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柴島駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柴島駅
駅舎(2008年3月)
くにじま
Kunijima
K11 天神橋筋六丁目 (2.2 km)
(1.3 km) 淡路 HK-63
地図
所在地 大阪市東淀川区柴島二丁目12番3号[1]
北緯34度43分41.62秒 東経135度30分41.16秒 / 北緯34.7282278度 東経135.5114333度 / 34.7282278; 135.5114333座標: 北緯34度43分41.62秒 東経135度30分41.16秒 / 北緯34.7282278度 東経135.5114333度 / 34.7282278; 135.5114333
駅番号 HK87
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 千里線
キロ程 2.2 km(天神橋筋六丁目起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年次-
4,170人/日
-2023年-
開業年月日 1925年大正14年)10月15日
テンプレートを表示

柴島駅(くにじまえき)は、大阪府大阪市東淀川区柴島二丁目にある、阪急電鉄千里線。駅番号はHK-87。難読駅として知られている[2]

概要

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柴島浄水場を挟んで阪急京都本線崇禅寺駅が至近に存在する[2]。2024年現在、高架化工事中である。

後述の「隣の駅」の項目にも記載がある通り、阪急電鉄の支線の中間駅では唯一、通常ダイヤにおける通過列車の設定がある。

歴史

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駅構造

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ホーム(2015年2月)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎(2023年3月以降は東口)は天下茶屋方面行ホームにあり、反対側の北千里方面行ホームへは天下茶屋寄りの跨線橋で連絡している。北千里方面行ホームは幅が狭い。

のりば

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号線 路線 方向 行先
1 千里線 上り 北千里高槻市京都河原町嵐山大阪梅田神戸三宮宝塚方面
2 下り 天神橋筋六丁目動物園前天下茶屋方面

※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、上りが1号線、下りが2号線と表示される。駅舎側のホームが2号線である。

基本的に千里線直通の北千里駅発着系統と京都本線直通の高槻市駅発着系統が交互に停車する形となっている。そのため、直通列車に乗車ができなくても、北隣の淡路駅で普通列車同士が対面接続するダイヤが組まれており、同駅乗り換えで目的の方向へ行けるように便宜が図られている[注 1]。これは南隣の天神橋筋六丁目駅はもちろん、さらには相互乗り入れ先の地下鉄堺筋線各駅についても同様である。

利用状況

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2023年(令和5年)度の通年平均乗降人員4,170人である[阪急 1]。阪急電鉄全線では85位で、阪神国道駅に次いで2番目に少ない。京都線系統では最少。

年次別利用状況

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各年次の乗降人員の推移は下表の通り。

年次別1日平均乗降人員
年次 乗降人員 順位 出典
2017年(平成29年) 4,500 85位 [阪急 2]
2018年(平成30年) 4,596 85位 [阪急 3]
2019年(令和元年) 4,602 85位 [阪急 4]
2020年(令和02年) 3,707 84位 [阪急 5]
2021年(令和03年) 3,751 84位 [阪急 6]
2022年(令和04年) 3,883 85位 [阪急 7]
2023年(令和05年) 4,170 85位 [阪急 1]

年度別利用状況

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各年度の1日あたりの利用状況は下表の通り。特定日の利用者数は大阪府統計年鑑、1日平均乗車人員は大阪市統計書による。

