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東武ホテルグループ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東武ホテルグループ(とうぶホテルグループ)は、東武グループ内各社の運営するホテルのグループである。

概要

東武グループ内の各社では、1965年設立の株式会社東武ホテル[1] やホテル専業の運営会社の他、東武食品サービス株式会社等がホテルを兼業して各社それぞれ独立して運営していた。現在も株式会社東武ホテルマネジメントを中心として、東武グループ内各社がそれぞれホテルを運営している。

株式会社東武ホテルマネジメントは、東武グループ内のホテル専業会社の運営集約を目的に、2000年に株式会社東武ホテルおよび他6社[2] よりホテル運営を含む各社の事業一切の譲渡を受け[3]、現在は東武ホテルグループの中核となっている。各ホテル運営の他、東京スカイツリー天望デッキにある「Sky Restaurant 634」の運営も行っている。

グループホテル一覧

株式会社東武ホテルマネジメント運営のホテル

株式会社東武ホテルマネジメント
Tobu hotel Management Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
130-0013
東京都墨田区錦糸一丁目2番2号
東武ホテルレバント東京5階
設立 1990年平成2年)11月15日
業種 サービス業
法人番号 5010601027477
事業内容 ホテル事業
代表者 小檜山隆(代表取締役社長
資本金 5,000万円
売上高 147億738万円
(2018年度)
純利益 10億1,122万円
(2024年3月期)[4]
総資産 76億8,198万円
(2024年3月期)[4]
従業員数 745名 (2020年4月1日現在)
決算期 3月
主要株主 東武鉄道株式会社 100%
関係する人物 酒見重範(元社長)
外部リンク https://www.tobuhotel.co.jp/
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運営するホテルのうち、東武ホテルレバント東京、コートヤード・マリオット銀座東武ホテル、成田東武ホテルエアポートは同じ東武グループである東京スカイツリーのオフィシャルホテルである[5]

東武グループ資本参加のホテル

  • フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
    運営:東武緑地株式会社
    1994年4月に株式会社東武ホテル北海道により「札幌東武ホテル」として開業。2004年4月1日に株式会社東武ホテルマネジメントへ営業譲渡、2010年10月1日に東武緑地株式会社へ営業譲渡。
    2019年10月に改装のため全館休館、新たにマリオット・インターナショナルと提携しフェアフィールド・バイ・マリオットにリブランド、2020年4月26日に現名称に改称し営業再開した。
  • 仙台国際ホテル
    運営:仙台国際ホテル株式会社
    1989年10月に開業。1990年3月に東武グループが資本参加。
  • 上尾東武ホテル
    運営:東武食品サービス株式会社
    1984年9月開業。JR高崎線上尾駅東口アリコベールのホテル区画。
  • ビジネスホテル野田
    運営:東武食品サービス株式会社
    1996年9月「野田東武ホテル」として開業[9]日帰り入浴施設「東武スパリゾート 野田潮の湯」(1998年開業)が隣に併設された。2011年に株式会社ホテル&スパリゾート に譲渡され「ホテルグランボワ」となったが、2016年5月に営業終了した[10]
    2016年12月に再度東武食品サービスが「ビジネスホテル野田」としてオープン[11]
  • 日光金谷ホテル
    運営:金谷ホテル株式会社
    1873年に「金谷カッテージ・イン」として開業。1893年、現在地に「金谷ホテル」として移転。2016年9月に金谷ホテル株式会社が東武鉄道株式会社の子会社になる。
  • 中禅寺金谷ホテル
    運営:金谷ホテル株式会社
    1940年に「日光観光ホテル」[12] として開業。1965年に「中禅寺金谷ホテル」に改称。2016年に日光金谷ホテルと共に東武グループ入り。
  • ザ・リッツ・カールトン日光
    運営:レーキサイドホテルシステムズ株式会社
    2020年7月15日、中禅寺湖畔にあるかつての日光レークサイドホテルと同地に、建物をすべて新築し開業。
    マリオット・インターナショナルと提携、ラグジュアリーブランドであるザ・リッツ・カールトンのひとつとして開業した。

