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心鏡流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

心鏡流 (しんきょうりゅう)は、山根由房が開いた槍術薙刀術鎖鎌術(当流では「草鎌」と称する)の流派。

1684年天和4年)、山根由房(山根左五右衛門)が開いたとされる。山根由房は、高橋新五左衛門より風伝流槍術を学んだとされる。

彦根藩で伝承され、藩校稽古館でも心鏡流槍術が教授されていた。彦根藩で心鏡流を学んだ土方常介によって薙刀術・鎖鎌術のみが加賀藩に伝えられ、加賀藩の藩校・経武館でも心鏡流の薙刀術・鎖鎌術が教授されるようになった。

文献資料があまり残っていないため不明な点が多い。

現在は、加賀藩に伝承された系統の鎖鎌術(草鎌)のみが石川県内に現存している。

参考文献

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  • 日本古武道協会 編『日本古武道総覧 平成九年度版』 島津書房 1989年
  • 綿谷雪・山田忠史 編『増補大改訂 武芸流派大事典』 東京コピイ出版部 1978年