指扇駅
指扇駅 | |
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南口(2023年1月) | |
さしおうぎ Sashiōgi | |
◄西大宮 (1.4 km) (4.7 km) 南古谷► | |
所在地 | さいたま市西区大字宝来1716 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■川越線 |
キロ程 |
7.7 km(大宮起点) 大崎から44.6 km |
電報略号 | サシ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
9,367人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1940年(昭和15年)7月22日[1][2] |
備考 |
指扇駅(さしおうぎえき)は、埼玉県さいたま市西区大字宝来にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)川越線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1940年(昭和15年)7月22日:開業[1][2]。
- 1961年(昭和36年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱いを廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)9月30日:川越線電化、埼京線と直通運転開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 1996年(平成8年)3月12日:自動改札機を設置し、供用開始[4]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2007年(平成19年)10月31日:指定席券売機の設置により、みどりの窓口を廃止。
- 2014年(平成26年)3月9日:橋上化により新駅舎供用開始。北口開設。
-
旧駅舎(2006年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。上下線主本線だけの配線である。また大宮方は一直線で住宅街を抜けるのに対し、川越方は緩やかに南へカーブしながら築堤を上り、すぐに荒川橋梁へ至る。
大宮駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)である。指定席券売機、Suica対応自動改札機が設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝および日中・夜間の一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]。
現在の駅舎は2014年(平成26年)3月9日から供用されているもので、エレベーター・エスカレーターが設置された。それまでは下りホームに面した地上駅舎(同時開業の南古谷駅や日進駅旧駅舎と類似していた)であり、上りホームとは跨線橋で接続していた。また、上りホームには通勤通学時の混雑対策で、降車専用改札と出口が設置されていたが、橋上化工事により撤去された。
川越車両センターからの出庫のため、朝夕に当駅始発の上り列車が設定されている[1]。すべて各駅停車だが、以前は朝に1本だけ通勤快速も設定されていた。一方、下りの当駅終着の列車は、埼京線との直通運転開始時は多数が設定されていたが、現在はまったく設定されていない。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■川越線 | 北行 | 川越・高麗川方面[5] |
下り | |||
2 | ■川越線・埼京線 | 南行 | 大宮・池袋・新宿・大崎・りんかい線・相鉄線方面[5] |
上り |
なお、当駅から西川越駅以西へ直通する列車は設定されていないため、高麗川方面は川越駅で乗り換えとなる。
-
改札口(2023年1月)
-
ホーム(2023年1月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は9,367人である。2009年(平成21年)3月14日に開業した西大宮駅が当駅から1.4キロメートルと比較的近く、利用客が一部流れたため、当駅の利用者は減少した。
JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、1987年度(昭和62年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1987年(昭和62年) | 12,580 | |
1988年(昭和63年) | 13,598 | |
1989年(平成元年) | 14,611 | |
1990年(平成 | 2年)15,801 | |
1991年(平成 | 3年)16,297 | |
1992年(平成 | 4年)16,572 | |
1993年(平成 | 5年)16,467 | |
1994年(平成 | 6年)16,864 | |
1995年(平成 | 7年)17,061 | |
1996年(平成 | 8年)16,862 | |
1997年(平成 | 9年)16,068 | |
1998年(平成10年) | 15,453 | |
1999年(平成11年) | 15,475 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 1]15,393 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 2]15,431 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 3]15,166 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 4]14,990 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 5]14,851 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 6]14,856 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 7]14,888 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 8]15,072 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 9]15,049 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 10]12,193 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 11]11,703 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 12]11,264 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]11,143 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]11,098 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]10,848 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]11,108 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]11,122 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]11,154 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]11,034 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 20]10,761 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]8,472 | [* 22] |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]8,780 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]9,119 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]9,367 |
駅周辺
[編集]南口ロータリーは埼玉県道57号さいたま鴻巣線に面している。当初は狭く、タクシーのみの乗り入れだったが、1993年(平成5年)に拡張整備工事が行われ、路線バスも乗り入れが可能になった。この公共ロータリーの隣には、近隣の学校のスクールバスが利用する広場も存在する。
旧駅舎は南側のみに設けられ、駅北側への移動経路は、駅東側にある県道との踏切と、駅西側の歩行者・自転車専用の小さなトンネルのみだった。このため、朝夕の踏切付近は、自動車・自転車・歩行者が行き交い非常に混雑していた。この混雑を緩和するため橋上駅化工事を行い、2014年(平成26年)3月9日に新駅舎と北口の供用を開始。続いて北口ロータリーとアクセス道路の整備を実施し、2015年(平成27年)5月15日に供用を開始した。
秀明英光高等学校、埼玉県立大宮武蔵野高等学校の最寄り駅であり、ラッシュ時は主に高校生で混雑する。西大宮駅開業前までは埼玉栄中学校・高等学校の最寄り駅でもあった。
駅前の県道沿いに店舗が並んでおり、指扇地区の中心的な街になっている。駅の周囲は住宅地になっているが、駅の西側は荒川に程近く、荒川堤防近くは田畑が広がる。
駅北側は上尾市の南西部に程近く、上尾駅より当駅が最寄りとなる上尾市域が存在する。
- 北口
- 埼玉県立上尾橘高等学校
- 秀明英光高等学校[1]
- 指扇病院・指扇療養病院
- 埼玉県総合リハビリテーションセンター
- 大宮国際カントリークラブ
- 川越グリーンクロス
- 青木信用金庫指扇支店
- ライフ指扇店
- 日進自動車教習所
- 南口
- 埼玉県立大宮武蔵野高等学校
- さいたま市立土屋中学校
- 指扇駅前郵便局
- 大宮西警察署指扇駅前交番
- 馬宮コミュニティセンター
- 西遊馬公園
- 武蔵野銀行指扇支店
- 飯能信用金庫さいたま支店
- 道路
- 国道16号
- 埼玉県道2号さいたま春日部線(旧国道16号)
- 埼玉県道57号さいたま鴻巣線
バス路線
[編集]- 北口
「指扇駅北口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。
- 東武バスウエスト (上尾営業所)
- さいたま市西区指扇地区乗合タクシー「あじさい号」 - 指扇交通に運行委託
- 基本ルート(赤ルート):西楽園 / 清河寺温泉
- 延伸ルート(赤+緑ルート):西楽園 / 西新井団地
- 南口
「指扇駅」停留所および「西遊馬」停留所(埼玉県道2号さいたま春日部線沿い)にて、以下の路線バスが発着する。
- 西武バス(大宮営業所)
- さいたま市西区コミュニティバス - 西武バス大宮営業所に運行委託
隣の駅
[編集]当駅 - 南古谷駅間は4.7キロメートルで、これは川越線内で最も長い。
脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、25頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、445頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “駅の情報(指扇駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年5月6日閲覧。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-117-1。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(指扇駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年5月6日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ 埼玉県. “埼玉県統計年鑑”. 埼玉県. 2020年5月20日閲覧。
- ^ “さいたま市/さいたま市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月20日閲覧。
- ^ “さいたま市/旧大宮市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月20日閲覧。
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和3年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(指扇駅):JR東日本