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日本コーンスターチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本コーンスターチ株式会社
Nihon Cornstarch corporation.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-0001
東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
オークラプレステージタワー9階
設立 1962年9月20日
業種 食料品
法人番号 4010401074134 ウィキデータを編集
事業内容 コーンスターチ、化工澱粉などの製造
代表者 代表取締役社長 倉地聡一郎
資本金 1億円
売上高 500億円(2017年8月現在)
従業員数 381名(男性:338名 女性43名 2017年9月現在)
支店舗数 5支店(国内)
外部リンク https://www.nihon-cornstarch.com/
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日本コーンスターチ株式会社(にほんコーンスターチ、英文社名Nihon Cornstarch corporation.)は、日本の食品メーカー

概要

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事業の中核は、コーンスターチ異性化糖等の製造などである。コーンスターチ製造企業としては、日本食品化工、加藤化学とともに、国内大手3社のうちの一社である。創業は慶応3年で、近年では生分解性プラスチックの製造にも進出している。

沿革

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  • 1868年慶応3年) - 愛知県西尾市一色町にて、倉地嘉六により小麦澱粉類製造業を創業。
  • 1948年昭和23年) - 倉地澱粉化学工業合資会社設立。
  • 1951年(昭和26年) - 出資金11,000,000円に増額。
  • 1952年(昭和27年) - 東京営業所(現東京支店)開設。
  • 1953年(昭和28年) - 名古屋営業所(現名古屋支店)を開設。
  • 1955年(昭和30年) - コーンスターチの製造開始。
  • 1962年(昭和37年) - 日本コーンスターチ株式会社設立。大阪営業所(現大阪支店)開設。
  • 1963年(昭和38年) - 日本コーンスターチ株式会社と倉地澱粉化学工業合資会社合併。
  • 1966年(昭和41年) - 株式会社安城製油所を買収、製油部門に進出。
  • 1967年(昭和42年) - ミワ農産化工株式会社設立、糖化部門に進出。
  • 1969年(昭和44年) - グループ会社 中日本グレーンセンター株式会社設立。
  • 1972年(昭和47年) - 米国A.E.ステーレー社と化工澱粉に関する技術提携契約締結。グループ会社 衣浦ユーティリティー株式会社設立。
  • 1973年(昭和48年) - 本社を名古屋市中区丸の内に移転。
  • 1974年(昭和49年) - 愛知県碧南市に衣浦臨海工場操業開始。
  • 1975年(昭和50年) - 化工澱粉の製造開始。
  • 1979年(昭和54年) - A.E.ステーレー社と糖化製品に関する全面技術提携契約締結。
  • 1980年(昭和55年) - 異性化糖工場、配送センター新設。
  • 1989年(平成元年) - TAPIOKA DEVELOPMENT CORP.,LTDに資本参加。
  • 1993年平成5年) - 生分解性プラスチック製造開始。米国ミシガン州にグループ会社エバーコーン株式会社設立。
  • 1997年(平成9年) - TPM優秀賞第2類受賞[1]
  • 1999年(平成11年) - ISO 9002 認証取得[2]
  • 2000年(平成12年) - ISO 14001 認証取得[3]
  • 2002年(平成14年) - ISO 9001 認証取得[2]
  • 2005年(平成17年) - 本社を東京都港区赤坂に移転。
  • 2008年(平成20年) - 医薬品製造業許可証取得。愛知県 HACCP導入施設認定取得。糖化製品モンドセレクション5年連続金賞受賞。
  • 2011年(平成23年) - FSSC 22000英語版 認証取得。
  • 2012年(平成24年) - ISO 22301 認証取得。
  • 2013年(平成25年) - ミワ農産化工株式会社を吸収合併。糖化製品モンドセレクション10年連続金賞受賞。
  • 2014年(平成26年) - ローカルハラル認証取得。米国シカゴオフィス開設。
  • 2015年(平成27年) - 国際的に認証されたハラル認証取得。コーンサラダ油(一斗缶)、難消化性デキストリン「なんでき」発売開始。東京工場起工式実施、工事開始。メイズ自社調達本船、初入港。ハイプロジャム粕製造設備完成。
  • 2016年(平成28年) - 衣浦工場メイズ加工累積2,000万トン達成。東京工場倉庫より製品出荷開始。
  • 2017年(平成29年) - 米国大使館より ”U.S. Agriculture Hall of Fame” を受賞[4]。米国農産物貿易の殿堂入り。茨城県神栖市に東京工場竣工。代表取締役社長 倉地聡一郎紺綬褒章授章。
  • 2018年(平成30年) - 化粧品用コーンスターチ「パールスターチ」販売開始。コーシャ認証取得。糖化製品モンドセレクション15年連続金賞受賞。東京工場異性化糖JAS規格認証取得。
  • 2019年令和元年) - 本社を東京都港区虎ノ門に移転。

