「第48回NHK紅白歌合戦」の版間の差分
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*『[[サンケイスポーツ]]』によると、『[[ポケットモンスター]]』のキャラクターの[[ぬいぐるみ]]([[着ぐるみ]])をゲスト出演させる演出が検討されたが、[[ポケモンショック]]により白紙になったという<ref>[http://web.archive.org/web/20000311021242/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_December97/nws1645.html 「ポケモン」紅白落選]、ZAKZAK、1997年12月18日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。 |
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*[[サッカー日本代表]]メンバーは、[[岡田武史]]監督が早々に出演を辞退。[[中山雅史]]、[[本田泰人]]らはゲスト出演者選考の時点で所属チームが[[第77回天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]を勝ち進んでおり、元日([[1月1日]])開催の決勝戦まで残る可能性があったため出演交渉を断念。[[岡野雅行 (サッカー選手)|岡野雅行]]、[[城彰二]]、[[川口能活]]、[[小村徳男]]らにもゲスト出演を打診したが、いずれも辞退し結局キャプテンである[[井原正巳]]が審査員で出演した。なお[[三浦知良]]、[[中田英寿]]には、NHKが最初からオファーしなかった<ref>[http://web.archive.org/web/20000312234615/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_December97/nws1667.html サッカー選手は紅白が嫌い?]、ZAKZAK、1997年12月25日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)</ref>。 |
*[[サッカー日本代表]]メンバーは、[[岡田武史]]監督が早々に出演を辞退。[[中山雅史]]、[[本田泰人]]らはゲスト出演者選考の時点で所属チームが[[第77回天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]を勝ち進んでおり、元日([[1月1日]])開催の決勝戦まで残る可能性があったため出演交渉を断念。[[岡野雅行 (サッカー選手)|岡野雅行]]、[[城彰二]]、[[川口能活]]、[[小村徳男]]らにもゲスト出演を打診したが、いずれも辞退し結局キャプテンである[[井原正巳]]が審査員で出演した。なお[[三浦知良]]、[[中田英寿]]には、NHKが最初からオファーしなかった<ref>[http://web.archive.org/web/20000312234615/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_December97/nws1667.html サッカー選手は紅白が嫌い?]、ZAKZAK、1997年12月25日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)</ref>。 |
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*SMAPは当日[[関西テレビ放送|関西テレビ]]・フジテレビ系列で生放送された『[[SMAP×SMAP]]』SPの合間を縫っての出演であり、中居を除く4人はエンディングには出演しなかった。中居も本紅白終了直後、フジテレビ本社に駆け付けた。 |
*SMAPは当日[[関西テレビ放送|関西テレビ]]・フジテレビ系列で生放送された『[[SMAP×SMAP]]』SPの合間を縫っての出演であり、中居を除く4人はエンディングには出演しなかった。中居も本紅白終了直後、フジテレビ本社に駆け付けた。 |
2017年9月4日 (月) 15:51時点における版
