コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

東洋刃物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東洋刃物株式会社
TOYO KNIFE CO.,LTD.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証スタンダード 5964
1961年11月2日 - 2022年8月22日
本社所在地 日本の旗 日本
983-0001
宮城県富谷市富谷日渡34番地11
設立 1925年8月9日
業種 金属製品
法人番号 3370001005693 ウィキデータを編集
事業内容 工業用刃物の製造・販売
産業用機械の製造・販売
代表者 代表取締役社長 清野芳彰
資本金 7億円
(2022年3月31日現在)
発行済株式総数 186万5千株
(2022年3月31日現在)
売上高 連結:51億85百万円
単体:47億72百万円
(2022年3月期)
純利益 連結:4億71百万円
単体:5億63百万円
(2022年3月期)
純資産 連結:24億72百万円
単体:21億89百万円
(2022年3月31日現在)
総資産 連結:68億35百万円
単体:62億86百万円
(2022年3月31日現在)
従業員数 連結:252名
単体:193名
(2022年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 フェローテックホールディングス 100%
(2022年8月24日現在)
主要子会社 #関係会社参照
外部リンク http://www.toyoknife.co.jp/
テンプレートを表示

東洋刃物株式会社(とうようはもの : TOYO KNIFE CO.,LTD.[2])は、宮城県富谷市に本社を置く企業。

東北帝国大学附属金属材料研究所(現:東北大学金属材料研究所)の研究成果の工業化を目的に設立された[3]2019年3月、フェローテックホールディングスと資本・業務提携契約を締結。同社が筆頭株主となった。東洋刃物はフェローHDの海外販売網を活用し、中国を中心に主力の情報産業用刃物の販売を強化する方針[4][5]

合板刃物ベニヤナイフ等長尺工業用刃物などに強みを持つ。鉄鋼・製紙向け等工業用刃物の専業首位。

沿革

[編集]
  • 1925年8月9日 - 「東洋刃物株式会社」創立。本社を東京市麹町に置く。
  • 1937年5月 - 大阪に「第二東洋刃物」設立。
  • 1937年10月 - 「第二東洋刃物」吸収合併。
  • 1947年7月 - 本社を仙台市米ヶ袋下丁に移転。
  • 1961年11月 - 東京証券取引所市場第二部上場。
  • 1961年12月 - 関連会社「株式会社トオハ」設立。
  • 1967年 - 関連会社「熱研工業株式会社」設立。
  • 1971年 - 関連会社「有限会社杏友精器」設立。
  • 1973年 - 関連会社「東洋緑化株式会社」設立。
  • 1977年9月 - 本社を仙台市港に移転。
  • 1984年1月 - 関連会社「株式会社トミックス」設立。
  • 1989年 - 決算期を従来の9月30日より3月31日に変更。
  • 1995年7月 - 関連会社「株式会社東刃機工」設立。
  • 1999年 - 多賀城工場関連製品を中心にISO9002認証取得。
  • 2000年 - 全社・全製品についてISO9001・ISO9002認証を取得。
  • 2002年 - 全社・全製品についてISO9001:2000年版を認証取得。
  • 2009年3月 - 連結子会社の株式会社東刄機工、有限会社杏友精器および有限会社工研を解散[3]
  • 2011年
    • 3月 - 連結子会社の株式会社トミックスを吸収合併[3]
    • 3月 - 東日本大震災により本社・多賀城工場が壊滅的被害[6]
    • 7月 - 本社を富谷町に移転[3][7]
  • 2012年3月 - 大阪工場を富谷町に移転[3][8]
  • 2016年3月 - 地域経済活性化支援機構の子会社であるREVICパートナーズが運営する官民ファンドである「地域中核企業活性化投資事業有限責任組合」と資本・業務提携契約を締結した上で、6億円を調達。同組合が筆頭株主及びその他の関係会社となる[9][10][11]
  • 2018年10月 - 連結子会社の熱研工業株式会社を吸収合併。
  • 2019年
    • 1月 - 連結子会社の上海東優刃物国際貿易有限公司の全出資持分を譲渡。
    • 3月 - フェローテックホールディングスとの資本・業務提携契約を締結。同社が筆頭株主及びその他の関係会社となる。
    • 5月 - 地域中核企業活性化投資事業有限責任組合の保有全株式を自己株式取得。資本・業務提携を解消[12]
  • 2022年
    • 7月25日 - フェローテックホールディングスが株式公開買付けにより、議決権所有割合ベースで91.05%の株式を取得[13]
    • 8月22日 - 東京証券取引所スタンダード市場上場廃止
    • 8月24日 - 株式売渡請求によりフェローテックホールディングスの完全子会社となる[14]

関係会社

[編集]

連結子会社

[編集]
  • 株式会社トオハ
    • 本社 - 宮城県宮城郡利府町
  • 東洋緑化株式会社
    • 本社 - 宮城県仙台市青葉区

脚注

[編集]
  1. ^ コーポレートガバナンス - 東洋刃物株式会社
  2. ^ 東洋刃物株式会社 定款 第1章第1条
  3. ^ a b c d e 「沿革」『東洋刄物株式会社 S1005A09:有価証券報告書 ‐ 第138期』
  4. ^ “東洋刃物、フェローテクと資本業務提携 海外向け強化”. 日本経済新聞. (2019年3月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42525740V10C19A3L01000/ 2019年7月11日閲覧。 
  5. ^ “<東洋刃物>フェローHDと提携 海外販売を強化”. 河北新報. (2019年3月16日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190316_12043.html 2019年7月11日閲覧。 
  6. ^ “東洋刃物の11年3月期、債務超過に 津波で本社など全壊”. 日本経済新聞. (2011年6月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXNZO30602870X10C11A6DT0000/ 2015年11月4日閲覧。 
  7. ^ “東洋刃物、宮城・富谷工場に新棟 被災拠点の一部工程移管”. 日本経済新聞. (2011年9月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFB2604Z_W1A920C1L01000/ 2015年11月4日閲覧。 
  8. ^ 「東洋刃物、拠点集約で経費削減」『日本経済新聞電子版』 2012年8月21日
  9. ^ “東洋刃物、6億円調達 官民ファンドと資本提携”. 日本経済新聞. (2016年3月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXLZO98414400U6A310C1L01000/ 2016年3月30日閲覧。 
  10. ^ “<東洋刃物>経営強化へファンド6億円支援”. 河北新報. (2016年3月15日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160315_12002.html 2016年3月30日閲覧。 
  11. ^ 資本業務提携、第三者割当により発行される新株式及び転換社債型新株予約権付社債の募集、主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動並びに資本金及び資本準備金の額の減少に関するお知らせ
  12. ^ 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
  13. ^ 株式会社フェローテックホールディングスによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
  14. ^ 株式会社フェローテックホールディングスによる当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせ

外部リンク

[編集]