愛知県立東海南高等学校
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愛知県立東海南高等学校 | |
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北緯34度59分25.94秒 東経136度54分6.58秒 / 北緯34.9905389度 東経136.9018278度座標: 北緯34度59分25.94秒 東経136度54分6.58秒 / 北緯34.9905389度 東経136.9018278度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 愛知県 |
学区 | 普通科 尾張学区 2群 Aグループ |
校訓 | 「己に克つ」 |
設立年月日 | 1977年(昭和52年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D123210000839 |
高校コード | 23228K |
所在地 | 〒477-0032 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
愛知県立東海南高等学校(あいちけんりつとうかいみなみこうとうがっこう)は、愛知県東海市にある、県立高等学校である。国公立大学、私立大学を中心とした、高等教育機関への進学を目標とする進学校である。
概要
[編集]校章は東海市の市の木である「楠」がモチーフで、体育館のことを「楠葉館(なんようかん)」、文化祭及び体育祭を併せて「楠祭(くすのきさい)」と呼ぶなど、楠が学校のシンボルでもある。
スクールカラーは青味緑。
東海南高等学校のことを「東海南(とうかいみなみ)」、「東南(とうなん)」と略すこともある。
生徒の呼称は「東南生(とうなんせい)」である。
教育目標 校訓
[編集]教育目標
[編集]
- 豊かな知識と素直な心を持った人間
- 社会秩序を守り、たくましく生きる人間
- 明るく、ひたむきに努力する人間
校訓
[編集]沿革
[編集]- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)
- 1980年(昭和55年)
- 3月1日:第1回卒業証書授与式挙行。
- 1981年(昭和56年)
- 4月1日:第2代校長、沢田惣一就任。
- 1982年(昭和57年)
- 1986年(昭和61年)
- 4月1日:第3代校長、平野満就任。
- 11月8日:創立10周年記念式典を挙行。応援歌・応援旗を制定。
- 1990年(平成2年)
- 2月8日:校歌碑が完成。
- 4月1日:第4代校長、荒川眞仁就任。
- 1992年(平成4年)
- 3月30日:運動場整備工事完成。
- 1994年(平成6年)
- 2月24日:テニス・バレーコート整備工事完成。
- 4月1日:第5代校長、都築義之就任。創立20周年記念式典を挙行。
- 1996年(平成8年)
- 11月2日:ブロンズ像及び中庭植裁(東海道五十三次)等が完成。
- 2000年(平成12年)
- 4月1日:第6代校長、伊藤嘉彦就任。
- 2003年(平成15年)
- 4月1日:第7代校長、安田英和就任。文部科学省から「学力向上フロンティアハイスクール」の指定を受ける。
- 2005年(平成17年)
- 4月1日:第8代校長、鷲見俊郎就任。
- 2006年(平成18年)
- 2008年(平成20年)
- 4月1日:第9代校長、田中幸博就任。
- 2011年(平成23年)
- 4月1日:第10代校長、中川敦夫就任。
- 2013年(平成25年)
- 4月1日:第11代校長、渡邊修就任。
- 2016年(平成28年)
- 11月15日:創立40周年式典を挙行。
- 2018年(平成30年)
- 4月1日:第12代校長、杉浦吉彦就任。
- 2020年(令和2年)
- 4月1日:第13代校長、宮﨑千智就任。
- 2024年(令和6年)
- 4月1日:第14代校長、山口哲也就任。
制服
[編集]男子
[編集]※男子のシャツは薄い灰色。
女子
[編集]- 冬服:濃紺色、セーラー型
- 夏服:白色、セーラー型[2]
※女子の制服はセーラー服。襟のラインは2本でシルバーグレイ、胸のリボンはシルバーグレイで小さめの蝶結びである。
制服の特徴
[編集]男女とも冬服の校章はバッジだが、夏服には校章が刺繍されている。
校章と体操服の色は入学年次ごとに青、赤、緑の順で代わる。留年すると一学年下の色のものを買い直す必要がある。
カーディガンの色は黒または紺。ベージュは認可されていない。
2018年(平成30年)度まで制服の更衣期間が定められていたが、現在は廃止され自身で判断するようにと定められた。式典などの時は統一となっている。
学校の特色
[編集]校歌の他に応援歌がある。