第48回NHK紅白歌合戦 | |
---|---|
会場のNHKホール | |
ジャンル | 大型音楽番組 |
出演者 |
和田アキ子(紅組司会) 中居正広(白組司会) 宮本隆治(総合司会)他 |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1997年12月31日 |
放送時間 | 20:00 - 23:45 |
放送分 | 215分 |
回数 | NHK紅白歌合戦第48 |
NHK紅白歌合戦公式サイト |
第48回NHK紅白歌合戦 | |
---|---|
ジャンル | 大型音楽番組 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1997年12月31日 |
放送時間 | 1997年12月31日 |
放送局 | NHKラジオ第1 |
公式サイト | 公式サイト |
『第48回NHK紅白歌合戦』(だいよんじゅうはっかいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、1997年(平成9年)12月31日にNHKホールで行われた、通算48回目の『NHK紅白歌合戦』。20時から21時25分および21時30分 - 23時45分にNHKで生放送された。2部制は採用されていない。
概要
放送まで
両組司会は和田アキ子・中居正広(SMAP)が担当。和田は第39回(1988年)以来9年ぶりの紅組司会起用。当時25歳の中居は白組司会の最年少記録を打ち立てた。
総合司会は3年連続で宮本隆治が務めたが、今回は自身初の単独での担当となった(過去2年間は後輩の草野満代と共同での担当)。
今回の司会発表は11月18日に行われた。
当日のステージ
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 前回に引き続きオープニングで「乾杯の歌」が使用された。
- 冒頭で中居は「ド緊張」と書かれた扇子を披露。以後、中居は組司会を担当する際、冒頭で文字の書かれた扇子を披露することが恒例となった。
- 初出場のSPEEDが紅組トップバッターを担当、女性のみで構成されるグループがトップバッターを務めるのは初めて。
- 「フラれて元気」を披露したTOKIOは、一部歌詞を白組を応援するものに変えて歌った。
- 反町隆史は自身主演のフジテレビ系ドラマ『ビーチボーイズ』の主題歌「Forever」を歌唱。歌唱終了後、反町と『ビーチボーイズ』で共演した竹野内豊が登場し、「紅白出場おめでとう」と祝辞を述べ、握手で激励した。
- 第1部には長野オリンピックを先駆けたコーナーが設けられた。コーナーのラストには同オリンピックの公式テーマソングであるAGHARTAの「ILE AIYE〜WAになっておどろう〜」が三倉茉奈・佳奈、前田愛、前田亜季、鈴木杏と出場歌手らで大合唱された。
- 松たか子の歌唱前、和田は松が前回紅組司会を務めたことに触れた後、松が和田に「去年はありがとうございました」、和田が松に「いえいえ、どう致しまして」とのやりとりがそれぞれ交わされた。
- 伍代夏子の曲前に和田が審査員の吉永小百合に「紅組・白組どちらが優勢でしょうか?」と振ったところ、「去年は松さんが司会で松さんが初々しくて、皆で守ってあげようという雰囲気を感じましたが、今年は和田キャプテンが怖いからということで、紅組に勢いがありますね」と吉永が返した。
- 森高千里の曲紹介を美川憲一が行った。
- SMAPは前回に引き続き第2部の先行トップバッターを務め、「ダイナマイト」、「セロリ」のメドレーを披露。なお、SMAPの出番の曲紹介は中居が自ら行った。
- 華原朋美には、当時彼女の音楽プロデューサーで交際者だった小室哲哉が駆けつけ、ギター演奏+コーラスを担当した。
- 美川憲一はこの年から、プリンセス・テンコーの協力によりイリュージョンを第53回(2002年)まで6回披露している。
- X JAPANはこの日東京ドームで解散ライブを行い、その後NHKホールに移動して「Forever Love」を歌い解散した。
- この年還暦を迎えた加山雄三は、白組メンバーのさだまさし(ギター)、西城秀樹(ドラム)、城島茂(TOKIO・ギター)、はたけ(シャ乱Q・ギター)、まこと(シャ乱Q・ドラム)とスペシャルバンドを結成し、「夜空の星」、「蒼い星くず」などのメドレーを披露した。
