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新垣安弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新垣 安弘
あらかき やすひろ
生年月日 (1955-12-30) 1955年12月30日(68歳)
出生地 琉球政府島尻郡東風平村(現・沖縄県八重瀬町字志多伯)
出身校 沖縄県立糸満高等学校
所属政党民主党→)
無所属
宗教 世界平和統一家庭連合[1][2][3]

当選回数 2回
在任期間 2018年2月12日 - 現職

選挙区 島尻郡選挙区
当選回数 2回
在任期間 2008年6月25日 - 2016年6月24日

八重瀬町議会議員
当選回数 1回
在任期間 2006年1月1日 - 2008年

東風平町議会議員
当選回数 1回
在任期間 2002年9月 - 2005年12月31日
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新垣 安弘(あらかき やすひろ、1955年昭和30年〉12月30日[4] - )は、日本政治家沖縄県八重瀬町長(2期)。元沖縄県議会議員(2期)、元八重瀬町議会議員(2期、当選回数は1回)、元東風平町議会議員(1期)。

来歴

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琉球政府島尻郡東風平村(現・沖縄県八重瀬町字志多伯)生まれ。沖縄県立糸満高等学校卒業[5]

1982年10月14日、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の6000双国際合同祝福結婚式がソウル蚕室体育館で開催され、5837組の新郎新婦が祝福された[6][7]。新垣もこの合同結婚式に参加した[1][2]

2002年9月、東風平町議会議員に初当選。2006年1月1日、東風平町と具志頭村が合併し八重瀬町が誕生。合併に伴い、八重瀬町議会議員となる。同年9月3日に行われた八重瀬町議会議員選挙に民主党公認で立候補し、当選[8]

2008年6月8日に行われた沖縄県議会議員選挙に島尻郡選挙区(定数3)から民主党公認で立候補し、初当選した[9]。2012年、再選。2016年の県議選は選挙区が「島尻・南城市選挙区」(定数4)となり無所属で立候補。得票数4位の日本共産党新人の玉城武光に対し39票の僅差で敗れ、次点で落選した[10]

2018年1月28日に行われた八重瀬町長選挙に自民党公明党の推薦を受けて立候補し、前町議の知念昭則、前町議の宮城勝也を破り初当選した[4]。2月12日に町長就任[5]

2022年、無投票で再選[11]

人物

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  • 前述のとおり、1982年10月14日にソウルの蚕室体育館で開催された統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の合同結婚式[6][7]に参加し、指名された女性と結婚した[1][2]
  • 2022年8月24日、琉球新報は、統一教会と政治との関係をめぐる県内41市町村長アンケート調査の回答を公表。新垣は同アンケートで、教団関連の講演会に参加したと答えた[12]
  • 2022年10月19日、町議会9月定例会一般質問で神谷信夫は前述のアンケートの結果を踏まえ、「今後、教会側との関係を絶つかどうか」と尋ねた。新垣は神谷の質問に対し「県議会や国会で議論されている。そこに関心を寄せながらどうあるべきか考えたい」と述べ、関係を断つとは明言しなかった。また、「はなからお宅とは(関係を)断絶しますというのは人間同士の関係としていかがなものか」との見解を示した[13]。同年12月15日、町議会12月定例会で神谷信夫は、統一教会と町当局の関係の有無を調査するよう追求するが、新垣は「信教の自由や思想信条、人権に配慮しなければならない行政の立場としては国の規定や法令に基づかない根拠のない対応は取るべきではない」と答え、調査を拒否した。教団との関係を断絶するか否かを問われると、新垣は「断絶という言葉があまりにきつくて私としては明確に言っていいのか分からない」と信者としての苦衷を訴えた[3]

脚注

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  1. ^ a b c 「THINK TANK 2022 第4回ILC国際ウェビナー」神日本報告・朴鍾泌神日本5地区長、2022年1月24日。
  2. ^ a b c 이영균 (2022年1月24日). “‘THINK TANK 2022 제4차 ILC 국제 웨비나’ 개최”. 世界日報. 2022年12月8日閲覧。
  3. ^ a b 照屋大哲「根拠のない対応取るべきでない 八重瀬町長 教団関係調査に」 『琉球新報』2022年12月。
  4. ^ a b 八重瀬町長選 新垣安弘氏が初当選”. 琉球新報 (2018年1月29日). 2022年12月8日閲覧。
  5. ^ a b 町長室 | 八重瀬町
  6. ^ a b 真の父母様と統一運動の歴史 1970-1989”. 光言社. 2022年10月12日閲覧。
  7. ^ a b 【永遠の愛と出会った日】~祝福結婚式カレンダー~「10月14日」は何の日?”. 光言社 (2020年10月13日). 2022年10月12日閲覧。
  8. ^ 八重瀬町議会議員選挙 - 2006年09月03日投票 | 沖縄県八重瀬町 | 選挙ドットコム
  9. ^ 沖縄県議会議員選挙 - 島尻郡選挙区候補者一覧 - 2008年06月08日投票 | 沖縄県 | 選挙ドットコム
  10. ^ 沖縄県議会議員選挙 - 島尻・南城市選挙区候補者一覧 - 2016年06月05日投票 | 沖縄県 | 選挙ドットコム
  11. ^ 写真:八重瀬町長選、現職の新垣安弘氏が無投票で再選 沖縄”. 沖縄タイムス (2022年1月18日). 2022年12月8日閲覧。
  12. ^ 回答詳報】首長ら「関係絶つべきだ」「個人の判断」 旧統一教会との関係や考えに違い 沖縄県内41市町村長アンケート調査”. 琉球新報 (2022年8月24日). 2022年12月8日閲覧。
  13. ^ 照屋大哲 (2022年10月20日). “八重瀬町の新垣町長、旧統一教会との関係断絶を明言せず 「はなから断絶、人間同士の関係としていかがなものか」”. 琉球新報. 2022年12月8日閲覧。

外部リンク

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公職
先代
比屋根方次
八重瀬町長
2018年 -
次代
現職