1年生では文理問わず基礎となるものを学び、2年生からは文系クラスと理系クラスに分かれる。3年生では更に、文系はA1型とA2型、理系はB類型に分かれる。A1型は私立文系志望、A2型は国立文系志望、理系は国公立・私立の区別はない。なお、成績ごとで分けられる特進クラスは存在しない[3]。
1年間で5回、定期考査がある。大学入学共通テスト(旧称:大学入試センター試験)に集中できるよう3年次は第5期考査がなく、第4期考査(旧称:卒業考査)までしか実施されない[4]。
「総合的な探求の時間」であるいわゆるPTがある。活動内容は以下のように学年毎に異なる。
1年生:職業探求・修学旅行事前探求
2年生:修学旅行発表・進路探求
3年生:分野別探求・課題探究
各クラスを「○○ルーム」と呼び、十の位の数字が学年、一の位の数字がクラスとなっている。例えば、1年1組は「11(じゅういち)ルーム」であり、「11R」と記すことも多い。
1学年は原則8クラス。
クラスのまとめ役である、学級委員長にあたるのは「室長」である。
「東南体操」という、一部が自衛隊体操とよく似たオリジナルの準備体操がある。また、毎年4月の体育の授業でテストが行われ、合格点に満たないものは再テストが行われる。
男女混合名簿を使用している。
学校ホームページには「スクールカラーを「青味緑」(CF5157)に決定」という記述がされている。これはおそらく、16進数表記によるカラーコードだと思われる。それを踏まえると、CF5157は色見本のサイトで調べると朱色に近い色が出てくる。本来の青味緑に近い色は、ホームページの緑色部分である42A871・50B47Bという二つの色であると考えられる。
校内での携帯電話の使用は禁止であったが、令和3年度生徒会執行部により生徒議会において問題提起され、現在は担当の教員の指示に従わせるとなっている。令和5年度校則検討委員会により、文化祭での携帯電話の使用がカメラ機能に限って可能となった。
部活動
[編集]運動部
[編集]文化部
[編集]- 吹奏楽部
- 邦楽部
- 演劇部
- ESS部
- 美術部
- 写真部
- コンピューター情報部
学校行事
[編集]学校祭
[編集]楠祭(くすのきさい)と呼ばれる学校祭が年に1回、9月に行われる。3日にかけて行われ、2日間は文化祭、1日は体育祭に当てられる。なお、2日目の文化祭は、片付けをして通常授業と同じ時間で帰宅するために半日で終了する。
2020年は、新型コロナウイルス感染症 (2019年)対策のため体育祭の代わりにバレーボール大会を実施した。
2024年の体育祭の部は、東海市民体育館で行われた。
バレーボール大会
[編集]校技であるバレーボールを年2回、7月と3月に2日かけて行う。バレーボール大会の日程が変更され、平成19年度からバレーボール大会の日程が7月と10月開催から7月と3月開催に変更された[5][6]。
クラス全員参加である。普通のチーム人数は、6~7人のクラスメートを集めて作る。よってクラス対抗ではないので、同じクラスのチーム同士が闘う、いわゆる潰し合いもたびたび起こる。また、直射日光を長時間浴び続けるので、日焼け止めクリームなどの日焼け対策をしていない生徒は後日、ひどい日焼けとなる[7]。
また、各クラスで独自のTシャツを作り、大会で着用することが認められている。なので、ほぼ全てのクラスが各クラスのユニークなTシャツをユニフォームとして着用し大会に参加している。まれに体操服姿のクラスや生徒を見るが、周りに比べ浮いてしまうのが現状である[8]。
大会の運営は、1日目は予選を全て行い、2日目は決勝のみを行っていた。この運営方法は1日目に敗退し、2日目に全く試合が無いといった状況のチームが必ずできてしまうという欠点がある。その欠点を補うため、2日目に敗者復活戦が実施される。だが、この敗者復活戦は決勝トーナメントに復活出来ないというシステムのため、本来の敗者復活戦ではない。そして、決勝に残るのはバレーボール部を集めた勝つためのチームであることがほとんどである。
7月に開催される大会は、近年の気温上昇の影響によって猛暑日になることも多く、熱中症と見られる症状を訴える者もいる。こうした状況から、氷塊の設置や、エアコンの効いた部屋の開放などの対策が講じられている。
なお、3月に開催される大会は、国公立大学の入試の時期と重なり、大抵の生徒は卒業して学籍が無く後期日程を受験する人も殆どいないため三年生は参加出来ない[9]。
またバレーボール大会を「バレ大(ばれたい)」と略すことも多い。
修学旅行
[編集]2年の6月に行われる、2泊3日の校外学習である。
行き先は、広島県・愛媛県・香川県である。東海道新幹線・山陽新幹線で広島まで移動する。
広島県では広島平和記念公園・原爆ドーム・厳島を訪れる。安芸の宮島島内で宿泊する。
愛媛県では、方面別研修をした後、道後温泉に宿泊する。
香川県では金刀比羅宮を訪れる。
遠足
[編集]3年の4月に行われる日帰り校外学習である。目的は新しいクラスにおいて友好関係を築くことである。
行き先は、ナガシマスパーランドとなっている。
