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成分本質 (原材料) では医薬品でないもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

当記事は、厚生省薬務局長通知による通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」 (昭和46年6月1日 薬発第476号)の別添3 医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リストの内容であり、厚生労働省が食薬区分において、その成分本質(原材料)は専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)ではないと判断したものをリスト化したものである。なお、本記事内のリストにおける起源動植物の名称は、出典にある表記をそのまま記載したものであり、必ずしも標準和名と一致するとは限らない。

1 植物由来物等

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医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト(植物由来物等) →1つの記事にすると、32キロバイトを超えるので前半後半の2つを参照

  1. 「名称」及び「他名等」の欄については、生薬名、一般名及び起源植物名等を記載している。
  2. リストに掲載されている成分本質(原材料)のうち、該当する部位について、「部位等」の欄に記載している。
  3. 他の部位が別のリストに掲載されている場合等、その取扱いが紛らわしいものについては、備考欄にその旨記載している。
  4. 備考欄の「医」は「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に掲載されていることを示す。

2 動物由来物等

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(例)

名称 他名等 部位等 備考
アキョウ ウシラバロバ 皮膚を水で煮て製したにかわ
アザラシ
アシドフィルス菌 菌体
アズマニシキガイ 貝肉
アリ アリノコ アリ・アリの子
アワビ セキケツメイ
イカ イカスミウゾクコツコウイカ イカの墨・甲骨
イワシ サーディンペプチド 油・タンパク質
陰茎 ウシ/ウマ/トラヒツジブタヘビ 陰茎・睾丸 イヌオットセイシカの陰茎・睾丸は「医」
ウコッケイ 血液・内臓・肉
ウナギ ヤツメウナギ 全体
オオトカゲ 全体
オットセイ カロペプタイド 骨格筋抽出物 陰茎・睾丸は「医」
カイエン イトマキヒトデ 全体
カイコ カサンガ/ゲンサンガ 死んだ幼虫・成虫・糞便・幼虫の抜殻・卵殻
カイバ タツノオトシゴ 全体
カイリュウ ギカイリュウ/センカイリュウ/チョウカイリュウ/トゲヨウジ 全体
カキ<牡蛎> マガキ/ボレイ 貝殻・貝肉・貝肉エキス
カギュウマツ カタツムリ 腹足類の乾燥粉末
核酸 DNARNA
カツオ かつお節/かつお節オリゴペプチド 魚乾燥物
カニ 甲羅
カメ ウミガメ 全体
カメムシ 九香虫 全体
肝臓 ウシ/トリ/ブタ ウシ・トリ・ブタの肝臓・エキス
肝油 タラ等魚類肝臓の脂肪油
魚油 イワシ等の精製油
血液 ウシ/シカ/ブタ ウシ・シカ・ブタの血液・血漿 ヒト血液は「医」
ゴウシマ アカガエル アカガエルの輸卵管
酵母 Saccharomycesに属する単細胞生物/ビール酵母 菌体
骨髄 ウシ ウシ骨髄 ヒト骨髄は「医」
骨粉 ウシ・魚類等の骨の粉末
コブラ インドコブラフィリピンコブラ 全体
コンドロイチン加水分解二糖 海洋性微生物の生産するグリコサミノグリカンの分解物
サソリ キョクトウサソリ 食塩水に入れ殺して乾燥したもの
サメ サメナンコツ/フカヒレ 軟骨・ヒレ・ヒレのエキス
サンゴ
サンバートナカイニューカレドニアジカファロージカベルベット シカ等の成熟した角・袋角・幼角 レイヨウカク・ロクジョウは「医」
シジミ マシジミヤマトシジミ 貝肉・貝肉エキス
シャチュウ サツマゴキブリ 全虫
心臓 ウシ/ウマ ウシ・ウマの心臓
スクアラミン サメの肝臓
スッポン シナスッポン/ベッコウ 血液・卵・内臓・肉・背甲・腹甲
精巣 シラコ 食用魚類の精巣
ソウヒョウショウ カマキリ カマキリの卵鞘
胎盤 ウシ/ヒツジ/ブタ ウシ・ヒツジ・ブタの胎盤 ヒト胎盤は「医」
胆嚢 コイ・ヘビの胆嚢 ウシ・クマ・ブタの胆汁・胆嚢は「医」
チンジュ アコヤガイシンジュ 外套膜組織中の顆粒物・真珠・貝肉
ツバメ巣 ツバメの巣
軟骨 爬虫類哺乳類の軟骨抽出物
乳酸菌 Lactobacillus属/Streptococcus属 菌体
ニワトリ ケイナイキン の内壁
乳汁 バニュウ ウマの乳汁
ハチ ハチノコ ハチの幼虫
ハブ ヒメハブ 全体
ビフィズス菌 Bifidobacterium属 菌体
ヒル ウマビル/スイテツ/チスイビルチャイロビル 全体
フグノクロヤキ フグマフグ フグの黒焼
ヘビ アオマダラウミヘビアマガサヘビエラブウミヘビガラガラヘビヒャッポダ 全体 蛇毒は「医」
マムシ ハンビ/フクダ 全体
ミツロウ ハチが分泌するロウ質
ミドリイガイ 貝肉
ヤモリ ヘキコ 全体 オオヤモリは「医」
卵黄油 卵黄の油
卵殻 卵殻
リュウシツ ケンゴロウ 全虫
ロイヤルゼリー メスバチの咽頭腺分泌物