年度別利用状況[統計 1][統計 2]
年度 特定日 1日平均
乗車人員
出典
乗車人員 降車人員 乗降人員 大阪府 大阪市
1966年(昭和41年) 3,098 - - [大阪府 1] -
1967年(昭和42年) 3,106 [大阪府 2]
1968年(昭和43年) 2,989 [大阪府 3]
1969年(昭和44年) 2,537 [大阪府 4]
1970年(昭和45年) 3,057 [大阪府 5]
1971年(昭和46年) 3,035 [大阪府 6]
1972年(昭和47年) 3,079 [大阪府 7]
1973年(昭和48年) 3,036 [大阪府 8]
1974年(昭和49年) 2,775 [大阪府 9]
1975年(昭和50年) 3,009 [大阪府 10]
1976年(昭和51年) 2,738 [大阪府 11]
1977年(昭和52年) 2,601 [大阪府 12]
1978年(昭和53年) 2,357 [大阪府 13]
1979年(昭和54年) 2,465 [大阪府 14]
1980年(昭和55年) 2,163 [大阪府 15]
1981年(昭和56年) 2,159 [大阪府 16]
1982年(昭和57年) 2,028 2,124 4,152 [大阪府 17]
1983年(昭和58年) 2,050 2,034 4,084 [大阪府 18]
1984年(昭和59年) 2,085 2,322 4,407 [大阪府 19]
1985年(昭和60年) 2,118 2,046 4,164 [大阪府 20]
1986年(昭和61年) 2,173 2,220 4,393 [大阪府 21]
1987年(昭和62年) 2,145 2,232 4,377 [大阪府 22]
1988年(昭和63年) 2,098 2,356 4,454 [大阪府 23]
1989年(平成元年) - [大阪府 24]
1990年(平成02年) 2,204 2,127 4,331 [大阪府 25]
1991年(平成03年) - [大阪府 26]
1992年(平成04年) 2,050 1,953 4,003 [大阪府 27]
1993年(平成05年) - [大阪府 28]
1994年(平成06年) - [大阪府 29]
1995年(平成07年) 1,817 1,685 3,502 [大阪府 30]
1996年(平成08年) 1,807 1,859 3,666 [大阪府 31]
1997年(平成09年) 1,739 1,826 3,565 [大阪府 32]
1998年(平成10年) 1,723 1,907 3,630 [大阪府 33]
1999年(平成11年) - [大阪府 34]
2000年(平成12年) 1,769 1,914 3,683 [大阪府 35]
2001年(平成13年) 1,934 2,091 4,025 2,026 [大阪府 36] [大阪市 1]
2002年(平成14年) 1,754 1,873 3,627 2,101 [大阪府 37] [大阪市 1]
2003年(平成15年) 1,835 1,938 3,773 2,073 [大阪府 38] [大阪市 1]
2004年(平成16年) 1,292 1,958 3,250 2,032 [大阪府 39] [大阪市 1]
2005年(平成17年) 1,615 1,746 3,361 1,472 [大阪府 40] [大阪市 1]
2006年(平成18年) 1,644 1,827 3,471 1,766 [大阪府 41] [大阪市 1]
2007年(平成19年) 1,642 1,784 3,426 1,882 [大阪府 42] [大阪市 1]
2008年(平成20年) 1,638 1,879 3,517 1,904 [大阪府 43] [大阪市 1]
2009年(平成21年) 1,565 1,849 3,414 1,776 [大阪府 44] [大阪市 1]
2010年(平成22年) 1,437 1,847 3,284 1,718 [大阪府 45] [大阪市 1]
2011年(平成23年) 1,296 1,651 2,947 1,689 [大阪府 46] [大阪市 1]
2012年(平成24年) 1,921 2,571 4,492 1,458 [大阪府 47] [大阪市 1]
2013年(平成25年) 1,807 2,502 4,309 2,175 [大阪府 48] [大阪市 1]
2014年(平成26年) 1,856 2,605 4,461 2,059 [大阪府 49] [大阪市 1]
2015年(平成27年) 1,849 2,713 4,562 2,160 [大阪府 50] [大阪市 1]
2016年(平成28年) 1,764 2,602 4,366 2,090 [大阪府 51] [大阪市 1]
2017年(平成29年) 1,819 2,713 4,532 2,009 [大阪府 52] [大阪市 1]
2018年(平成30年) 1,638 2,787 4,425 2,080 [大阪府 53] [大阪市 1]
2019年(令和元年) 2,593 2,752 5,345 1,863 [大阪府 54] [大阪市 2]
2020年(令和02年) 2,277 2,336 4,613 1,223 [大阪府 55] [大阪市 3]
2021年(令和03年) 2,391 2,444 4,835 1,238 [大阪府 56] [大阪市 4]
2022年(令和04年) 2,386 2,421 4,807 1,342 [大阪府 57] [大阪市 5]