近年のナガシマスパーランド園内のアトラクションの混雑に伴い、令和6年度より三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島に行くことが可能となった。この結果、混雑の回避と共に行動の選択肢を増やすことに繋がった。
しかし、ナガシマスパーランドに併設されているものの、「長島温泉 湯あみの島」には行くことは出来ない。
なお、かつては1年生が三重県に行って、新入生同士が仲を深めることを目的とした日帰りの野外学習が行われていたが、2019年を最後に開催されなくなった。しかし、2024年に朝明渓谷への野外学習が実施された。
なお、2021年から2023年までの期間は、クラスメイトとの親睦を深めることを目的として、蒲郡市にあるラグーナテンボスへの遠足が実施されている。
行事の変遷
[編集]いくつかの行事は、既に行われていない行事がある。
- カルタ(百人一首・英語カルタ)大会
1月に行われていた。(平成16年度まで)
- 遠足(2年生)
1年生のフレキャンや3年生の遠足と同様に、4月に行われていた。平成19年度までは、三重県のグリーンランドあさけに日帰りで行っていた。平成20年度から平成24年度までは、明治村に行っていた。(平成24年度まで)
- 旧フレキャン(1年生)
1年生の4月に行われていた。1年生の最初に行われる、友好関係を築き親睦を深めることを目的とした宿泊をともなう校外学習であった。当時の新入生にとって友好関係を築くためには、フレキャンは非常に重要な行事であった。校歌の合唱を競うという名の下で校歌を覚える。
しかし、この「フレキャン」なるものだが、「フレキャン」が意味することは謎である。「フレ」は”ふれあい”なのか”フレンドリー”であるのか、「キャン」は”キャンプ”か”キャンペーン”か、もしくは“東海南の”キャンプ・デービッド”と言った意見もあった。だが、教師からは明確な説明はされず、「フレキャン」は何かの略語ですらない可能性もある。平成24年度までは宿泊で滋賀県の琵琶湖周辺に行っていた。平成25年度からは趣旨が変更され、校歌の歌唱力を鍛えるという目的であったのが単純に友好関係を築き親睦を深めるための行事となり三重県への日帰りの校外学習へと変更された。(平成31年度まで)(令和6年度に復活)
著名な出身者
[編集]アクセス
[編集]最寄り駅は名鉄河和線の南加木屋駅。駅より徒歩7分で学校に到着すると書かれているが、個人差がかなり有り、実際は駅より徒歩で約10分ほど[10]。
なお、らんらんバス(東海市)の停留所も校門近くに設置されている。高横須賀駅、八幡新田駅、太田川駅に乗り換えなしで行くことができる。大府市にある知北平和公園にも行くことができる。
また、太田川駅で乗り換えて名和駅(愛知県)方面へ行けるほか、西知多総合病院で乗り換えて、上野台方面へと行くことができる。
また、知多バスに太田川駅などで乗り換えられる。また、知多市のあいあいバス(愛知県)に西知多総合病院で接続する。さらに、東浦町運行バスは、知北平和公園で大府市のふれあいバスにも上野台で接続している[11]。
このような乗り継ぎをして、通学する生徒もいる。
脚注
[編集]- ^ “校訓碑”. 愛知県立東海南高等学校. 2007年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月7日閲覧。
- ^ “県立東海南高校”. 20世紀制服保護協議会. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “令和6年度教育課程(令和4年度入学生用教育課程)”. 愛知県立東海南高等学校. 2024年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月11日閲覧。 “愛知県立東海南高等学校のホームページの「カリキュラム」の項目から引用。”
- ^ 2学期期末考査(第4期考査)が元々卒業考査と呼ばれていたのは、2学期終了の時点で1年間の規定の点数に満たない者は、卒業するための再試験を行うため。
- ^ “平成18年度年間行事”. 愛知県立東海南高等学校. 2024年11月7日閲覧。
- ^ “平成19年度年間行事”. 愛知県立東海南高等学校. 2024年11月7日閲覧。
- ^ バレーボールは本来屋内で行うスポーツであるが、人数とチームの関係で学校内の体育館で行うことが出来ないため。
- ^ “令和4年度 夏季バレーボール大会”. 愛知県立東海南高等学校. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “国立大学の入試 国立大学協会”. 国立大学協会. 2024年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月7日閲覧。
- ^ “学校紹介”. 愛知県立東海南高等学校. 2024年11月7日閲覧。
- ^ “– 東海市ホームページ らんらんばすの運行について”. 愛知県東海市. 2024年12月9日閲覧。