「阪急オアシス」の版間の差分
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|国籍 = |
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|郵便番号 = 560-0023 |
|郵便番号 = 560-0023 |
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|本社所在地 = [[大阪府]][[豊中市]]岡上の町 |
|本社所在地 = [[大阪府]][[豊中市]]岡上の町二丁目2番3号 |
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|設立 = [[1960年]](昭和35年)10月<ref name="h2o-retailing-annual-report-93-2012">{{Cite report |date=2012-6-28 |title= エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 第92期有価証券報告書 |publisher= エイチ・ツー・オー リテイリング }}</ref>29日(株式会社オアシス) |
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|電話番号 = 06-6845-7547(代表) |
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|設立 = [[1960年]](昭和35年)[[10月29日]](株式会社オアシス) |
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|業種 = 小売業 |
|業種 = 小売業 |
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|統一金融機関コード = |
|統一金融機関コード = |
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|代表者 = 取締役社長 千野和利 |
|代表者 = 取締役社長 千野和利 |
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|資本金 = 1億円 |
|資本金 = 1億円 |
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|売上高 = 374億円 |
|売上高 = 374億円([[2005年]](平成17年)度) |
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|総資産 = |
|総資産 = |
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|従業員数 = |
|従業員数 = |
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|関係する人物 = |
|関係する人物 = |
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|外部リンク = |
|外部リンク = |
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|特記事項 = 会社情報は2008年 |
|特記事項 = 会社情報は[[2008年]](平成20年)9月30日時点での情報を記載 |
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[[ファイル:Hankyu OASIS.JPG| |
[[ファイル:Hankyu OASIS.JPG|thumb|[[2008年]](平成20年)導入の新CI看板(服部緑地店)]] |
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[[ファイル:Hankyu OASIS Ibaraki-Ekimae.JPG| |
[[ファイル:Hankyu OASIS Ibaraki-Ekimae.JPG|thumb|阪急オアシス茨木駅前店]] |
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[[ファイル:Forte Settsu.JPG|thumb |
[[ファイル:Forte Settsu.JPG|thumb|阪急オアシス千里丘店]] |
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[[ファイル:Hanshoku Headquarters |
[[ファイル:Hanshoku Headquarters Building2.JPG|thumb|阪急オアシス豊中店(阪食本社)]] |
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[[ファイル:Hankyu OASIS Takarazuka.JPG| |
[[ファイル:Hankyu OASIS Takarazuka.JPG|thumb|旧CIの店舗(宝塚店・2007年1月10日撮影)]] |
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[[ファイル:Hankyu SUPER MARKET GROUP.JPG |
[[ファイル:Hankyu SUPER MARKET GROUP.JPG|thumb|[[2009年]](平成21年)導入の「阪急百貨店スーパーマーケットグループ」のCI(阪急オアシス茨木駅前店)」]] |
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'''阪急オアシス'''(はんきゅうオアシス)は、[[エイチ・ツー・オー リテイリング]]グループ([[阪急阪神東宝グループ]])の株式会社[[阪食]]が、[[近畿地方]]の[[阪急電鉄]]沿線を中心に展開する[[スーパーマーケット]]。 |
'''阪急オアシス'''(はんきゅうオアシス)は、[[エイチ・ツー・オー リテイリング]]グループ([[阪急阪神東宝グループ]])の株式会社[[阪食]]が、[[近畿地方]]の[[阪急電鉄]]沿線を中心に展開する[[スーパーマーケット]]である。 |
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本稿では、[[2008年]](平成20年)9月30日まで存在していた株式会社阪急オアシスについても説明する。 |
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==概要== |
== 歴史・概要 == |
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=== 創業からフェルタまで === |
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[[1960年]][[10月]]に株式会社オアシスが設立され、[[1961年]][[6月]]に第1号店となる高槻店が開店。[[1974年]][[6月]]には株式会社阪急オアシスへと社名が変更される。その後[[2008年]][[10月1日]]付けで当時同じく阪食の子会社であった[[阪急ニッショーストア]]、[[阪急ファミリーストア]]、[[阪急フレッシュエール]]とともに計4社が株式会社阪食に吸収合併された。これら4社とも、[[2006年]][[9月1日]]に阪急百貨店(現:エイチ・ツー・オー リテイリング)と阪急食品工業(2008年3月31日にエイチ・ツー・オー リテイリングが吸収合併。)が[[持ち株会社]]として阪食を設立した当時から、傘下であった。 |
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[[阪急百貨店]]の関連会社として[[1960年]](昭和35年)10月に<ref name="h2o-retailing-annual-report-93-2012">{{Cite report |date=2012-6-28 |title= エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 第92期有価証券報告書 |publisher= エイチ・ツー・オー リテイリング }}</ref>株式会社オアシスとして設立され、[[1961年]](昭和36年)6月に第1号店となる高槻店が開店した。[[1974年]](昭和49年)6月には株式会社阪急オアシスへと社名が変更された。 |
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創業以来、阪急百貨店系列のスーパーマーケットとして、阪急百貨店で確立されてきた食の価値(おおむね高級志向)を |
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スーパーマーケットにおいて生かす戦略がとられている。当初はスーパーマーケットとして独立したブランドの確立を目指していたが、[[ピーコックストア|大丸ピーコック]]などに対抗し[[2000年]]頃よりロゴやイメージカラーを一新。また、2008年より阪急ニッショーストアのトマトマークを新しくCIに導入している。 |