駅周辺

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住宅地ではあるが、駅前商店街等はない。

バス路線

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大阪シティバス(旧・大阪市営バス)が運行しており、駅北側の淀川キリスト教病院中央出入口付近に柴島駅淀川キリスト教病院前停留所がある。

阪急京都線・千里線連続立体交差事業

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阪急京都本線3.3km崇禅寺駅付近 - 上新庄駅付近)と阪急千里線3.8km(柴島駅付近 - 吹田駅付近)を高架化し、淡路駅における京都線と千里線の平面交差を解消して17か所の踏切を除去する事業。事業主体は大阪市で、2008年(平成20年)9月から工事に着手している[5]。2028年度末に高架切替予定[6]

新しい柴島駅の駅舎は2階建で、現在の駅より若干西側に移動する。駅の構造は、1階が改札やコンコース、2階がホームとなる予定[7]

その他

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大阪市営地下鉄(当時)が2004年7月1日駅番号を導入した際、天神橋筋六丁目駅の駅名標には柴島駅にK10の駅番号が表示されていた。しかしながら、大阪市営地下鉄の路線図にも、当駅の駅名標にもこの駅番号は明記されず、天神橋筋六丁目駅からも柴島駅の駅番号は消滅した。その後、2013年12月21日に阪急でも駅番号が導入され、当駅の駅番号はHK-87となった[8]

隣の駅

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戦前、当駅と天神橋筋六丁目駅(当時天神橋駅)との間には長柄駅が存在したが、1944年(昭和19年)2月1日に廃止され、その後駅ホームも空襲で焼失したため、戦後に復活することはなかった。

阪急電鉄
千里線
準急(堺筋準急)
通過
普通
天神橋筋六丁目駅 (K11) - 柴島駅 (HK-87) - 淡路駅 (HK-63)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 例 - 当駅から北千里駅まで行きたい場合、同駅へ直通しない高槻市行きに乗車しても、北隣の淡路駅で大阪梅田駅始発の北千里行きに対面乗り換えができる。

出典

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  1. ^ 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、116頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ a b c d e f g h 生田誠『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・60-61頁頁。ISBN 978-4-7791-1726-8 
  3. ^ 草町, 義和. “阪急阪神、駅ナンバリングを導入へ…三宮駅は「神戸三宮」に改称”. レスポンス(Response.jp). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  4. ^ 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
  5. ^ 阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業
  6. ^ 阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業の事業期間の見直しについて”. 大阪市 (2015年10月13日). 2015年10月13日閲覧。
  7. ^ 阪急京都線・千里線連続立体交差事業パンフレット P4(断面図) (PDF, 392.04 KB) 2021年6月21日閲覧。
  8. ^ ~すべてのお客様に、よりわかりやすく~「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します 阪急阪神ホールディングス2013年4月30日

利用状況

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  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
阪急電鉄
  1. ^ a b 駅別乗降人員
  2. ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員(2017年 通年平均)”. 2018年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  3. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2018年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  4. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2019年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  5. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2020年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  6. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2021年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
  7. ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2022年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
大阪府統計年鑑
  1. ^ 大阪府統計年鑑(昭和42年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(昭和43年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(昭和44年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(昭和45年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(昭和46年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(昭和47年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(昭和48年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(昭和49年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(昭和50年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(昭和51年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(昭和52年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(昭和53年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(昭和54年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(昭和55年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(昭和56年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(昭和57年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(昭和58年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(昭和59年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(昭和60年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(昭和62年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成元年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成2年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  35. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  36. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  37. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  38. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  39. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  40. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  41. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  42. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  43. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  44. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  45. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  46. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  47. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  48. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  49. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  50. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  51. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  52. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  53. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  54. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  55. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  56. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  57. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
大阪市統計書

関連項目

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外部リンク

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