コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イッツ・コミュニケーションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東急ケーブルTVから転送)
イッツ・コミュニケーションズ株式会社
its communications Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
158-0097
東京都世田谷区用賀4丁目10番1号
世田谷ビジネススクエア
設立 1983年昭和58年)3月2日
業種 情報・通信業
法人番号 7011001016597 ウィキデータを編集
事業内容 有線テレビジョン放送事業
電気通信事業、他
代表者 金井美惠(代表取締役社長
資本金 52億9400万円
売上高 299億100万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 30億6,800万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 31億9,900万円
(2024年3月期)[1]
純利益 25億5,300万円
(2024年3月期)[1]
純資産 328億円
(2024年3月期)[1]
総資産 387億3,800万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 649名(2023年4月1日現在)
主要株主 東急株式会社 100%
外部リンク https://www.itscom.co.jp/
テンプレートを表示

イッツ・コミュニケーションズ株式会社 (its communications Inc.) は、日本ケーブルテレビ放送局およびインターネットサービスプロバイダである。通称はイッツコム、iTSCOM

概要

[編集]

東急グループの一社で、おもに東急電鉄沿線エリアで事業を展開している。TOKYUポイント加盟。

サービスエリア

[編集]

沿革

[編集]
  • 1970年昭和45年)7月 - 東京急行電鉄が川崎市北部におけるケーブルテレビ事業の届けを提出。
  • 1972年(昭和47年)10月 - 東急江田ビレッジにてケーブルテレビの実験を実施。
  • 1983年(昭和58年)3月2日 - 東急有線テレビ株式会社設立。
  • 1986年(昭和61年)9月 - 株式会社東急ケーブルテレビジョンへ商号変更。
  • 1987年(昭和62年)10月2日 - 開局。渋谷区、横浜市緑区に次いで、川崎市宮前区、世田谷区、目黒区、大田区で営業を開始[注釈 1]
  • 1998年平成10年) - ケーブルインターネットサービス開始。前後して横浜市港北区・川崎市中原区・川崎市高津区での営業を開始。
  • 2001年(平成13年)
    • 6月30日 - ソニーと資本提携。
    • 8月1日 - イッツ・コミュニケーションズ株式会社に商号変更[注釈 2]
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 東京急行電鉄のISP事業 (246-net) の営業譲渡を受ける[2]
  • 2003年(平成15年)8月 - 川崎市高津区に本社事務所を移転。
  • 2005年(平成17年)5月 - 東京電力が新株主となる。
  • 2006年(平成18年)5月 - 横浜コミュニティ放送の経営権取得。
  • 2008年(平成20年)7月 - 中原支局(現:中原・港北支局)開局。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 - 横浜市青葉区に本社移転。
    • 9月14日 - 横浜都市みらいとケーブルテレビ事業で業務提携契約を締結[3]
  • 2010年(平成22年)4月1日 - ケーブルネットつづきの森からサービスを継承、横浜都市みらいから伝送路設備を賃借[1]
  • 2011年(平成23年)2月 - 東京都世田谷区玉川へ本社事務所移転。[4]
  • 2012年(平成24年)9月 - 東急電鉄の公衆無線LANアクセスポイントの運用と管理を受託
  • 2013年(平成25年) - 横浜若葉台団地若葉台CATVを財団法人若葉台管理センターから受託し、施設の改修を経て順次イッツコムへ切り替え。
  • 2015年(平成27年)4月 - 放送スタジオ・多目的ホール「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」開設。
  • 2016年(平成28年)11月16日 - HFCからFTTHへ変更を発表し、2017年4月から2019年3月に実施[5]
  • 2017年(平成29年)11月1日 - ニフティからデイリーポータルZと東京カルチャーカルチャーを譲受[6]
  • 2019年令和元年)8月 - 世田谷区用賀へ本社事務所を移転[7]
  • 2021年(令和3年)4月1日 - デイリーポータルZと東京カルチャーカルチャーを東急メディア・コミュニケーションズへ譲渡[8]
  • 2024年(令和6年)4月1日 - 伊豆急ケーブルネットワークの発行株式61.5%を取得して子会社化[9]

主な放送チャンネル

[編集]

地上波系列別再送信局

[編集]
NHK-G NHK-E NNN/NNS ANN JNN TXN FNN/FNS JAITS
NHK東京 日本テレビ テレビ朝日 TBSテレビ テレビ東京 フジテレビ TOKYO MX
テレ玉
tvk
チバテレ

