泉じゅん
いずみ じゅん 泉 じゅん | |
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本名 | 結城 由紀子(旧姓:飯島) |
生年月日 | 1956年9月6日(68歳) |
出生地 | 日本・東京都江戸川区 |
血液型 | O型 |
職業 | 元女優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
活動期間 | 1976年 - 1989年 |
配偶者 | 結城貢(2022年・死別) |
主な作品 | |
映画 『感じるんです』 『犬神の悪霊』 『天使のはらわた 赤い淫画』 テレビドラマ 『ザ・スーパーガール』 |
泉 じゅん(いずみ じゅん、本名:結城 由紀子(旧姓 飯島[1])、1956年9月6日[1] - )は、日本の元女優。血液型はO型。身長160cm。B83cm、W56cm、H86cm(1976年7月)[2]。
来歴・人物
[編集]東京都江戸川区平井生まれ[2][3]。東京都立台東商業高等学校卒業後の1976年[1][2]、六本木のステーキハウスでウェイトレスをしていたとき[2]、日活関係者からスカウトされ[2]、同年、日活ロマンポルノ『感じるんです』(白鳥信一監督)の主役に抜擢されてデビューした[2]。なお、泉じゅんという芸名は、デビュー作『感じるんです』の原作者である泉大八の命名による。彼の名字である『泉』と、『感じるんです』の原作のタイトルであり泉じゅんの役名でもある『ジュンちゃん』から取ったものである[1][3]。『感じるんです』を三分の二ぐらい撮ったとき、雑誌のグラビアに写真が載って、それを見た兄が猛反対して殴られ[3]、しばらくはロマンポルノから離れて一般作品に出演した[3]。この時期の出演作品としては映画『犬神の悪霊』(伊藤俊也監督)、テレビドラマ『ザ・スーパーガール』などが挙げられる。これらの作品でもヌードは披露している。
山口百恵主演の映画『泥だらけの純情』(富本壮吉監督)、『古都』(市川崑監督)などに友人役で出演している。
1980年に『百恵の唇 愛獣』(加藤彰監督)でロマンポルノに復帰。以後、ロマンポルノ作品に次々と出演した。容姿とヌードの美しさから、ロマンポルノの中でも人気女優の一人となった。特に主演をつとめた『天使のはらわた 赤い淫画』(池田敏春監督)、『乳首にピアスをした女』(西村昭五郎監督)、『主婦と性生活』(堀内靖博監督)、『看護女子寮 いじわるな指』(川崎善広監督)などはヒット作となった。
テレビドラマなどへの出演も多く『プロハンター』『大捜査線』『西遊記』『水戸黄門』などのドラマにもゲスト出演したことがある。
料理研究家の結城貢と結婚(2022年4月、死別)し、現在は芸能界から引退しているが、結城の妻としてテレビ画面に登場することがあった(例・2014年6月放送のフジテレビ系『バイキング』「小林麻耶の金曜花嫁修業」に、夫婦揃って出演した[4])。現在、東京原宿で会員制割烹料理「結城」を営む。
出演
[編集]映画
[編集]- 感じるんです(1976年、日活)
- サチコの幸(1976年、日活)
- 俺の空(1977年、東宝)
- 犬神の悪霊(1977年、東映)
- 不連続殺人事件(1977年、ATG)
- 泥だらけの純情(1977年、東宝)
- お嫁にゆきます(1978年、東宝)
- 皇帝のいない八月(1978年、松竹)
- ホワイト・ラブ(1979年、東宝)
- 古都(1980年、東宝)
- 不良少年(1980年、東映)
- 百恵の唇 愛獣(1980年、にっかつ)
- 愛獣 悪の華(1981年、にっかつ)
- 愛獣 襲る!(1981年、にっかつ)
- 愛獣 赤い唇(1981年、にっかつ)
- 悪女軍団(1981年、にっかつ)
- 天使のはらわた 赤い淫画(1981年、にっかつ)
- 赤いスキャンダル 情事(1982年、にっかつ)
- 乳首にピアスをした女(1983年、にっかつ)
- 色ざんげ(1983年、にっかつ)
- のぞき(1983年、にっかつ)
- 宇能鴻一郎の伊豆の踊り子(1984年、にっかつ)
- 主婦と性生活(1984年、にっかつ)
- 看護女子寮 いじわるな指(1985年、にっかつ)
