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2016年10月18日 (火) 12:36時点における版

ベン=ユスフ・メイテ Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Ben-Youssef Méité
国籍 コートジボワールの旗 コートジボワール
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
生年月日 (1986-11-11) 1986年11月11日(38歳)
出身地 コートジボワールの旗 ラギューヌ州アビジャン
身長 180cm
体重 84kg
成績
オリンピック 100m 6位 (2016年)
200m 予選棄権 (2012年)
世界選手権 100m 予選4組6着 (2011年)[1]
200m 2次予選3組7着 (2009年)
地域大会決勝 アフリカ競技大会
100m 優勝 (2015年)
200m 2位 (2011年)
4x100mR 優勝 (2015年)
自己ベスト
50m 5秒80 (2011年)
60m 6秒61 (2011年)
100m 9秒96 (2016年) コートジボワール記録
200m 20秒37 (2009年)
獲得メダル
陸上競技
コートジボワールの旗 コートジボワール
アフリカ競技大会
2015 ブラザヴィル 100m
2015 ブラザヴィル 4x100mR
2011 マプト 100m
2011 マプト 200m
アフリカ選手権
2010 ナイロビ 100m
2012 ポルトノボ 200m
2016 ダーバン 100m
2010 ナイロビ 200m
2016 ダーバン 4x100mR
フランス語圏競技大会
2005 ニアメ 200m
2005 ニアメ 4x100mR
2009 ベイルート 100m
2009 ベイルート 200m
イスラム諸国連合競技大会
2005 メッカ 4x100mR
アフリカジュニア選手権
2005 チュニス 200m
2005 チュニス 100m
アフリカ
コンチネンタルカップ
2010 スプリト 200m
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ベン=ユスフ・メイテ(Ben-Youssef Méité, 1986年11月11日 - )はコートジボワールの男子陸上競技選手。専門は短距離走ラギューヌ州アビジャン出身。100mのコートジボワール記録保持者、200mの元コートジボワール記録保持者。

主な経歴

2005年にニジェールニアメで開催されたフランス語圏競技大会の200mと4×100mリレーで金メダルを獲得し、2冠を達成した。

2009年にレバノンベイルートで開催されたフランス語圏競技大会の100mで金メダル、200mでもモーリシャスステファン・バックランドらを破って金メダルを獲得し、2冠を達成した。同大会における200mでの金メダル獲得はコートジボワール初、2連覇は大会初だった。

2010年にケニアナイロビで開催されたアフリカ陸上競技選手権大会で100mで金メダル、200mで銀メダルを獲得している。100mでの金メダルは、同大会同種目においてコートジボワール初の快挙だった[2]

2012年ロンドンオリンピックの開会式ではコートジボワール選手団の旗手を務めた。出場した100m予選で10秒06のコートジボワール記録(当時)を樹立した。

同年にベナンポルトノボで開催されたアフリカ陸上競技選手権大会では、200mでコートジボワール初の金メダルを獲得した。

2015年にコンゴ共和国ブラザヴィルで開催されたアフリカ競技大会では、100m決勝で10秒04のコートジボワール記録(当時)を樹立して金メダルを獲得[3]。アンカーを務めた4×100mリレーは38秒93をマークしての金メダル獲得に貢献し、100mとの2冠を達成した。

2016年6月6日にチェコ共和国プラハで開催されたヨゼフ・オドロジル記念英語版の100mで9秒99のコートジボワール記録(当時)を樹立し、10秒の壁を突破した初のコートジボワール人となった[4]

2016年8月にリオデジャネイロで開催されたオリンピック100mに出場すると、14日の準決勝において自身の持つコートジボワール記録を0秒02更新する9秒97(+0.2)をマークし、この種目のコートジボワール男子としては、1964年東京オリンピックで6位に入ったGaoussou Koné(英語版)以来、52年ぶり史上2人目のファイナリストとなった。迎えた決勝では準決勝のタイムを更に0秒01更新する9秒96(+0.2)をマークし、Gaoussou Konéと並ぶ過去最高成績を記録した[5][6]