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[[1991年]](平成3年)7月に高槻店を高質食品スーパー「フェルタ」に業態転換したのを皮切りに[[1995年]](平成7年)12月に小野原店<ref name="nissyoku-1997-2-26">{{Cite news | title = 阪急オアシス、「フェルタ」化を推進 来年度中に10店へ | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 1997-2-26 }}</ref>、[[1997年]](平成9年)2月14日に桃山台店<ref name="nissyoku-1997-2-24">{{Cite news | title = 阪急オアシス、「フエルタ・クレオ桃山台店」開店 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 1997-2-24 }}</ref>、[[1999年]](平成11年)11月に尼崎潮江店と「フェルタ」に業態での出店を進め<ref name="nissyoku-2000-3-1">{{Cite news | title = 惣菜売場の取り組み(2)阪急オアシス | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2000-3-1 }}</ref>、揚げたての天ぷらやフライなどの揚げ物や大皿に盛ったバイキング形式の惣菜などを売場内に設けたオープンキッチンで調理して展開する新たな総菜売場の導入など<ref name="nissyoku-2000-3-1" />品質や品揃えを訴求した<ref name="nissyoku-1997-2-24" />新たな売場作りに取り組み始め<ref name="nissyoku-2000-3-1" />、[[2002年]](平成14年)3月期決算で三年ぶりに黒字に転換した<ref name="nissyoku-2002-5-24">{{Cite news | title = 阪急百貨店、グループSMを整備、椙岡社長が見解 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2002-5-24 }}</ref>。 |
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2008年、事業会社の吸収合併に先駆け、阪急ニッショーストアとして営業されてきた池田店と宝塚南口店が株式会社阪急オアシスに事業譲渡され「阪急オアシス」店舗になった。吸収合併後も、「阪急ニッショーストア」の「阪急オアシス」への業態転換が進められ、2011年11月12日には「阪急ニッショーストア」最後の店舗である緑地公園店が、「阪急オアシス」への業態転換された。 |
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当時は阪急共栄ストア(後の[[阪急ファミリーストア]])と業態などが重複していたが、[[2002年]](平成14年)5月に阪急百貨店グループのスーパーマーケット事業の整備の一環として郊外に展開する方向で棲み分けを図ることを当時の阪急百貨店の社長が表明していた<ref name="nissyoku-2002-5-24" />。 |
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=== 阪食による統合と出店エリアや出店形式の拡大へ === |
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電子マネーは[[edy]]、[[iD (クレジット決済サービス)|iD]]、[[QUICPay]]が利用できるが、[[Pitapa]]は利用できない。 |
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[[2006年]](平成18年)9月1日付で食品事業グループを統括する中間持ち株会社として'''株式会社阪食'''が設立されて同社の子会社となった<ref name="nissyoku-2006-8-2">{{Cite news | title = 阪急百貨店、9月に新会社「阪食」設立 食品事業を統括 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2006-8-2 }}</ref>。 |
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==展開店舗(阪急オアシス)== |
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===大阪府=== |
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*南千里店([[ガーデンモール南千里]]内、旧南センター店) |
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*北千里店 |
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*富田店 |
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*ときわ台店 |
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*服部緑地店 |
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*桃山台店(アザール桃山台内) |
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*夕日丘店 |
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*高槻川西店 |
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*豊中少路店 |
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*枚方出口店 |
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*池田店 - 2008年4月26日、阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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*箕面店 - 2008年9月27日、阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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*南茨木店 - 2008年10月1日、阪急ファミリーストアから業態転換 |
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*茨木駅前店 - 2008年10月1日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*豊中店 - 2008年10月1日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*豊中駅前店 - 2008年10月1日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*小曽根店 - 2008年10月24日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*蛍ヶ池店 - 2008年11月14日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*守口店(ジャガータウン内) - 2009年2月18日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*石橋店 - 2009年2月27日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*千里丘店([[フォルテ摂津]]内) - 2009年3月13日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*服部西店 - 2009年、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*千里中央店 - 2009年7月7日、ザ・千里タワー1Fオープン |
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*総持寺店 - 2009年11月21日、「パワープライス 阪急ニッショーストア」から業態転換 |
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*茨木東奈良店 - 2011年2月15日、阪急ニッショーストア南茨木店から業態転換 |
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*野江店 - 2011年9月8日、阪急ファミリーストアから業態転換 |
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*千里山竹園店 - 2011年11月12日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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その後も株式会社阪急オアシスが運営していたが、[[2008年]](平成20年)10月1日付けで当時同じく阪食の設立した当時から子会社であった[[阪急ファミリーストア]]、[[阪急ニッショーストア]]、[[阪急フレッシュエール]]とともに計4社が阪食に吸収合併<ref name="yomiuri-np-2008-3-27">{{Cite news | title = 阪急と阪神が合併、10月1日「阪急阪神百貨店」に | newspaper = [[読売新聞]] | publisher = 読売新聞社 | date = 2008-3-27 }}</ref>された<ref name="kobe-np-2008-10-1">{{Cite news | author = 西井由比子 | title = 「阪急阪神百貨店」が誕生 経営効率の向上を図る | newspaper = [[神戸新聞]] | publisher = 神戸新聞社 | date = 2008-10-1 }}</ref>ため、現在は阪食が運営する食品スーパーの店舗ブランドとして存続している。 |
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===兵庫県=== |
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*宝塚店 |
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*六甲店 |
