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サニングデール

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サニングデール
欧字表記 Sunningdale[1][2]
香港表記 陽光谷[3]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 1999年4月1日[1]
抹消日 2005年1月14日[4]
ウォーニング[1]
カディザデー[1]
母の父 Darshaan[1]
生国 日本北海道静内町[1]
生産者 タイヘイ牧場[1]
馬主 後藤繁樹[1]
調教師 瀬戸口勉栗東[1]
調教助手 瀬戸口健[5]
競走成績
生涯成績 27戦7勝[1]
獲得賞金 4億3539.5万円[1]
勝ち鞍
GI 高松宮記念 2004年
GII CBC賞 2002年
GIII ファルコンステークス 2002年
GIII 函館スプリントステークス 2002年
GIII 阪急杯 2004年
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サニングデール[1]日本競走馬である。現役時代は短距離を中心に活躍し高松宮記念を制した。名前の由来はイギリスのSunningdale Golf Club。

戦績

2001年11月にデビューし新馬戦を勝利、次走の条件戦を2着のあと休養に入る。

2002年、休養明けで格上挑戦したオープン特別を勝利、次走は6着になるもその後ファルコンステークス函館スプリントステークスを連勝する。初GIとなったスプリンターズステークスは8着、スワンステークスは9着に沈むもオープン特別2着の後CBC賞を勝利し重賞3勝目を収める。

2003年シルクロードステークス3着、阪急杯2着、高松宮記念2着と勝てないながらも好走する。しかし京王杯スプリングカップで7着になるとその後は凡走を続け、掲示板にすら載れない日々が続く。

明けて2004年、初ダートガーネットステークスは7着だったが、芝に戻ったシルクロードステークスでひさびさの3着に入る。これで調子を取り戻したのか阪急杯、高松宮記念を連勝し念願のGIを制覇した。しかしその後は凡走をまた繰り返し香港スプリントを最後に引退した[6]

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[7]、JBISサーチ[8]香港賽馬會[9]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 勝ち馬/(2着馬
2001.11.25 中京 2歳新馬 芝1200m(良) 13 4 5 05.4(2人) 1着 1:10.0 (34.8) -0.3 福永祐一 54kg ダンツジャッジ
0000.12.09 阪神 千両賞 500 芝1200m(良) 11 4 4 05.2(3人) 2着 1:09.4 (35.2) -0.6 福永祐一 54kg ゴーストスズカ
2002.04.21 京都 橘S OP 芝1200m(重) 16 1 2 06.0(3人) 1着 1:09.7 (35.8) -0.4 武豊 55kg キーンランドスワン
0000.05.11 京都 葵S OP 芝1400m(良) 12 3 3 03.6(2人) 6着 1:21.8 (35.9) -0.6 福永祐一 56kg ダンツジャッジ
0000.06.09 中京 ファルコンS GIII 芝1200m(良) 18 6 11 05.3(2人) 1着 1:08.9 (34.9) -0.2 福永祐一 56kg (サダムブルースカイ)
0000.06.30 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 12 8 12 09.1(3人) 1着 1:10.3 (36.1) -0.3 福永祐一 52kg タイキトレジャー
0000.09.29 新潟 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 11 1 1 07.5(4人) 8着 1:09.0 (34.2) -1.3 福永祐一 55kg ビリーヴ
0000.10.26 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 18 3 6 14.4(5人) 9着 1:21.2 (35.5) -1.4 福永祐一 55kg ショウナンカンプ
0000.11.10 中山 秋風S OP 芝1200m(良) 10 5 5 05.0(3人) 2着 1:07.1 (33.6) -0.0 勝浦正樹 55kg サーガノヴェル
0000.12.15 中京 CBC賞 GII 芝1200m(良) 16 2 3 03.2(1人) 1着 1:08.4 (34.4) -0.1 池添謙一 56kg (カフェボストニアン)
テンシノキセキ
2003.02.09 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 14 5 7 02.1(1人) 3着 1:08.9 (34.1) -0.3 福永祐一 57kg テイエムサンデー
0000.03.02 阪神 阪急杯 GIII 芝1200m(稍) 15 1 1 05.2(3人) 2着 1:08.9 (34.9) -0.4 福永祐一 58kg ショウナンカンプ
0000.03.30 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(良) 18 8 18 08.1(2人) 2着 1:08.3 (34.5) -0.2 福永祐一 57kg ビリーヴ
0000.05.18 東京 京王杯スプリングC GII 芝1400m(良) 13 4 5 17.6(7人) 7着 1:21.8 (34.5) -0.8 福永祐一 58kg テレグノシス
0000.11.01 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 16 3 5 24.0(10人) 6着 1:20.9 (35.0) -0.7 福永祐一 58kg ギャラントアロー
0000.11.16 東京 オーロC OP 芝1400m(良) 14 7 11 07.7(4人) 12着 1:22.3 (34.8) -0.9 秋山真一郎 58kg アグネスソニック
0000.12.21 中京 CBC賞 GII 芝1200m(良) 16 8 15 06.5(2人) 11着 1:09.6 (35.3) -1.1 池添謙一 58kg シーイズトウショウ
2004.01.11 中山 ガーネットS GIII ダ1200m(良) 16 2 3 33.5(9人) 7着 1:12.3 (37.8) -1.4 勝浦正樹 57.5kg マイネルセレクト
0000.02.08 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 16 3 5 11.3(6人) 3着 1:08.7 (33.4) -0.1 福永祐一 57.5kg キーンランドスワン
0000.02.29 阪神 阪急杯 GIII 芝1200m(稍) 16 1 2 06.4(3人) 1着 1:08.5 (33.9) -0.0 吉田稔 57kg (シーイズトウショウ)
0000.03.28 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(良) 18 2 3 04.3(2人) 1着 1:07.9 (34.2) -0.0 福永祐一 57kg デュランダル
0000.05.16 東京 京王杯スプリングC GII 芝1400m(良) 18 8 17 11.7(4人) 7着 1:21.3 (34.4) -0.9 福永祐一 59kg ウインラディウス
0000.07.14 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 15 2 4 02.6(1人) 6着 1:09.8 (35.7) -0.4 福永祐一 58kg シーイズトウショウ
0000.09.12 阪神 セントウルS GIII 芝1200m(良) 12 5 5 04.8(2人) 3着 1:08.5 (33.2) -0.3 福永祐一 59kg ゴールデンキャスト
0000.10.03 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(不) 16 2 3 03.3(1人) 9着 1:11.3 (36.8) -1.4 福永祐一 57kg カルストンライトオ
0000.11.03 大井 JBCスプリント GI ダ1200m(稍) 12 8 12 (4人) 3着 1:11.1 (36.4) -0.5 福永祐一 57kg マイネルセレクト
0000.12.12 沙田 香港スプリント G1 芝1000m(GF) 14 4 6 39.0(6人) 7着 0:57.90 -1.1 福永祐一 126lbs Silent Witness
  • 香港スプリントのオッズおよび人気は、香港賽馬會によるもの。また、「Draw」が枠番、「Horse No.」が馬番に該当。
  • 馬場状態:Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, Sft=Soft, Hy=Heavy
  • 着差:dht=dead heat(同着), nse=nose(ハナ), shd=short head(短頭), hd=head(アタマ), nk=neck(クビ), l=length(馬身), dist=distance(大差)