2016年8月27日のダイヤモンドリーグミーティングアレヴァの100mを9秒96(-0.1)の自己ベストタイで制し、今シーズンのダイヤモンドリーグ100mのツアーチャンピオンの座をかけ、ポイント対象最終レースとなる9月1日のヴェルトクラッセチューリッヒに臨んだ。獲得ポイント20でトップに立っていたジャスティン・ガトリンが出場しなかったため、16ポイントで2位につけていたメイテは優勝すれば無条件でツアーチャンピオンに決まり、2位に入ってもマイク・ロジャース(獲得ポイント13)かチュランディ・マルティナ(獲得ポイント8)が優勝しなければツアーチャンピオンになることができたが、結果はアサファ・パウエル(9秒94)、アカニ・シンビネ(9秒99)に次ぐ9秒99(+0.4)の3位に終わり、2位とはわずか0秒004差でツアーチャンピオンを逃した[7]

家族

父は1978年アフリカ競技大会100m金メダリストのアマドゥ・メイテ英語版、10歳年の離れた兄は16歳と277日の若さで1993年シュトゥットガルト世界選手権の4×100mリレーファイナリストに輝いたイブラヒム・メイテである[8]

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 9秒96 (+0.2) 2016年8月14日 ブラジルの旗 リオデジャネイロ コートジボワール記録
9秒96 (-0.1) 2016年8月27日 フランスの旗 サン=ドニ
200m 20秒37 (-0.2) 2009年10月5日 レバノンの旗 ベイルート 元コートジボワール記録
室内
50m 5秒80 2011年2月3日 カナダの旗 サスカトゥーン
60m 6秒61 2011年3月10日 カナダの旗 シェルブルック

主要大会成績

備考欄の記録は当時のものを含む

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2003 世界ユース選手権 カナダの旗 シェルブルック 100m 予選 11秒21 (+2.1) 9組6着
200m 予選 22秒33 (-1.7) 7組5着
2003 アフリカジュニア選手権 カメルーンの旗 ガルア 100m 予選 10秒95 (+2.0)
200m 準決勝 21秒81 (+3.0)
2003 アフリカ競技大会 ナイジェリアの旗 アブジャ 4x100mR 7位 40秒81 (1走)
2004 アフリカ選手権 コンゴ共和国の旗 ブラザヴィル 200m 予選 22秒18 (-2.7) 4組3着
2005 イスラム諸国連合競技大会英語版 サウジアラビアの旗 メッカ 100m 7位 10秒63 (+0.8)
4x100mR 3位 40秒87 (1走)
2005 アフリカジュニア選手権 チュニジアの旗 チュニス 100m 3位 10秒74 (-0.8)
4x100mR 決勝 DQ (1走)
200m 2位 21秒32 (-1.5)
2005 フランス語圏競技大会 ニジェールの旗 ニアメ 100m 6位 10秒64 (+0.4)
200m 優勝 20秒99 (+1.0)
4x100mR 優勝 39秒79 (3走)
2006 アフリカ選手権 モーリシャスの旗 バンブース 100m 準決勝 DNF
2007 アフリカ競技大会 アルジェリアの旗 アルジェ 100m 準決勝 10秒52 (0.0) 2組4着
200m 準決勝 21秒18 (+1.2) 3組6着
4x100mR 決勝 DQ (3走)
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 100m 1次予選 10秒41 (-0.1) 4組4着
200m 2次予選 20秒78 (-0.3) 3組7着
2009 フランス語圏競技大会 レバノンの旗 ベイルート 100m 優勝 10秒15 (+4.6)
200m 優勝 20秒37 (-0.2)
4x100mR 4位 39秒91 (4走)
2010 世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 60m 予選 6秒76 4組4着
2010 アフリカ選手権 ケニアの旗 ナイロビ 100m 優勝 10秒08 (+1.9)
4x100mR 6位 40秒77 (2走)
200m 2位 20秒39 (+1.3)
2010 コンチネンタルカップ クロアチアの旗 スプリト 100m 5位 10秒32 (+0.7) アフリカ代表
200m 3位 20秒51 (+0.2) アフリカ代表
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 100m 予選 10秒45 (-1.3) 4組6着
200m 予選 20秒97 (+0.4) 6組5着
2011 アフリカ競技大会 モザンビークの旗 マプト 100m 2位 10秒28 (-0.4)
200m 2位 20秒76 (+1.7)
2012 世界室内選手権 トルコの旗 イスタンブール 60m 準決勝 6秒71 1組6着
2012 アフリカ選手権 ベナンの旗 ポルトノボ 100m 予選 DQ
4x100mR 4位 40秒10 (4走)
200m 優勝 20秒62 (-1.4)
2012 オリンピック イギリスの旗 ロンドン 100m 準決勝 10秒13 (+0.7) 1組5着
予選10秒06 (+1.5):コートジボワール記録
200m 予選 DNS
2015 アフリカ競技大会 コンゴ共和国の旗 ブラザヴィル 100m 優勝 10秒04 (-2.1) コートジボワール記録
4x100mR 優勝 38秒93 (4走)
2016 アフリカ選手権 南アフリカ共和国の旗 ダーバン 100m 優勝 9秒95 (+2.4)
4x100mR 2位 38秒98 (4走)
2016 オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 100m 6位 9秒96 (+0.2) コートジボワール記録