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*清和台店 |
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*日生中央店 |
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*武庫之荘店 |
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*えるむプラザ店 |
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*名塩店 |
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*尼崎潮江店 |
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*本山南店 |
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*三田駅前店 |
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*仁川店 |
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*宝塚南口店 - 2008年8月6日、阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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*山下店 - 2009年3月19日、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*御影店 - 2009年8月5日、阪神御影駅前 [[御影クラッセ]]1Fオープン |
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*宝塚山手台店 - 2010年5月20日オープン |
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[[2009年]](平成21年)から「阪急百貨店スーパーマーケットグループ」として展開している。 |
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===京都府=== |
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*伏見店 |
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*千本店 - 2009年、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*白川通店 - 2009年、阪急ニッショーストアから業態転換 |
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*山科店 - 2010年4月1日オープン |
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[[2006年]](平成18年)8月10日に京阪電鉄沿線では初出店となる枚方出口店を開店させ<ref name="nissyoku-2006-8-21">{{Cite news | title = 阪急オアシス、「枚方出口店」オープン 京阪電鉄沿線で初 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2006-8-21 }}</ref>、[[2008年]](平成20年)3月に滋賀県初の店舗となる草津店を開店する<ref name="nissyoku-2008-3-14">{{Cite news | title = 阪急オアシス、滋賀県初の「阪急オアシス草津店」オープン | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2008-3-14 }}</ref>など出店エリアも徐々に拡大した。 |
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===滋賀県=== |
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*草津店 |
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また、[[2005年]](平成17年)9月15日には兵庫県三田市のJR三田駅前に親会社の食品スーパー阪急百貨店と共に三田駅間の再開発ビルのキッピーモールに食品売場を担当する三田駅前店を開業した<ref name="nikkei-2005-8-17">{{Cite news | title = 阪急百、ミニ百貨店+スーパー-JR三田駅前、来月初の一体型 | newspaper = [[日本経済新聞]] | publisher = 日本経済新聞社 | date = 2005-8-17 }}</ref>のを皮切りに、'''ダイエー'''が[[2005年]](平成17年)11月30日に[[神戸ハーバーランド]]から撤退した<ref name="kobe-np-2005-12-31">{{Cite news | title = 記者が選んだ2005年兵庫の大ニュース | newspaper = [[神戸新聞]] | publisher = 神戸新聞社 | date = 2005-12-31 }}</ref>ことを受けて[[2006年]](平成18年)3月に神戸阪急に出店し<ref name="kobe-np-2006-12-24">{{Cite news | title = 兵庫経済2006 4.出店ラッシュ 規制見越し駆け込み? | newspaper = [[神戸新聞]] | publisher = 神戸新聞社 | date = 2006-12-24 }}</ref>、御影クラッセの核テナントとして出店した[[阪神百貨店]]御影店<ref name="nissyoku-2008-3-28-2">{{Cite news | title = 御影グラッセ内「阪神・御影」の食品売場 地元色強く打ち出す がんこ新業態・洋惣菜店も | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2008-3-28 }}</ref>はデパ地下形式の食品売場を持っていたが売上が低迷したため[[2009年]](平成21年)8月5日に不振だった食品売り場の75%にあたる2,080m²を引き受けて御影店として出店する<ref name="kobe-np-2009-8-1">{{Cite news | title = 阪神百貨店に阪急オアシス 初の店舗連携 | newspaper = [[神戸新聞]] | publisher = 神戸新聞社 | date = 2009-8-1 }}</ref>などグループの百貨店との共同出店形式の店舗展開も行っている。 |
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==過去に存在した店舗== |
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*福島大開店 - コーナン福島大開店の一部を割いて出店。数年で撤退。後任店舗はマルハチ |
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*神戸阪急店 - ダイエーハーバーランド店の閉店と、同退去跡へのイズミヤハーバーランド店の開店とを契機として、[[神戸阪急]]地階食料品売場の一部をスーパーマーケット化する位置付けで出店していた。 |
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*名谷店 - 阪急ニッショーストアから業態転換後、2010年3月28日に閉店。 |
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=== 高質食品専門館の展開 === |
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==関連項目== |
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*[[エイチ・ツー・オー リテイリング]] |
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*[[阪食]] |
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*[[阪急ファミリーストア]] |
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*[[阪急ニッショーストア]] |
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*[[日本のスーパーマーケット一覧]] |
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[[2007年]](平成19年)11月27日に旧店舗隣接地にガーデンモール清和台の核店舗として新店舗を開店した清和台店で「高質食品専門館」という業態を目指し<ref name="nissyoku-2007-12-7">{{Cite news | title = 阪急オアシス、「阪急オアシス清和台店」改装オープン 地産地消を推進 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2007-12-7 }}</ref>始めた。 |
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==外部リンク== |
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[[2008年]](平成20年)6月にプロジェクトを立ち上げて国内外の有力スーパーマーケットを視察して研究を重ね、「高質食品専門館」のプロトタイプとして[[2009年]](平成21年)7月に千里中央店、同年8月に御影店を開店させた<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1">{{Cite journal | title = トップインタビュー 株式会社阪食 代表取締役社長 千野和利氏(せんのかずとし)グループメリットを生かした垂直統合で「高質食品専門館」に磨き上げる | journal = New Balance 68号 | publisher = [[寺岡精工]] | date= 2010-1-1 }}</ref>。 |