- 由紀さおり・安田祥子は「トルコ行進曲」を「ダバダバ」とハミング歌唱。
- 森進一はこの年、北海道のえりも町に自身の歌う銅像が建った記念に「襟裳岬」を歌唱した。
- 和田アキ子の歌唱前、松が和田の曲紹介を行った。
- この年デビュー5周年を迎え、結婚・妊娠を発表、本紅白を最後に産休に入る安室奈美恵が「CAN YOU CELEBRATE?」(同曲で2年連続で日本レコード大賞受賞)で紅組トリを飾り、注目を集めた。
- 白組トリおよび大トリは五木ひろしが担当し、翌1998年2月の直前に迫った長野オリンピックへの賛歌として、五木が当地・長野県を舞台にして1975年に発表した「千曲川」を歌唱。同曲発表年の第26回でも五木は同曲を自身初の白組トリを務めた際にも歌唱しており、紅白で2回目の披露となった。
- 白組が優勝し、紅白両軍では第25回(1974年)以来23年ぶり、白組単独では第13回(1962年)以来35年ぶりに3連勝を達成した。
その他
- 『サンケイスポーツ』によると、『ポケットモンスター』のキャラクターのぬいぐるみ(着ぐるみ)をゲスト出演させる演出が検討されたが、ポケモンショックにより白紙になったという[1]。
- サッカー日本代表メンバーは、岡田武史監督が早々に出演を辞退。中山雅史、本田泰人らはゲスト出演者選考の時点で所属チームが天皇杯を勝ち進んでおり、元日(1月1日)開催の決勝戦まで残る可能性があったため出演交渉を断念。岡野雅行、城彰二、川口能活、小村徳男らにもゲスト出演を打診したが、いずれも辞退し結局キャプテンである井原正巳が審査員で出演した。なお三浦知良、中田英寿には、NHKが最初からオファーしなかった[2]。
- SMAPは当日関西テレビ・フジテレビ系列で生放送された『SMAP×SMAP』SPの合間を縫っての出演であり、中居を除く4人はエンディングには出演しなかった。中居も本紅白終了直後、フジテレビ本社に駆け付けた。
司会者
演奏
- 三原綱木とザ・ニューブリード・東京放送管弦楽団(指揮:三原綱木)
審査員
- 井原正巳(横浜マリノスディフェンダー):翌年開催のFIFAワールドカップフランス大会にキャプテンとしてサッカー日本代表を初出場に導く。
- 吉永小百合(女優):長年に渡り原爆詩の朗読をライフワークとしている。
- 片岡仁左衛門(歌舞伎俳優):この年十五代目 片岡仁左衛門を襲名する事を発表[3]。
- 伊藤みどり(プロフィギュアスケーター):長野オリンピックで最終点火者を務める。
- 佐々木主浩(横浜ベイスターズ投手):最優秀救援投手など数多くの個人タイトルを獲得。
- 佐藤夕美子(女優):この年下期の連続テレビ小説『甘辛しゃん』のヒロイン・神沢(榊)泉役。
- 本木雅弘(俳優):翌年の大河ドラマ『徳川慶喜』の主人公・徳川慶喜役。
- 篠田節子(作家):この年『女たちのジハード』で第117回直木賞受賞。
- 谷川浩司(棋士):この年の第55期名人戦七番勝負で勝利し、十七世名人の資格を得る。
- 吉行あぐり(美容師):この年上期の連続テレビ小説『あぐり』のヒロイン・川村→望月→林あぐりのモデル。
- 大橋晴夫・NHK番組制作局長
- 客席審査員(NHKホールの観客全員)
大会委員長
- 河野尚行・NHK放送総局長
出場歌手
「98ナガノ」の曲目・歌手
- 「ウィンター・ワンダーランド」:SMAP
- 「ILE AIYE〜WAになっておどろう〜」:三倉茉奈・佳奈、前田愛、前田亜季、鈴木杏
「ありがとう1997ショー」の曲目・歌手
- 「ありがとう」:VOICE OF JAPAN(コーラス)
選考を巡って
今回の出場歌手の選考に際しては、同年NHK放送文化研究所が実施した世論調査の結果が反映され、前回出場した小沢健二・ウルフルズは紅白出場への支持の低さにより落選し、逆に支持の高かった広末涼子・西城秀樹・反町隆史の出場が決定した[7]。この年「白い雲のように」が大ヒットした猿岩石も支持の低さにより落選した[8]。前回まで3年連続で出場(通算34回)した島倉千代子も落選[8]。
この年CDデビューを果たし、「硝子の少年」「愛されるより 愛したい」が大ヒットしたKinKi Kidsは大晦日に東京宝塚劇場で公演を行うことを理由に出場辞退した[8]。TOKIOの出場を優先させるため辞退したという説もある[8]。