- それから(1985年、東映)
- そろばんずく(1986年、東宝)
- 天使のはらわた 赤い眩暈(1988年、にっかつ)
- 文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年、東映)
テレビドラマ
[編集]- ドラマ人間模様
- われは女成りけるものを… 樋口一葉(1985年)
- 気まぐれ天使
- 第7話「拾いものには御用心」(1976年)
- 俺たちの祭
- 第18話「幸福の時」(1977年 - 1978年)
- 西遊記
- 第11話「夜と昼の妖怪夫婦」(1978年) - 眠々
- プロハンター(1981年)
- 第19話「標的は誰だ?」
- 俺はご先祖さま(1981年) - マリ子
- 火曜サスペンス劇場
- 死を抱く女 新婚初夜突然夫が死んだ!(1982年)
- 偽りの未亡人 生きている夫の死亡届を出した私(1983年) - 矢田部純子
- 松本清張スペシャル13 わるいやつら(1985年) - 横武たつ子
- 松本清張スペシャル14 夜光の階段(1986年) - 岡野和子
- セーラー服反逆同盟
- 第5話「学園、幽霊現わる!」(1986年)
- あぶない刑事
- 第14話「死闘」(1986年) - 井上たまみ
- 特捜最前線
- 第71話「恐怖のタクシードライバー!」(1978年)
- 第488話「強殺犯逃亡・あぶない道連れ!」(1986年)
- 土曜ワイド劇場
- 江戸川乱歩の美女シリーズ「暗黒星」より 黒水仙の美女(1978年) - 伊志田悦子
- 女弁護士朝吹里矢子(3)囁く手首の謎(1979年)
- 結婚しない女医 沈黙の目撃者 ラブホテル殺人事件(1981年)
- 通り魔連続殺人 襲われた団地妻(1981年)
- デートの裏で殺人が…うりふたつの女(1981年)
- 愛人バンク殺人事件 夢を売る女たち「月4回、20万円…」(1983年)
- 鏡の中の未亡人 殺人告知の電話が三度鳴る! 婚姻関係終了届(1984年)
- 京都大原殺人事件 三千院で出逢った女 密室・電話ダブルトリック(1985年)
- 悪女志願 狙われた美人OLの復讐!!盗聴、変身…華麗なる完全犯罪(1986年)
- 白衣の複合殺人 美しい姉妹の性的体験! みちのく海岸解明の旅(1987年)
- 東京原宿ハウスマヌカン連続殺人(1987年)
- キャットショー連続殺人 華麗な船上パーティーに女の虚栄が(1987年)
- ぐるり富士山おまじないツアー(1988年)
- 思い出の写真 東京~鹿児島殺意のルート シティーホテルで消えた水玉模様の女(1988年)
- 阿寒湖マリモ殺人事件 姉の死は自殺!?6年目に解き明かす湖畔の疑惑!!(1989年)
- 西部警察
- 第34話「長野行特急列車」(1980年) - 瀬川れいこ
- 西部警察 PART-II
- 第25話「走る爆破司令室 −マシン・RS−」(1982年) - ユウコ(平尾の見合い相手)
- 暴れん坊将軍シリーズ
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第193話「初雪は哀しき女の死化粧」(1982年) - おこん
- 暴れん坊将軍II
- 第38話「激突! みちのく"将軍狩り"!!」(1983年) - 小りん
- 暴れん坊将軍III
- 第20話「からくり盗っ人街道」(1988年) - 山猫お仙
- 第40話「吉宗が怒った役人天国!」(1988年) - 友乃
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊
- 第33話「やがて愛でたき宮津節」(1982年) - おこん
- 月曜ワイド劇場
- 続・女性万引ガードマン(1984年)
- 私鉄沿線97分署
- 第4話「幸せイミテーション」(1984年) - 小森あきこ
- 傑作時代劇
- 半七捕物帳 十手無用の仮面舞踏会(1987年)
- 大都会25時
- 第14話「よみがえる殺意!復讐はタンゴにのって」(1987年)
- ベイシティ刑事
- 第10話「湘南大捜査線!危険な女」(1987年)
- さすらい刑事旅情編
- 第4話「新特急谷川・約束の2番ホーム」(1988年11月9日)