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この「高質食品専門館」では、オープンキッチンでお好み焼き<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />やピザ、丼物<ref name="nikkei-mj-2010-6-2">{{Cite news | title = H2O傘下の阪食、スーパー3割全面改装、主力店が対象 | newspaper = [[日経MJ]] | publisher = 日本経済新聞社 | date = 2010-6-2 }}</ref>、揚げ物などの総菜や焼きたてパンが来店客の目の前で出来上がって香ばしい匂いが店内に広がり<ref name="nikkei-mj-2010-12-3">{{Cite news | title = 関西の個性派食品スーパー-阪食、ライブ感演出、対面販売、収益力も磨く | newspaper = [[日経MJ]] | publisher = 日本経済新聞社 | date = 2010-12-3 }}</ref>視覚と嗅覚に訴え<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />、本マグロ<ref name="yomiuri-np-2010-9-6">{{Cite news | title = H2Oの挑戦「高級感」で多角化 | newspaper = [[読売新聞]] | publisher = 読売新聞社 | date = 2010-9-6 }}</ref>や生け締めの国産ブリなどの切り売りをする解体の実演<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />、漁港からの直送近海魚を目玉商品とする水産物や専用牧場で肥育した和牛を売り物にした食肉<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />などを顧客の要望に応じた切り身や焼き物に加工したり<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />、野菜や果物売り場でも販売員が常駐して量り売りや試食<ref name="nikkei-mj-2010-6-2" />、ジュース販売も行うなど生鮮3品と総菜で対面販売によるライブ感を演出する<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />と共に、米売場に産地別の少量パックを並べて様々な米を楽しめるようにしつつ<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />、のりなどの乾物や鍋といった調理器具<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />、更にはレシピ本も置くなど関連商品も一緒に販売する工夫を凝らし<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />、電子看板でお奨め商品とそのポイントなど<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />売り場の見どころを店員が話す映像を流すなどサービスを重視した<ref name="nikkei-mj-2010-12-3" />こだわりや専門性を強めた売場作りをしている<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />。 |
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また、店内に料理教室など料理に関連するセミナーを毎週定期的に開催するキッチンスタジオを設置して情報発信に力を入れ<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" />、ワインセラーの設置や105円均一の焼きたてパンコーナーなど他社にない加工食品を充実させて独自性を出し<ref name="nikkei-mj-2010-6-2" />、大理石の床<ref name="nikkei-mj-2010-6-2" />や関西で定着している阪急百貨店の高級イメージも活用して高級感を演出している<ref name="yomiuri-np-2010-9-6" />。 |
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こうした高品質路線を支えるため産地直送の生鮮品や直輸入のグローサリーの取り扱いの拡大や、3温度帯での配送を可能にする総合物流センターや高いサービスレベルを実現する人材育成を目指す研修センターの建設など新たな施策も進められている<ref name="daily-commerce-journal-2012-3-23">{{Cite news | title = 阪食 質の面で日本を代表する食品グループへ | newspaper = [[日刊流通ジャーナル]] | publisher = 流通ジャーナル | date = 2012-3-23 }}</ref>。 |
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プロトタイプとして出店した店舗が軌道に乗って<ref name="daily-commerce-journal-2010-7-29">{{Cite news | title = 阪食 高質食品専門館の中身が進化 | newspaper = [[日刊流通ジャーナル]] | publisher = 流通ジャーナル | date = 2010-7-29 }}</ref>新店はいずれも計画数値に対して2桁増で推移した<ref name="nissyoku-2010-6-4">{{Cite news | title = 阪食、今期売上高1000億円達成目指す 新店の成果、既存店に水平展開 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-6-4 }}</ref>。 |
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そのため、[[2010年]](平成22年)5月20日の宝塚山手台店<ref name="nissyoku-2010-6-4-12">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス宝塚山手台店」オープン 予算の2倍以上で推移 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-6-4 }}</ref>や同年4月1日の山科店<ref name="nissyoku-2010-4-16">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス山科店」オープン “高質食品専門館”コンセプト店に期待 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-4-16 }}</ref>など新店舗として開店させると共に、同年7月1日に南千里店<ref name="nissyoku-2010-7-16">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス南千里店」改装オープン 高質食品専門館構築へ | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-7-16 }}</ref>、同年8月5日に武庫之荘店<ref name="nissyoku-2010-8-13">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス武庫之荘店」改装オープン 専門性・ライブ感・情報発信へ | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-8-13 }}</ref>、同年10月1日に本山南店<ref name="nissyoku-2010-10-1">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス本山南店」を改装オープン | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-10-1 }}</ref>、同年10月9日に日生中央店<ref name="nissyoku-2010-10-22" >{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス日生中央店」改装オープン 味噌量り売りなど新コーナー導入 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-10-22 }}</ref>など既存店の改装による出店を含めて「高質食品専門館」の水平展開を図った<ref name="nissyoku-2011-1-21">{{Cite news | title = 阪食、高質食品専門館の進化狙う 12年海外出店も検討 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-1-21 }}</ref>。 |
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また、[[2010年]](平成22年)11月2日に開店した淡路店<ref name="nissyoku-2010-11-19">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス淡路店」オープン 都市型小型店のプロトモデル構築へ | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2010-11-19 }}</ref>や[[2011年]](平成23年)1月13日に改装の宝塚店で「高質食品専門館」の小型店舗プロト化を図った<ref name="nissyoku-2011-2-9">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス宝塚店」リニューアルオープン 高質食品専門館小型店プロト化の 流れで | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-2-9 }}</ref>。 |