テレビ局

[編集]
デジタル 放送局 備考
TV011 - 012 NHK東京総合 同一周波数パススルー
TV021 - 023 NHK Eテレ
TV031-0 tvk
TV031-1 テレ玉 トランスモジュレーション
TV031-2 チバテレ
TV041 - 042 日本テレビ 同一周波数パススルー
TV051 - 053 テレビ朝日
TV061 - 062 TBSテレビ
TV071 - 073 テレビ東京
TV081 - 083 フジテレビ
TV091 - 093 TOKYO MX
TV101 - 102 イッツコムチャンネル10
TV111 - 112 イッツコムチャンネル11
BS101 NHK BS トランスモジュレーション
BS141 - 143 BS日テレ
BS151 - 153 BS朝日
BS161 - 163 BS-TBS
BS171 - 173 BSテレ東
BS181 - 183 BSフジ
BS191 WOWOWプライム
BS192 WOWOWライブ
BS193 WOWOWシネマ
BS200 スターチャンネル
BS211 BS11
BS222 BS12 トゥエルビ
102 日テレNEWS24
103 DATV HD
114 iTSCOM ch Access
115 NHKワールドTV
119 iTSCOM ch Live
120 ウェザーニューズ
121 ディスカバリーチャンネル
122 ムービープラス
123 女性チャンネル♪LaLa TV
124 スーパー!ドラマTV
125 日本映画専門チャンネル
126 アジアドラマチックTV(アジドラ)
127 衛星劇場
130 ディズニージュニア
131 Dlife
132 J SPORTS 4
134 ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ
135 チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた
136 テレ朝チャンネル1
137 フジテレビNEXT ライブ・プレミアム
138 フジテレビONE スポーツ・バラエティ
139 フジテレビTWO ドラマ・アニメ
140 ショップチャンネル
142 ナショナル ジオグラフィック
143 旅チャンネル
144 TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
146 GAORA SPORTS
147 スカイA
148 アクションチャンネル
149 アニマックス
150 MTV
151 映画・チャンネルNECO
152 TBS NEWS
153 ミステリチャンネル
154 TAKARAZUKA SKY STAGE
155 WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
156 音楽・ライブ! スペースシャワーTV
157 ファミリー劇場
158 J SPORTS 3
159 時代劇専門チャンネル
161 ミュージック・エア
162 MUSIC ON! TV(エムオン!)
163 キッズステーション テレビアニメ・劇場版・OVA
164 グリーンチャンネル
165 グリーンチャンネル2
166 日テレジータス
167 ゴルフネットワーク
168 J SPORTS 1
169 J SPORTS 2
171 海外アニメ! カートゥーン ネットワーク
172 QVC(キューヴィーシー)
173 東映チャンネル
174 KNTV
176 TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
178 CNN U.S.
180 CNNj
181 Mnet
183 ディズニー・チャンネル
184 KBS World
185 日経CNBC
186 アニマルプラネット
18 テレ朝チャンネル2
190 日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
196 囲碁・将棋チャンネル
197 BBCワールドニュース
210 J SPORTS 3
211 スカイ・A
212 GAORA SPORTS
213 J SPORTS 1
214 J SPORTS 2
217 ゴルフネットワーク
218 日テレジータス
220 ムービープラス
221 日本映画専門チャンネル
222 映画・チャンネルNECO
230 ファミリー劇場
231 スーパー!ドラマTV
232 AXN 海外ドラマ
233 FOX
234 時代劇専門チャンネル
236 アニマルプラネット
239 ディズニー・チャンネル
240 海外アニメ! カートゥーン ネットワーク
241 アニマックス
242 キッズステーション テレビアニメ・劇場版・OVA
250 CNNj
251 日経CNBC
252 日テレNEWS24
254 TBS NEWS
255 ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ
256 ディスカバリーチャンネル
260 ミュージック・エア
261 MUSIC ON! TV(エムオン!)
262 音楽・ライブ! スペースシャワーTV
263 MTV
270 囲碁・将棋チャンネル
271 ショップチャンネル
272 QVC(キューヴィーシー)
401 ケーブル4K

ラジオ局

[編集]
MHz 放送局
76.5 interfm
80.6 TOKYO FM
83.1 NHK東京FM放送
81.9 NHK横浜FM放送
84.1 FMサルース
84.7 Fm yokohama
85.9 J-WAVE

イッツコム・チャンネルで放送される番組

[編集]