種牡馬時代

2005年から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬入り[10]。種牡馬としては貴重なマッチェム系ということ、父ウォーニングがすでに死亡していること、ナスルーラが入っているのは5代目以降であること、ノーザンダンサーが血統に入っていないことなどの理由で同父のカルストンライトオとともにまずまずの牝馬を集めていた。2008年は日本軽種馬協会の七戸種馬場(青森)に移動し、2008年の種付けシーズン終了後に同協会胆振種馬場へ移動ののち、2012年の種付けシーズン終了後に同協会静内種馬場へ移動[10]。2014年から2016年は同協会七戸種馬場で二度目の繋養をされていたのち、2016年の種付けシーズン終了後に再び同協会静内種馬場へ移動した[10]

2021年をもって種牡馬を引退、種牡馬引退後は功労馬として余生を送る。

おもな産駒

血統表

サニングデール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 マンノウォー系
[§ 2]

* ウォーニング
Warning
1985 鹿毛
父の父
Known Fact
1977 鹿毛
In Reality Intentionally
My Dear Girl
Tamerett Tim Tam
Mixed Marriage
父の母
Slightly Dangerous
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Where You Lead Raise a Native
Noblesse

* カディザデー
Kadizadeh
1988 黒鹿毛
Darshaan
1981 鹿毛
Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Delsy Abdos
Kelty
母の母
Kadissya
1979 鹿毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Kalkeen Sheshoon
Gioia F-No.5-e
母系(F-No.) 5号族(FN:5-e) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [12]
  2. ^ [13]
  3. ^ [12]
  4. ^ [13]

近親には、母カディザデーの半兄に1998年のエプソムダービーアイリッシュダービーを制したKahyasi(父イルドブルボン)がいる[10]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o サニングデール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月28日閲覧。
  2. ^ SUNNINGDALE (CE621) - Racing Information” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2019年8月28日閲覧。
  3. ^ 陽光谷 (CE621) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2019年8月28日閲覧。
  4. ^ サニングデール登録抹消”. ラジオNIKKEI. 2022年4月16日閲覧。
  5. ^ サニング慎重”. スポーツニッポン. 2005年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月27日閲覧。
  6. ^ サニングデールが引退”. netkeiba.com. 2022年3月12日閲覧。
  7. ^ サニングデールの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月28日閲覧。
  8. ^ サニングデール 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月28日閲覧。
  9. ^ RACE 5 (241) - THE CATHAY PACIFIC HONG KONG SPRINT” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2019年8月28日閲覧。
  10. ^ a b c d サニングデールがJBBA静内種馬場に到着”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地ニュース. 公益社団法人日本軽種馬協会 (2016年11月14日). 2019年8月28日閲覧。
  11. ^ サンサンヒカリ”. JBISサーチ. 2019年8月28日閲覧。
  12. ^ a b サニングデール 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月28日閲覧。
  13. ^ a b サニングデールの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月28日閲覧。

外部リンク