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[[2011年]](平成23年)4月からの新年度入り後も同月9日に尼崎潮江店<ref name="nissyoku-2011-4-22">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス尼崎潮江店」リニューアルオープン | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-4-22 }}</ref>、同月23日にえるむプラザ店<ref name="nissyoku-2011-5-6">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシスえるむプラザ店」改装オープン 専門性追求、新機軸も導入 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-5-6 }}</ref>、同年7月1日に豊中駅前店<ref name="nissyoku-2011-7-8">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス豊中駅前店」リニューアルオープン | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-7-8 }}</ref>、同年12月1日に服部西店<ref name="nissyoku-2011-12-16">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス服部西店」リニューアルオープン 産直生鮮を拡大・強化 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-12-16 }}</ref>と「高質食品専門館」の水平展開として大型改装を進められ<ref name="nissyoku-2011-11-25">{{Cite news | author = 廣瀬嘉一 | title = 阪食、下期は改装4店・新店2店を計画 通期は増収増益見込む | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2011-11-25 }}</ref>、[[2012年]](平成24年)2月1日の平野西店の開店で新店7店舗と既存店舗の改装18店舗の計25店舗が「高質食品専門館」業態となった<ref name="nissyoku-2012-2-10">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス平野西店」オープン 都市型小型店舗のプロトタイプ | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2012-2-10 }}</ref>。 |
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[[2012年]](平成24年)3月1日に開店した野中北店や先述した平野西店などの競争の激しい大阪市内などに出店する都市型「高質食品専門館」<ref name="nissyoku-2012-3-9">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス野中北店」オープン 産直品を拡大・強化 | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2012-3-9 }}</ref>の出店は、同年6月7日の昭和町店<ref name="taihan-news-2012-6-18">{{Cite news | title = 阪食「阪急オアシス昭和町店」6月7日(木)改装オープン | newspaper = タイハン特報 平成24年6月18日号 | publisher = 大量販売新聞社 | date = 2012-6-18 }}</ref>や同年7月7日の同心店<ref name="nissyoku-2012-7-13">{{Cite news | title = 阪食、「阪急オアシス同心店」を改装オープン 都市型小型強化MD打ち出す | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2012-7-13 }}</ref>、野江店<ref name="nissyoku-2012-2-10" />、あべの店<ref name="nissyoku-2012-2-10" />など阪急ファミリーストアを改装して開店したものを含めて大阪市内でのドミナントを磐石にする戦略の一環として展開が進められている<ref name="nissyoku-2012-7-13" />。 |
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== プライベートブランド == |
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[[2008年]](平成20年)1月にプライベートブランドに関してバローと阪食が業務提携し<ref name="nissyoku-2008-2-1">{{Cite news | author =徳永清誠 | title = バローと阪食が業務提携 PB商品の共同開発も | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2008-2-1 }}</ref>、グループ会社の[[阪急フーズ]]などとも連携して<ref name="weeky-commerce-journal-2009-4-27">{{Cite news | title = 阪急フーズ・海苔の製造卸が主力 SMの出店に対応 | newspaper = [[週刊流通ジャーナル]] | publisher = 流通ジャーナル | date = 2009-4-27 }}</ref>価格訴求型のプライベートブランド'''ハートフルデイズ'''を同年9月27日から店頭に展開し始め<ref name="nissyoku-2008-10-3">{{Cite news | author =徳永清誠 | title = 阪食、価格訴求型の新PB始動 2ブランドで75億円目指す | newspaper = [[日本食糧新聞]] | publisher = 日本食糧新聞社 | date = 2008-10-3 }}</ref>、その後高価格帯のプライベートブランド'''プライムタイム'''の展開も始めて価格帯の異なる2ブランド<ref name="nissyoku-2008-10-3" />を展開している<ref name="weeky-commerce-journal-2009-4-27" />。 |
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== 電子マネーへの対応 == |
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[[2008年]](平成20年)4月22日から[[edy]]、[[iD (クレジット決済サービス)|iD]]、[[QUICPay]]の3種類の[[電子マネー]]による支払が可能になった<ref name="mainichi-np-2008-4-20">{{Cite news | title = H2Oのスーパーで電子マネー | newspaper = [[毎日新聞]] | publisher = 毎日新聞社 | date = 2008-4-20 }}</ref>。 |
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== 展開店舗 == |
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=== 大阪府 === |
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* 淡路店 - 区画整理に伴い閉店した阪急ファミリーストア淡路店を移転させる形で[[2010年]](平成22年)11月2日に開店<ref name="nissyoku-2010-11-19" /> |
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* 南千里店(ガーデンモール南千里内、旧・南センター店) |
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* 北千里店 |
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* 富田店 |
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* ときわ台店 |
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* 服部緑地店 |
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* 桃山台店(アザール桃山台内) - [[1997年]](平成9年)2月14日開店<ref name="nissyoku-1997-2-24" /> |
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* 夕日丘店 |
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* 高槻川西店 |
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* 豊中少路店 |
