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怪歌(再)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」
花譜のワンマンライブ
場所 幕張イベントホール
開催日 2024年11月3日
シリーズ名 『怪歌』
花譜 ONE-MAN LIVE 年表
花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌
(2024年)
花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」
(2024年)

花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」(かふ フォースワンマンライブ かいか さい)は、2024年11月3日千葉県千葉市幕張メッセ 幕張イベントホールで開催された、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー花譜の 4th ワンマンライブである[1][2][3][4][5][注釈 1]。1月に開催された「神椿代々木決戦二〇二四 IN 代々木第一体育館」のDAY2『花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌」』のリビルドライブである[2][3]

2025年3月26日には、本公演が収録されたBlu-rayおよびCDがリリースされることが終演後に明らかにされた[4][6][7]

概要

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本公演は「KAMITSUBAKI WARS 2024 神椿幕張戦線 IN MAKUHARI MESSE EVENT HALL」として2日間にわたって開催されたKAMITSUBAKI STUDIO のライブイベントの2日目の公演である[5][1][3]。なお、1日目のライブは『V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象II(再) -魔女拡成-」』であった[1]

ツミキ崎山蒼志星街すいせいMoe Shopがゲスト出演した[8][9]

演目と演出

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『怪歌』のリビルドライブではあったが、新アルバム『寓話』リリースも控えて新曲も披露され、ライブの内容は大きく変わっていた[2][3]。また、KAMITSUBAKI PHILHARMONIC ORCHESTRA による演奏がなされた[2][3]。約3時間[4]、『怪歌』と同じ5部構成であった[10]。最終パートの第5部は廻花としてのステージであった[2][3]

3曲目「糸」の後には花譜のMCが挿入された[2]。花譜が当日SNSに投稿した文面が幕張を千葉県ではなく東京都と勘違いしており[11]、間違えていたことを謝るなど、ユーモアを交えて会場に話しかけた[2][3]

以下、セットリストは「怪歌(再)」ライブパンフレット (2024) および PANORA のライブレポートによる[10][2]

No. タイトル 衣裳 備考
第一部
邂逅
1. 青春の温度 花譜 第五形態 雷鳥
2. 未観測
3.
4. 夜が降り止む前に
5. 海に化ける + 人を気取るメドレー
6. 邂逅
第二部
組曲
7. 愛のまま 花譜 第五形態 雷鳥(改)
8. 抱きしめて with 崎山蒼志 ゲストは崎山蒼志
9. チューイン・ディスコ + トウキョウ・シャンディ・ランデヴ メドレー with ツミキ ゲストはツミキ
10. 一世風靡 with 星街すいせい ゲストは星街すいせい、新曲
第三部
踊子
11. KAF DISCOTHEQUE[注釈 2] 花譜は退席
12. フォニイ + 不埒な喝采 メドレー 起源形態 犀鳥 可不とのデュエット
13. notice (cover) VIRTUAL BEING KAF ゲストはMoeShop、ともに初披露曲
14. My Life
第四部
歌承
15. ゲシュタルト 特殊歌唱用形態 扇鳩 VALISオリジンがダンサー[4]
16. アポカリプスより
17. 何者 新曲
18. カルぺ・ディエム[注釈 3]
19. 代替嬉々
第五部
廻花
20. ターミナル 廻花
21. スタンドバイミー
22. テディベア
23. 転校生
24. 東京、ぼくらは大丈夫かな 新曲
25. かいか

オープニングムービー

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オープニングムービーでは、『怪歌』で放送された渋谷と代々木を舞台とするシーンに加え、会場の幕張イベントホールを舞台とする映像に切り替えられた[2]

ゲスト

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第2部「組曲」では、「組曲」の演奏やゲストとのコラボパフォーマンスが行われた[2][4]

1曲目「愛のまま」は単独で歌唱し、続く「抱きしめて 」では崎山蒼志を迎えてデュエットが行われた[2][4][13]。続くツミキとのパフォーマンスでは、組曲2の「チューイン・ディスコ」と「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」のメドレーが披露された[2][4][13]。最後の星街すいせいとの「一世風靡」はこのライブで初披露された楽曲であった[2][4][13]

