札は列車到着直後のみ集札口に係員が立って行う仕組みとなっている。上下合わせると列車の発着間隔は最短で5分、最大で20分程度と短いため、改札内は常時開放されている。

新松戸駅からは駅前広場の横断歩道と広場に面するハンバーガーチェーン店「ロッテリア新松戸駅前店」(松戸市幸谷1070-3)裏の路地経由で連絡する。このルートは丁度JR武蔵野線高架下であり、高架を屋根として活用している。路地先の踏切を渡った西側に駅出入口がある。現在は目立った案内誘導標識が置かれていない。

流鉄・JR間で「当駅接続の連絡運輸」は行われていないが、馬橋駅接続の連絡運輸でも当駅発着は除外(新松戸駅発着も同様)されているため、両社において近接駅として認識されていることがうかがえる。

利用状況

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2015年平成27年)度の一日平均乗車人員は2,246人である[4]

近年は減少傾向にあり、特に2005年から2006年にかけてはつくばエクスプレス開業の影響で大きく落ち込んでいる。当駅以上に馬橋流山両駅の減少幅が大きかった結果、流鉄6駅の中では最も利用客数が多い駅となった。

近年の1日平均乗車人員は下記の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1990年 3,475
1991年 3,626
1992年 3,731
1993年 4,015
1994年 4,029
1995年 4,034
1996年 3,996
1997年 3,869
1998年 3,893
1999年 3,796
2000年 3,760
2001年 3,717
2002年 3,704
2003年 3,661
2004年 3,571
2005年 3,082
2006年 2,637
2007年 2,523
2008年 2,418
2009年 2,338
2010年 2,226
2011年 2,169
2012年 2,203
2013年 2,213
2014年 2,194
2015年 2,246

駅周辺

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流通経済大学(新松戸キャンパス)

大規模新興住宅地「新松戸」の東端部に位置する。駅周辺は「幸谷駅前」というよりも「新松戸駅前」として商店やマンション雑居ビルが林立する。当駅近傍は沿線で最も変化が著しい。新松戸駅との間には「パオ」という名称の公衆トイレ、「あかりのボックス」という名称の赤色鳥居調鉄骨のオブジェがある。

なお、新松戸駅は当駅に向かい合う西側一箇所にしか出口がないため、JR常磐線東側の旧来の幸谷集落(福昌寺<幸谷観音>、市水道部)方面へは、水戸方にある同線をくぐる地下歩道で連絡する(この案内はない)。1980年代頃は幸谷に「新松戸スターランド」、新松戸(現在のイオンがある場所)に「新松戸アイスアリーナ」の二大スケートリンク(前者は冬のみ)があり、関東地方東部のアイススケート文化を支え、選手も輩出していた。

バス路線

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隣の駅

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流鉄
RN 流山線
馬橋駅 (RN1) - 幸谷駅 (RN2) - 小金城趾駅 (RN3)

脚注

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参考文献

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  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。 

関連項目

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外部リンク

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