朝白龍太郎
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基礎情報 | ||||
四股名 | 朝白龍 | |||
本名 |
ラグチャー・ジャミントクトホ Рагчаагийн Жамьяантогтох | |||
愛称 | ハクリュー | |||
生年月日 | 1999年1月8日(25歳) | |||
出身 | モンゴル・ウランバートル市 | |||
身長 | 182.0cm | |||
体重 | 144.0kg | |||
BMI | 43.47 | |||
所属部屋 | 高砂部屋 | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西幕下5枚目 | |||
最高位 | 西幕下5枚目 | |||
生涯戦歴 | 50勝20敗(11場所) | |||
優勝 | 序ノ口優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2023年1月場所 | |||
備考 | ||||
2024年10月28日現在 |
朝白龍 太郎(あさはくりゅう たろう、1999年1月8日 - )は、モンゴル国ウランバートル市出身で、高砂部屋所属の現役大相撲力士。本名はラグチャー・ジャミントクトホ。身長182.0cm、体重144.0kg。最高位は西幕下5枚目(2024年11月場所)。
来歴
[編集]父はブフ(モンゴル相撲)の関脇[1]。14歳からレスリングを始めた[1]。2014年に日本の柏日体高等学校(当時。2016年4月以降は日本体育大学柏高等学校)が国際交流のためモンゴルからスポーツ留学生を受け入れることになり、約30人の応募者の中から後の欧勝馬(プレブスレン・デルゲルバヤル、2年生に編入)、豊昇龍(スガラクチャー・ビャンバスレン)とともに選ばれて、2015年に3人で来日した[2]。デルゲルバヤルとビャンバスレンはレスリング部に入部したが(ビャンバスレンは1年次途中で相撲部に転部)、ジャミントクトホは入学当初より相撲部に所属した[2]。高校卒業後は角界入りを希望していたが、当時は入門できる部屋がなかったため[3]、千葉県相撲連盟会長の母校でもある拓殖大学の国際学部国際学科に進学した[4][1]。大学時代は1年次からレギュラーとなり[4]、3年時に全国学生相撲個人体重別選手権大会8強、4年時に全国学生相撲選手権大会16強などの実績を残した[1]。
2022年の大学卒業後は大相撲の高砂部屋に入門。入門時点で既に23歳となっていたため、新弟子検査の年齢制限緩和措置が適用された[1]。2023年1月場所、朝白龍の四股名で初土俵。翌3月場所は序ノ口で7戦全勝として序ノ口優勝。アマチュア時代に優勝経験が無かったことから、これが自身の相撲人生にとって初めての優勝となった[4]。序二段に上がった5月場所は、9日目に欧勝竜に敗れて入門後初めて土がついた。続く7月場所は三段目に上がって7戦全勝としたが[5]、優勝決定戦で若碇に敗れた[6]。
9月場所で幕下に昇進。同場所は6勝1敗の好成績を挙げたが、翌11月場所で入門以来初めて負け越した。
2024年11月場所で自身初の幕下5枚目以内である西幕下5枚目まで最高位を更新。
人物
[編集]- 高校時代に指導に当たった柏少年相撲団代表の永井明慶によると、当時のジャミントクトホは「穏やかで優しく、おとなしい」性格だったという[2]。
- 「朝白龍」という四股名は師匠の8代高砂(元関脇朝赤龍)・同部屋の朝青龍(元横綱)と、縁起の良い「白」に由来する[7]。
主な成績
[編集]2024年9月場所終了現在
通算成績
[編集]- 通算成績:50勝20敗(11場所)
各段優勝
[編集]- 序ノ口優勝:1回(2023年3月場所)
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2023年 (令和5年) |
(前相撲) | 西序ノ口11枚目 優勝 7–0 |
西序二段13枚目 6–1 |
東三段目44枚目 7–0[注 1] |
西幕下27枚目 6–1[注 2] |
西幕下11枚目 3–4 |
2024年 (令和6年) |
東幕下19枚目 3–4 |
東幕下27枚目 6–1 |
西幕下10枚目 4–3 |
東幕下7枚目 3–4 |
東幕下12枚目 5–2 |
西幕下5枚目 – |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
[編集]- 朝白龍 太郎(あさはくりゅう たろう)2023年1月場所 -
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 「全新弟子名鑑」『相撲』2022年12月号、ベースボール・マガジン社、91頁。
- ^ a b c 「恩師が語る高校時代の豊昇龍」『相撲』2023年9月号、ベースボール・マガジン社、6頁。
- ^ 「豊昇龍&欧勝馬と一緒に来日のラグチャー、新弟子検査で体格基準パス「2人と戦えるところに」」『日刊スポーツ』2022年10月28日。2023年8月28日閲覧。
- ^ a b c 「幕下以下各段優勝者」『相撲』2023年4月号、ベースボール・マガジン社、69頁。
- ^ 「朝白龍が三段目で7戦全勝 盟友・豊昇龍の大関獲りが「モチベーションに」若碇と千秋楽優勝決定戦へ」『スポニチアネックス』2023年7月21日。2023年8月28日閲覧。
- ^ 「若碇が三段目V 7戦全勝で並んだ朝白龍との優勝決定戦を土俵際の豪快な掛け投げで制す」『日刊スポーツ』2023年7月23日。2023年8月28日閲覧。
- ^ 「高砂部屋の新弟子・ジャミンのしこ名は「朝白龍」 同郷・同部屋の朝青龍、朝赤龍に続く」『スポニチアネックス』2023年1月8日。2023年8月28日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 朝白龍 太郎 - 日本相撲協会