アストリアホテル

東武グループが直接・間接で出資しているリゾートホテル。

新規オープン予定

  • (名称未定) - 大阪市中央区に、2017年に東武鉄道株式会社がホテル用地として土地を取得。2021年度以降に開業予定。

かつて東武グループが運営・出資していたホテル

閉鎖したホテル

  • 浦和東武ホテル
    浦和市内初の近代型シティホテルとして1991年10月に開業、2008年6月30日閉館。
  • 宇都宮東武ホテル(旧)
    東武宇都宮駅併設の東武宇都宮百貨店増床と併せて1973年3月に開業。同店の9階から12階にあった。
    1981年5月、株式会社東武ホテルへ営業譲渡。
    宇都宮東武ホテルグランデ開業後も「東武イン宇都宮」として営業していたが1993年9月に閉館。
  • 田母沢会館(1987年に田母沢ホテルに改称)
    運営:日光国立公園観光株式会社(1963年東武グループ入り)
    田母沢御用邸付属邸の建物を転用し1948年開館。1979年に鉄筋コンクリートに建て替え、2006年閉館した。2008年に建物を取り壊し後も土地は東武鉄道が所有継続し、2020年に東武グループ外の運営による高級旅館がオープン[13]
  • 日光レークサイドホテル
    運営:東武興業株式会社
    1894年創業、1966年東武グループが資本参加。中禅寺湖畔の中禅寺バスターミナル隣接地に位置していた。
    2016年1月で閉館。2016年時点ではあくまでも営業の一時休止で、時期は未定であるもののリニューアルオープン予定との告知だったが[14]、2017年中に建物はすべて取り壊された。同地には東武グループ内の別会社により2020年に「ザ・リッツ・カールトン日光」が開業している。
  • 川越東武ホテル(初代)
    1987年2月に開業。川越駅西口に移転新規開業のため、2020年3月31日閉館。

東武以外の資本となったホテル

脚注

  1. ^ 1965年10月1日に東武ホテル株式会社として設立、1971年12月1日に株式会社東武ホテルに商号変更。
  2. ^ 株式会社土浦東武ホテル、株式会社川越東武ホテル、株式会社銀座東武ホテル、株式会社成田東武ホテル、株式会社宇都宮東武ホテル、株式会社錦糸町東武ホテル。
  3. ^ 1990年11月15日に設立された株式会社新生活研究所が、2000年2月10日に株式会社東武ホテルマネジメントに商号を変更。
  4. ^ a b 株式会社東武ホテルマネジメント 第35期決算公告
  5. ^ ホテル/トラベル情報 | 東京スカイツリー TOKYO SKYTREE
  6. ^ 「レバント」とは、「東」「太陽の昇る方向」を意味するラテン語。マツダ・プロシードレバンテの語義もほぼ同じ。
  7. ^ sausalito (2014年8月12日). “空港道路に分断された取香の2つの顔”. 成田に吹く風. 2017年10月22日閲覧。
  8. ^ 原口和久『成田空港365日』崙書房、2000年、172頁。
  9. ^ 「野田東武ホテル 9月7日開業」『交通新聞』交通新聞社、1996年8月22日、1面。
  10. ^ ホテルグランボワ、5月31日で営業終了 千葉(産経ニュース 2016年1月16日 2017年9月4日閲覧)
  11. ^ ビジネスホテル野田
  12. ^ 砂本文彦 (2008). 『近代日本の国際リゾート 一九三〇年代の国際観光ホテルを中心に』. 青弓社 
  13. ^ 栃木・日光に高級温泉旅館 田母沢御用邸付属邸の跡地に31年開業 産経新聞(2017年6月22日、2023年7月10日閲覧)
  14. ^ 日光レークサイドホテルのリニューアル計画に伴う営業の一時休止について 東武鉄道(2014年11月11日)
    日光レークサイドホテル
  15. ^ 「「福山東武ホテル」が完成 17日オープン」『交通新聞』交通協力会、1975年1月11日、1面。

外部リンク