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* 枚方出口店 - [[2006年]](平成18年)8月10日に京阪電鉄沿線初の店舗として開店<ref name="nissyoku-2006-8-21" /> |
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* 池田店 - [[2008年]](平成20年)4月26日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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* 箕面店 - [[2008年]](平成20年)9月27日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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* 南茨木店 - [[2008年]](平成20年)10月1日に阪急ファミリーストアから業態転換 |
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* 茨木駅前店 - [[2008年]](平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 豊中店 - [[2008年]](平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 豊中駅前店 - [[2008年]](平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 小曽根店 - [[2008年]](平成20年)10月24日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 蛍ヶ池店 - [[2008年]](平成20年)11月14日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 守口店(ジャガータウン内) - [[2009年]](平成21年)2月18日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 石橋店 - [[2009年]](平成21年)2月27日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 千里丘店(フォルテ摂津内) - [[2009年]](平成21年)3月13日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 服部西店 - [[2009年]](平成21年)に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 千里中央店 - [[2009年]](平成21年)7月に「高質食品専門館」のプロトタイプとして開店<ref name="teraka-new-balance-68-2010-1-1" /> |
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* 総持寺店 - [[2009年]](平成21年)11月21日に「パワープライス 阪急ニッショーストア」から業態転換 |
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* 茨木東奈良店 - [[2011年]](平成23年)2月15日に阪急ニッショーストア南茨木店から業態転換 |
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* 野江店 - [[2011年]](平成23年)9月8日に阪急ファミリーストアから業態転換 |
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* 千里山竹園店 - [[2011年]](平成23年)11月12日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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=== 兵庫県 === |
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* 宝塚店 |
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* 六甲店 |
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* 清和台店 - [[1978年]](昭和53年)に旧店舗を開店し、[[2007年]](平成19年)11月27日に旧店舗隣接地にガーデンモール清和台の核店舗として新店舗が開店<ref name="nissyoku-2007-12-7" /> |
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* 日生中央店 |
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* 武庫之荘店 |
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* えるむプラザ店 |
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* 名塩店 |
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* 尼崎潮江店 |
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* 本山南店 |
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* 三田駅前店 - [[2005年]](平成17年)9月15日には兵庫県三田市のJR三田駅前に親会社の食品スーパー阪急百貨店と共に三田駅間の再開発ビルのキッピーモールに食品売場を担当する形態で開店<ref name="nikkei-2005-8-17" /> |
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* 仁川店 |
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* 宝塚南口店 - [[2008年]](平成20年)8月6日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前) |
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* 山下店 - [[2009年]](平成21年)3月19日に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 御影店(御影クラッセ内) - 御影クラッセの核テナントとして出店した[[阪神百貨店]]御影店<ref name="nissyoku-2008-3-28-2" />の売上不振だった食品売り場の75%にあたる2,080m²を引き受けて[[2009年]](平成21年)8月5日に開店<ref name="kobe-np-2009-8-1" /> |
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* 宝塚山手台店 |
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=== 京都府 === |
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* 伏見店 |
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* 千本店 - [[2009年]](平成21年)に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 白川通店 - [[2009年]](平成21年)に阪急ニッショーストアから業態転換 |
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* 山科店 |
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=== 滋賀県 === |
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* 草津店 - [[2008年]](平成20年)3月に滋賀県初の店舗として出店<ref name="nissyoku-2008-3-14" /> |
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=== 過去に存在していた店舗 === |
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* 福島大開店 - [[コーナン]]福島大開店の一部を割いて出店したが、数年で撤退。後任店舗は[[マルハチ]]。 |
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* 神戸阪急店 - [[ダイエー]]ハーバーランド店の閉店と同退去跡への[[イズミヤ]]ハーバーランド店の開店とを契機として、[[2006年]](平成18年)3月に神戸阪急地階食料品売場の一部をスーパーマーケット化する位置付けで出店した<ref name="kobe-np-2006-12-24" />が、[[2012年]](平成24年)3月11日に神戸阪急と共に閉店した<ref name="kobe-np-2012-3-12">{{Cite news | title = 神戸阪急 惜しまれ閉店 | newspaper = [[神戸新聞]] | publisher = 神戸新聞社 | date = 2012-3-12 }}</ref>。 |
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* 名谷店 - 阪急ニッショーストアから業態転換後、[[2010年]](平成22年)3月28日に閉店。 |
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== 脚注・出典 == |
