瀬戸石駅
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瀬戸石駅 | |
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駅前広場(2007年3月) | |
せといし Setoishi | |
◄鎌瀬 (2.8 km) (3.9 km) 海路► | |
所在地 | 熊本県八代市坂本町川嶽瀬戸石3145 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■肥薩線 |
キロ程 | 19.6 km(八代起点) |
電報略号 | セト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
0.2人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)6月25日[2] |
備考 | 無人駅[1] |
瀬戸石駅(せといしえき)は、熊本県八代市坂本町川嶽瀬戸石にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
歴史
[編集]- 1910年(明治43年)6月25日:鉄道院により鹿児島本線の駅として開設[2]。
- 1927年(昭和2年)10月17日:鹿児島本線海岸ルート全通にともない八代 - 鹿児島間が分離され肥薩線所属駅となる[3]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止[4]。
- 1965年(昭和40年)7月3日:集中豪雨による球磨川増水で駅舎、宿舎が流失[5][4]。
- 1966年(昭和41年)3月31日:新駅舎竣工[4]。
- 1973年(昭和48年)10月16日:駅業務のうち営業関係を業務委託化[4][6]。
- 1982年(昭和57年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:電子閉塞装置導入[7]により無人化[8]。
- 1987年(昭和62年)
- 2020年(令和2年)7月4日:令和2年7月豪雨の影響による球磨川の氾濫により駅壊滅[9]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。ホームとは構内踏切で連絡している。かつては有人駅で駅舎があり、急行「えびの」「くまがわ」の一部列車が停車していた。現在は無人駅で普通列車のみ停車する。駅舎も解体された。ホーム上にある待合室は開業当時から使用されているもの。待合室に設置された方面案内板の「八代・熊本方面」と「人吉・湯前方面」は国鉄時代に急行列車の停車駅だった頃の名残である。
開業当初は木造駅舎が建っていたが1965年の水害で流失、後に鉄筋の駅舎が再建されたがこちらも1982年の水害で流失し、跡地は駐車場となった。その後、ホーム上にプレハブの仮駅舎を設置し、それを使用しての営業となったが、無人化以降は駅舎が作られていない。
2020年の令和2年7月豪雨では駅構内の路盤が流出し、ホームと待合室が全壊するなど甚大な被害を受けた[10]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■肥薩線 | 下り | 人吉・吉松方面 |
2 | 上り | 八代・新八代方面 |
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ホーム(2006年8月)
利用状況
[編集]1日平均乗車人員及び乗降人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000年 | 12 | 27 |
2001年 | 8 | 20 |
2002年 | 10 | 22 |
2003年 | 9 | 22 |
2004年 | 9 | 22 |
2005年 | 6 | 16 |
2006年 | 6 | 15 |
2007年 | 5 | 13 |
2008年 | 6 | 13 |
2009年 | 6 | 13 |
2010年 | 6 | 13 |
2011年 | 3 | 9 |
2012年 | 4 | 9 |
2013年 | 2 | 5 |
2014年 | 0.4 | 2 |
2015年 | 0.2 | - |
駅周辺
[編集]周辺にはほとんど民家がないが、対岸の楮木(かしき)にはまとまった集落があり、以前は球磨川最後の渡し船で結ばれていた。駅付近から階段で通じる河原が乗船場だったが、船が対岸にいるときは叫んで呼ぶ必要があった。渡し船の料金は1回150円だったが、集落住民は無料であった。船頭の高齢化と利用客減少により、2012年10月31日限りで廃止となった。
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渡し船(2007年3月)
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瀬戸石ダム(2005年12月)
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、26頁。
- ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、16頁
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、17頁
- ^ a b c d e f g 坂本村史 、1990年、787頁
- ^ a b 週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR02「肥薩線/吉都線/三角線」 p.18 朝日新聞出版 2009年
- ^ 「熊鉄、第四次“営近”を実施」『交通新聞』交通協力会、1973年9月22日、1面。
- ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、19頁
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ “熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機 現場証拠写真(2/3)”. デイリー新潮 (新潮社). (2020年7月17日) 2020年7月18日閲覧。
- ^ 「令和 2 年 7 月豪雨」による当社の被災状況について - 九州旅客鉄道、2020年7月21日
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 瀬戸石駅(駅情報) - 九州旅客鉄道