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天龍製鋸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天龍製鋸株式会社
Tenryu Saw Manufacturing Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証スタンダード 5945
2004年12月上場
本社所在地 日本の旗 日本
437-1195
静岡県袋井市浅羽3711番地
設立 1913年(大正2年)12月20日
業種 金属製品
法人番号 3080401017392 ウィキデータを編集
事業内容 鋸・工具等の製造販売
代表者 代表取締役社長 大石高彰
資本金 5億8,133万5千円
発行済株式総数 5,573,817株
売上高 連結:120億7,256万0千円
単体:101億7,984万0千円
純利益 連結:11億6,322万3千円
単体:7億8,639万9千円
包括利益:4億2,581万5千円
純資産 連結:258億9,733万0千円
単体:233億3,622万6千円
総資産 連結:283億1,215万9千円
単体:251億1,231万2千円
従業員数 連結:1,078人
単体:208人
決算期 3月31日
主要株主 天龍製鋸社員持株会 6.46%
株式会社静岡銀行 4.92%
長谷川任璋 2.64%
遠州鉄道株式会社 2.58%
鈴木寛善 2.42%
高村博昭 2.03%
外部リンク https://www.tenryu-saw.com/ja/
特記事項:経営指標は 2020年3月 第167期 有価証券報告書
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天龍製鋸株式会社(てんりゅうせいきょ、: Tenryu Saw Manufacturing Co., Ltd. )は、静岡県袋井市に本社を置く工具メーカー。産業用のこぎりの製造を主力とする。

沿革

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  • 1909年明治42年)- 丸鋸の修理、改善を目的に、天龍鉄工合資会社が創業。
  • 1910年(明治43年)- 社名を天龍製鋸合資会社と改名。浜名郡和田村橋羽(現・浜松市中央区天龍川町)に移転。
  • 1913年大正2年)10月 - 天龍製鋸株式会社を設立。
  • 1918年(大正7年)
  • 1920年(大正9年)4月 - 技術員2名を英国に派遣、木工用丸鋸の製造方法を修得し、帰国後わが国最初の製鋸事業に成功(第一号「スター印」完成は1922年)。
  • 1930年昭和5年)8月 - 商工省より木工用丸鋸が優良国産品に選定される。
  • 1937年(昭和12年)11月 - 大阪支店を大阪市大正区に移転(1945年10月、戦時罹災のため閉鎖)。
  • 1946年(昭和21年)8月 - 東京出張所を東京都日本橋区(現・中央区)に設置。
  • 1948年(昭和23年)2月 - 大阪出張所を大阪市西区に設置。
  • 1950年(昭和25年)12月 - 木工用丸鋸に対し、日本工業規格(JIS)工場に指定される。
  • 1957年(昭和32年)10月 - 東京、大阪、秋田各出張所を東京支店、大阪支店、秋田支店に昇格。
  • 1960年(昭和35年)3月 - 電動工具用丸鋸の生産開始。
  • 1961年(昭和36年)10月 - チップソーの生産開始。
  • 1965年(昭和40年)5月 - ダイヤモンドソー基板の生産開始。
  • 1972年(昭和47年)
    • 4月 - 九州営業所を熊本市に設置。のち1987年4月に廃止。
    • 12月 - 関係会社として株式会社パス(帯鋸の加工)、株式会社カケン(ダイヤモンドカッティングソーの製造)を設立。
  • 1973年(昭和48年)
    • 1月 - 北陸営業所を富山市に設置。
    • 12月 - 大韓民国に、合弁会社英昌刃物株式会社(ダイヤモンドソー基板の加工)設立。
  • 1976年(昭和51年)5月 - 関係会社として株式会社ギケン(各種目立機他製造)を設立。
  • 1982年(昭和57年)8月 - メタルソーの販売を開始。
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月 - 本社及び工場を静岡県磐田郡浅羽町(現・静岡県袋井市)に移転。
    • 5月 - メタルチップソーの生産を開始。
  • 1988年(昭和63年)11月 - 社団法人日本証券業協会 東京・名古屋地区協会に店頭登録。
  • 1991年平成3年)8月 - 大阪支店を東大阪市に移転。
  • 1992年(平成4年)2月 - 大韓民国の合弁会社英昌刃物株式会社との合弁関係を解消。
  • 1993年(平成5年)4月 - 株式会社カケン、株式会社ギケン及び株式会社パスを吸収合併。
  • 1994年(平成6年)
    • 3月 - 東京支店を千葉県習志野市に移転。
    • 7月 - 韓国・英昌刃物との合弁により、中華人民共和国に天龍製鋸(中国)有限公司(チップソー等の製造販売)を設立。
    • 10月 - 北海道営業所を旭川市に設置。
  • 1996年(平成8年)5月 - アメリカ合衆国に、TENRYU AMERICA, INC.(チップソー等の販売)設立。
  • 2000年(平成12年)
    • 6月 - 北海道営業所を閉鎖し、秋田支店に統合。
    • 9月 - 天龍製鋸(中国)有限公司に係る英昌刃物の持分をすべて取得し、100%出資子会社とした。
  • 2002年(平成14年)7月 - 中華人民共和国の龍蓮工具(廊坊)有限公司(カッター類の製造販売)へ出資。
  • 2004年(平成16年)
  • 2009年(平成21年)
    • 9月 - ドイツ連邦共和国に、TENRYU EUROPE GMBH(チップソー等の販売)を設立。
    • 4月 - ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年(平成22年)10月 - 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 2月 - 北陸営業所を富山市針原中町に移転。
    • 10月 - 設立100周年を迎える。
  • 2017年(平成29年)
    • 10月 - 大牟田工場を福岡県大牟田市に開設。
    • 11月 - 龍蓮工具(廊坊)有限公司を大連市へ移転。会社名を龍蓮工具(大連)有限公司に変更。
  • 2018年(平成30年)6月 - 中国遼寧省大連市に、天龍製鋸(大連)有限公司を設立。

スティール・パートナーズによるTOB

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2002年より、アメリカの投資ファンドであるスティール・パートナーズが天龍製鋸への投資を開始した。2007年5月24日より、同ファンドによる株式公開買付けが行われたが、天龍製鋸取締役会はこれに反対の意向を示した。公開買付期間終了日の同年7月4日までの応募は、議決権の約2.69%にあたる143,000株にとどまった。同ファンドは、今後も天龍製鋸への投資を継続したいとしている。

しかし、同法人から2010年(平成22年)12月21日に大量保有報告書(変更報告書)の写しの送付があり(報告義務発生日は同年12月14日)、所有株が0%となり、主要株主の異動が発生したことを確認された。

外部リンク

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