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== 関連項目 == |
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* [[エイチ・ツー・オー リテイリング]] |
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* [[阪食]] |
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* [[阪急ファミリーストア]] |
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* [[阪急ニッショーストア]] |
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* [[日本のスーパーマーケット一覧]] |
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== 外部リンク == |
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*[http://www.hankyu-oasis.com/ 阪急オアシス] |
* [http://www.hankyu-oasis.com/ 阪急オアシス] |
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*[http://www.hanshoku.co.jp/ 株式会社阪食] |
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[[Category:近畿地方のスーパーマーケット]] |
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[[Category:エイチ・ツー・オー リテイリング]] |
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[[Category:かつて存在した大阪府の企業]] |
2012年8月14日 (火) 21:03時点における版
種類 | 株式会社(2008年10月1日消滅) |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
560-0023 大阪府豊中市岡上の町二丁目2番3号 |
設立 | 1960年(昭和35年)10月[1]29日(株式会社オアシス) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7120001117832 |
代表者 | 取締役社長 千野和利 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 374億円(2005年(平成17年)度) |
主要株主 | 株式会社阪食 100% |
特記事項:会社情報は2008年(平成20年)9月30日時点での情報を記載 |
阪急オアシス(はんきゅうオアシス)は、エイチ・ツー・オー リテイリンググループ(阪急阪神東宝グループ)の株式会社阪食が、近畿地方の阪急電鉄沿線を中心に展開するスーパーマーケットである。
本稿では、2008年(平成20年)9月30日まで存在していた株式会社阪急オアシスについても説明する。
歴史・概要
創業からフェルタまで
阪急百貨店の関連会社として1960年(昭和35年)10月に[1]株式会社オアシスとして設立され、1961年(昭和36年)6月に第1号店となる高槻店が開店した。1974年(昭和49年)6月には株式会社阪急オアシスへと社名が変更された。
1991年(平成3年)7月に高槻店を高質食品スーパー「フェルタ」に業態転換したのを皮切りに1995年(平成7年)12月に小野原店[2]、1997年(平成9年)2月14日に桃山台店[3]、1999年(平成11年)11月に尼崎潮江店と「フェルタ」に業態での出店を進め[4]、揚げたての天ぷらやフライなどの揚げ物や大皿に盛ったバイキング形式の惣菜などを売場内に設けたオープンキッチンで調理して展開する新たな総菜売場の導入など[4]品質や品揃えを訴求した[3]新たな売場作りに取り組み始め[4]、2002年(平成14年)3月期決算で三年ぶりに黒字に転換した[5]。
当時は阪急共栄ストア(後の阪急ファミリーストア)と業態などが重複していたが、2002年(平成14年)5月に阪急百貨店グループのスーパーマーケット事業の整備の一環として郊外に展開する方向で棲み分けを図ることを当時の阪急百貨店の社長が表明していた[5]。
阪食による統合と出店エリアや出店形式の拡大へ
2006年(平成18年)9月1日付で食品事業グループを統括する中間持ち株会社として株式会社阪食が設立されて同社の子会社となった[6]。
その後も株式会社阪急オアシスが運営していたが、2008年(平成20年)10月1日付けで当時同じく阪食の設立した当時から子会社であった阪急ファミリーストア、阪急ニッショーストア、阪急フレッシュエールとともに計4社が阪食に吸収合併[7]された[8]ため、現在は阪食が運営する食品スーパーの店舗ブランドとして存続している。
2009年(平成21年)から「阪急百貨店スーパーマーケットグループ」として展開している。
2006年(平成18年)8月10日に京阪電鉄沿線では初出店となる枚方出口店を開店させ[9]、2008年(平成20年)3月に滋賀県初の店舗となる草津店を開店する[10]など出店エリアも徐々に拡大した。
また、2005年(平成17年)9月15日には兵庫県三田市のJR三田駅前に親会社の食品スーパー阪急百貨店と共に三田駅間の再開発ビルのキッピーモールに食品売場を担当する三田駅前店を開業した[11]のを皮切りに、ダイエーが2005年(平成17年)11月30日に神戸ハーバーランドから撤退した[12]ことを受けて2006年(平成18年)3月に神戸阪急に出店し[13]、御影クラッセの核テナントとして出店した阪神百貨店御影店[14]はデパ地下形式の食品売場を持っていたが売上が低迷したため2009年(平成21年)8月5日に不振だった食品売り場の75%にあたる2,080m²を引き受けて御影店として出店する[15]などグループの百貨店との共同出店形式の店舗展開も行っている。
高質食品専門館の展開
2007年(平成19年)11月27日に旧店舗隣接地にガーデンモール清和台の核店舗として新店舗を開店した清和台店で「高質食品専門館」という業態を目指し[16]始めた。
2008年(平成20年)6月にプロジェクトを立ち上げて国内外の有力スーパーマーケットを視察して研究を重ね、「高質食品専門館」のプロトタイプとして2009年(平成21年)7月に千里中央店、同年8月に御影店を開店させた[17]。
この「高質食品専門館」では、オープンキッチンでお好み焼き[17]やピザ、丼物[18]、揚げ物などの総菜や焼きたてパンが来店客の目の前で出来上がって香ばしい匂いが店内に広がり[19]視覚と嗅覚に訴え[17]、本マグロ[20]や生け締めの国産ブリなどの切り売りをする解体の実演[19]、漁港からの直送近海魚を目玉商品とする水産物や専用牧場で肥育した和牛を売り物にした食肉[17]などを顧客の要望に応じた切り身や焼き物に加工したり[19]、野菜や果物売り場でも販売員が常駐して量り売りや試食[18]、ジュース販売も行うなど生鮮3品と総菜で対面販売によるライブ感を演出する[19]と共に、米売場に産地別の少量パックを並べて様々な米を楽しめるようにしつつ[19]、のりなどの乾物や鍋といった調理器具[19]、更にはレシピ本も置くなど関連商品も一緒に販売する工夫を凝らし[19]、電子看板でお奨め商品とそのポイントなど[17]売り場の見どころを店員が話す映像を流すなどサービスを重視した[19]こだわりや専門性を強めた売場作りをしている[17]。
また、店内に料理教室など料理に関連するセミナーを毎週定期的に開催するキッチンスタジオを設置して情報発信に力を入れ[17]、ワインセラーの設置や105円均一の焼きたてパンコーナーなど他社にない加工食品を充実させて独自性を出し[18]、大理石の床[18]や関西で定着している阪急百貨店の高級イメージも活用して高級感を演出している[20]。
こうした高品質路線を支えるため産地直送の生鮮品や直輸入のグローサリーの取り扱いの拡大や、3温度帯での配送を可能にする総合物流センターや高いサービスレベルを実現する人材育成を目指す研修センターの建設など新たな施策も進められている[21]。
プロトタイプとして出店した店舗が軌道に乗って[22]新店はいずれも計画数値に対して2桁増で推移した[23]。
そのため、2010年(平成22年)5月20日の宝塚山手台店[24]や同年4月1日の山科店[25]など新店舗として開店させると共に、同年7月1日に南千里店[26]、同年8月5日に武庫之荘店[27]、同年10月1日に本山南店[28]、同年10月9日に日生中央店[29]など既存店の改装による出店を含めて「高質食品専門館」の水平展開を図った[30]。
また、2010年(平成22年)11月2日に開店した淡路店[31]や2011年(平成23年)1月13日に改装の宝塚店で「高質食品専門館」の小型店舗プロト化を図った[32]。
2011年(平成23年)4月からの新年度入り後も同月9日に尼崎潮江店[33]、同月23日にえるむプラザ店[34]、同年7月1日に豊中駅前店[35]、同年12月1日に服部西店[36]と「高質食品専門館」の水平展開として大型改装を進められ[37]、2012年(平成24年)2月1日の平野西店の開店で新店7店舗と既存店舗の改装18店舗の計25店舗が「高質食品専門館」業態となった[38]。
2012年(平成24年)3月1日に開店した野中北店や先述した平野西店などの競争の激しい大阪市内などに出店する都市型「高質食品専門館」[39]の出店は、同年6月7日の昭和町店[40]や同年7月7日の同心店[41]、野江店[38]、あべの店[38]など阪急ファミリーストアを改装して開店したものを含めて大阪市内でのドミナントを磐石にする戦略の一環として展開が進められている[41]。
プライベートブランド
2008年(平成20年)1月にプライベートブランドに関してバローと阪食が業務提携し[42]、グループ会社の阪急フーズなどとも連携して[43]価格訴求型のプライベートブランドハートフルデイズを同年9月27日から店頭に展開し始め[44]、その後高価格帯のプライベートブランドプライムタイムの展開も始めて価格帯の異なる2ブランド[44]を展開している[43]。