ダイヤモンドリーグ

種目 総合順位 獲得ポイント
2016 100m 2位

脚注

  1. ^ 国際陸上競技連盟が世界選手権の開催時に配布しているStatistics Handbookでは、2011年世界選手権以降の予備予選は1次予選、予選は2次予選という扱いになっている。
  2. ^ Meite, Okagbare take 100m titles, Cheruiyot over Defar again in the 5000m - African champs Day 2”. 国際陸上競技連盟 (2010年7月29日). 2014年10月10日閲覧。
  3. ^ Ivorian sprint double for Meite and Ta Lou at All-African Games”. 国際陸上競技連盟 (2015年9月15日). 2016年3月31日閲覧。
  4. ^ South Africa: Bruintjies Blasts to Yet Another Olympic Qualifying Time in Czech Republic”. allAfrica.com (2016年6月7日). 2016年6月9日閲覧。
  5. ^ Report: men's 100m semi-finals – Rio 2016 Olympic Games”. 国際陸上競技連盟 (2016年8月15日). 2016年8月15日閲覧。
  6. ^ Report: men's 100m final – Rio 2016 Olympic Games”. 国際陸上競技連盟 (2016年8月15日). 2016年8月15日閲覧。
  7. ^ Thompson wins thrilling 200m contest in Zurich – IAAF Diamond League”. 国際陸上競技連盟 (2016年9月1日). 2016年9月2日閲覧。
  8. ^ Berrabah’s 8.40m Moroccan Long Jump record highlights - Francophone Games, Day 2”. 国際陸上競技連盟 (2009年10月3日). 2014年10月10日閲覧。

外部リンク

記録
先代
Jean-Olivier Zirignon(英語版)
(10秒07)
100m
コートジボワール記録保持者
(10秒06)

2012年8月4日 - 2014年8月11日
次代
ウア・ウィルフリード・コッフィ
(10秒05)
先代
ウア・ウィルフリード・コッフィ
(10秒05)
100m
コートジボワール記録保持者
(10秒05 - 10秒04)

2015年8月22日 - 2016年4月9日
次代
ウア・ウィルフリード・コッフィ
(10秒01)
先代
ウア・ウィルフリード・コッフィ
(10秒01)
100m
コートジボワール記録保持者
(9秒99 - 9秒96)

2016年6月6日 -
次代
未定
先代
イブラヒム・メイテ
(20秒64)
200m
コートジボワール記録保持者
(20秒37)

2009年10月5日 - 2014年8月13日
次代
ウア・ウィルフリード・コッフィ
(20秒32)
オリンピック
先代
アフエ・アマディン・アルー
(女子陸上競技選手)
2008 北京
コートジボワール選手団
旗手
(開会式*)

2012 ロンドン
次代
ミュリエル・アウレ
(女子陸上競技選手)
2016 リオデジャネイロ

*閉会式はPhilippe Kouassi(英語版)(男子アーチェリー選手)