前回初出場したglobeはメンバーの小室哲哉が年末海外にいるという理由で出場辞退[8](ただし、小室はゲスト出演している)。相川七瀬も出場辞退[8]。松田聖子は映画出演のため出場辞退[8]。
前回初出場したJUDY AND MARYは同ボーカルのYUKIが喉のポリープの摘出手術を受けるため辞退した[8]。
松任谷由実(この年デビュー25周年)、井上陽水などには、NHKが最初からオファーしなかった[8]。
前年下期の連続テレビ小説『ふたりっ子』で河合美智子が扮した歌手「オーロラ・輝子」が、実際に挿入歌を発売したところ大ヒットになり紅白に出場(ドラマの劇中でも紅白に出場していた。ただし劇中紅白では「まごころの橋」を歌唱)。『ふたりっ子』の共演者が応援に駆けつけ、曲紹介もその中の1人である段田安則によって行われた(劇中でオーロラ・輝子は死亡したため、段田は「オーロラ・輝子は紅白の舞台に甦りました」と述べた)。
前回の紅組司会で、この年CDデビューを果たした松たか子が初出場(前回の組司会担当者が翌年歌手として初出場するケースは初めて)。
前回落選した香西かおりと西城秀樹が第46回(1995年)以来2年ぶり出場を果たす。
SHAZNAはこの年デビューし「Melty Love」「すみれ September Love/C'est la vie」がヒットし多大な人気を得たものの紅白出場は果たせなかったが、メンバーのIZAMのヘアスタイルのかつらをシャ乱Qのたいせー(現:たいせい)が鳥羽一郎のバックコーラスの際に被った。
ゲスト出演者
- 竹野内豊:反町隆史の曲中。
- 三倉茉奈・佳奈:前年下期の連続テレビ小説『ふたりっ子』のヒロイン(少女期)・野田麗子・香子役。「'98ナガノ」。
- 前田愛:同上。
- 前田亜季:同上。
- 鈴木杏:同上。
- スノーレッツ(長野オリンピックマスコットキャラクター):同上。
- 羽生善治(棋士):長山洋子の曲紹介。
- 羽生理恵(羽生善治夫人):同上。
- 宮川大助・花子:Le Coupleの曲紹介およびオーロラ・輝子(河合美智子)の曲中。
- 山田花子:Le Coupleの曲紹介。
- 安達祐実:「ありがとう1997ショー」。
- 菅野美穂:同上。
- 佐藤藍子:同上。
- 佐ノ山八十吉(大相撲・元大関小錦):同上および由紀さおり・安田祥子の曲紹介。
- 田村亮子(柔道選手):「ありがとう1997ショー」。
- 平木理化(プロテニスプレーヤー):同上。
- 鈴木博美(陸上選手):同上。
- 清水宏保(スピードスケート選手):同上。
- 菊池麻衣子(前年下期の連続テレビ小説『ふたりっ子』のヒロイン(青年期)・野田→黒岩麗子役):オーロラ・輝子(河合美智子)の曲紹介。
- 岩崎ひろみ(同じく『ふたりっ子』のヒロイン(青年期)・野田→森山→野田香子役):同上。
- 手塚理美(同じく『ふたりっ子』のヒロインの母・野田千有希役):同上。
- 段田安則(同じく『ふたりっ子』のヒロインの父・野田光一役):同上。
演奏ゲスト
脚注
- ^ 「ポケモン」紅白落選、ZAKZAK、1997年12月18日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ サッカー選手は紅白が嫌い?、ZAKZAK、1997年12月25日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ 厳密には仁左衛門名義は翌月の襲名披露からで放送時点では「片岡孝夫」だった。
- ^ 「セロリ」「ダイナマイト」のメドレー
- ^ 「お嫁サンバ」「マイレディー」「よろしく哀愁」のメドレー
- ^ 「夜空の星」「ブラック・サンド・ビーチ」「蒼い星くず」のメドレー
- ^ 『読売新聞』1997年12月4日付東京夕刊、13頁。
- ^ a b c d e f g h i 紅白「あの人がいない!」、ZAKZAK、1997年11月28日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
参考文献
- NHK『テレビ50年 あの日あの時、そして未来へ』(NHKサービスセンター 2003年2月)
外部リンク
- NHK紅白歌合戦公式サイト
- NHK総合「紅白歌合戦」 - ビデオリサーチ。1962年(第13回)以降のテレビ視聴率を掲載。