電子マネーへの対応
2008年(平成20年)4月22日からedy、iD、QUICPayの3種類の電子マネーによる支払が可能になった[45]。
展開店舗
大阪府
- 淡路店 - 区画整理に伴い閉店した阪急ファミリーストア淡路店を移転させる形で2010年(平成22年)11月2日に開店[31]
- 南千里店(ガーデンモール南千里内、旧・南センター店)
- 北千里店
- 富田店
- ときわ台店
- 服部緑地店
- 桃山台店(アザール桃山台内) - 1997年(平成9年)2月14日開店[3]
- 夕日丘店
- 高槻川西店
- 豊中少路店
- 枚方出口店 - 2006年(平成18年)8月10日に京阪電鉄沿線初の店舗として開店[9]
- 池田店 - 2008年(平成20年)4月26日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前)
- 箕面店 - 2008年(平成20年)9月27日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前)
- 南茨木店 - 2008年(平成20年)10月1日に阪急ファミリーストアから業態転換
- 茨木駅前店 - 2008年(平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 豊中店 - 2008年(平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 豊中駅前店 - 2008年(平成20年)10月1日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 小曽根店 - 2008年(平成20年)10月24日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 蛍ヶ池店 - 2008年(平成20年)11月14日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 守口店(ジャガータウン内) - 2009年(平成21年)2月18日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 石橋店 - 2009年(平成21年)2月27日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 千里丘店(フォルテ摂津内) - 2009年(平成21年)3月13日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 服部西店 - 2009年(平成21年)に阪急ニッショーストアから業態転換
- 千里中央店 - 2009年(平成21年)7月に「高質食品専門館」のプロトタイプとして開店[17]
- 総持寺店 - 2009年(平成21年)11月21日に「パワープライス 阪急ニッショーストア」から業態転換
- 茨木東奈良店 - 2011年(平成23年)2月15日に阪急ニッショーストア南茨木店から業態転換
- 野江店 - 2011年(平成23年)9月8日に阪急ファミリーストアから業態転換
- 千里山竹園店 - 2011年(平成23年)11月12日に阪急ニッショーストアから業態転換
兵庫県
- 宝塚店
- 六甲店
- 清和台店 - 1978年(昭和53年)に旧店舗を開店し、2007年(平成19年)11月27日に旧店舗隣接地にガーデンモール清和台の核店舗として新店舗が開店[16]
- 日生中央店
- 武庫之荘店
- えるむプラザ店
- 名塩店
- 尼崎潮江店
- 本山南店
- 三田駅前店 - 2005年(平成17年)9月15日には兵庫県三田市のJR三田駅前に親会社の食品スーパー阪急百貨店と共に三田駅間の再開発ビルのキッピーモールに食品売場を担当する形態で開店[11]
- 仁川店
- 宝塚南口店 - 2008年(平成20年)8月6日に阪急ニッショーストアから譲渡(合併前)
- 山下店 - 2009年(平成21年)3月19日に阪急ニッショーストアから業態転換
- 御影店(御影クラッセ内) - 御影クラッセの核テナントとして出店した阪神百貨店御影店[14]の売上不振だった食品売り場の75%にあたる2,080m²を引き受けて2009年(平成21年)8月5日に開店[15]
- 宝塚山手台店
京都府
滋賀県
過去に存在していた店舗
- 福島大開店 - コーナン福島大開店の一部を割いて出店したが、数年で撤退。後任店舗はマルハチ。
- 神戸阪急店 - ダイエーハーバーランド店の閉店と同退去跡へのイズミヤハーバーランド店の開店とを契機として、2006年(平成18年)3月に神戸阪急地階食料品売場の一部をスーパーマーケット化する位置付けで出店した[13]が、2012年(平成24年)3月11日に神戸阪急と共に閉店した[46]。
- 名谷店 - 阪急ニッショーストアから業態転換後、2010年(平成22年)3月28日に閉店。
脚注・出典
- ^ a b エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 第92期有価証券報告書 (Report). エイチ・ツー・オー リテイリング. 28 June 2012.
- ^ “阪急オアシス、「フェルタ」化を推進 来年度中に10店へ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年2月26日)
- ^ a b c “阪急オアシス、「フエルタ・クレオ桃山台店」開店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年2月24日)
- ^ a b c “惣菜売場の取り組み(2)阪急オアシス”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2000年3月1日)
- ^ a b “阪急百貨店、グループSMを整備、椙岡社長が見解”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2002年5月24日)
- ^ “阪急百貨店、9月に新会社「阪食」設立 食品事業を統括”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2006年8月2日)
- ^ “阪急と阪神が合併、10月1日「阪急阪神百貨店」に”. 読売新聞 (読売新聞社). (2008年3月27日)
- ^ 西井由比子 (2008年10月1日). “「阪急阪神百貨店」が誕生 経営効率の向上を図る”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ a b “阪急オアシス、「枚方出口店」オープン 京阪電鉄沿線で初”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2006年8月21日)
- ^ a b “阪急オアシス、滋賀県初の「阪急オアシス草津店」オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年3月14日)
- ^ a b “阪急百、ミニ百貨店+スーパー-JR三田駅前、来月初の一体型”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2005年8月17日)
- ^ “記者が選んだ2005年兵庫の大ニュース”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2005年12月31日)
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- ^ a b c d e f g h “トップインタビュー 株式会社阪食 代表取締役社長 千野和利氏(せんのかずとし)グループメリットを生かした垂直統合で「高質食品専門館」に磨き上げる”. New Balance 68号 (寺岡精工). (2010-1-1).
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- ^ “阪食 高質食品専門館の中身が進化”. 日刊流通ジャーナル (流通ジャーナル). (2010年7月29日)
- ^ “阪食、今期売上高1000億円達成目指す 新店の成果、既存店に水平展開”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2010年6月4日)
- ^ “阪食、「阪急オアシス宝塚山手台店」オープン 予算の2倍以上で推移”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2010年6月4日)
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- ^ “阪食、高質食品専門館の進化狙う 12年海外出店も検討”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2011年1月21日)
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- ^ a b “阪食、「阪急オアシス同心店」を改装オープン 都市型小型強化MD打ち出す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2012年7月13日)
- ^ 徳永清誠 (2008年2月1日). “バローと阪食が業務提携 PB商品の共同開発も”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社)
- ^ a b “阪急フーズ・海苔の製造卸が主力 SMの出店に対応”. 週刊流通ジャーナル (流通ジャーナル). (2009年4月27日)
- ^ a b 徳永清誠 (2008年10月3日). “阪食、価格訴求型の新PB始動 2ブランドで75億円目指す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社)
- ^ “H2Oのスーパーで電子マネー”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2008年4月20日)
- ^ “神戸阪急 惜しまれ閉店”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2012年3月12日)