デジタル10chで「イッツコム・チャンネル東京」、デジタル11chで「イッツコム・チャンネル神奈川」、地域別番組を放送する。

◎は、東急グループのケーブルテレビ品川でも放送する番組。

東京・神奈川両方で放送

[編集]
  • 地モトTVおかえり!(平日に放送される自社制作の情報番組。「いっつ365」の後継ぎ) - ◎
    かつては「地モトTVおかえり!fromサテスタ」として生放送も行っていたが、現在は事前収録のみである。月曜 - 木曜に放送。
    東京と神奈川で、内容を分けて放送している。ケーブルテレビ品川では東京版を放送。
  • 地モトTVおかえり!Weekly - ◎
    金曜 - 日曜に当該週の月曜 - 木曜に放送された「地モトTVおかえり!」の内容を総集編として放送。こちらも東京と神奈川で内容を分けて放送し、ケーブルテレビ品川では東京版を放送。
  • 東急沿線プレミアムチケット PONiTS(共同購入サイト「PONiTS」で、当日発売開始する商品の紹介) - ◎
  • GO!GO!東急線(東急各路線の運転席から見た車窓を流す風景番組) - ◎
  • 朝の情報/天気(毎朝、用賀のライブカメラと国土交通省河川事務所からのライブカメラの映像提供による映像と、L字画面で「きょう・あす・あさっての東京/横浜の天気」「イッツコムからのお知らせ」「東急線運行情報」が流される。平日7時台はFM-Salus Rise&ShineがBGMとして流される)
  • 暮らしの情報(毎日10分間、各市や区からのお知らせをBGMと共に放送される。ダイジェスト版が数回放送される。L字画面で「きょう・あす・あさっての東京/横浜の天気」「イッツコムからのお知らせ」「東急線運行情報」が流される)
  • イッツコムセレクト(様々な単発番組を放送)
  • イッツコムチャンネル アクセス selection(イッツコムチャンネル アクセスに届いているVTRの中から選りすぐって放送)
  • SALUS TV style(東急沿線スタイルマガジンSalusとの連動番組。FM-Salusでも放送される)
  • gee up sproutセント・フォーススプラウトが出演のバラエティー番組。FMサルースでも放送される)
  • SALUS all in one(FMサルースでも放送される)
  • #サタオル (イッツコムエリアの情報番組。FMサルースでも放送される)
  • 林家たま平の青春スクラム

東京のみ放送

[編集]
  • シティーニュースおおた(大田区広報番組。JCN大田でも放送あり)

神奈川のみ放送

[編集]

他ケーブルテレビ局・他社制作番組

[編集]

公衆無線LAN

[編集]

東急線各駅(こどもの国線を除く)やみなとみらい線各駅、東急グループ商業施設に設置されている公衆無線LAN設備の構築・運用・管理を行っている[10]。一部エリアはフリーWi-Fiを提供する。

利用できる公衆無線LANサービスはエリアにより異なる。下の表を参照。

エリア docomo Wi-Fi Wi2 ソフトバンクWi-Fiスポット フリーWi-Fi
東急線各駅
(こどもの国線を除く)
-
みなとみらい線各駅 -
東急グループ商業施設 -

東急線の一部駅では上記に加えてフレッツスポットも利用可能。

所在地

[編集]
  • 本社 - 東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエア[11]
  • メディアセンター - 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町541-1
  • 溝ノ口事務所 - 神奈川県川崎市高津区久本3-5-7 新溝ノ口ビル
  • イッツコムスポット たまプラーザ テラス - 神奈川県横浜市青葉区美しが丘一丁目1-2 たまプラーザ テラス ゲートプラザ 2F
  • イッツコムスポット 二子玉川 - 東京都世田谷区玉川二丁目21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター リバーフロント4F
  • イッツコムスポット 武蔵小杉東急スクエア - 神奈川県川崎市中原区小杉町3-472 武蔵小杉東急スクエア1F

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 東急8500系電車1編成に広告が施される。
  2. ^ 東急8500系電車1編成にイッツ・コミュニケーションズの広告が施されたが後に撤去された。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f イッツ・コミュニケーションズ株式会社 第42期決算公告
  2. ^ 246-netからイッツコムへ”. web.archive.org (2002年9月26日). 2022年8月19日閲覧。
  3. ^ 出典:2009年9月14日、ケーブルネットつづきの森による各種サービスの終了とイッツコムによるサービスの開始について
  4. ^ イッツコム 本社移転のお知らせ”. イッツ・コミュニケーションズ株式会社 (2011年2月14日). 2018年5月26日閲覧。
  5. ^ 次世代サービス提供に向けたネットワークインフラの構築について - イッツ・コミュニケーションズ ニュースリリース 2016年11月16日
  6. ^ ニフティ、「デイリーポータルZ」「カルカル」を東急グループに譲渡 - ITmedia、2017年11月1日
  7. ^ 事業実績”. イッツ・コミュニケーションズ株式会社. 2019年10月28日閲覧。
  8. ^ “「デイリーポータルZ」4月から東急メディア傘下に 林編集長「これからの展開にご期待ください」”. ITmedia NEWS (アイティメディア). (2021年2月25日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2102/25/news120.html 2021年2月26日閲覧。 
  9. ^ イッツ・コミュニケーションズ株式会社による当社株式の取得について”. IKC(伊豆急ケーブルネットワーク) (2024年4月1日). 2024年5月3日閲覧。
  10. ^ 東急グループの主要商業施設で公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを提供します”. イッツ・コミュニケーションズ株式会社. 2024年6月15日閲覧。
  11. ^ 本社”. イッツ・コミュニケーションズ株式会社. 2019年10月28日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]