主な製品

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事業所

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関連会社

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国内

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  • 日コン株式会社 - コーン油の製造
  • 衣浦ユーティリティー株式会社 - 衣浦食品コンビナートの蒸気・電力・水の供給、排水処理
  • 中日本グレーンセンター株式会社 - 7万5千トン収容の輸入穀物サイロと、5万トン級船舶が接岸可能な岸壁の管理運営

海外

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  • アメリカ イリノイ州
    • EverCorn,Inc - とうもろこしの調達
  • タイ

主な受賞歴

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  • 2006年
    • 糖化製品 モンドセレクション国際最高品質賞
  • 2007年
    • イエローコーンスターチ モンドセレクション 金賞
  • 2009年
    • ホワイトコーンスターチ モンドセレクション 金賞
    • 異性化液糖 モンドセレクション金賞
    • イエローコーンスターチ モンドセレクション 金賞(3年連続)、国際最高品質賞
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(6年連続)
    • 異性化液糖 日本食糧新聞社優秀食品素材賞
  • 2011年
    • 米澱粉N.S-200 モンドセレクション 金賞
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(8年連続)
    • イエローコーンスターチ モンドセレクション 金賞(5年連続)
    • ホワイトコーンスターチ モンドセレクション 金賞(4年連続)[5]
  • 2014年[6]
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(11年連続)
    • イエローコーンスターチ モンドセレクション 金賞(8年連続)
    • ホワイトコーンスターチ モンドセレクション 金賞(7年連続)、国際最高品質賞
    • シルバースイート(液状マルトデキストリン)モンドセレクション金賞
  • 2015年
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(12年連続)
    • イエローコーンスターチ モンドセレクション 金賞(9年連続)、国際最高品質賞
    • ホワイトコーンスターチ モンドセレクション 金賞(8年連続)
    • オリゴシラップM40 モンドセレクション 金賞(12年連続)、国際最高品質賞
    • オリゴの甘み モンドセレクション 金賞(2年連続)
  • 2017年
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(14年連続)
    • U.S. Agriculture Hall of Fame受賞
    • 日本コーンスターチ 現代表取締役社長 倉地聡一郎紺綬褒章授章。
  • 2018年
    • 糖化製品 モンドセレクション 金賞(15年連続)

関連項目

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脚注

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注釈・出典

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  1. ^ 公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 過去TPM優秀賞一覧 第2類(16事業場)日本コーンスターチ㈱衣浦事業所(2015年9月5日 確認)
  2. ^ a b 公益財団法人 日本適合性認定協会 マネジメントシステム認証 適合組織検索 認証機関登録番号 JMAQA-386 認証規格 JIS Q 9001:2008 (ISO 9001:2008) 組織名 日本コーンスターチ株式会社 (2015年9月5日 確認)
  3. ^ 公益財団法人 日本適合性認定協会 マネジメントシステム認証 適合組織検索 認証機関登録番号 JMAQA-E121 認証規格 JIS Q 14001:2004 (ISO 14001:2004) 組織名 日本コーンスターチ株式会社 (2015年9月5日 確認)
  4. ^ ~PRTIMES 2017年9月28日記事「日本コーンスターチ 米国農産物貿易の殿堂入り~アメリカ合衆国大使館より”U.S.Agriculture Hall of Fame” を受賞」(2018年10月30日 確認)
  5. ^ 日本コーンスターチ株式会社 モンドセレクション受賞製品一覧 (2015年9月5日 確認)
  6. ^ 経済2014年5月8日記事 「日本コーンスターチ、モンドセレクション11年連続金賞受賞!」(2015年9月5日 確認)