殺人現場は雲の上
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『殺人現場は雲の上』(さつじんげんばはくものうえ)は、東野圭吾の推理小説。単行本はJOY NOVELSから1989年に刊行され、1992年に光文社文庫版が刊行された。舞台は、姉の職であるスチュワーデスから決めた。ちなみに、しのぶ先生シリーズも同様の理由で舞台決定。
主要人物
[編集]- 早瀬英子
- 新日本航空のスチュワーデスで、入社試験と訓練学校の成績は首席。東大中退・才色兼備で控え目な性格・通称エー子。
- 藤真美子
- 新日本航空のスチュワーデスで、入社試験と訓練学校の成績は最下位。三流短大卒・肥満体質・通称ビー子。
- 浜中
- 新日本航空のパイロット・機長
- 小塚
- 新日本航空のパイロット・機長
- 佐藤
- 新日本航空のパイロット・副操縦士
- 北島香織
- 新日本航空のチーフスチュワーデス
- 遠藤新
- 日本航空の客室課長
- 金子博子
- 新日本航空の客室課首席
あらすじ
[編集]ステイの夜は殺人の夜
[編集]投資マニアの大学助教授夫人が絞殺死体となって発見された。容疑者は2人存在するが、どちらにもアリバイがある。
忘れ物に御注意ください
[編集]「ベビー・ツアー」の一行が、エー子とビー子が乗務した機内に、とんでもない忘れ物をした。赤ん坊である。新日本航空は、初めての珍事に右往左往する…。
お見合いシートのシンデレラ
[編集]ビー子が資産家の中山に見初められた。親戚へのお披露目会にはエー子も招かれるが、何だか様子がおかしい。
旅は道連れミステリアス
[編集]エー子とビー子が懇意にしている和菓子屋の当主が、高級とは言いかねるシティホテルの一室で、死体となって発見された。しかも、傍らにはもうひとつの死体が。
とても大事な落し物
[編集]エー子とビー子が乗務する機内のトイレに、遺書が落ちていた。「決行」前に落とし主を見つけ出したいが、どういうわけか、その遺書には署名がない。
マボロシの乗客
[編集]エー子とビー子が勤務する新日本航空に、不可解な脅迫電話が掛かってきた。悪戯電話の公算が大きいが。
狙われたエー子
[編集]エー子が何者かに命を狙われたが、思い当たる節がない。