  1. 「名称」及び「他名等」の欄については、生薬名、一般名及び起源動物名、該当する部位等を記載している。
  2. リストに掲載されている成分本質(原材料)のうち、該当する部位について、「部位等」の欄に記載している。
  3. 他の部位が別のリストに掲載されている場合等、その取扱いが紛らわしいものについては、備考欄にその旨記載している。
  4. 備考欄の「医」は「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に掲載されていることを示す。

3 その他(化学物質等)

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(例)

名称 他名等 部位等 備考
亜鉛
アスタキサンチン ヘマトコッカス藻の主成分 ヘマトコッカス藻は「非医」
アスパラギン
アスパラギン酸
5-アミノレブリン酸リン酸塩 5-Aminolevulinic acid・phosphate 光合成細菌(ロドバクター・セファロイデス)の生成したもの
アラニン
アリシン ニンニクの成分
アルブミン
アントシアニジン
イオウ メチルサルフォニルメタン
イコサペント酸<EPA> EPA/エイコサペンタエン酸
イソフラキシジン
イソロイシン
イヌリン
イノシトール フィチン
雲母
sn-グリセロ(3)ホスホコリン L-α-グリセリルホスホリルコリン/sn-Glycero(3)phosphocholine
N-アセチルグルコサミン
L-カルニチン
L-シトルリン L-Citrulline
オクタコサノール
オリゴ糖 オリゴ配糖体
オルニチン
オロト酸 Orotic acid/1,2,3,6-tetrahydro-2,6-dioxo-4-pyrimidinecarboxylic acid フリー体、カリウム塩、マグネシウム塩に限る
カテキン カテキン酸 緑茶の成分
果糖
カフェイン
カラギーナン 天草の成分
カリウム
カルシウム 炭酸カルシウム
カロチン
還元麦芽糖
環状重合乳酸
岩石粉
γ-アミノ酪酸 GABA(ギャバ)
キシリトール
キチン
キトサン
キトサンオリゴ糖
シルク
グアガム
クエン酸 クエン酸マグネシウム
グリシン
グリセリン
クルクミン ウコン由来色素
グルコサミン塩酸塩
グルコマンナン コンニャク等の複合多糖類
グルコン酸亜鉛
グルコン酸鉄
グルタミン
グルタミン酸
クレアチン
クレアチン・エチルエステル塩酸塩 Ethyl N -(aminoiminomethyl)-N -methylglycineHydrochloride
クロム(Ⅲ)
クロロフィル 葉緑体中の緑色色素
ケイ素 酸化ケイ素
ケルセチン
ゲルマニウム 無機ゲルマニウム/有機ゲルマニウム
コエンザイムA
コエンザイムQ10 ユビキノン
コラーゲン
コリン安定化オルトケイ酸 Choline-stabilisedorthosilicic acid
コンドロイチン硫酸
コンドロムコタンパク
サポニン 大豆サポニン
シスタチオン マムシの成分
シスチン
システイン
脂肪酸
酒石酸
植物性酵素・果汁酵素 植物体又は果実の液汁から得られる酵素 パパイン・ブロメライン等消化酵素は「医」
植物性ステロール
植物繊維
食物繊維
スーパーオキシドディスムターゼ<SOD> SOD
スクワレン
炭焼の乾留水
石膏 鉱石
ゼラチン
セラミド
セリン
セレン
タルク
チオクト酸 α―リポ酸
チロシン
D―chiro―イノシトール
デキストリン
鉄クロロフィリンナトリウ
ドコサヘキサエン酸<DHA> DHA
トコトリエノール ビタミンE関連物質
trans-レスベラトロール E -レスベラトロール
ドロマイト鉱石
トリプトファン
トレオニン
トレハロース 菌体をリゾチーム処理したものの抽出物
ナイアシン ニコチン酸
乳清
乳糖
麦飯石
バリン
パントテン酸 パントテン酸カルシウム
ヒアルロン酸
ビオチン ビタミンH
ピコリン酸クロム クロミウムピコリネート
ヒスチジン
ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート Bis(3-hydroxy-3-methylbutyrate)monohydrate/3-Hydroxy-3-methylbutyric acid<HMB>
ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
ビタミンA レチノール
ビタミンB1 チアミン
ビタミンB12 シアノコバラミン
ビタミンB2 リボフラビン
ビタミンB6 ピリドキシン
ビタミンC アスコルビン酸
ビタミンD カルシフェロール
ビタミンE トコフェロール
ビタミンK フィトナジオンメナジオン
4―ヒドロキシプロリン
ヒドロキシリシン
フィコシアニン
フェニルアラニン
フェリチン鉄
フェルラ酸 3-(4-Hydroxy-3-methoxyphenyl)-2-propenoic acid
フッ素
フルボ酸
プルラン 非消化吸収性の多糖類
プロアントシアニジン
プロポリス
プロリン
ベータカロチン
ヘスペリジン
ヘマトコッカス藻色素
ヘム鉄
ホスファチジルセリン リン脂質
マグネシウム
マンガン
ムコ多糖類
メチオニン
木灰
モリブデン
葉酸 ビタミンM
ヨウ素
ラクトフェリン
リグナン 樹脂アルコール/レジノール
リジン
リノール酸
リノレン酸
流動パラフィン
リン
ルチン
ルテイン カロテノイドの一種
レシチン 大豆レシチン/ホスファチジルコリン/卵黄レシチン
ロイシン

  1. リストに掲載されている成分本質(原材料)のうち、該当する部位について、「部位等」の欄に記載している。
  2. 他の部位が別のリストに掲載されている場合等、その取扱いが紛らわしいものについては、備考欄にその旨記載している。
  3. 備考欄の「医」は「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に掲載されていることを示す。

出典

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別添3 医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト” (PDF). 厚生労働省 (2016年10月21日). 2018年3月4日閲覧。