- おおヒバリ!(1977年 - 1978年)- 佐野みどり
- 噂の刑事トミーとマツ
- 第29話「激負け! トミマツのホテルマン」(1980年) - 星野五月
- 玉ねぎむいたら…
- 第20話「許婚だよおっ母さん」(1981年8月14日)-美紀(喫茶店店員)
- ザ・サスペンス
- 港町殺人ブルース(1982年)
- 松本清張の突風 危険が匂うその風になぜ人妻は身を任す?(1983年)
- ナショナル劇場
- 水曜ドラマスペシャル
- おかしな二人 危険な婚前旅行(1985年)
- 大江戸捜査網
- 第336話「鉄火娘 怒りの一番纏」(1978年) - おしの
- 第347話「海女が秘めた海底の罠」(1978年) - おみつ
- ザ・スーパーガール(1979年 - 1980年)- 白石美香
- 斬り捨て御免!(1981年)
- 第2シリーズ
- 第3話「悪鬼が散らした無惨花」 - おぬい
- 第2シリーズ
- 12時間超ワイドドラマ
- 花の生涯 井伊大老と桜田門 (1988年1月2日) - 萩栄
- 平岩弓枝ドラマシリーズ
- 女の河(1977年)- 土屋雅子
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV
- 第7話「剣と千羽鶴」(1978年) - おしま
- 大捜査線(1980年)
- 江戸の朝焼け(1980年)
- 第15話「風流深川おんな狐」 - おせい 役
- 時代劇スペシャル
- 怪猫有馬御殿 妖しく光る猫の眼!! 血も凍る女の館 恐怖の夜!!(1983年)
- 烙印の女たち(1984年) - おりん
- 乾いて候(1984年)
- 弐十手物語
- 第11話「六人の容疑者」(1984年6月28日)
- 銭形平次
- 第879話「恐怖の宿」(1984年) - おゆみ
- 一枚の写真(1988年3月3日)
- 金曜エンタテイメント
- せつない探偵柚木草平の殺人レポート2(1996年)
- 木曜ゴールデンドラマ
- ガス橋あたり 悲しみのり越える母と娘たち(1982年)
- 必殺シリーズ
- 翔べ! 必殺うらごろし
- 第4話「生きてる娘が死んだ自分を見た」(1978年) - うめ
- 必殺仕事人V・旋風編
- 第2話「りつ、ハウスマヌカンになる」(1986年) - 真珠院
- 翔べ! 必殺うらごろし
- ザ・ハングマンシリーズ
- 仮面ライダーBLACK
- 第2話「怪人パーティ」(1987年)
- 夏樹静子サスペンス
- 疑惑の五人! 私が殺した(1986年)
ビデオ
[編集]- 泉じゅん 淫れる(にっかつビデオフィルムズ)
- プレイガール泉じゅん PartI 年上の男(現映社)
- プレイガール泉じゅん PartII 年下の男(現映社)
- レイプ!泉じゅんⅠ ―男が犯すとき―(現映社)
- レイプ!泉じゅんⅡ ―女が犯すとき―(現映社)
CM
[編集]写真集
[編集]- 『泉じゅん写真集 別冊スコラ』 撮影 池谷朗 (1984年10月10日、講談社・スコラ )
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 週刊テレビ番組(東京ポスト)1977年9月16日号 p.40「プロフィール」
- ^ a b c d e f “見せたいんですと初々しい18歳 ロマンポルノ新人泉じゅん 『感じるんです』”. 報知新聞 (報知新聞社): p. 15. (1976年7月13日)
- ^ a b c d 土屋茂「INTERVIEW 泉じゅんインタビュー 『私は、根アカすぎてね、土屋名美とはまったく違うんです』(インタビューは1983年7月2日、3日、大阪うめだ日活地下劇場『泉じゅん大会』)」『プレイガイドジャーナル』1983年9月号、プレイガイドジャーナル社、24頁。
- ^ “「泉じゅん」のテレビ露出情報 2014年6月13日放送 11:55 - 13:00 フジテレビ バイキング 小林麻耶の金曜花嫁修業”. TVでた蔵. ワイヤーアクション (2014年6月13日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ 『ACC CM年鑑'79』(全日本CM協議会編集、誠文堂新光社、1979年 85頁)