第3部の「KAF DISCOTHEQUE」後には、衣装「起源形態 犀鳥」で音楽的同位体 可不とともに「不埒な喝采」と「フォニイ」のメドレーが披露された[2][4][12]。その後ゲストにMoe Shopを迎え、ステージスクリーンいっぱいに映されたフォトリアルなVIRTUAL BEING KAFの姿で、カバー曲「notice」と新曲「My Life」のメドレーが披露された[2][4][12]

第4部の「ゲシュタルト」と「アポカリプスより」では、VALISオリジンがダンサーとして出演した[4]

歌承曲の発表

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『怪歌(再)』では第4部「歌承」で、『怪歌』でも披露された「ゲシュタルト」と「アポカリプスより」の後に、『寓話』に収録されている歌承曲の3作品「何者」「カルぺ・ディエム」「代替嬉々」が発表された[2][12]。「何者」は「みんなで創る神椿幕張戦線MV」として、動画の撮影とTwitter(新 X)への投稿が許可された[14]。投稿された映像はつなぎ合わせてミュージックビデオとしてYouTube上で公開された[14]

「廻花」の再演

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最終部では『怪歌』と同様[15]エリック・サティジムノペディ第1番」をBGMとして「深化 Alternative」についての説明がスクリーンに流され、廻花が登場した[2]。廻花として姿を現すのは1月の『怪歌』以来、2回目であった[4]

1曲目は『怪歌』と同様、「ターミナル」が演奏された[2][15]。この際の映像はYouTube上でミュージックビデオとして公開された[16]。続けて「スタンドバイミー」、「テディベア」、「転校生」の後、新曲「東京、ぼくらは大丈夫かな」が発表された[2][15]。最後の楽曲は「かいか」で締められた[2][15]

その他

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『怪歌(再)』での物販ブース

現地には5000人を超える観客が来場した[2]。会場での物販は事前整理券により行われた[17]。物販では、宝島社から出版された『花譜 DATA COLLECTION BOOK』の MAKUHARI MESSE CARD ver. などが販売された[18]

終演後にはKAMITSUBAKI STUDIOの新情報が公開された[4]。花譜と廻花のリリース情報や、2025年3月に「KAMITSUBAKI WARS 2024 神椿幕張戦線 IN MAKUHARI MESSE EVENT HALL」2公演がBlu-rayリリースされることなどがアナウンスされた[4]

2024年12月26日に放送された特別番組「M-ON! SPECIAL 『花譜』 ~寓話~」では、『怪歌(再)』のダイジェスト映像が放送された[19]

脚注

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注釈

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  1. ^ 「4th」であるが、1st から 3rd までのワンマンライブはライブシリーズ「不可解」として7回開催されており、ワンマンライブと題されていないライブも複数回開催されている。また、4th ワンマンライブとしては「怪歌」に次ぐ2回目である。
  2. ^ PUO(PIEDPIPER UNDERGROUND ORCHESTRA)×VJ×ダンサーチーム・elevenplayによる演出[4]。「私論理」や「飛翔するmeme」などが流された[12]
  3. ^ パンフレット印刷時点では「背景」と入力されていた[10]

出典

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  1. ^ a b c V.W.P/花譜のあの伝説の2デイズをオーケストラで再構築 「KAMITSUBAKI WARS 2024 神椿幕張戦線」が11/2、3開催”. PANORA (2024年8月8日). 2025年1月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 草野虹 (2024年11月15日). “花譜、4thワンマン「怪歌(再)」ライブレポート 手品ではなく魔法であった夜”. PANORA. 2025年1月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g オグマフミヤ (2024年11月16日). “花譜「怪歌(再)」ライブレポ 星街すいせい、可不、廻花との再会で示す“虚構と実存””. KAI-YOU. 2025年1月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 沖 さやこ (2024年11月19日). “花譜と廻花、アップデートを繰り返し表現者として深化し続ける。活動6年の集大成となった、神椿幕張戦線【DAY-2】をレポート”. DI:GA ONLINE. DISK GARAGE. 2025年1月4日閲覧。
  5. ^ a b 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 019.
  6. ^ 花譜、4thアルバム「寓話」参加アーティスト発表 映画監督・紀里谷和明も作詞で参加”. PANORA (2024年11月3日). 2025年1月1日閲覧。
  7. ^ 【花譜】「怪歌(再)」Blu-ray/神椿代々木戦線&幕張戦線「現象Ⅱ&現象Ⅱ(再)」「怪歌&怪歌(再)」Blu-ray”. FINDME STORE by THINKR. 2025年1月1日閲覧。
  8. ^ バーチャルシンガー・花譜、4thワンマン「怪歌(再)」ゲスト発表 ツミキ・崎山蒼志・星街すいせい・Moe Shop”. PANORA (2024年9月22日). 2024年11月6日閲覧。
  9. ^ 都築陵佑 (2024年11月3日). “Vシンガー花譜×星街すいせい、初のコラボ曲「一世風靡」リリース決定”. KAI-YOU. 2025年1月4日閲覧。
  10. ^ a b c 「怪歌(再)」ライブパンフレット 2024, pp. 10–11.
  11. ^ 花譜-KAF- [@virtual_kaf] (2024年11月3日). "おはようございます、東京は幕張、快晴です☀︎😽 怪歌(再)の日が!!!やってきたぞーーー!!!!!🌹 VWPのバトンを繋いで、幕張戦線駆け抜けます❣️ᙏ̤̫ わたし、叫び、歌い、踊りまくる! みんなも好きなように自分を解放して楽しんでね🕺🎤 今日もよろしくお願いします!! #怪歌再". X(旧Twitter)より2025年1月4日閲覧
  12. ^ a b c d オグマフミヤ (2024年11月16日). “花譜「怪歌(再)」ライブレポ 星街すいせい、可不、廻花との再会で示す“虚構と実存””. KAI-YOU. p. 3. 2025年1月4日閲覧。
  13. ^ a b c オグマフミヤ (2024年11月16日). “花譜「怪歌(再)」ライブレポ 星街すいせい、可不、廻花との再会で示す“虚構と実存””. KAI-YOU. p. 2. 2025年1月4日閲覧。
  14. ^ a b 花譜 -KAF- (2025年1月2日). “花譜「何者 -みんなで創る神椿幕張戦線MV-」【「怪歌(再)」Live Ver.】”. 2025年1月4日閲覧。
  15. ^ a b c d オグマフミヤ (2024年11月16日). “花譜「怪歌(再)」ライブレポ 星街すいせい、可不、廻花との再会で示す“虚構と実存””. KAI-YOU. p. 4. 2025年1月4日閲覧。
  16. ^ 廻花 -KAIKA- (2024年12月26日). “廻花「ターミナル」【怪歌(再)Live ver.】”. YouTube. 2025年1月4日閲覧。
  17. ^ KAMITSUBAKI STUDIO [@kamitsubaki_jp] (2024年10月26日). "【#神椿幕張戦線 物販事前整理券配布】11月2日(土)・3日(日)幕張メッセイベントホール「現象II(再)/怪歌(再)」物販事前整理券の申込受付を本日12:00より開始します。■申し込みはこちら lin.ee/8I142w0 ※先着順受付". X(旧Twitter)より2025年1月4日閲覧
  18. ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024.
  19. ^ 中村実香 (2024年12月26日). “4thアルバム『寓話』をリリースするバーチャルシンガー・花譜が見せる現在地点! 崎山蒼志、星街すいせいらゲストのコメントも収録した特別番組「M-ON! SPECIAL 『花譜』 ~寓話~」”. HOMINIS. 2025年1月4日閲覧。

参考文献

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  • 【花譜】「怪歌(再)」ライブパンフレット/花譜 4th ONE-MAN LIVE 怪歌(再), KAMITSUBAKI STUDIO, (2024-11-03), pp. 1–53 。KAF-300-0416。
  • 『花譜 DATA COLLECTION BOOK MAKUHARI MESSE CARD ver.』宝島社、2024年11月30日、001–023, 〇一–二四頁。ISBN 978-4-299-06203-1 

外部リンク

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